2014.06.17
From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
先日のこと。
レッスンにひとりの生徒さんがやってきました。
太田さんという方で、現在74歳の男性です。
初めてレッスンに来てくれたので、
最初はカウンセリングやスイングチェック、
またクラブセッティングを見せてもらったりしました。
そこでひとつ気になることがありました。
ドライバーがパーシモンだったのです。
20年前くらい前のミズノのクラブでした。
しかも異常にぼろぼろでした。
はっきり言ってヒビが入っているように見えました。
これではきっと上手く打ててないはず・・・。
あなたもご存知の通り、ゴルフは道具もとても肝心です。
昔と今ではクラブはまったく別物ですよね。
今はフェースもチタン加工されているので、
反発係数も高いですし、スイートスポットも広いです。
だから少しずれても前に飛んでくれますし、
何より飛距離が出しやすいです。
またクラブに合わせて打ち方も昔とは変わってきています。
今の上達法は今のクラブに合わせてあるので、
そう言った意味でもパーシモンはあまりお勧め出来ません。
たまに趣味で復刻版のパーシモンを使ってる方もいますが、
太田さんのは見るからに使い続けている様子・・・。
モノを捨てられない人というのもいると思いますが、
もっとゴルフを楽しんでもらいたいからこそ、
今のクラブを使ってほしいというのが本音です。
なので、パーシモンをもっていた太田さんに、
私はこんなことを言いました。
「太田さん、このクラブはもう十分お役目を全うしたんではないですか?」
そんな風に、買い替えときを促すように尋ねたんです。
正直、それだけでも上手くなると思ったからです。
でもその後、太田さんが言った一言に、私は強く心を打たれました。
「これは、妻が生前プレゼントしてくれたものなんです」
しまっっった!!!
なんて失礼でつまらぬことを言ってしまったんだ。。。
自分の立場しか考えず、
おせっかいなことを言った自分に心から後悔しました。
でもすぐに太田さんがニコッと笑って、
こうおっしゃいました。
「いや、当然です。みんなに言われます。
でも私はこれで100が切れるゴルフが出来ればいいんです。」
本当にその一言に救われました。
その日のレッスンは太田さんの目指すゴルフにあわせて、
どうすればいいか、何をやって行けばいいか、
みっちりとレッスンで伝えました。
人によってゴルフの目標は違いますし、
ゴルフをやる目的も違うと思います。
シングルを目指したい!
生涯現役を貫きたい!
エージシュート達成したい!
という人もいれば、
楽しくやれればOK!
飛ばせればスコアは関係なし!
という人もいれば、太田さんのように、
「妻がくれたパーシモンを使って
100が切れるゴルフを続けたい」
という方もいらっしゃいます。
どれも間違っていないと思います。
上手くなれなければダメなんでことはありませんよね。
言ってしまえばたかがゴルフです。
たかがゴルフだけど、、、
なぜやるのか、その理由を自分でわかっていることは
上達において重要なだけでなく、とても素敵なことだなと感じました。
あなたはなぜゴルフを続けていますか?
なぜ上達したいのでしょうか?
自分なりの理由を持つことで、
ゴルフを通じて得られる喜びがもっと素敵なものに変わるかもしれませんね。
ぜひ、あなたの理由を教えてください^^
また、メールします。