世界中が注目!PXG 0811ドライバーが注目される3つの理由

出典 | PXG 

2014年に誕生したばかりのPXGというゴルフメーカーを知っていますか?

PXGは、あのピン社からデザイナーを引き抜くだけでなく、一本一本のクラブにケタ違いの開発費をかけているというように、気合の入ったゴルフメーカーです。

2015年の全英オープンを制したザック・ジョンソンを始めとするトッププロ達と使用契約を交わし、2016年も契約プロが米ツアーで優勝を飾っていることから、世界中のゴルファーやゴルフメーカー、メディアがPXGに注目しています。

そんな新進気鋭のPXGから「PXG0811ドライバー」が発売されました。

何といっても「PXG0811ドライバー」の最大の特徴は“かつてない柔軟なクラブフィッティング”でしょう。

16 個の脱着可能ウェイトと調整可能ホーゼルは目を引くデザインだと思います。さまざまなウェイトの組み合わせによって、高い弾道を調整しつつ、慣性モーメントを維持し、飛距離性能を最適化することが可能です。それによって、多くのゴルファーの要求をしっかり満たしてくれます。

さらに、純正シャフトが用意されていないため、ゴルファーの好みや持ち味に合わせて、市販されているアフターマーケット用のシャフトを装着することが可能なクラブです。

とはいえ、日本ではまだまだ馴染みのないメーカーが作るクラブですから「もっと特徴はないの?」「初心者にも扱えるの?」「どんな人にオススメ?」など、PXG0811ドライバーのイメージが湧かないものですよね。

今回は、そんなPXG0811ドライバーについて、その特徴や魅力などを中心に、ライバル社のドライバーとの違いまで、くわしくご紹介していきます。

この記事の監修者(プロフィッター)

プロフィッター 徳嵩 力一

高校・大学とゴルフ部に在籍。大学卒業後、クラブデザイナーの第一人者である故竹林隆光氏が設立、代表を務めた 株式会社コンセプト(現、株式会社フォーティーン)に入社。当時ゴルフクラブを数値で表して、クラブ設計を行う、中空アイアンの発明、 タラコ元祖UTなど革新的なクラブ設計で著名だった竹林氏の元でクラブ理論、フィッティングを学び、3,000名以上にフィッティングを行う。 現在は東京・秋葉原のフォースワンカスタムフィッティングのチーフとしてアマチュアゴルファーのベストスコア達成に貢献中。

目次

1. そもそもPXGとはどんなメーカー?

2. PXG0811ドライバーの3つの理由とは?
2.1. かつてないクラブフィッティング
2.2. 高弾道と心地良い打音性能
2.3. 力強さを感じるヘッドと飛び性能

3. PXG0811ドライバーとライバル社のドライバーの違いは?

4. PXG0811ドライバーはどんな人にオススメ?

5. 実際にPXG0811ドライバーを手にいれるためには…?

6. まとめ

PXG0811ドライバーの概要

pxg-club-0811-driver

PXG 0811 ドライバー | PXG

飛距離:☆☆☆☆☆ 打感:☆☆☆☆☆ 構えやすさ:☆☆☆☆ 操作性:☆☆☆☆
当てやすさ:☆☆☆☆ 直進性:☆☆☆☆☆ 弾道の高さ:高め シャフトの硬さ:SからX

1. そもそもPXGとはどんなメーカー?

そもそもPXGとはどんなメーカーかご存知ない方もいらっしゃるかと思いますので簡単にご紹介いたします。

PXGは「Parsons Xtreme Golf/パーソンズ エクストリーム ゴルフ」

の略で、アメリカのインターネット事業で財を築いた有名実業家であり、年間数千万円分ものゴルフクラブを買うほどの“ゴルフマニア”であるボブ・パーソンズ氏が2014年に起こした新興ゴルフメーカーで、日本には2016年の夏に進出したばかりです。

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出典 | @press

上記画像のボブ・パーソンズ氏は、“要するにPXGのクラブは最高なのである”という言葉を残しています。

これは、“より高く、より遠く、より柔らかい打感で、テキサスサイズのスイートスポットを持つ、世界で最も美しく、最も許容性のあるゴルフクラブ”を一言で表しているとのこと。

これを実現するために、ピン社で20年以上設計していたデザイナーを引き抜き、開発費や開発時間に制約を設けず、様々な素材・テクノロジー・製造工程を追求しました。

ここまで聞くと、「なんだ、ただの金持ちの道楽か」と思うかもしれませんが、冒頭でご紹介したように、2015年の全英オープンを制した「ザック・ジョンソン」を始めとするトッププロ達と使用契約を交わしています。

さらに、PXG創業からたった1年で2015年全英オープンで結果を残したことで、同社のクラブがいかに高品質・高性能であるかを証明されたのではないでしょうか。

このような結果を残したことで、周囲から多くの注目を集める新鋭メーカーとなりました。そして、注目のPXGから発売されたドライバー第1弾が「PXG0811ドライバー」です。

2. PXG0811ドライバーの3つの理由とは?

PXG0811ドライバーが多くのゴルファーを唸らせていますが、特に評価されている3つの点として、

  • かつてないクラブフィッティング
  • 高弾道と心地良い打音性能
  • 力強さを感じるヘッドと飛び性能

という声が聞かれます。上記の3点が特徴が評価されているということは、多くのゴルファーが、ドライバーに対して「飛び」と「高弾道」を求めている、ということなのではないでしょうか。

さらに、PXG0811ドライバーには「飛び」と「高弾道」を実現させるための技術があります。それら全てを試したことがあるゴルファーは、同ドライバーに魅了されてしまうようです。

ここからは、それぞれ3つの特徴を具体的にご紹介していきたいと思います!

2.1. かつてないクラブフィッティング

クラブフィッティングについては、PXG0811ドライバーで最も特徴的と言われているようです。

その特徴とは、以下の二点になります。

  • ロフトの±1.5度可変が可能なホーゼル
  • ソール部に2.5gタングステンと0.5gチタンの異なる重量の脱着可能ウェイトを16個配置。

この2つの調整機能を設けることで、使用ゴルファーの好みに応じて弾道や飛び方を調整することが可能です。

       PXG0811 リライトPXGビス リライト

 

出典 |ANALYZE

上記画像は、左が調整可能ホーゼル、右がウェイトビスになります。

画像左の調整可能ホーゼルでは、ロフト角を変更し、スイングに合わせた軌道を最適化できるという優れものです。飛距離を伸ばす上でもロフト角は重要なポイントになるため、この機能を上手く利用すると、スコアの調子もグッと良くなるかもしれません。

画像右の重量の違うウェイトビスは、PXG0811ドライバーでも特徴であり、大きなポイントになります。これは「弾道」「スピン」「方向性」を最適化するための機能だからです。

 

  ストレート  高弾道  ドロー

出典 |PXG公式HP

見にくいですが、上記右画像にも映っている、黒いビスが「低密度チタン」シルバーが「高密度タングステン」になります。それぞれ「チタン=0.5g」「タングステン=2.5g」という重量なのは、先述した通りです。

具体的には、左から、ストレートバイアス、高弾道、ドローバイアスというウェイト配置になっています。それぞれ、ウェイトビスの並びが違うことが確認できると思います。

例えば高弾道のウェイト配置では、クラブヘッド後方に重量を置くことで高めの弾道を生み出し、スピン量を多めにします。ドローバイアスでは、クラブヘッドのヒール側に重量を配置することで、ドローバイアス効果をもたらし、飛距離が10ヤード程度変わると言われています。

この他、フェードバイアスと低弾道に向いている重量配置もあり、この機能を利用することで、一味違うゴルフが楽しめるのではないでしょうか。

2.2. 高弾道と心地良い打音性能

ゴルフを楽しむ上で、高弾道を求めているゴルファーは多くいらっしゃると思います。PXG0811ドライバーでは、高弾道はもちろん、心地よい打感性能も楽しむことができます。

まず、PXG0811ドライバーは、フェースの素材がチタン合金で、厚さは約56ミリと薄く仕上げられています。これによって、高反発ドライバーのような甲高く心地良い打音と、インパクトした瞬間に球が飛んでいく球離れの早さを実現し、強いライナー系の球を打ち出すことが可能です

<高弾道については、先述のホーゼルとウェイトを上手く利用することで、文句なしの性能を発揮してくれるでしょう。 ロフトは9°と10.5°の2種類となっているため、低めの弾道を求める人やヘッドスピードが早い人なら9°、それ以外の方なら10.5°を選ぶといいと思います。

2.3. 力強さを感じるヘッドと飛び性能

力強い飛び性能はもちろん、ヘッドもPXG0811ドライバーの特徴だと言われています。

同ドライバーのヘッドの基本的性格は「低重心・深重心」モデルです。捕まりすぎないので左へのミスが少なく、フッカーに向いていると言えるでしょう。さらに、スウィートエリアも広くなっているので、ミスヒットをしてしまった場合でも飛距離のロスを抑えてくれる魅力があります。

また、ドローやフックが持ち球で、クラブで左方向へのミスを軽減したいゴルファーにとっては、方向性が安定してやさしく飛距離を稼ぐことができるドライバーだと言われているようです。

ヘッド体積はルール最大級の460ccということもあり、投影面積が大きく、安心感が伝わってきます。さらに、面長の「洋ナシ型」になっているため、慣性モーメントの大きさにこだわりを持っていることが窺えます。

ヘッド面積

出典 |ANALYZE

上記画像のように、投影面積が大きいため、安心感は抜群なのではないでしょうか。

画像の通り、ヘッドの色も艶消しブラックなので、構えた際に色が気になる、光が反射して困る、というような違和感はないでしょう。むしろ、カッコ良さを感じる外見と安心感を与えるヘッドサイズなので、構える瞬間が楽しみになるかもしれません。

3.PXG0811ドライバーとライバル社のドライバーの違いは?

PXGのライバル社としては、アメリカのゴルフクラブメーカーであるテーラーメイドを始め、キャロウェイ、ピンなどが挙げられると思います。

比較対象になりそうなドライバーは、

  • テーラーメイド M2
  • キャロウェイ XR
  • ピン G LS TEC

が挙げられます。

シャフトなどを一般的なもので統一したという前提にすると、PXG0811ドライバーを含め、それぞれが飛距離やつかまり性能は同程度だと考えて良いと思います。

では、これらとの最大の違いはどこにあるのでしょうか。それは、PXG0811ドライバーがセミオーダーのようなドライバーという点と、同ドライバー最大の特徴である、調整可能ホーゼルと16個のウェイト機能でしょう。

幅の利くシャフト選びや、弾道や球筋を自在に変えられる16個のウェイト機能は、他にはない、PXG0811ドライバーの強みであり魅力、特徴です。

調子によってスイングに若干のブレが生じた場合でも、PXG0811ドライバーであれば、調整可能ホーゼルを利用することでスイングを最適化することが可能です。スイングに迷いが生じて調子を狂わせてしまう、ということが減るでしょう。

また、他メーカーのモデルはいわゆる“吊るし”の状態で買わないといけませんが、PXG0811ドライバーであれば、入念にフィッティングした上で購入することができるため、満足の行くドライバーを手に入れられるはずです。

こうしたわずかな違いを見ても、PXG0811ドライバーは他のドライバーに比べて魅力があると言えます。

4. PXG0811ドライバーはどんな人にオススメ?

では、PXG 0811 ドライバーはどんな人にオススメなのでしょうか?

  • 飛距離を稼ぎたい
  • フッカーにやさしいドライバーが欲しい
  • 甲高い打音が好み
  • 違和感のない顔をしたドライバーが欲しい
  • 一味違うドライバーが欲しい
  • セミオーダーのようなドライバーに憧れている
  • クラブでの左へのミスを減らしたい
  • ウェイト調整で最適な方向性を得たい
  • 弾道調整機能があるドライバーが欲しい

などといった考えをお持ちのゴルファーには、特にオススメと言えます。

PXG0811ドライバーの特徴である調整機能を利用することで、ゴルファーの意のままに飛距離を稼ぐことができる点や、黒を基調としたクールで構えやすいヘッドなど、魅力がたくさん詰まったドライバーだと思います。

魅力の多いドライバーですが、PXGは「至高の一本」を作るために、時間やコストなどを度外視しているメーカーです。そのため、価格帯は通常のドライバーよりも高価になります。

しかし、クラブに余計な装飾や技術を加えているわけではなく、開発費や開発時間などのコストに糸目をつけずに製作していることや、購入時にフィッティングを入念に行うこと、PXGが持つ実績などを顧みると、妥当な価格設定かもしれませんね。

ちなみに、代表のパーソンズ氏は「車にフェラーリがあるように~」と価格に見合った価値があることをアピールしているため、この価格でも「納得してもらえる一本だ!」という自信があるのでしょう。

ぜひ一度、その自信作を試してみてはいかがでしょうか。

5. 実際にPXG0811ドライバーを手にいれるためには…?

PXG 0811 ドライバーは、ゴルフショップで購入可能ですが、2016年に日本進出したばかりなので、まだまだ取扱店が少ないの現状があります。

そのため、現在はメーカーHPに記載されている約20店舗のみとなっています。

店舗数の少なさが目立ちますが、2016年の夏に進出した際は、2店舗のみだったことを考えると、驚異的なペースで店舗が増えていることが分かります。

取扱店舗が増えるということは、それだけクラブの品質や性能が高く評価され、注目が集まっている証拠だと言えるのではないでしょうか。

6. まとめ

今回は、PXGから発売されたドライバー第1弾、PXG 0811 ドライバーをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

これまで、他メーカーでもロフト角やライ角の可変機能がついた、いわゆる“カチャカチャ系”モデルは既に発売されていますが、PXG0811ドライバーほど細かく調整できるモデルは珍しいと思います。

さらに、自身の特徴に合わせてシャフトが選べる点も、中・上級者ゴルファーには嬉しい点ではないでしょうか。

PGAツアーでも評価が高く、注目の的になっているPXGですから、一度は試打してみるのも良いかもしれません。飛距離や弾道に満足していない方や、カチャカチャ系に惹かれるという方は、特にPXGへの適正が高いでしょう。

PXGは日本に進出して日も浅いため、日本ではまだまだ馴染みのないメーカーですが、コスト度外視で最高傑作をテーマに製作されたクラブで、その実力はプロも認めるものです。

少しでも興味を持ったゴルファーの方は、是非、手に取って試してみることをオススメします。

PXGの魅力にとりつかれてしまうかもしれません!

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