来年、2017年。
私はこれまで作ったゴルフ教材の集大成として完成させるべく、新しい挑戦へと旅立ちます。
そして2016年の今、私がやり残していることがただひとつだけあります。
それが今回あなたにご紹介する、「脱力みで飛ばす」メソッドです。
今までの「脱・力み」は前回の販売を持って終了とし、パーフェクトな形で完成へと至ります。
全てのエネルギーをかけて、この新プログラム「脱力みで飛ばす」を発表します。
短期で飛距離という結果を出し、
力みが取れたスイングで生涯楽しくゴルフを続ける
こんにちは、大森睦弘です。
もしあなたが、下記の「短期的なメリット」と「長期的なメリット」の二つを同時に受け取れるとしたら、どうでしょうか?
ズバリ、今回あなたにご紹介する「脱力みで飛ばす」は、
短期的なメリットと長期的なメリットの二つを同時に得ていただけるように設計されています。
シンプルに目的を一つにする
日々、ゴルフの練習を地道に続けるか、定期的にプロに習うという方法ではなくて、
知識を得てそれを実践することであなたのゴルフを変えていく…
具体的には、ゴルファーにとっての最重要課題とも言える「力みを取る」ことで飛距離を伸ばし、
方向性もよくしてスコアも今より10打、15打と縮めていくことが、
もっとも現実的かつ確実な上達の方法です。
自分の年齢や身体の衰えを嘆くのではなくて、自分自身の「打ち手」のなさを嘆くことが必要かもしれません。
ゴルフで「スイングの力みを取る」ことほど、ゴルフに有益な上達方法はありません。
力みのないスイングであれば、ゴルフで問題になる90%以上のことは解決できてしまいます。
ただし「力まない」ことを目指して、スイングに「ゆるみ」を生んでしまったら、
飛距離が伸びないばかりか、今のスコアを維持することはできません。
ですので、最初はこの「力まない」と「ゆるみ」の違いについてを知ることが絶対必須の条件となります(ここで行っている「力まない」ことと「ゆるみ」の違いについては後述します)。
力んでいなくて、かつ、ゆるみのないスイングができれば、年齢や加齢は一切関係のない世界が待っています。
その「脱力み」のスイングを長期的に維持していけば、スコアも維持あるいは改善していって、
ゴルフがますます楽しくなってきます。
「脱・力み」以外のゴルフ上達の不確実性
ゴルフを楽しみたい方にとって、
あなたに適したスイングが大切だということは、
私が公開したビデオからもお分かりいただいていると思います。
(ビデオはこのページの真ん中ぐらいのところで「再放送」しています)
そうであれば、一刻も早く自分に合ったスイングを
手に入れたいと思うのが人情です。
ですが、自分に合ったスイングという観点でいくと、
フェイス・トゥ・フェイスでのレッスンでしか
教えることができません。
なぜなら、
スイングは個性でもあって、
生徒さんの身体の特性に合った形で
作っていくものだからです。
ですが人によって、
身体の作りもゴルフのスキルもてんでバラバラです。
また、自分のスイングを作る見通しができたとしても、
そのスイングはすでに「過去の」スイングです。
1年後、2年後もそのスイングがベストかどうかはわかりません。
生きている限り、ゴルフは進化し続けます。
まして、年齢が上になってくればくるほど、身体の衰えが目立つようになり、
何をすればよいのかがわからなくなってしまうかもしれません。
私自身も、エンジニア時代も含めて20年弱、ゴルフに真剣に取り組んできました。
そして、会社を早期退職してゴルフの道に入ったのが50歳を超えてからです。
年齢に加えて、以前にスキーで故障していたことが原因の左股関節変形症を発症していました。
医者からは人工股関節に入れ替えなければならないとまで言われました。
ですが、その後のリハビリと、できるだけ体に無理な負担をかけずにできるスイングを徹底的に追求したおかげで、普通の体に少しプラスアルファーするだけでスイングを維持しています。
そんな私の苦労をあなたにもさせないように
「脱・力み」の本質をお伝えして、飛距離とスコアを伸ばしていただく
のが私の使命だと考えています。
「脱・力み」はゴルファーにとっての
天国だということ
究極的な話で言えば… 力みがなく、かといって身体がゆるむでもなく、
かつ自分の力を100%発揮できるスイングであれば、そこにスイングの型は必要ありません。
スイングは力みもゆるみもない動きの結果でしかないからです。
その仕組みさえわかれば、あのスイングがいい、やっぱりこのスイングかと、あれこれ悩む必要もなくなります。
自分のスイングの力みとゆるみだけをチェックすればよいからです。
そうすれば、ゴルフのスコアがよくならないはずがありません。
おまけに、力んで無理をして飛ばしているわけではないので、身体の負担は最小限です。
力めば身体に確実に負担がかかります。もし一時、パフォーマンスが低いと感じてもあせる必要はありません。
自分のスイングが力んでいなければ、間違ったことはしていないという確信が持てるからです。
1年、2年とスランプの時期を過ごす必要もありません。
そんなスランプの時期にあっても、自分が力んでスイングをしていた頃と同じ飛距離やスコアまでに落ち込んでしまうことはありません。
このように、飛距離という点でも、スコアという点でも、自分の身体にリスクを生まないという点も含めて、「脱・力み」はゴルファーにとっての必須スキルだと思っています。
問題は… みんな力むのが大好きだということ
これだけゴルファーの理想を実現できる条件がそろっている「脱・力み」であるにもかかわらず、
私の力が及ばないのか、あまりまだ脚光を浴びていません。
それは、
力まない=身体をゆるめると誤解しているからです。
力まない=ゆるめると思っている人は、力みを取るなんて所詮できないと思っているようです。
あるいは、そんなのはただの理想に過ぎないと思っているのかもしれません。
そういう人が多いから、やっぱり力いっぱいスイングするしかないという結論に至ります。
「だって実際、目一杯の身体の力で飛ばすしかないじゃないか」と。
悔しいですが、でも、そういう人が多いから、私の存在価値があるとも言えるのかもしれません。
なぜなら、力んで飛ばそうとする人が多いからこそ、
ここで私がお伝えしている「脱・力み」が希少価値を持つからです。
そうした誤解が世にあふれているからこそ、私が教えることによって救われる人がいるというのは、
なんとも皮肉なことですが。
飛ばせない、理想のスイングができない、
スコアが出ないことの諸悪の根源は「みんな力むのが大好きだ」ということに起因しています。
もしもその問題が解決すれば、これほどよいことはありません。
史上最高の選手と言われるベン・ホーガン、世界ドラコンの常連ジェイミー・サドロウスキー…
あげればきりがありませんが、私が研究してきた世界中のスイングの名手と呼ばれる人たちの中で、
力んでスイングをしている人は誰一人いません。
あなたが「脱・力み」を実現したあかつきには、これから先年齢を重ねても、身体が衰えても、
自分の身体が持っているエネルギーを100%、ボールに乗せて飛ばすことができるようになります。
それは同時に、あなたがゴルフを120%楽しめるということも意味しています。
まずこのことがいかに大きなインパクトであるかということを確認していただきたいです。
世の中では、力みを取るなんていうことができるはずがないと思い込んでいるようです。
そのように思い込んでいる人にこんな質問をしたいのです。
「スイングで力んで上手く行ったことはありますか?」と。
そんなことはできるはずがないと言う人は、力んで上手く行ったことはないのではないでしょうか。
自分のゴルフは自分で作り上げるしかありません。
もし力まないスイングが出来たときには理想のスイング、理想のゴルフにかなり近づいているというのが、私の見解です。
こんなにメリットがあるなら死ぬまで手放さない
私が「脱・力み」の教材を出したのが2013年、ゴルフアカデミーの仕事に携わっていた頃です。
その頃とほぼ時を同じくして、このゴルフライブでメールマガジンの連載をスタートしましたが、
そのメールマガジンでお客様とやり取りをする中で、この「脱・力み」の方法が浸透していないことを確信しました。
「この『脱・力み』のノウハウはさらなるブラッシュアップをかける必要が今後出てくる。
その時が来たら、潔く今までのノウハウは捨て去って、新しいものを作る」
こう深く、深く、誰よりも強烈に決断していたのです。
私が在籍していたメーカーの研究開発部門は、新しいことをやろうとするエンジニアと、その新しいことを理解しようとしない(もちろんそうした人間が全てではありませんが)上層部との目に見えない戦いがありました。
しかし、組織を出た私にはそうしたしがらみはありません。
「この違いはなんだろう?」
やりたいことを、突き詰めたいことを、自分がワクワクすることを追求できる。
「そうか、そういうことだったのか!」
メールマガジン、対面レッスンなどでのお客様とのやり取りの中で得たことを、夢中になって数年の研究と分析の日々が続きました。
その喜びの中にいられる自分が得た確信は「やるからには、徹底的に、お客様に、もうこれ以上伝えることはないというぐらいに伝え切る」ことを極めるしかないということです。
やる意義のないことは最初からわかっている
最短最速でゴルフを上達させるためには、やる意義のないことをすぐにやめて、
やる意義のあることに意識をシフトすることです。
ですが、人はこれまでの習慣から、
今まで続けてきたことをやめる決断というものを、なかなか行うことができません。
しかし、実情に照らし合わせてよくよく考えてみれば、
その「これまでの習慣」の先にある将来は、おおかた計算できるものばかりであると言えます。
考えてみれば当たり前のことなのに、
先がなくても今やっていることを断つ勇気がないばかりに、ひたすら続けているだけなのです。
私のことを知っている方からすると
「大森コーチ、さすがにそれはちょっと厳しすぎる言い方ではありませんか?」とおっしゃるかもしれません。
ですが、ゴルフを「人生生涯の友」とするのであれば、自分のゴルフは自分で作り上げる、
自分で守るしかないことを知って、誰が何と言おうと自分の信じた道を進むより他にありません。
漠然とした期待、抽象的な手法に頼ったゴルフに、あなたのゴルフを託すことはできるでしょうか?
ゴルフは実技のスポーツです。願っていればいずれ叶うという神頼みはありません。
私たちゴルファーにとって必要なのは、具体的なゴルフ上達の方法であり、具体的な知識を得て、
何をすればよいのかを知り、実行することだけです。
他人は時にあなたの邪魔をしてくる
あなたを助けてくれない人が、あなたにこんな忠告や指導をしてくることがあるかもしれません。
「知識があるだけで上手くなるなんて、そんなにゴルフは甘くないよ」「やめた方がいいよ」と。
私も社会人時代、同じようなことを仕事で周りからさんざん言われてきました。
「もっと大森くんはこうしたほうがいい」とも。
ですが、この言葉を言う人たちは、
決して最後は私を救ってはくれないことは何となくわかっていたのかもしれません。
私は彼らの意に反して進みました。
すると、そのように忠告をしてくれた人たちは、いつの間にか会社から姿を消していました。
このような言い方をすると怒られそうですが「救ってくれない人間」が好き放題言う時代が高度情報化社会でもあり、現代のトラップの一つとも言えそうです。
だから私は雑音に耳を傾けることはありません。
もちろん過去にお世話になった人や、私と生計をともにしている人が言ってくれる助言はおおいに聞くべきだとは思います。
ですが、たいていこうした忠告や進言は、自分と利害が同じではない赤の他人がするものです。
そんなものは罵詈雑言(ばりぞうごん)の雑音でしかありません。
誤解を恐れずに言えば、あなたのことを今の場所にとどめて置きたい人は、その人の嫉妬と保身、
あるいは無責任な思いつきで助言をしてきます。
それらの罠にはまると、そこであなたのゴルフはそこから先に行くことはできません。
「天は自ら助くる者を助く」(他人に頼らず、自立して努力する者には天の助けがあり、必ず幸福になる)ではありませんが、自分の軸を持って、全ての決断は自分でしていかなければなりません。
最後は自分が決めること
とはいえ、今回ご紹介する、リニューアル版の「脱・力み」を実践しても、
全員が最高の飛距離と最奥のスコアを実現することはないでしょう。
なぜなら、途中でやめる人が必ず出てくるからです。
やめたらそこで終わりだと、わかっているはずなのに、
何かしらの壁やハードルが出てきたらそこでやめてしまうのです。
もし、本当に決意をしてやるなら、最初は報われなくても、絶対にブレてはいけません。
数々の成功を収めた人生の先輩達を前にして私が偉そうなことは言えませんが、
これはどんな物事にも共通することです。
「決めたことを形にするまではやめない」
エンジニア時代の私も、アルペンスキーをしている私も、
ずっとこのことを信条として過ごしてきました。
チャレンジする中からしか成功は生まれない。
だから挑戦する。
そして、どうせやるなら勝ちで終えたい。
やめると勝ち癖がつかず、負け癖がついてしまう。
どんなものでも日本一、世界一という結果を出す。
それがカッコいい人生だ、と。
さらに私はゴルフを上達させる上で、結果を出すことしかして来ませんでした。
だから私が教えることは、派手な方法ではありませんし、
テレビや雑誌などにも取り上げられません。
テレビや雑誌などのメディアに出演しているゴルフコーチは数多くいます。
だから私がいなくても、ゴルフ業界としては何ら困ることはありません。
ですが、それらの華やかなゴルフコーチと私の存在が同じ程度に見える人にとっては、
そうした華やかなコーチのもとにいけばよいわけです。
あるいは、もっと安くレッスンをしてくれるところに行けばよいと思っています。
結局のところ、このリニューアルした「脱・力み」の価値を感じられる人、
あるいは「脱・力み」でなければ実現できないことがあると思う人が、
最後は自分で決めればよいのですから。
種まきをおこたらないゴルファーが
最終的には「ゴルフ人生の覇者」となる
成功は過去になく、現在にもありません。
成功は未来においてのみ存在しています。ゴルフも同じです。
私はこれまでにエンジニアとして、世界一の仕事にからんだことが4回あります。
- 鍵盤楽器の自動演奏機出荷数世界一
- ビデオテックス端末性能世界一
- 世界一コストパフォーマンスのいい3Dワークステーション
- 世界一たくさん売れたゲーム機向けグラフィックスエンジン
これらの中で、一旦谷底に落とされたのは(4)です。
崖っぷち程度だったのは(1)(3)という感じです。
(2)については、一生懸命にやっていたら、そうなっていたという感じです。
一つ一つの経験を分断して見ると、それらは全く別個の結果のように見えますし、
ましてやゴルフコーチになったこと自体、全く関係のないことのように感じるかもしれません。
ですが、事実はそうではありません。
今の私がゴルフコーチの道を選んだのは、これまでの経験からの必然だと考えています。
あなたのゴルフも同じです。ゴルフの結果も人生と同様、常に連続しています。
今のあなたのゴルフの結果は、過去の産物。
未来の産物は、今の種まきの結果です。
このリニューアルした「脱・力み」で学ぶことは、
あなたのゴルフの「未来への種まき」にほかなりません。
なかなか思うように結果が出ないこともあるかもしれません。
ですが、全ての行動には意味があります。
今やることが、あなたの将来のゴルフを作っていきます。
時間がかかることは、多くの人は途中であきらめます。
だから、やめない時点で、すでにあなたは他の人に勝っていると言えるのです。
世の中の全ての結果には時間が必要です。
ゴルフも同じで、
短期間で作られたものは時間が経てば崩れます。
ですので、根本の根本である
「力みを取る」というところに意識と労力、
そして時間をかけるようにするのが、
結局のところ近道となるのです。
短期間で得られる果実は想像の範囲内ですが、
長期間で得られる果実は想像のはるか上を行きます。
圧倒的な結果、生涯を通じてゴルフを続けたいのであれば、
正しい考え方をもって続けることが必要です。
短期的に上手くなることを望まなければ望まないほど、
実は短期間での上達が可能になります。
大きな結果は自分がイチから作るものだと思われていますが、
他の人の力を借りられるからこそ、大きな結果となります。
インターネットによる情報革命によって、
多くの人がたくさんのノウハウに出会えるようになりました。
しかしその一方で、情報も玉石混交となり、
いいものとそうでないものの見極めが重要になってきています。
大きな成功というのは、
自分の知らないところから生まれます。
自分の知らない手法を知ったからこそ、
今までにない成果をだすことができるからです。
とはいえ、自分でやらなければならないことはあります。
それは、情報ではなく「叡智」を得ること。叡智は見極めなければなりません。
それを手に入れることをやめないことです。
その「叡智」の一滴については、以下のウェブセミナーでもご紹介しました。
「439分(7時間19分)」の超ボリューム!
大森睦弘『新・脱力みで飛ばす』その内容とは…
第1巻
脱力みを実現できる秘密
第1巻では、妥協なく、
生涯を通して力みのない理想のスイングを手に入れる方法について、
そのガイドラインについて説明をしました。
この第1巻を見ることで、あなたのゴルフスイング、
ゴルフが今後変わっていくはずです。
あなたは力みのないスイングというものがどういうものか、
きちんと理解しているでしょうか。
「新・脱力みで飛ばす」で学ぶスイングの真髄は、
まさにあなたのかけがえのない資産そのものです。
なぜなら、今後のあなたのゴルフに間違いなくプラスの影響を与えて、ゴルフを続けることを楽しくしてくれるものだからです。
- はじめに
- 飛距離を「脱・力み」で手に入れる
- 体のものすごい仕組みを知ろう
- 伸張短縮サイクルと脱・力み
- クラブを支えるだけの力
- 受けるだけの力
第2巻
スイングの問題を8割を占めるセットアップ
第2巻では、ゴルフスイングの出来の80%以上を決めるセットアップについてお伝えします。
スイングの問題の80%以上はセットアップにあるとも言われます。
伸張短縮サイクルを思う存分発揮できるための「脱・力み」としてのテクニックの重要な部分の多くはセットアップにあります。
それもそのはず、まずは、正しく動けるための構えが
その後のスイング動作に大きな影響を与えているからです。
ゴルフの成功を確かなものとするためには、今こそこのセットアップに焦点を当てる必要があります。
ここでは、セットアップでできることについて、じっくりとお話しします。
良いセットアップを身に付けて、凡事徹底の精神でゴルフに取り組めば、それは必ず成果となります。
- はじめに
- ターゲットラインは命
- 目線は大切
- 左腕は命綱
- 右腕はパワー
- 右肘えくぼの向き
- 手元の位置
- グリップの重要性
- グリップはフィンガー
- 骨盤の前傾
- セットアップルーティーン
第3巻
スイング動作での「脱力み」の要(かなめ)
セットアップで行うべき「脱・力み」にとって大切な点はじっくりお話してきました。
ここではスイング動作での「脱・力み」の要についてお話します。
スイングに入ってから「脱・力み」ができるために、
セットアップで行うべきことはかなり頭に入っていることと思います。
そのセットアップでの準備ができていれば、
後は動き始めてからはかなり楽になります。
そして、しっかり下半身と上半身の連動性を保ちながら
下半身の強大なパワーをあますところなく上半身に伝えることは、
単に力を抜くということでは達成できません。
そこで、ここではセットアップが終わって
バックスイングを開始してからフィニッシュまでにおいて、
体全体の連動性を引き出すための「脱・力み」についてお話します。
そのために大切なのが、下半身が上半身に勝つこと。
これはリズム良いスイングができるためにはなくてはならないことです。
下半身はタイミングで上半身より先行し、
下半身が出したパワーを上半身が受ける。
これを、下半身が上半身に勝つと表現します。
連動性があなたも手に入ったら、今までとはまったく別次元のショットの世界に突入です。
- はじめに
- 下半身が上半身に勝つ
- ヘッドに対して遠いところから動く
- 下半身とヘッドで上半身をしならせる
- 上半身はしなって戻るだけの動作
- 切り返しの要
- 重力を味方に付ける
第4巻
偉大なるスイングを身につける第一歩、下半身の動き~その1
先の第3巻では、下半身が上半身に勝つということで、
下半身が上半身よりもタイミングで先に動き、
パワーでも下半身が源泉となり下半身で上半身をしならせて、
その上半身のしなり戻りで強烈にボールヒットさせることをお伝えしました。
そこで第4巻では下半身の詳しい動きに注目して、
下半身はどのように動くと良いのか、
あなたが実際にショットするときに悩むことなく
最高の下半身の使い方ができるようになるためのテクニックを満載しました。
まずは動きの本質を頭で理解して、それを1回20秒のスイングドリルで、現実のものとして手に入れていきます。
そうすることで、練習場で実際にボールを打つときはもちろん、
コースでも下半身の理想的な動きをあなたも実践することができます。
長期的な視野に立ってゴルフを生涯の友とするためには、
下半身の力を100%自分のものとして使いこなすことです。
なぜなら、上半身の腕の力はたかが知れていますが、
下半身の力はその何倍もあり、衰えるスピードも遅いからです。
結局のところ、ゴルフは下半身が王様なのです。
この本質を片時も忘れてはなりません。
なお、この「すべては下半身から」という内容は、
2部構成になっていて、その第一部(DVD04)としてでは
下半身が勝つための基本的なテクニックについてお伝えします。
第二部(DVD05)では特に下半身をうまく使うための味付け的なテクニックをお伝えします。
- はじめに
- 骨盤の斜め回転
- 地面を縦に踏む
- 母指球のちょっと後ろ
- バックスイングで縦に踏む
- ボールヒットで縦に蹴る
- スペースを空ける
第5巻
偉大なるスイングを身につける第一歩、下半身の動き~その2
第一部に引き続き、ここでは下半身の詳しい動きに注目して、
下半身はどのように動くと良いのか、
あなたが実際にショットするときに悩むことなく
最高の下半身の使い方ができるようになるためのテクニックをお伝えします。
その中でもこの第二部では特に下半身をうまく使うための
味付け的なテクニックをお伝えします。
あなたは重心移動しなさいと言われて、
言われるままに一生懸命に重心を移動しようとしていませんか?
重心を自ら移動させようとすると、いろいろな弊害が発生してしまいます。
たとえば、バックスイングで右に体重を移動しようとすると、
ほぼ確実に頭が右へ移動してしまい、ダウンスイングで頭の位置を元に戻してこようとして今度は頭が左に突っ込んでクラブを振り回そうとしてしまいます。
その結果、頭を元に戻すためにあなたの大切な下半身のエネルギーを使ってしまうことになり、
下半身が動けず、結局その代償動作としてクラブを手で振らなければならなくなります。
手でクラブをすくいあげるように振った反動で、今度は頭が右へ戻って体重は右脚に残ったままフィニッシュとなると、まさに明治の大砲です。
そうならないためのテクニックをぜひここで会得してください。
- はじめに
- 重心は移動するもの
- 腰はまわるもの
- 右脚で縦に圧力を受ける
- 右脚で地面を踏むための頭の位置
- ボールヒットで縦に蹴る
- 距離余りは腰から下はオープン
- 距離調整はスタンスの幅
第6巻
下半身の力を最大限に伝える、しなる上半身の秘密
ここまでは下半身にスポットライトを当ててきましたが、
上半身に全く役割がないわけではありません。
最高のショットを打つためには、下半身で上半身をしならせ、
上半身のしなり戻りでクラブを振ってボールを打ちぬくことが大切です。
上半身が究極的にしなって戻るだけの動きをできるためには、
腰から上ではどんなことを行うべきなのか、じっくり見ていくことが必要になります。
トップから上半身の満身の力を振り絞ってクラブを振り回すことから脱却できるためには、いったいどうしたらいいのか?
その秘密をこのセクションには満載にしました。
このしなる動きを生徒さんに教えると、その多くが口にする一言があります。
それは「え、こんなのでクラブを振れるんですか。」という疑いとも言える一言です。
そうです。
しなるということは、力を外から受けてそれを100%返すだけで、自らは「何もしない」ことです。
あなたにも「え、こんなのでクラブを振れるんですか。」といっていただけるように、徹底してその秘密を解き明かします。
- はじめに
- 上半身だけの動き
- 左肩甲骨で伸張短縮サイクル
- しならせるための支え
- 右肩甲骨で伸張短縮サイクル
- ヒンジの真実
- スローイン・ファーストアウト
- 頭は重い
- 加速中にボールヒット
- しなり続けてボールヒット
第7巻
脱力みの核心「伸張短縮サイクル」徹底解説
私が長年の研究の成果として
スイングの真髄として導き出した「伸張短縮サイクル」。
その驚異的な現象をまずは頭で理解することが、
どんな風に体を動かせば最高のパフォーマンスを出せるのか、
真の納得につながります。
ちなみに伸長短縮サイクルによって、以下の9つのことが統合されて、その驚きのパワーを発揮してくれます。
- 脳のリミッターを外す伸張反射
- 伸張性収縮のパワー
- しなやかなほどエネルギーが溜まる
- 反応時間が遅くてもいい
- 筋肉と腱でパワー蓄積
- 狙い撃ち
- 最適関節角度でパワー発揮
- 柔軟な体を手に入れる
- ネガティブワークで鍛える
これら1~9のことをひとつずつ見てみると、
それぞれの働きがあることそのものに驚きを覚えます。
また、7つ目の最適関節角度でのパワーの発揮は、「伸張短縮サイクル」とは直接は関係ないのですが、
結果として付いてくる恩恵になります。
8と9の柔軟な体を手に入れ、ネガティブワークで鍛えるというところでは「伸張短縮サイクル」を使える体にするための効率的なコンディショニング方法やトレーニング方法の不思議なやり方についてお話します。
「伸張短縮サイクル」は普段頭で考えていることとはまったく別世界に私たちを運んでくれますから、
じっくり学んで自分のものにして下さい。
- はじめに
- 脳のリミッターを外す伸張反射
- ゴルジ腱反射
- 伸張性収縮のパワー
- しなやかなほどエネルギーが溜まる
- 反応時間が遅くてもいい
- 筋肉と腱でパワー蓄積
- 狙い撃ち
- 最適関節角度でパワー発揮
- 柔軟な体を手に入れる
- ネガティブワークで鍛える
第8巻
「脱・力み」実践編―「ボールを曲げる」
「脱・力み」を実際のショットで実現する効率の良い練習方法は、
第4巻でも紹介した「1回20秒」のドリルを行うことです。
またさらに、私が提唱しているサンドウエッジでの15ヤードキャリー(小さな振り幅のショット)で、実際にボールを打つというなかで動きを身に付けていくことです。
その上でのフルショットとなるのですが、
フルショットで「脱・力み」のための動きを行えるようになるために有効なのが、力感を落としてボールをいろいろコントロールすることなのです。
これを行うことによって、最高に効率良く「脱・力み」のテクニックをフルショットに埋め込むことができます。
そして実は、ボールは真っ直ぐに打とうとするよりも、
右か左に少し曲げるつもりのほうが、ショットは安全でかつ簡単になります。
真っ直ぐに打とうとしてどっちかに曲がってしまうよりは、
右と左のどっちに曲がったほうが安全かを判断して、
その安全な方向に曲がるようにするほうが、
どっちに曲がるかわからないより、戦略的に安全なショットになるということです。
このセクションではボールを曲げることと脱力みの関係について説明しながら、実際にどのような練習を行うのかをお伝えしています。
ぜひ「脱・力み」を実際のラウンドなどで使えるために、
この力感を落としたボールを曲げるドリルを実践してみてください。
- はじめに
- 用語の確認
- 曲げる状況で発生する問題
- ボールの方向性を決めるもの
- 実際のショットで曲げる方法
- フェースをターゲット方向へ向ける
- やろうとすることと実際のずれ
- インテンショナルショットの基本
- 打点での曲がり
- ハザード側に向かって打つ
- さんざん曲げた後は
- おわりに
いかがでしょうか。
「脱・力み」ということで、その本質を徹底的にお話させていただいています。
ここまでを身につけることができたあなたの頭の中は、力みを取り去る知識で一杯になることと思います。
そうすれば、気持よく振り切って打ち出したボールがどんどん遠くまで飛んで行く、
心も体もうれしいゴルフを満喫することができます。