小原大二郎 VS ゴルフ雑誌

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2013.06.01
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今日はお客さんから来ていた興味深い質問についてお話しします。

今回いただいた質問というのはゴルフにとどまらず、
あらゆることに共通する問題なのではないかと思います。

こうした迷いというのは、どうしても起こるもので、
精神的にマイナスに働くことがあります。

しかし、、、それに対処する方法を知っておくだけで、
今後の上達のスピードが2~3倍は違ってくるはずです。

生徒さんからの質問。。。

実は先日、私が毎日お届けしているメールを読んでくださっている方から
こんなメールが届きました。

その内容はというと、細かいところは違うのですが、
だいたい以下の様な内容でした。

 「小原さんの上達の方法はとても参考にしています。

  しかし、この前ゴルフ雑誌の●●●●に載っていた内容で
  有名プロの●●さんが真逆のことを言っていることがありました。

  (中略)

  ●●さんも有名なプロなので、間違ったことは言ってないようにも
  感じるのですが、どちらが正しいのでしょうか?」

ここでは私が説明していることと、ゴルフ雑誌で紹介されていた
プロゴルファーの方の説明に相違点をご説明いただきました。

読んだところ、確かに私が言っていたことと真逆のことを言っていました。
その違いについては、、、長くなるのでここでは割愛します。^^;

 「えー、そここそ、知りたい!」

そんなふうに思ったかもしれませんね。ですが、、、
そうした「相違点」をどうこう言うことは、あまり重要なことではないんです。

矛盾する理屈

この両者の相違、、、果たしてどちらかが正しくて、
どちらかが間違っているのでしょうか? その答えは、、、

 「どちらも正しいし、どちらも間違っている」

なんですね。

実際、ゴルフの上達にためにコーチからアドバイスをもらったり、
いろいろなゴルフ雑誌、教材を見たりしていると、
一見して矛盾する話がたくさん出てきます。

グリップはスクエアグリップがいいという人もいますし、
ストロンググリップ(フックグリップ)のほうがいい人もいます。

前傾角度は直角の90度のほうがいいという人もいますし、
別に直角の90度でなくてもいいという考え方もあるでしょう。

こうしあ議論を真面目な人が聞くと、

 「一体どちらが正しいんだ!?」

そんなふうに答えを出そうとしますが、、、
ほとんどの場合、どちらも合っているし、間違っているとも言えるのです。

ステージが違うから起こる

では、なぜそのような矛盾が起こるのでしょうか?
それはほとんどの場合、前提が違うことから起こります。

確かにプロゴルファーが言っていることというのは
説得力があるように聞こえることがあります。

しかし、プロのアドバイスというのはある意味、
行き着くところまで行ってしまった人のアドバイスであることが多いのです。

その場合、今自分がいるステージと、プロのいるステージが違う、、、
つまり、前提が違うということですね。

ですので、プロからのアドバイスを受ける場合、そのアドバイスが
アマチュアに向けたメッセージなのかを確認する必要があります。

しかし、、、そもそもの話ですが。。。

白か黒かがハッキリを分かれるものなんて、
世の中にはほとんどないのではないでしょうか???

ですから「矛盾することはたくさん存在する」そういう前提に立って
あらゆることを見るという態度が大切です。

そして、矛盾で迷ったときは、

 「ここで語られている本質は何なんだろう?」

 「そもそもの前提は何なんだろう?」

そんなふうに考えてみましょう。そして、

 「今、この矛盾する2つのうち、どちらを採用するのか?」

を決めればいいのです。

こうした判断は、いわゆる真面目な人には気持ち悪いと感じるかもしれません。
しかしながら「そういうもんだ」という割り切りも大切です。

そもそもゴルフというのは、
もともと不確実な存在である人間が行うものなのですから。

またメールします。

小原大二郎

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小原 大二郎
1976年2月生まれ  ジャパンゴルフツアープレイヤー兼レッスンプロ 「100切り・最短シングル専門レッスン」を提唱。18歳で初めてゴルフを経験し、殆どの時間を練習場で過ごしながら26歳でプロデビューを果たすという異例の上達を遂げる。その経験とこれまでの指導経験、海外での研究経験を元に「5ラウンド以内に100を切る」「半年でシングルを達成する」わかりやすいレッスン内容と、温厚で頼りがいのある人柄が人気を呼び、運動神経に自信がない女性や高齢、80台に到達できないアマチュアから絶大な支持を得る。また実践レッスンには芸能人をはじめ、連日多くのアマチュアから問い合わせを受ける。
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小原 大二郎

小原 大二郎 について

1976年2月生まれ  ジャパンゴルフツアープレイヤー兼レッスンプロ 「100切り・最短シングル専門レッスン」を提唱。18歳で初めてゴルフを経験し、殆どの時間を練習場で過ごしながら26歳でプロデビューを果たすという異例の上達を遂げる。その経験とこれまでの指導経験、海外での研究経験を元に「5ラウンド以内に100を切る」「半年でシングルを達成する」わかりやすいレッスン内容と、温厚で頼りがいのある人柄が人気を呼び、運動神経に自信がない女性や高齢、80台に到達できないアマチュアから絶大な支持を得る。また実践レッスンには芸能人をはじめ、連日多くのアマチュアから問い合わせを受ける。

 

小原大二郎 VS ゴルフ雑誌」への3件のフィードバック

  1. 三河ベイファン

    小原プロのおっしゃる通りだと思います。
    いろんな人にたくさんアドバイスを頂きますが、結局そのアドバイスの中で
    何を自分自身がチョイスするかが大切だと思います。

    返信
  2. 山下竜生

     いつも、含蓄のあるお話しにいちいち共鳴しています。私は69歳ですが、小原先生とは人生の歩みに深さが違うといつも反省です。
     最近は世の中すべてに、白か黒かで決めつけようとしますので、住みにくいですね。また、いつも自分が白の基準で、他人を評価する。言葉尻をとらえて揚げ足を取る。この間の橋下さんの問題も80%は取り上げたマスコミの悪意を感じますね。
     小原先生がおっしゃるように、私たち人間は不完全な不安定なものですから、人生や世の中その時その時がグラデーションなんでしょうね。たさし、真っ黒にはなりたくないし、真っ白は息がつまりそうです。この物差しが、世の中のルールの基本を理解することだと思います。ゴルフでも、「ゴルフ場を大切に、パートナーと気持ちよくラウンドし、自然と会話しながらラウンドする」というのが基本かなぁと思っています。そうすれば、直面したトラブルなどへの対応は、細かなルールを知らなくても応用が利くのではないでしょうか?
     なんて、考えながら、でも時々迷惑をかけているビジターです(^O^)
     これからも楽しいお話、よろしくお願いします。
     最後に、昔に比べ、心の安定を保ったゴルフができていますが、スコアは全く進歩しません(ー_ー)!! 

    返信
  3. 森山

    説明している対象はだれか、その説明の本質は?
    説明の目的を確実に掴めば、自分がそのとおりにできるのか、できないのか、の
    選択ができるのではないでしょうか。
    といっても、私も現在の私のスイングがどうなのか、問題があるとすればどこにか、を
    ほとんど把握できてないのが、実情です。いな、できないのが実情ですから、
    そのプロの教えは、ほとんど役に立たないと思って、ただ聞くだけに終わってしまうでしょう。
    残念ですが、その質問した御仁も、あなたのいうことと、プロのいうことを、同じスイングの
    解決策として聞いているのであれば、それに矛盾を感じるくらいの実力ー自己能力把握力では
    ないでしょうか。
    そうすれば、その御仁への回答もまた違ってくるのではないでしょうか。
    すいません。幾たびにスコアが安定しないへたくそがえらそうなことを言って。

    返信

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