出典 | テーラーメイドM2ドライバー 製品情報
多くの国内外ツアープロに支持され、アマチュアゴルファーにも大人気のテーラーメイドM2ドライバー。「やさしく飛ばせるドライバーに買い替えたい!」という方にとっては、コスパも良く、大本命の一本ではないでしょうか。
日本国内のドライバー売れ筋ランキングで常に上位を独占しているM2ドライバーですが、海外のツアープロの間でも抜群の人気を誇っています。
海外ツアー投入初戦では、テーラーメイド契約選手であるジャスティン・ローズをはじめ、19名の選手がM2ドライバーを使用し、同大会のモデル別使用率 No.1に輝きました。その後のツアーでもM2ドライバーを使用したプロが上位独占するなど、快進撃を見せつけています。
さらに、ナイキのゴルフクラブ製造撤退に伴い、看板プロだった世界ランク2位のロリー・マキロイや長期休養から復帰したタイガーウッズが、ドライバーをテーラーメイドのM2に変えたというニュースが流れています。
この大人気の理由は、低スピン高弾道で自己最高の飛距離が手に入ると同時に、多少のミスヒットなら大きなスイートエリアがカバーしてくれるという安心感を併せ持つドライバーだからです。
今回は、よりやさしく幅広いゴルファーに向けて作られたM2ドライバーの、「抜群の飛距離性能」と「寛容性の高さ」の秘密を徹底解剖し、実際に使用した感想や使用プロの情報なども、詳しくご紹介していきます。
プロフィッター 徳嵩 力一
高校・大学とゴルフ部に在籍。大学卒業後、クラブデザイナーの第一人者である故竹林隆光氏が設立、代表を務めた 株式会社コンセプト(現、株式会社フォーティーン)に入社。当時ゴルフクラブを数値で表して、クラブ設計を行う、中空アイアンの発明、 タラコ元祖UTなど革新的なクラブ設計で著名だった竹林氏の元でクラブ理論、フィッティングを学び、3,000名以上にフィッティングを行う。 現在は東京・秋葉原のフォースワンカスタムフィッティングのチーフとしてアマチュアゴルファーのベストスコア達成に貢献中。目次
1. 「最大飛距離性能」と「高い寛容性」を両立したM2ドライバーの7つの技術
1.1. グラファイト・コンポジット・クラウンによる軽量化
1.2. ウルトラ・ロー・シージー設計による低重心化
1.3. M2スピードポケットによるたわみが生む高い初速力
1.4. インバーテッド・コーンテクノロジーによる高反発エリア拡大
1.5. 流線形クラウンによる空気抵抗の削減
1.6. 最適な弾道を選べる±2°のロフト調整スリーブ
1.7. アベレージゴルファーにも扱いやすい純正シャフト
2. テーラーメイドM2ドライバーはどんなタイプのゴルファーにおすすめ?
3. 実際にテーラーメイドM2ドライバーを使用した感想は?
3.1. テーラーメイドM2ドライバー購入者レビュー
3.2. テーラーメイドM2ドライバーを使用しているツアープロ
テーラーメイドM2ドライバーの概要
M2ドライバー| テーラーメイド |
|||
飛距離:☆☆☆☆☆ | 打感:☆☆☆☆ | 構えやすさ:☆☆☆☆☆ | 操作性:☆☆☆☆ |
当てやすさ:☆☆☆☆☆ | 直進性:☆☆☆☆☆ | 弾道の高さ:中~高弾道 | シャフトの硬さ:S/SR/R |
1. 「最大飛距離性能」と「高い寛容性」を両立したM2ドライバーの7つの技術
2016年3月に発売されて以来、国内外のツアーで快進撃を続けているテーラーメイドのM2ドライバーは、アマチュアゴルファーにも大人気。
その理由は、「自己最高の飛びを実現できて、ミスヒットにも強い」という多くのゴルファーにとって理想のドライバーだからでしょう。
そんな理想のドライバーを生み出したのは、次に上げるテーラーメイドの7つの独自技術です。
- 1. グラファイト・コンポジット・クラウンによる軽量化
- 2. ウルトラ・ロー・シージー設計による低重心化
- 3. M2スピードポケットによる「たわみ」が生む高い初速力
- 4. インバーテッド・コーン・テクノロジーによる高反発エリア拡大
- 5. 流線形クラウンによる空気抵抗の削減
- 6. 適な弾道を選べる±2°のロフト調整スリーブ
- 7. アベレージゴルファーにも扱いやすい純正シャフト
ここからは、これらの7つの技術を徹底解剖していきます。
1.1. グラファイト・コンポジット・クラウンによる軽量化
ヘッドのクラウン部分に7層のカーボン・コンポジットの複合素材を用いることで軽量化を図り、その余剰重量をソール側に再配分することで低重心化に成功しました。
テーラーメイドが15年に渡って開発を行ってきたカーボンテクノロジーにより、必要な強度を確保しながら、軽量化と低重心化が実現したのです。
1.2. ウルトラ・ロー・シージー設計による低重心化
クラウン軽量化で生まれた余剰重量をソール近くの低い位置に配置することで、理想的なフェースセンターへの重心投影が可能になりました。
ウルトラ・ロー・シージーのシージーは「重心」を意味し、このヘッドの低重心設計が、低スピン弾道と慣性モーメント(MOI)値の向上を実現して、M2ドライバーの飛距離性能アップと寛容性アップに貢献しています。
出典 | テーラーメイドM2ドライバー 製品情報
1.3. M2スピードポケットによる「たわみ」が生む高い初速力
M2ドライバーでは、M1の弾道調整機能の代わりに、エアロバーナーシリーズで採用されたスピードポケットを搭載することで、やさしさと大きな飛びを実現しています。
M2専用に設計されたスピードポケット(ソールの溝)がフェース周辺の柔軟性をアップし、そのたわみ効果によってフェース下側でヒットしたボールでも、スピン量を抑えた初速力の高いボールを打ち出すことが可能になりました。
出典 | テーラーメイドM2ドライバー 製品情報
1.4. インバーテッド・コーン・テクノロジーによる高反発エリア拡大
フェースに逆円錐形フェース「インバーテッド・コーン・テクノロジー」を採用することで、0.800を超える反発係数を持つ高反発エリアを広げることに成功しました。
スイートエリアが広がれば、ミスヒットでもボール初速が落ちづらくなり、飛距離のロスを抑えることができます。
一般的にはスイートスポットが広くなると、その反面で最大飛距離が犠牲になりがちですが、M2ドライバーでは「慣性モーメントの向上」「スピードポケット」「インバーテッド・コーン・テクノロジー」この3つの技術を組み合わせることで、最大飛距離性能アップとミスヒット時の寛容性の両立に成功しています。
出典 | テーラーメイドM2ドライバー 製品情報
1.5. 流線形クラウンによる空気抵抗の削減
M2ドライバーのクラウンはエアロダイナミクス(空気力学)を考慮して流線形に設計されています。
ヘッドにかかる空気抵抗を最小限に抑えることで、ヘッドスピードとボール初速をアップさせ、飛距離の向上に貢献しています。
出典 | テーラーメイドM2ドライバー 製品情報
1.6. 最適な弾道を選べる±2°のロフト調整スリーブ
M2ドライバーには、ロフト角を±2°の範囲で調整できる機能があり、自分の理想の弾道に近づけて最大飛距離を引き出すことができます。
ロフト角とフェース向きが連動するため、弾道が低くなるロフト角に調整すると、フェース向きは右を向き、逆に弾道が高くなるロフト角だと、フェースは左を向きます。つまり、ボールの捕まりやすさも調整できるのです。
自分のスイングに最適なポジションに調整すれば、クラブの性能を引き出して、自己最高の飛距離を実感できるでしょう。
出典 | テーラーメイドM2ドライバー 製品情報
1.7. アベレージゴルファーにも扱いやすい純正シャフト
M2ドライバーの純正シャフト「TM1-216」はフレックスSで、M1より若干柔らかく、重さも約5g軽くなっていて、その分スピーディに振りぬくことができます。
中間部分がしなりやすい先中調子で、切り返しでは中間部分がしなり、ダウンからインパクトにかけては先端部分がやや大きめにしなり戻る、素直な挙動が特徴です。
シャフト以外の重量についても、M1と比較すると、ヘッドで約4g、グリップで約5.5g、M2ドライバーの方が軽く、アベレージゴルファーに優しく仕上がっています。
出典 | テーラーメイドM2ドライバー 製品情報
2. テーラーメイドM2ドライバーはどんなタイプのゴルファーにおすすめ?
ここまでご紹介してきた、テーラーメイドM2ドライバーですが、特にオススメなのは
- 低スピン・高弾道で飛ばしたい人
- シンプルでやさしいドライバーを求める人
- 軽量ヘッドで楽に振りぬきたい人
といった方々です。
テーラーメイドの最新技術が盛り込まれたM2ドライバーは、スピン量を抑えた直進性のある球、高い弾道でキャリーもランも稼げる球がオートマチックに打てるチューニングになっています。
M1のTトラックのような細かい弾道調整機能を省いて、その分シンプルにクラブの性能を引き出せるよう設計されています。
アベレージゴルファーに向けて、クラブ全体の軽量化、シャフトの柔らかさも設定されているので、気持ちよく振りぬけるバランスの良さも嬉しい特徴のひとつ。
スイートエリアが広いため、多少のミスヒットにも強く、安定した飛距離を叩き出せるM2ドライバー、「とにかく楽に飛ばしたい」という方にピッタリです。
3. 実際にテーラーメイドM2ドライバーを使用した感想は?
それではここからは、テーラーメイドM2ドライバーを使ってみた方々のコメントや使用プロの情報をご紹介していきます。
3.1. テーラーメイドM2ドライバー購入者レビュー
まずは、M2ドライバーを実際に購入された方々のレビューコメントです。
- 当方ゴルフ歴3年目の40代男子です。コースでの平均飛距離は240yd程度です。ドライバーは他にZ545とGBBを所有しています。メーカーの触れ込み通りに芯が広く飛びます!!油断すると右にも左にも曲がりますが、これは腕のせい…。カーボンの打感もよく構えやすさは過去のドライバーの中でもNo.1!!シャフトですがGBBはエボ2ですが、M2は純正が良さそうです。
- 以前にピンのラプチャーというカーボンクラウンのドライバーを使っていて、それが気に入っていたのですが、手放し、いろいろなドライバーを使いましたが、やっと良いものに出会いました。とにかく方向性が良く、飛距離もしっかりと出ます。オリジナルシャフトで少し柔らかい感じがしますが、その分しっかりと振り切れます。他にもグローレFのドライバーを使っていますが、この方が簡単でよく飛ぶと思います。丁度ヘッドスピードが40~42m/sの私にはぴったりのドライバーだと思います。
- これは飛びますね!クラウンのカラーリングの印象が気に入らずに食わず嫌いだったのですが、打ってみて印象が一変しました。スイートスポットにあたった時の飛びは気持ちよく、今まで使用していたドライバーより10Yは伸びていると思います。軽いドロー系の強い中高弾道です。意外だったのはヘッドのカラーリングは構えやすいということでした。大きく見える感じも安心感があります。打感は柔らかくて打球音もおとなしめで自分は気に入ってます。KUROKAGE XMとの相性も良く、気持ちよく振り抜けます。気を抜くと右にプッシュする事もありますが、これからの練習で克服できそうです。プロの評判が高いのが分かるような気がします。一気にエースドライバーになりました。
3.2. テーラーメイドM2ドライバーを使用しているツアープロ
続いて、M2ドライバーを実際に使用している国内外のトッププロの情報をご紹介します。
ナイキからの移行組では、世界ランク2位のローリー・マキロイ選手やあのタイガー・ウッズ選手が、2017年にはM2ドライバーを使用するのではないかというニュースが流れています。
2016年のクラブセッティングとして発表されている中では、世界ランク15位のジャスティンローズ選手や大御所アーニー・エルス選手が、国内女子ツアーでは賞金ランク7位の全美貞選手がM2ドライバーを選んでいます。
トッププロがこれだけ信頼を寄せている事実が、このクラブの性能の高さを証明していると言えますね。
4. テーラーメイドM2ドライバーを手に入れるには?
テーラーメイドM2ドライバーは、全国のゴルフショップ、またはネットショップで購入することができます。
どこで購入する場合でも、ショップや練習場の試打会などで実際に試打することをお勧めします。自分に合うドライバーなのか、自分の求めている性能のドライバーなのかを確認したうえで、購入するかどうかを検討してみてください。
店舗販売ならお店によっては価格交渉ができる場合もありますし、ネットショップなら価格比較が簡単にできて、特に忙しい方には便利ですね。
5. まとめ
今回は、大きなスイートエリアと低スピン弾道で楽に飛ばせるテーラーメイドM2ドライバーをご紹介しました。
国内外のトッププロが選んだ実戦で結果を出せるドライバーは、アベレージゴルファーにもやさしい設計で、ミスヒットに強く安定感のある飛びを提供してくれます。
「簡単に飛ばせて多少のミスをカバーしてくれるドライバーがいい!」という方や、「細かい調整機能よりも、シンプルに飛ばせるドライバーが欲しい!」という方に、ぜひ一度試していただきたい一本です。