みなさんは、タイトリストAP2アイアン716をご存知ですか?
タイトリストといえば、アイアンの評価が高く、昨今ではドライバーの人気も伸びてきたメーカーです。安定した高い飛距離性能やイメージ通りの弾道を生み出すアイアンとして、多くのゴルファーが信頼を寄せています。
さらに、2015年全米オープンを制覇した「ジョーダン・スピース」や全英オープンを制した「ザック・ジョンソン」が「AP2アイアン714」を使用していた事から、今回の「タイトリストAP2アイアン716」が注目を集めています。
そんなタイトリストAP2アイアン716は、松村道央プロを始めとするプロゴルファーも愛用し、多くのツアーで活躍し、存在感を示しているようです。
中・上級ゴルファーに向いていると言われているタイトリストAP2アイアン716ですが、やさしさと安定感が特徴でもあります。しかし、ヘッドが小振りになっているため、初心者の方は難しさを感じてしまいがちですが、初心者にも良いクラブなのでは、と評価する声も上がっているようです。
ここまで聞くと「やさしさと安定感があるのは本当なのか?」「初心者では難しいのでは?」「許容性も本当に高いの?」など、様々な疑問や不安が出てくるものだと思います。
ここからは、疑問や不安を解決していきつつ、タイトリストAP2アイアン716の魅力を感じるために、より詳しくご紹介していきたいと思います!
プロフィッター 徳嵩 力一
高校・大学とゴルフ部に在籍。大学卒業後、クラブデザイナーの第一人者である故竹林隆光氏が設立、代表を務めた 株式会社コンセプト(現、株式会社フォーティーン)に入社。当時ゴルフクラブを数値で表して、クラブ設計を行う、中空アイアンの発明、 タラコ元祖UTなど革新的なクラブ設計で著名だった竹林氏の元でクラブ理論、フィッティングを学び、3,000名以上にフィッティングを行う。 現在は東京・秋葉原のフォースワンカスタムフィッティングのチーフとしてアマチュアゴルファーのベストスコア達成に貢献中。目次
1. タイトリストAP2アイアン716の3つの魅力とは?
1.1. ミスに対する高い許容性
1.2. 正確かつ高い精度の飛距離性能
1.3. 程よい操作性
2. タイトリストAP2アイアン716の紹介動画
2.1. プロゴルファーのコメント入り!タイトリストAP2アイアン716の紹介動画
2.2. タイトリストAP2アイアン716とタイトリスト716CBの比較と感想動画
4. タイトリストAP2アイアン716を使用した人の感想は?
4.1. 寛容性や打ち出しについての感想
4.2. 飛距離やその他の長所についての感想
5. タイトリストAP2アイアン716のシャフトは?
5.1. Dynamic Gold AMTの特徴
5.2. N.S.PRO 950GHの特徴
5.3. N.S.PRO MODUS³ TOUR120の特徴
タイトリストAP2アイアン716|タイトリスト |
|||
飛距離:☆☆☆☆ | 打感:☆☆☆☆ | 構えやすさ:☆☆☆☆☆ | 操作性:☆☆☆☆ |
当てやすさ:☆☆☆☆ | 直進性:☆☆☆☆☆ | 弾道の高さ:やや高め | シャフトの硬さ:S |
1. タイトリストAP2アイアン716の3つの魅力とは?
タイトリストAP2アイアン716のキーワードは「許容性」「飛距離性能」「操作性」の3つです。これらが同アイアンの魅力を生み出していると言えるでしょう。
具体的には、
- ミスに対する高い許容性
- 正確かつ高い精度の飛距離性能
- 程よい操作性
これら3つの長所が、タイトリストAP2アイアン716の魅力に繋がっています。
ミスに対する許容性や正確かつ高い精度を持つ飛距離性能は、初心者を始め、中・上級ゴルファーにとっても重要な性能ではないでしょうか。
また、中・上級ゴルファーの方の多くは、程よい操作性を求めている場合がありますよね。そのような方にとっても、タイトリストAP2アイアン716は魅力のある一本になると思います。
それでは、早速3つの魅力について、ご紹介していきたいと思います。
1.1. ミスに対する高い許容性
タイトリストAP2アイアン716は、タングステン精密鍛造された高比重タングステンウエイトをトゥ・ヒールに配置することで、オフセンターヒットした時でも高い許容性と飛距離を望むことが出来ます。
出典 |タイトリスト公式HP
上記画像の青色部分が、タングステンウエイトを表しています。
中・上級ゴルファーでもミスヒットをしてしまう場合があると思いますが、そのようなシーンで活躍するのが、タイトリストAP2アイアン716の寛容性です。
プロゴルファーの間でも「いざという時に寛容性があるクラブを使っていると安心感がある」と言われており、クラブの購入を考える多くのゴルファーが注目している点だと思います。
また、美しい外見を兼ね揃えている点も、外見と性能の両方を大事にしているゴルファーには魅力なのではないでしょうか。
1.2. 正確かつ高い精度の飛距離性能
初心者の方にとって、安定した飛距離性能を出せるアイアンは魅力だと思いますが、そのアイアンが正確かつ高い精度の飛距離性能を持っていたらどうでしょうか。
おそらく、中・上級者のゴルファーでも惹かれてしまう性能だと思います。
下記画像をご覧ください。
出典 |タイトリスト公式HP
前述した、トゥ・ヒールに配置されたタングステンウエイトにより、高い慣性モーメント実現しています。その結果、インパクトした時にフェースがボールに力強くヒットし、ボールスピードが増します。
タイトリストAP2アイアン716は番手毎にフライトコントロール設計が最適化されており、すべての番手においてツアーが認める弾道と、正確かつ高い精度の飛距離性能を実現しています。
タイトリストAP2アイアン716の「ツアーでも実証済み」という点は、とても心強い実績ではないでしょうか。
1.3. 程よい操作性
タイトリストAP2アイアン716は、寛容性や飛距離、やさしさを特に評価されているようですが、操作性がないかと言われると、決してそのようなことはないようです。
直接的にターゲットを狙う方が向いていると言われていますが、左右に打ち分けることも可能で、オールマイティに扱うことが可能なアイアンと言われています。
試打したゴルファーの中には「やさしさも感じつつ、決して曲げにくいタイプではないところに魅力を感じた」という方もいるようです。
機会があれば、是非、試打をして確かめてほしいと思います!
2. タイトリストAP2アイアン716の紹介動画
よりタイトリストAP2アイアン716の魅力や長所をお伝えするため、ここからはタイトリストAP2アイアン716について取り上げている動画をご紹介していきたいと思います。
タイトリストAP2アイアン716を使用する松村道央プロを始めとする、プロゴルファーのコメントが入った同アイアンの紹介動画だけではなく、タイトリストAP2アイアン716とタイトリスト716CBの試打と比較をした感想動画をご用意しました。
是非、ご覧ください!
2.1. プロゴルファーのコメント入り!タイトリストAP2アイアン716の紹介動画
ここでは、松村道央プロを始めとするプロゴルファーが、タイトリストAP2アイアン716を使用した感想と、同アイアンの紹介をしている動画をご紹介します。
早速、ご覧ください。
出典 |TitleistJapan Japan
プロゴルファーの感想はいかがでしたか?
松村プロは、スイートエリアがかなり広いという印象とのこと。また、少しのミスが許されるなら安心できる、というコメントから窺えたように、やはりプロも安心出来るクラブを探しているようですね。
全体的に、一般ゴルファーよりも重みのあるコメントだったのではないでしょうか。それに伴い、タイトリストAP2アイアン716の魅力が伝わってくる動画だったと思います。
2.2. タイトリストAP2アイアン716とタイトリスト716CBの試打と感想動画
下記動画は、タイトリストAP2アイアン716の試打と感想動画になります。前半部分は「タイトリスト716CB」の試打になり、まとめ部分では、2本を比較した感想があります。
出典 |みんなのゴルフダイジェスト
いかがでしたか?
寛容性の高さや、ミスショットとナイスショットの違いが分かりやすいという点にも言及しているだけでなく、2本の比較もしているため、大変参考になる動画だったのではないでしょうか。
3. タイトリストAP2アイアン716がオススメの人は?
ここまでタイトリストAP2アイアン716をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
中には「思った以上にシャープなヘッドだけど、本当にやさしいの?」「寛容性の高さは間違いないの?」「具体的にオススメ出来るのはどんな人?」という疑問や不安を持っている方も多いかもしれません。
そこで、特にオススメしたいゴルファーとして、以下のようにまとめてみました!
- ミスに対する高い寛容性
- シャフトにこだわりをもっている
- 初心者でも安心できるアイアンを求めている
- 安定性を重視している
- やさしさを求めている
- 構えやすさを大切にしている
一つでも該当するゴルファーの方であれば、試打してみる事をオススメします!
初心者にとって、ヘッドがシャープだと難しさを感じてしまうものだと思いますが、初心者でも練習次第では扱えるようになると思います。
下記は使用者レビューを一部抜粋したものになります。
タングステンのお助け機能内蔵のクラブの割にはかなり小顔なのでMB程ではないですがCB並みにシビアだと思います。真剣に練習し始めて感じましたが、上達を目指す初中級者の方には良いクラブだと思います。
このように、シビアな感覚は間違いなく感じるようですが、上達を目指している方には良いクラブなのでは、という評価もあるようです。
初心者から中・上級者ゴルファーまで、興味や魅力を感じた方は、是非、試打などを行ってみてはいかがでしょうか。
4. タイトリストAP2アイアン716を使用した人の感想は?
クラブのスペックや長所の紹介だけでは、なかなか一歩踏み出す事が出来ないと思います。
そこで、タイトリストAP2アイアン716を使用したゴルファーや、愛用しているゴルファーの感想をご紹介していきたいと思います。
具体的には、
- ミスへの寛容性についての感想
- 飛距離やその他長所についての感想
以上の2点に的を絞り、感想をご紹介します。
参考までに、ご覧ください!
4.1. ミスへの寛容性や打ち出しについての感想
以下、ミスへの寛容性についての感想になります。実際に試打をした方や、愛用しているゴルファーの感想です。
tc888からの買い換えです。易しく上がりトップでも飛距離ロスが小さい。特に5-7は軽量DG amtのおかげもあり振りやすく寛容でゼクシオなみ(ぶっ飛びじゃない)。曲げも易しいし、腕前があがった錯覚すらあって、ゴルフがますます楽しくなりそうです。 ハードヒッターはs200じゃ柔すぎるでしょうね。
アイアンもとにかくフック持ちで、ミスはだいたい左への大フックでした。 このアイアンはアップライトなのに何故かフェードしか出ません。 捕まえに行って少しドローです。 シャフトのせいなのかヘッド性能なのかわかりませんが良いです! あとはスコアに反映してくれればOKです。
以上が、寛容性と打ち出しの感想になります。
振りやすくて寛容性もあり、腕が上がったと錯覚してしまうというコメントや、打ち出しがフックで悩んでいたというゴルファーのコメントがありますが、いずれも満足の行く結果に繋がっているようですね。
4.2. 飛距離やその他の長所についての感想
ここからは、タイトリストAP2アイアン716の飛距離やその他の長所について、一般ゴルファーが上げている感想になります。
最高のアイアンです。 まず、見た目がカッコいい。バッグに入ってるだけでテンションが上がります。 性能の話をすると、シャフトの性能がいいので気持ち軽くスイングしても安定したスイングが得られます。また、AMTということもあって5番アイアンが非常に扱いやすく、ゴルフ歴半年でスコアもやっと100を切る程度の実力の私でも狙ったところにしっかり飛んでくれます。 このアイアンでどんどんベストを更新していこうと思います。
やさしさを求めてAP購入ですが、見た目・構え易さはドンピシャで非常によかったです。 予想以上に小顔だったので、むずかしいのかと若干尻込みしましたが、ミスヒットにも強く、飛距離のバラつきも少ないように感じます。 飛ぶクラブではないと思いますが、やさしいとカッコイイを総合でみたらかなり良いクラブです。
こちらの感想では、狙ったところにしっかり飛んでくれるというコメントと、飛ぶクラブではないというコメントがありますね。使っていたクラブやスイングの比較次第で、飛距離の優劣は分かれる結果になるでしょう。
安定したスイングや扱いやすさについては高評価のようで、タイトリストAP2アイアン716は総合点が高いクラブということだと思います。
5. タイトリストAP2アイアン716のシャフトは?
タイトリストAP2アイアン716のシャフトは3本用意されています。
- Dynamic Gold AMT
- N.S.PRO 950GH
- N.S.PRO MODUS³ TOUR 120
シャフト選びは、ゴルフを楽しむ上でも重要な項目だと言えると思います。そこで、以上の3つのシャフトの特徴を、それぞれ紹介していきたいと思います!
5.1. Dynamic Gold AMTの特徴
タイトリストAP2アイアン716の純正シャフトの一つである「Dynamic Gold AMT」のシャフトフレックスはS200で、重さは132~105gとなっています。
下記画像が「Dynamic Gold AMT」です。
出典 |タイトリスト公式HP
Dynamic Gold AMTは多少重みがありますが、しっかりしたスイングを目指している方などには、オススメのシャフトになります。シャフト調子は手元調子です。
5.2. N.S.PRO 950GHの特徴
「N.S.PRO 950GH」のシャフトフレックスはSで、重さは98gになります。先述した「Dynamic Gold AMT」よりも軽くなっている事が分かります。
下記画像が、「N.S.PRO 950GH」です。
出典 |タイトリスト公式HP
N.S.PRO 950GHは重量バランスとコントロール性に優れ、軽量で簡単に打つことが出来るシャフトになっています。シャフト調子は中調子です。
5.3. N.S.PRO MODUS³ TOUR 120の特徴
N.S.PRO MODUS³ TOUR 120のシャフトフレックスはSで、重量は114gとなっています。「Dynamic Gold AMT」と「N.S.PRO 950GH」の中間に位置するような重量ですね。
下記画像が「N.S.PRO MODUS³ TOUR 120」になります。
出典 |タイトリスト公式HP
N.S.PRO MODUS³ TOUR 120は手元側にしなるポイントある設計とされています。また、使いこなすにはある程度のパワーが必要で「N.S.PRO 950GH」の重さに物足りなさを感じる方は、こちらのシャフトを試してみると良いかもしれません。
シャフト調子は中元調子です。
6. まとめ
ここまでタイトリストAP2アイアン716をご紹介してきましたが「ここが気に入った!」「試打してみたい!」と思う点は見つかったでしょうか?
タイトリストAP2アイアン716の魅力は、何と言っても「イメージ通りの弾道」と「高い許容性」だと思います。これは、初心者を含め、中・上級者ゴルファーの多くがクラブに望んでいることだと思います。
シャープなヘッドから、難しさを連想してしまいがちですが、決して扱いにくいアイアンではないと思います。初心者の方でも、チャレンジしてみるのも良いでしょう。
また、じっくり試打をして、寛容性などの長所を確認することをオススメします。じっくり試打することで「求めていたアイアンだ!」と満足の行く結果を得られるかもしれません。
是非、お試しください!