2020.04.25
From:服部コースケ
東京の自宅より、、、
おはようございます。
服部コースケです。
ゴルフの世界に
足を踏み入れたなら誰しも直面する
スライスやフックの悪夢
特に、ゴルフを初めたてはスライスに、
ある程度上達してスライスを減らせたと思ったら
今度はフックに悩まされますよね。
スライスしてOBが止まらず、
あとちょっとのところで100が切れなかったり、
何打も連続でスライスしてしまい、
心身ともにズタボロになってしまったり、
いつの時代も、
スライスやフックはゴルファーの
大敵というような存在です。
最近では、インターネットで
多くのプロゴルファーがスライスやフックを
克服するためのドリルを公開しています。
なので、私たちは自然と
スライスやフックといったショットに対して
「ミス」というマイナスのイメージを持っています。
しかし、スライスやフックは
必ずしも悪いショットではないのです!
ゴルフはいかに早く
カップにボールを入れられるか
ということを競うスポーツ。
そして、ゴルフコースには
地形や障害物などが複雑に絡まった
無数のシチュエーションが存在します。
そんな時、
もしボールとグリーンを結んだターゲットライン上に
木やバンカーなどの障害物があったとしたら…
自信のない方は横に一旦出して、
刻んでグリーンを目指すのも良いでしょう。
しかし、あえて、
スライスやフックでボールを曲げて
グリーンを狙うことが出来たとしたら…
格好良いですし、
スコア短縮のチャンスが広がると思いませんか?
そう、ゴルフの上級者となると
スライスやフックは一概に「ミスショット」ではなく、
コースマネジメントとしてあえて打つ選択を
することだってあるのです。
このようにスライスやフックで、
あえてボールをまげて障害物を回避する方法を
“インテンショナルショット”と呼びますが、
これは決して
上級者専用のテクニックではなく、
今現在スライスやフックに
悩まされている方へもオススメな
テクニックなのです。
とにかくまっすぐ飛ばそうとしていませんか?
ゴルフをはじめてすぐの頃には
どうしたらまっすぐなボールが打てるのかと、
ゴルフ練習場で思考錯誤を繰り返しますよね。
つまり、ショットを打つ時は常に、
「まっすぐ飛ばしたい」と心の中で
強く考えているはず。
そんな時にスライスやフックを打ってしまうと、
自分が意識していたのとは全く違う方向に
打ち出してしまうのでミスショットと
受け取るのも無理がありません。
ですが、今現在、
スライスやフックを減らすために
練習に励んでいるゴルファーにも
ぜひインテンショナルショットの練習を
していただきたいなと私は思います。
なぜなら、
インテンショナルショットは意図的に
ボールを曲げる技術ということで、
わざとスライスやフックを打つわけです。
これは、どのような動きをしたら、
スライスやフックが打てるのかを知る
ということでもあります。
つまり、インテンショナルショットで
スライスやフックを打てるようになるということは
逆にスライスやフックを打たないスイングを
作ることにも役立つのです。
ゴルフを初めたての方は、
インテンショナルショット自体を習得するためではなく
スライスやフックになる原因を知るためにも
スライスやフックを打つ練習を
することはとても上達に役立つのです。
上級者にとってはとても重要な技術
そしてもちろん、
スコアがだんだんと良くなってきて、
上級者になればなるほど、
わざとボールを曲げる技術、
つまり「インテンショナルショット」が
いかに重要なのかがわかってきます。
ボールの曲げまでコントロールできれば、
それは攻めのゴルフも、守りのゴルフにも
使うことができるのです。
インテンショナル(intentional:意図的に)に
ボールを曲げるということは、目の前に障害物があって
まっすぐ狙えない時などに“やむを得ず”使う技術と
多くのゴルファーが考えています。
しかし、インテンショナルショットは
やむを得ず使う技術だけでなく、
チャンスをつかむために使う技術でもあるのです。
たとえば、右にOBのあるホールでは、
フェアウェイの右端を狙ってフックするボールを打つことで、
高確率でOBを回避することができます。
あるいは、ピンがグリーンの右端にある場合、
グリーンのセンターからスライスする球で狙えば、
安全にグリーンをとらえカップに近づけることができます。
インテンショナルショットを使いこなすことで、
時には障害物やリスクを回避して、
時には積極的に、果敢にバーディーを狙えるのです。
また、フックボールは飛距離が出やすく、
スライスボールは飛距離が落ちやすいことを利用して、
インテンショナルショットで
微妙な距離のコントロールを
することだって出来てしまうのです。
インテンショナルショットの打ち方
ちなみに、
インテンショナルショットの打ち方は
とてもシンプルです。
スタンスは打ち出したい方向に、
そして、フェースを最終的に狙いたい方向に構え、
あとは普段と同じスイングをするだけです。
インテンショナルスライスを打ちたいときは、
スタンスもフェースも、ターゲットに対してスクエアに構えてから、
スタンスだけ打ち出したい左に向けます。
この時、打ち出したい左方向より、
スタンスは若干多めに、左へ向けるのが良いです。
その状態でスイングしていくのですが、
スイングの軌道はスタンスに対していつも通りに
ボールを打っていきます。
ただインパクト時のフェースの向きは、
打ち出し方向ではなくターゲット方向へ
向いていることに注意してください。
つまり、フェースが開いて
インパクトを迎えるわけですね。
これで左に打ち出したが、
スライスがかかってターゲット方向に戻ってくる
インテンショナルスライスが打てるのです。
インテンショナルフックについては、
今とは逆のスイングで打つことができます。
インテンショナルショットを
完璧に使いこなすプレイヤーの一人に
タイガー・ウッズがいます。
タイガーは2019年のWGC Mexico Chanpionshipで
残り132ヤードのバンカーから、目の前の気を避けるように
インテンショナルスライスを打ち、ピンそばに見事寄せました。
さらっと説明してしまいましたが、
インテンショナルショットには
高い技術が要求されます。
習得しようと思ったら
かなりの練習が必要となるでしょう。
しかし、打てるようになってしまえば、
トラブル回避や攻めたゴルフではたまた
スコアが良くなることは目に見えてわかります。
また、今現在スライスやフックに悩んでいる方が、
スライスやフックの原因をしっかりと理解して、
ボールをまっすぐ飛ばすためにも効果的ですので、
ぜひ、インテンショナルショットの練習に
チャレンジしてみてくださいね。
服部コースケ
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