超個性的!ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーの特徴まとめ

出典 | NIKE 

ナイキといえば、“エア”や“ルナロン”など個性的なテクノロジーを搭載したスニーカーで一世を風靡しているメーカーとしても有名ですね。

そしてゴルフ業界においても同様に、“クラブヘッドが四角いドライバー”・“キャビティドライバー”など奇抜かつ斬新なゴルフクラブを作り続けるメーカーとして知られています。

加えて、タイガー・ウッズ、ロリー・マキロイ、ミシェル・ウィーといったゴルフファンでなくても名前が知られているような、超一流プロが契約しているだけあって、性能や品質は折り紙付きです。

また、石川遼プロの2学年先輩にあたり、今後の活躍に期待されている若手と言われている、薗田峻輔プロもナイキヴェイパーフレックス440ドライバーを愛用しています。

そんなナイキから「ナイキヴェイパーフレックス440ドライバー」が発売されました。

「ナイキヴェイパーフレックス440ドライバー」の最大の特徴は、高い飛距離性能と弾道やスピン量の調整が細かくできるという点でしょう。

ヘッドの重心の深さを変えられる「フレックスフライト機能」を搭載し、最適な打ち出し角度を提供することで、高い飛距離を得ることができます。

「HOT LIST JAPAN」でも

“超・低スピン弾道をオートマチックに打つことができて、ハードヒッターが叩けば叩くほど飛ばせる。素材や機能が未来的。弾道直進性も高い。”

との評価を得ています。

ここまで高い評価を聞くと「ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーってどんなドライバー?」「初心者の私にも使えるの…?」と気になってくるものですよね。

今回はそんな、ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーについて、注目されている理由から、ライバル社のドライバーとの違いまで、詳しくご紹介していきます。

この記事の監修者(プロフィッター)

プロフィッター 徳嵩 力一

高校・大学とゴルフ部に在籍。大学卒業後、クラブデザイナーの第一人者である故竹林隆光氏が設立、代表を務めた 株式会社コンセプト(現、株式会社フォーティーン)に入社。当時ゴルフクラブを数値で表して、クラブ設計を行う、中空アイアンの発明、 タラコ元祖UTなど革新的なクラブ設計で著名だった竹林氏の元でクラブ理論、フィッティングを学び、3,000名以上にフィッティングを行う。 現在は東京・秋葉原のフォースワンカスタムフィッティングのチーフとしてアマチュアゴルファーのベストスコア達成に貢献中。

目次

1. ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーが注目される3つの特徴
1.1. 高い飛距離性能
1.2. 弾道を最適化してくれる調整機能
1.3. 独創的なテクノロジー

2. ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーの外見の特徴は?

3. ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーのシャフトは?
3.1. Vaporグラファイト+
3.2. KUROKAGE XM 6
3.3. Tour AD GP-6

4. ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーはどんな人にオススメ?

5. ナイキヴェイパーフレックス440ドライバー使用者の感想
5.1. 飛距離や打感についての感想

6. ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーを手にいれるためには?

7. まとめ

ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーの概要

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ヴェイパー フレックス 440 ドライバー | ナイキ

飛距離:☆☆☆☆ 打感:☆☆☆ 構えやすさ:☆☆☆☆ 操作性:☆☆☆☆
当てやすさ:☆☆☆☆☆ 直進性:☆☆☆☆ 弾道の高さ:ふつう シャフトの硬さ:SからR

1. ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーが注目される3つの特徴

ナイキ ヴェイパー フレックス 440 ドライバーが評価されている理由として、

  • 高い飛距離性能
  • 弾道を最適化してくれる調整機能
  • 独創的なテクノロジー

という、3つの特徴が挙げられています。

これらの特徴から、ナイキ ヴェイパー フレックス 440 ドライバーは、飛距離性能にこだわる方や弾道やスピン量を調整したい方などにオススメできると言えそうです。 

ここからは、ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーの3つの特徴をそれぞれ詳しくご紹介していき、魅力をお伝えしていきたいと思います。

1.1. 高い飛距離性能

まず始めに、ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーの特徴として挙げられるのが、高い飛距離性能です。みなさんも、ドライバーには飛距離を求める!という方が多いのではないでしょうか。

飛距離を出すためには、いわゆる「飛びの三原則」をクリアしている必要があります。5つの特徴で飛びの三原則をクリアしているのか、確認していきましょう!

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出典 |ナイキ公式HP

上記写真の左、RZN(レジン)MAXについてご覧いただくと分かるように、ヘッドの60%を超軽量素材RZNで設計しています。その設計の自由度よって、後述する「フレックスフライト」を搭載しながら、ヘッドの大型化を実現しています。

さらに写真右、ハイパーフライトフェイスとコンプレッションチャネル技術により、エネルギーロスを最小限にすることで、フェイスの広いエリアでボール初速を高めることが可能で、いずれも反発性を高め、飛距離アップに貢献している技術です。

この2点の特徴によって、飛びの三要素の一つに数えられる「初速」は申し分ないと言えるでしょう。

1.2. 弾道を最適化してくれる調整機能

飛びの三要素の一つを担っているのが「打ち出し角」です。これは、飛びの三要素である「スピン量」にも関わってくる重要な部分になります。

打ち出し角が高過ぎると途中から失速してしまう山なりの弾道になり、低すぎるとキャリーが不足してすぐに地面に落ちてしまうようなドロップボールになってしまいます。

これは、スピン量も同じで、スピン量が多い球はホップして吹き上がるため、高さは得られても飛距離は出にくいとされています。

そこで活躍するのが、ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーの特徴の一つである、弾道を最適化してくれる調整機能です。

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出典 |ナイキ公式HP

上記写真のフレックスロフト2.0は、ロフト角とフェイス角を独立調整が可能にした技術です。ゴルファーそれぞれがスイングに合わせて調整し、個々にあった弾道に最適化することが出来ます。

ロフト角は8.5~12.5度で1度刻み5段階の調整が可能で、フェイスアングルはオープンとクローズ±1.5度の3段階調整が可能となっています。

この技術により、飛びの三原則の一つである「打ち出し角」についても、問題のない事が証明されたのではないでしょうか。

もちろん、適正な打ち出し角をえることによって、適正なスピン量を得ることにも期待ができます。また、ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーは、ヴェイパーシリーズの中では最も低スピン弾道を打ち出しやすいという評価もあるようです。

1.3. 独創的なテクノロジー

ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーで、最も特徴的と言えるのは「フレックスフライト」と呼ばれる機能でしょう。

これは、先述したフレックスロフト2.0に似たようなところがあり、ズバリ「弾道調整機能」とも言われているものになります。

平たく違いを挙げると、フレックスロフト2.0がロフト角などを調整して弾道を最適化する機能であるのに対し、フレックスフライトは、重心深度を低く深い位置から低く浅い位置に移動させることで、スピン量と弾道のチューニングが可能です。

下記の画像を参考に、詳しくご紹介したいと思います。

フレックスフライト

出典 |ナイキ公式HP

画像を見ていただくと分かる通り、RZN(レジン)キャビティに差し込むフライドポッド(円筒型のウェイト)のポジションにより、スピン量や弾道を調整することができます。

フレックスフライトとフレックスロフト2.0の組み合わせ次第で、30種類のセッティングの中から、それぞれのゴルファーに最適なポジションを選べる点も魅力ですね!

また、飛距離に関わる重要な「スピン量」を調整することができるというのは、スピン量が減らすことができないというゴルファーの強い味方になってくれるのではないでしょうか。

このようなドライバーを探していたという方は、一度は手にしてみる事をオススメします!

2. ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーの外見の特徴は?

ここまで、ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーの特徴を3つご紹介してきましたが、同ドライバーの外見の特徴にも言及していきたいと思います。

まずは、下記画像をご覧ください。

洋ナシ型ヘッド

出典 |ナイキ公式HP

画像のように、ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーは、アスリートや上級者が好む洋ナシ型ヘッドとなっており、ヘッド体積は440ccになっています。

投影面積はやや小さく、艶消しブラックとブルーのツートンカラーが目を引くデザインですね。ツートンカラーには理由があるそうで、フェース側(チタン)とボディ側(レジン)で素材が違うため、ツートンカラーにしているそうです。

また、ヘッドの基本的性格としては、最近多く見かける「長い・浅い・高い」という重心モデルです。低重心すぎるとキャリーが出ないことを意識しているのでしょう。

捕まりすぎないので、左へのミスが出づらく、フッカーに向いているモデルと言えます。また、スウィートエリアも広くなっていることで寛容性もあり、多少のミスヒットであれば、飛距離のロスは少ないと思います。

3. ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーのシャフトは?

 クラブ選びをする際に、そのクラブの特徴を知ることも大事ですが、忘れてはいけないものが、シャフトですよね!

ここからは、ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーのシャフトについて、ご紹介していきたいと思います。今回、3種類のシャフトをご紹介していきたいと思います。

是非、参考にしてみてください!

3.1. Vaporグラファイト+ 

まず始めに、純正シャフトとして知られている「Vaporグラファイト+」の特徴について、ご紹介していきたいと思います。

Vaporグラファイト+のシャフトフレックスはSで、シャフト重量は60gとなっています。

下記は、Vaporグラファイト+の参考画像になります。

グラファイト+ 

出典 |ナイキ公式HP

シャフト説明にもあるように、ソフトな剛性の先端部がボールをしっかり捕えてくれる点が特徴です。中間剛性を高めているため、中折れ感をあまり感じず、シャープに振りぬくことができるセミアスリートモデルになります。

手元調子は中調子です。

3.2. KUROKAGE XM 6 

ここでは「KUROKAGE XM 6」というシャフトをご紹介したいと思います。

まず、シャフトネーミングがカッコよく感じますね。そんなKUROKAGE XM 6のシャフトフレックスはSで、シャフト重量は63gとなっています。

下記画像が、KUROKAGE XM 6です。

KURO KAGE XM60

出典 |ナイキ公式HP

シャフト全体がスムーズにしなることで、打ち出しの高さとつかまりの良さを実現しているシャフトになっているようです。

こちらは、アマチュアからアスリートまで、幅広い方にオススメされているシャフトになります。また、シャフト調子は中調子です。

3.3. Tour AD GP-6 

こちらは「Tour AD GP-6」というシャフトになります。こちらは、とても鮮やかな色合いをしているシャフトになっており、目を引きますね。

こちらも画像を交えてご紹介したいと思います。

Tour AD GP-6

出典 |ナイキ公式HP

先端部の高剛性によって、オフセンターヒット時でも負けない強さを持った設計になっているようです。手元の剛性を上げることで振り遅れを防ぎ、グリップしたから中間部にかけてはしなりを感じることができるとのこと。

初速向上や強い弾道で大きな飛距離を得たいと考えるゴルファーには、こちらのシャフトがオススメだと言えそうです。

シャフト調子は中調子になります。

4. ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーはどんな人にオススメ?

では、ナイキ ヴェイパー フレックス 440 ドライバーはどんな人におススメか?特におススメな方は、

  • ドライバーで飛距離を稼ぎたい
  • 最適な弾道でゴルフを楽しみたい
  • ロフト角やフェイス角を調整したい
  • フッカーにやさしいドライバーがほしい
  • 左のミスが出づらいドライバーを探している
  • カチャカチャ細かく調整したいドライバーがほしい
  • 個性的な外見をしたドライバーがほしい
  • スピン量を調整したい
  • スピン量を減らしたい
  • 落ち着いた打音が好き
  • 中・上級者に向いているドライバーがほしい

などの考えをお持ちのゴルファーには、特にオススメです。

ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーは細かい調整が可能で、プレーヤーの意のままに飛距離を稼ぐことができますし、強い弾道で直進性も非常に高いドライバーです。

加えて、2017年1月23日現在、世界ランク2位という肩書を持ち、文句無しの超一流プロであるローリー・マキロイも過去に使用していたドライバーです。

また、現在ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーを使用しているプロとしては、薗田峻輔プロが使用していますね。

プロ使用ドライバーだけでなく、個性的な外見も相まって、所有欲もきっと満たしてくれるのではないでしょうか。その個性的な特徴から、一緒にホールを回るゴルファーからは、羨望の眼差しで見られるかもしれません。

クラブの性格としては叩いて飛ばしたいハードヒッター向けです。ヘッドスピードは45m/s程度が必要となっているようです。 ヘッドスピードが遅い方は、「ナイキヴェイパーフライドライバー」の方がやさしく飛距離が稼げると言われていますので、そちらも確認してみてはいかがでしょうか。  

5. ナイキヴェイパーフレックス440ドライバー使用者の感想

2016年の夏、ナイキはゴルフクラブ製造から撤退するとの方針を打ち出しているため、ゴルフクラブに関する感想や試打動画などの情報が少ないようです。

しかし、ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーの飛距離や打感についての感想を見つけることができましたので、1つだけですが、ご紹介したいと思います。

5.1. 飛距離や打感についての感想

以下、飛距離や打感についての感想になります。参考までに、ご覧ください!

打った感想は本当に低スピンで強い球が飛んでいきます。構えると目標に対してフェースがほぼ真っすぐで問題なし。最初浅深度方向でセッティングすると本当に低いライナーでした。重心を後ろ方向にするとスピンが出て弾道が高くなりました。打感については、適度に柔らかくいい感じでしたが、音についてはボコッといった感じで金属音を好まれる方には、昔にサスクワッチ四角いドライバーの様に違和感を持たれると思います。フィーリングを気にせず、機能性を重視されるスピン量が多い方は1度試してください。飛距離を伸ばせると思います。

 

mycaadie|http://mycaddie.jp/detail_PID_7858.htm

1つだけの感想では、ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーの全貌は見えてこないかもしれませんが「自身が求めているかもしれない」「スピン量が多いから試してみたい!」という方もいらっしゃるかもしれません。

そのような方がいれば、是非、試打などできる場所へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

6. ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーを購入するには?

先述した通り、ナイキはゴルフクラブ製造から撤退する方針を発表しており、2017年現在では、公式ホームページに掲載されていたナイキヴェイパーフレックス440ドライバーの販売ページが削除されています。

そのため、興味を持っている方、購入を検討している方は、インターネット販売やゴルフ専門店などを覗いてみると良いでしょう。

既に、インターネット販売を行っているお店を覗いてみても、ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーの在庫が少なくなってきており、販売終了している店舗も多く見受けられました。

現状を考えると、ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーはプレミア感があるかもしれませんが、誰にでも合うドライバーということではありませんので、じっくり吟味する必要があると思います。

できれば、まだ取り扱いのあるゴルフ専門店を訪ね、試打や持った感覚、構えたときの違和感の有無などを確認したいところですね。

7. まとめ

今回は、ナイキヴェイパーフレックス440 ドライバーを今回ご紹介しましたが、いかがでしたか?

ナイキらしい個性的でオリジナリティ溢れるデザインもさることながら、飛距離をグッと伸ばすために考えられた機能は圧巻ではないでしょうか。

飛びの三原則である「ボール初速」「打ち出し角」「スピン量」それぞれを向上、適正化させる機能は、中・上級者ゴルファーには魅力的だと思います。また、程よい操作性と寛容性を持っているため、扱いやすさもあるでしょう。

ただし、どんなにデザインが気に入って、機能が気に入っていたとしても、初心者には向いていないため、中級者以上のゴルファーが扱うことをオススメします。

また、先述もしておりますが、2017年現在、ナイキはゴルフクラブ製造からは撤退しております。2016年夏に方針を発表して以降は、ゴルフウェアやシューズなどのアパレル事業に力を注いでいるようです。

ナイキは個性的なメーカーだっただけに、個性的なゴルフクラブが好きだった!というゴルファーからは悔やむ声が聞こえてきそうですね。

ナイキファンであった方も、興味はあったけど触れられなかったという方も、ナイキ最後のクラブである、ナイキヴェイパーフレックス440ドライバーを、この機会に試してみてはいかがでしょうか!

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