ゴルフクラブを選ぶときには細かく気を使うけど、ゴルフシューズ選びには無頓着な方、案外多いのではないでしょうか。
特に、ゴルフ初心者の方の中には、ただの運動靴でゴルフをしてはダメなのか?と感じている方もいるようですが、ゴルフシューズはゴルフの上達を左右する、クラブに次いで大切なアイテムと言っても過言ではありません。自分に正しく合ったゴルフシューズを使ってこそ、正しいスイングを身につけることができ、さらにはプレー中の疲れ具合も軽減することができます。
今回は、自分に合ったゴルフシューズの選び方と、おすすめのゴルフシューズをご紹介します。この記事の通りシューズを選んでいただければ、初心者の方でも、また、経験者の方でも、自分に合ったゴルフシューズを選ぶことが出来るでしょう。
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プロフィッター 徳嵩 力一
高校・大学とゴルフ部に在籍。大学卒業後、クラブデザイナーの第一人者である故竹林隆光氏が設立、代表を務めた 株式会社コンセプト(現、株式会社フォーティーン)に入社。当時ゴルフクラブを数値で表して、クラブ設計を行う、中空アイアンの発明、 タラコ元祖UTなど革新的なクラブ設計で著名だった竹林氏の元でクラブ理論、フィッティングを学び、3,000名以上にフィッティングを行う。 現在は東京・秋葉原のフォースワンカスタムフィッティングのチーフとしてアマチュアゴルファーのベストスコア達成に貢献中。目次
1. 自分に合ったゴルフシューズの選び方
1.1. 初心者向け・1足目のシューズの選び方
1.2. 中上級者向け・2足目以降のゴルフシューズの選び方
2. 最新シューズ情報
2.1. ダイヤル式
2.2. 結ばない靴ひも
2.3. 裸足感覚シューズ
3. おすすめゴルフシューズ5選
3.1. 【日本人の足に合う】ミズノ-GENEM
3.2. 【万人が納得する履き心地】フットジョイ-D.N.A
3.3. 【軽さといえば】アディダス-adizero
3.4. 【高いクッション性】アシックス-GELACE PRO 2
3.5. 【靴好きの人も納得】ウォルター・ジェヌイン-GETSBY
4. ゴルフシューズの手入れ方法
4.1. 合成皮革と天然皮革
4.2. 合成皮革の洗い方
4.3. 天然皮革の洗い方
4.4. シューズの保存方法
1. 自分に合ったゴルフシューズの選び方
自分に合ったゴルフシューズを使えば、自分の力をそのままにクラブに伝えることが出来る上に、しっかりと地面をつかむことで、ショットの安定性を高めることが出来ます。また、自分に合ったシューズを身につけていると、足の疲れを軽減させることが出来ます。ゴルフは歩く機会が非常に多いので、これもとても重要ですよね。
以下では、初めてゴルフシューズを買う初心者の方と、新たにゴルフシューズを買い換える、中上級者向けの選び方との2つに分けてご説明していきます。
1.1. 初心者向け・1足目のシューズの選び方
以下では、初心者の方など、ゴルフシューズを初めて購入する方向けの選び方をご紹介します。
初心者向け・1足目のシューズの選び方
- ステップ1 ゴルフショップに行こう
- ステップ2 初めてシューズを選ぶ際の4つのポイント
- ステップ3 試着してフィット感を確認しよう
ステップ1 ゴルフショップに行こう
初心者の方がゴルフシューズを購入する際には、必ずお店に赴きましょう。ゴルフに限らず、シューズを選ぶ際には、実際に試し履きすることが重要ですよね。実際に履いてみた方が、自分に合ったシューズを見つけやすいはずです。
また、単にゴルフシューズと言っても、その種類は多岐に渡りますから、初心者の方が一人でシューズを購入することは、避けるべきです。店員さんと相談しながら、自分に合うシューズの種類やサイズを選択していきましょう。
ステップ2 初めてシューズを選ぶ際の4つのポイント
初めてシューズを選ぶ際には、以下の基準と合うシューズを購入するようにしましょう。
初めてシューズを選ぶ際の4つのポイント
- ポイント1 ソフトスパイク
- ポイント2 スニーカータイプ
- ポイント3 軽量モデル
- ポイント4 防水性能が高い
以下で、詳しくご説明します。
<ポイント1 ソフトスパイク>
ゴルフ初心者の方は、ソールがソフトスパイクになっているゴルフシューズを選択してください。
現在、主流となっているゴルフシューズのタイプは以下の2つです。
- ソフトスパイク
- スパイクレス
ソフトスパイクはグリップ力に優れているので、初心者の方におすすめです。
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ゴルフシューズは、スイングをするときにしっかりと地面をつかみ、ゴルファーのグリップ力を補助するものです。初心者の方の多くは、実は足でしっかり地面を掴めていませんから、シューズに頼る必要があります。ですので、初心者の方には、グリップ力のあるソフトスパイクをおすすめします。
<ポイント2 スニーカータイプ>
初心者の方は、スニーカータイプのシューズを選びましょう。
ゴルフシューズには、
- 革靴タイプ
- スニーカータイプ
以上の2種類があります。
スニーカータイプは軽く柔らかいので、足を自由に動かしやすく、疲れにくいのが特徴です。また、通気性がいいので、不快感を感じにくいです。
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初心者のうちは、疲れにくさを重視して、スニーカータイプを選ぶようにしてください。
<ポイント3 軽量モデル>
スニーカータイプの中でも、特に軽量とされるものを購入しましょう。
ゴルフシューズと一口に言っても、片足500gという重いものから、300g以下という軽量のものまであります。重いシューズよりも軽いシューズの方が余計な力を使わないで済みますから、疲れにくいという利点があります。
ゴルフを初めて間もないうちは、デザインよりも、疲れにくさやグリップ力などの、実用性を重視して購入するようにしましょう。
<ポイント4 防水性能が高い>
忘れてはならないのは、防水性能です。
ゴルフは、自然の中で楽しむものとされていますから、たとえ雨であってもラウンドをします。雨の時に防水性能に優れないシューズを履いていたら、重さが増してしまい、不快感も募ってしまいますよね。ですので、防水性能の高さが重要になります。
昔は、防水性能といえば革靴タイプだったのですが、最近では防水性能に優れたスニーカータイプも増えています。初心者のみなさんは防水性能の高いスニーカータイプを選択しましょう。
ステップ3 試着してフィット感を確認しよう
どんなに性能がいいシューズであったとしても、自分の足に合っていなければなんの意味もありません。一番大事なのは、シューズが自分の足にフィットしているかです。
初心者の方が試着をする際に気をつけるポイントは以下の4つです。
初心者の方が試着をする際に気をつける気をつける4つのポイント
- 時間
- 両足履く
- つま先のゆとり
- 全体的な横幅・甲の高さ
<ポイント1 時間>
人間の足は、午後3時頃に最もむくむとされています。その時間の足の大きさに合わせてシューズを選ぶようにすれば、他の時間であっても、シューズのきつさで困ることはないでしょう。
<ポイント2 両足履く>
右足と左足は、決して左右対称というわけではありません。左右で、足の大きさが違うという方は結構多くいます。ですから、必ず左右の足でチェックをして購入するようにしましょう。
<ポイント3 つま先のゆとり>
試着するときには、つま先のゆとりと横幅を中心にして、チェックするようにしましょう。
つま先がまったく動かなくなるような窮屈なものではなく、1cm程ゆとりがあるものにしましょう。また、つま先の横幅は、親指と小指が側面から圧迫されず、少し触れている程度を目安にしてください。
<ポイント4 全体的な横幅・甲の高さ>
足の長さが合っているだけでなく、横幅などの要素も、自分の足に違和感なくフィットしているものでなければ、スイング中に足が動いてしまい、集中してスイングすることが出来ません。普段の靴選びをするように、全体的なバランスを考えてシューズ選びをするようにしましょう。
1.2. 中上級者向け・2足目以降のゴルフシューズの選び方
2足目以降のゴルフシューズを購入する中上級者の方は、自分の足に合ったシューズを、自分で選んでいきましょう。
以下では、ゴルフシューズを選ぶ際に確認すべき、重要なポイントをご紹介します。ご自身のプレースタイルと照らし合わせながら、自分の足に合ったシューズを選んでいきましょう。
中上級者向け・2足目以降のゴルフの選び方
- ステップ1 シューズタイプを選ぼう
- ステップ2 ソールの硬さを選ぼう
- ステップ3 試着・素振りをして、フィット感を確認しよう
ステップ1 シューズタイプを選ぼう
ゴルフシューズには、ソールとアッパーの種類がそれぞれ2種類ずつあります。
<ポイント1 ソール(底)>
ゴルフシューズのソール部は、大きく分けて
- ソフトスパイク
- スパイクレス
以上の2種類があります。
基本的に、グリップ力を求める方はソフトスパイクを、機動力や使い勝手を求める方はスパイクレスを選びましょう。
以下で、ソフトスパイクとスパイクレス、それぞれの特徴をご紹介していきます。
■ソフトスパイク■
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ソフトスパイクはソール部に樹脂製のスパイクが付いていて、グリップ力に優れています。たとえグリップ力が弱っても、スパイクを交換するだけでその力を保つことが出来るので、経済的です。スパイクレスよりも人気があります。
ただし、スパイク付きのシューズは普段履き慣れていないことに加え、ゴルフ場を移動するときに芝にひっかかってしまいますから、スパイクレスよりもやや疲れやすくなっています。
■スパイクレス■
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スパイクレスは、その名の通りスパイクが付いておらず、代わりにソール部のパターンや素材でグリップ力を高めています。ですがソフトスパイクに比べると、やはりグリップ力に劣る上に、グリップ力が低下しても、シューズ本体を買い換えるしかありません。
しかし、利点もあります。それは、通常のシューズと同じように扱えるという点です。スパイクがないので、普段履きとしても使えるほど使い勝手には長けています。また、一般のシューズに近いスパイクレスのほうが、機動性に優れており、疲れにくくなっています。
ゴルフ場を歩き回ることが多かったり、スイングの際に力みすぎている人などはスパイクレスを。スイングの時に足が滑ってしまったり、しっかりとグリップさせてスイングしたいという方、体重移動の多い方は、ソフトスパイクを用いるのがおすすめです。
<ポイント2 アッパー(底以外)>
同様に、アッパー部にも種類があり、
- 革靴タイプ
- スニーカータイプ
以上の2種類があります。
基本的には、フィット感を求める方は革靴タイプを。疲れにくさ、快適さを求める方はスニーカータイプを選択しましょう。
以下で、革靴タイプとスニーカータイプ、それぞれの特徴についてご説明します。
■革靴タイプ■
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革靴タイプは、比較的防水性や防塵性に優れていて、デザイン性が高いものが多いです。また、革靴は履いていく内に、どんどん自分の足の形に馴染んていきますので、フィット性に優れているという利点もあります。
難点は、スニーカータイプよりも重みがあるため、疲れやすいという点です。ですが、最近は人口皮革などを用いて、履き心地も考慮した軽量モデルも多く販売されていますので、重さの問題は解決されつつあります。
■スニーカータイプ■
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スニーカータイプの利点は履き心地の良さです。革靴よりも軽量で動きやすいので疲れにくく、通気性にも優れているので快適です。
難点は、比較的ホールド感、そして防水性・防塵性に少し劣ることです。ですが、近年、防水性能を向上させたスニーカータイプも数多く販売されていますから、そちらを選べば雨の日のプレーでも心配することはありません。
革靴タイプもスニーカータイプもそれぞれ一長一短ありますが、最近では、それぞれの難点が改善されつつあります。ですので、最終的にどちらを選ぶのかは、皆さんの好み次第になってくるかと思います。
実際に履いてみて、自分の足にぴったりだ!と思ったシューズを購入するようにしましょう。
ステップ2 ソールの硬さを選ぼう
さて、全体的なシューズの柔らかさには、ソールの硬さが大きく影響します。
TW’14 |楽天市場
<ソールの硬さが足に与える影響>
実生活で履いているシューズと同じように、地面にある障害物(石や木片)を踏んだとしても、ソールが硬いほど衝撃を面で捉えることができるので、足への衝撃は少なく、足裏が疲れにくくなります。ですが、整えられた地面を歩くことにおいては、ソールが柔らかいものよりも歩きづらく感じがちです。
ソールが柔らかいシューズだと、障害物を踏んだ時に、その衝撃が直に足に伝わり足裏が疲れやすいですが、整った地面を歩く際には違和感を感じにくいです。
ですので、例えばアップダウンが激しいようなゴルフコースなのであればソールの硬いものを選んだほうがいいですし、逆に地面がなだらかで整っているゴルフコースの場合は、ソールの柔らかいシューズを選ぶとよいでしょう。
<ソールの硬さはスイングにも影響する>
ソールが硬いものだと、足元からバネのように反発力が働きます。したがって、この力がスイングにも作用して、ボールに加わる力をより強くすることが出来ます。
逆に柔らかいものだと、足との一体感があることで、足の指を自由に動かしやすくなります。これにより、足の指の力を働かせて、しっかりと踏ん張ることが出来るのです。
どちらを選ぶかは皆さん自身のフィーリング次第ですが、疲れにくさを重視するのであれば、ソールが硬いものの方がおすすめです。実際に、様々なシューズを履き比べて、自分にはどちらが適しているのかを、確かめてみましょう。
ステップ3 試着・素振りをして、フィット感を確認しよう
初心者の方が試着をする際のポイントについてはご説明しましたが、更にそこから一歩進んで、中上級者の方が試着をする際に気をつけるべきポイントをご説明します。
中上級者の方が、試着の際に気をつけるべき3つのポイント
- 靴下
- 土踏まず・インソール
- 素振り
<ポイント1 靴下>
試着する前にご確認頂きたいことですが、試着する際には、実際にプレーをするときに使っている靴下を使用するようにしましょう。
靴下は、一枚一枚厚さが異なりますよね。それによって履き心地が変わってきてしまいますから、試着をする際には、靴下にも気を使いましょう。
<ポイント2 土踏まず・インソール>
試着をするときには、足の長さ・横幅だけではなくて、土踏まずの部分も確認してみましょう。
人間の体重は土踏まずの部分で支えていますから、しっかりと自分の足を支えてくれるシューズを選ばなければなりません。自分の足をしっかりと支えてくれるシューズでなければ、足に疲れがたまってしまい、快適にプレーすることが出来ません。
SIDAS ゴルフ3Dインソール |楽天市場
足を支えるのはインソールなので、インソールの形を確認することが重要です。土踏まずの高さや、かかと部分の高さが合っているかどうかチェックしましょう。
「サイズ感は丁度いいのに、土踏まずのところだけが気に入らない!」という際には、ゴルフシューズ用のインソールなども販売されていますから、インソールを交換してしまうというのもひとつの手です。
(参考:シダス-ゴルフ用インソール |シダスHP)
<ポイント3 素振り>
シューズを履いたら、実際に素振りをしましょう。スイングをしていく内に、靴が緩んでいかないか、中で足が動かないかどうかを確認しましょう。自分にフィットしたシューズなのであれば、疲れを感じにくいですし、自分の力をスムーズに伝えられますから、スムーズにスイングすることが出来ます。
2. 最新シューズ情報
2.1. ダイヤル式
ゴルフショップでゴルフシューズを見ると、その5割以上がダイヤル式になっているので、ご存知の方も多いかと思います。多くのメーカーではBoaクロージャーシステムが用いられていますが、他にもatopリールノブレイシングシステムやTGFダイヤルシステムがあります。
ご存知でない方にも簡単にご説明しますと、ダイヤル式とは、靴ひもの代わりに、ダイヤルを回してワイヤーを巻き取るシステムです。すばやく靴を締められ、その上均一に締め付けることができるので、高いフィット感を得ることが出来ます。また、緩めるときもダイヤルを引くだけなので、とても便利です。
GELAZE TOUR Boa |Amazon
多くのダイヤル式シューズのダイヤルは、シューズの甲部に付いていることが多く、その場合は靴ひもと同様、甲部だけを締め付けるのですが、Footjoyのダイヤルは少し違います。
Footjoyは、かかとにダイヤルをつけ、ワイヤーが履き口を一周するように作られているため、フィット感がより一層高まっているので、おすすめです。
2.2. 結ばない靴ひも
「結ばない靴ひも」というと、矛盾しているようにも感じますが、実際に存在します。それが「キャタピーゴルフ」という製品です。
※写真は姉妹品のキャタピラン
キャタピラン |Amazon
ナイロン製の紐にゴム製のコブをいくつか付けてあり、紐を伸ばすとコブが段々なくなり、縮めるとコブが出来るようになっています。このコブがストッパーの役割を果たすので、穴に紐を通しておくだけでOKです。簡単に履くことができ、プレー中にはまったく緩むことがないと好評です。
ダイヤル式だと、締め付けが強すぎる…と感じている方や、本当はダイヤル式が欲しいんだけど、買おうとしているシューズにダイヤル式がない、という方は、こちらの靴ひもを使用することをおすすめします。
<参考:キャタピーゴルフ |楽天市場>
2.3. 裸足感覚シューズ
最近、「裸足感覚」のゴルフシューズが注目を集めています。その中でも人気なのがナイキの「TW’13/TW’14」です。
TW’14 |Amazon
ソールがとても柔らかく、スイング時に足裏の動きに合わせてソールが変形するので、まさに裸足でプレーしているような感覚で重さを感じにくくなります。また、斜面を歩くときも、ソールが変形して傾斜に合わせてくれるので、疲れにくくなっています。
この裸足感覚のシューズを継続して使うことにより、足自体を鍛えられ、結果として体感を鍛えることにもつながります。そうすると、スイングをするときに、より適切に踏ん張ることができるようになります。
そして、もっと裸足感覚を追求したシューズとして、ビブラム社が開発した「ビブラムファイブフィンガー V-CLASSIC」という5本指のゴルフシューズもあります。
Vibram Men’s V-CLASSIC |楽天市場
ご興味のある方は、試してみては如何でしょうか。
3. おすすめゴルフシューズ5選
3.1. 【日本人の足に合う】ミズノ―GENEM
ゴルフプレイヤーの方、全員におすすめできるのが、ミズノの「GENEM」というシューズです。
GENEM 005 Boa |楽天市場
日本人の足型は、欧米人の足とは大きく異なります。ですから、欧米人の足を基準にして作られた海外製のシューズは、日本人の足になかなかフィットしにくくなっています。
ですが、このGENEMは、約2万人の日本人ゴルファーの足型をもとに制作されていることから、まさに日本人向けのゴルフシューズということが出来ます。その上、10種類のサイズ、3種類の幅、3種類のデザイン、そしてダイヤル式という選択も入れると、240通りのバリエーションになります。
また、ミズノでは「本物の履き心地」を味わってもらうべく、全国のゴルフショップで「GENEMフィッティング」を行っているほか、GENEMのサイトでは、足型計測用紙をダウンロードして、自分で足のサイズを計測することが出来ます。
<参考:GENEM足型測定 |MIZUNO HP>
ちなみに、このフィッティングで、約半数以上の方が、自分の本来のサイズとは異なるシューズを使っていたということが明らかになりました。皆さんも、自分のシューズを選ぶ前に、一度自分の足をフィッティングしてみては如何でしょうか。
3.2. 【万人が納得する履き心地】フットジョイ―D.N.A.
このフットジョイ「D.N.A.」というシューズは、高い人気があり、初心者の方はこちらのシューズを買っておけば間違いありません。
D.N.A. Boa |Amazon
こちらのシューズをおすすめする理由は、インソールの質の高さにあります。硬めの部分と柔らかい部分をそれぞれ使い分けることで、安定性とクッション性がうまく両立されており、快適な履き心地となっています。
また、タンの部分は複数の素材を使用することで、甲の形状に合うように変形しますから、フィット感の高さは随一です。また、ダイヤル式のものだと、かかと部にまでワイヤーが通っているので、足全体をしっかりとサポートしてくれます。
そして、アッパー部には防水加工を施した人工皮革を用いているので、足に馴染むように変形するほか、雨の日のプレーでも問題なく使用することが出来ます。
3.3. 【軽さといえば】アディダス―adizero
軽さに定評のあるシューズといえば、やはりアディダスの「adizero」シリーズです。
adizero one Boa |Amazon
最も一般的なadizeroの重さは約300g前後と非常に軽くなっており、動きやすいのが特徴です。
一般的に、<軽い=安定感に劣る>と思われがちですが、adizeroではスパイクやソールにも工夫を凝らしてあるため、安定性にも優れていると、プロゴルファーからも人気を集めています。
自分の足が地面に吸い付いているかのような安定感と、驚異的な軽さを両立したこのシューズを履けば、ラウンドを通しての疲れも大幅に軽減されます。
ゴルフシューズに軽さを求める方、また、足の疲れが気になるという方は、こちらのシューズを選んでみたらいかがでしょうか。
3.4. 【高いクッション性】アシックス―GELACE PRO 2
このシューズは、かかと部に搭載されたGELが衝撃を和らげることで、非常にクッション性が高くなっていますから、クッション性を求める方にはGELACEシリーズを選択するのがよいでしょう。
GELACEシリーズの中でも特におすすめなのが、GELACE PRO 2というシューズです。こちらのシューズは、横幅が広めになっていますので、多くの日本人の足に則していると言えます。
GELACE PRO 2 |Amazon
こちらのシューズで優れているのはクッション性だけではなくて、かかと周辺のフィット感・安定性の高さも挙げられます。履き口に低反発フォームを内蔵することで、フィット感を向上させ、ソール後部のパーツを分離することにより、安定性を高めています。
スイングの時、場内を移動するときの疲れを軽減させるとともに、安定性も重視したいという方には、こちらのシューズをおすすめします。
3.5. 【靴好きの人も納得】ウォルター・ジェヌイン―GETSBY
普段の靴にもこだわりを持っているという方は、ウォルター・ジェヌイン社のシューズがおすすめです。
シューズを選ぶときには、もちろん機能性も大切ですが、同時にデザインも気になりますよね。ウォルター・ジェヌインのシューズはとてもデザイン性が高いので、履いていると気分が上がることは間違いありません。
また、素材にもこだわっており、すべてのシューズに上質なカーフレザーを用いています。その軽さはさることながら、履いていく内にレザーが自分の足に馴染んでいく感覚を味わうことが出来ます。
さて、ウォルター・ジェヌインのシューズの中でも、特に皆さんにおすすめするのが、最人気のシューズ「GETSBY」です。
GETSBY |Amazon
柔軟性の高い革底を使っているので機動性にも優れ、また、防水性・通気性にも優れますから、快適にプレーすることが出来ます。
値段は張ってしまいますが、上質なレザーシューズを履きたいという方、靴好きな方はこちらのシューズも選択肢の一つとして参考にしてみてはいかがでしょうか。
4. ゴルフシューズの手入れ方法
シューズは使えば使うほど、必ず汚れていきますし、それなりのお手入れも必要になってきます。 この章ではシューズの洗い方について詳しく紹介していきます。
4.1. 合成皮革と天然皮革
シューズを洗う際に気をつけていただきたいことは、靴が合成皮革か天然皮革かということです。
これによって洗い方が変わってきます。
天然皮革は、動物の皮から作られたシューズのことをいいます。
合成皮革とはその名の通り、天然皮革と人工皮革で作られたもので、最近のゴルフシューズはこの種類がメインとなっています。
4.2. 合成皮革の洗い方
■必要なもの
アルカリ電解水(界面活性剤を使用していない環境に優しい洗浄水のこと)
布(マイクロファイバーなどの極細繊維のタオルがあるとよりいいです。)
使い古しの歯ブラシ
メラミンスポンジ(激落ちくんなど)
■手順
1. スパイクの鋲(けん)に絡まる芝生は歯ブラシで除去
2. 電解水をシューズにたっぷり吹き付ける
3. ソールや汚れの激しい部分はメラミンスポンジでこする
4. 布でしっかり拭き取る
5. マイクロファイバーで水分を綺麗に拭き取る
GolfBuzz|画像・参考元
※汚れが酷いソール(靴底)から掃除することがポイントです。
4.3. 天然皮革の洗い方
■必要なもの
シューキーパー
ウェス(古いタオル)
泡状クリーナー
保湿クリーム
防水スプレー
■手順
1 .シューキーパーを入れる
2. ウェスを濡らして堅く絞り、泡状クリーナーを付けて、表面をキレイにする。(柔らかい歯ブラシのようなもので表面をキレイにすると良い)
3. 全体がきれいになったら保湿クリームを塗る。塗った後にブラシで磨くと表面に光沢が出ます。
4. 30cm離れたところから防水スプレーをする。
ANSWERFREAK|参考
4.4. シューズの保存方法
以上のような手入れが終わった場合は、シューキーパーを使用して保管することをおすすめします。また、靴を長期間使用しない場合は消臭スプレーを吹き付けたり、箱や布袋に収納すると良いでしょう。
5. まとめ
人間は、身体全体をたった足2本で支えています。だからこそ、自分に正しく合ったシューズを使っていなければ、足だけでなく身体全体にも無駄な負担を掛けてしまいますし、スイングにも影響が出てしまいます。
もちろん、スイングを良くしようとして、クラブにこだわるのもひとつの手かもしれませんが、その前に、自分のシューズはきちんと自分の足にあっているのかどうかを確認してみましょう。
シューズ選びをあなどることなく、自分に合ったシューズを見つけ出してください。