世界一の飛ばし屋から学ぶ「3つの秘密」

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2020.06.20
服部hattori

From:服部コースケ
恵比寿のゴルフスタジオより、、、

おはようございます。
服部コースケです。

2020年、ある一人のゴルファーが、
世界に大きな衝撃を与えました。

その名は、
ブライソン・デシャンボー

3ヶ月ぶりに再開したばかりの
PGAツアーのドライビングディスタンスで
世界一の座を取ってしまったことには、
驚きました。

PGAツアーをよく見ている方なら
わかると思うのですが、デジャンボーは
去年まで飛ばす選手ではありませんでした。

その証拠として、
デジャンボーの過去の飛距離と
ランキング順位はこの通りです。

2016年 294.6ヤード(63位)
2017年 299.9ヤード(45位)
2018年 305.7ヤード(25位)
2019年 203.5ヤード(34位)

それが今年はどうでしょう?

2020年 323.8ヤード(1位)

ここ何年か連続で1位と2位を争っていた
キャメロン・チャンプとローリー・マキロイを抑えて
デジャンボーは世界1位に踊り出てしまったのです。

確かに、毎年少しずつ
飛距離を伸ばしてきてはいましたが、
それでも2019年は34位です。

そこから一気に1位になるなんて、
普通じゃあり得ないことですよね。

なぜデジャンボーは、
この1年で一気に世界ランキングを上げたのか?

彼の飛距離への執着心が
物凄いということに気づきましたので、
いくつかあなたにもご共有したいと思います。

(凄すぎてマネできるとか
 そういうレベルではないかもしれません)

19-20年シーズンで飛ばしを意識した?

デジャンボーはもともと、
「飛ばし屋」というタイプの
選手ではありませんでした。

ワンレングスのアイアンを駆使して
ノーコック&ワンプレーン打法でツアー5勝してる
とても個性的な選手です。

これまではスウィングの再現性を高め、
正しい距離を打つ事によってスコアを
まとめてくるタイプでしたが、

19-20年シーズンになって
「飛ばし」を追求するようになってきたのです。

2015年のPGAデビュー当時は
51.6m/sだった平均ヘッドスピードが
19-20年シーズンでは55.5m/sまで上がり、

ボール初速で見たら
75m/sから82m/sまで上がっています。

彼が自宅で計測した
非公式な数字ではヘッドスピードが61.8m/s
ボール初速は90.2m/sまで出たといいます。

飛距離アップを目指す私たちからしたら
喉から手が出るほどうらやましい成長ぶりですが
デジャンボーは一体どんなトレーニングで
世界一を取ることができたのでしょうか?

彼のゴルフ事情を調べてみたら
飛距離アップの理由として3つのポイントを
見つけることができました。

体重の増加

1つ目のポイントは、体重の増加。
というより、筋肉量の増加でしょう。

デジャンボーは2019年秋に
「肉体改造宣言」をしてから、
デビュー当時の84キロから
110キロまで増やしました。

体重を増やすために、
毎日6,000キロカロリーもの食事を摂取。
恐ろしい量ですよね。

同時に、毎日3時間半という
とてつもない時間をジムでのトレーニングに使い、
体全体の筋肉量を大幅に増加させました。

なので、単に脂肪を増やしたのではなく、
ゴルフに特化した体作りを徹底したと言えるでしょう。

さらにデジャンボーは、

「ゴルフに支障がないなら
 122キロまで増やす予定だ」

と、さらなる肉体改造を
検討しているようです。

カリスマコーチの存在

2つ目のポイントは、デジャンボーについている
3人のカリスマレッスンコーチの存在です。

デジャンボーには、
ジュニア時代からのスイングコーチ、
体の動きを知り尽くした人体科学者、

そして、
筋肉などのアドバイスをする
スポーツ医学のトレーナーがついています。

スイングコーチから
しいスイングを学ぶのはもちろんのこと、

人体科学者からは地面反力を使った
スイング改善のアドバイスをもらい、

スポーツ医学トレーナーからは
筋肉のパフォーマンスを最大化しながら
捻転の可動域を増やすアドバイスをもらうなど、

多方面から飛距離アップのための
徹底的なサポートを受けていました。

道具の変化

そして、最後の3つ目は、
体の変化に合わせた道具の変化です。

体がここまで大きく変わってしまうと、
道具にも変化が必要だったようです。

一番大きいのが
ドライバーのロフト角

2019年まで使っていたものは
ロフト角が6.5度のもので、これでは
バックスピン量が3,000rpmを超えてしまい
若干吹き上がり飛距離をロスしていました。

なので今シーズンは
4.8度の特注ドライバーを持ち込み
そのドライバーがうまく肉体改造にマッチして
世界一の飛ばし屋が誕生したのです。

4.8度なんて
異次元のロフトを使いこなす
デジャンボーをとても尊敬しますが、

彼を見ていると道具は改めて、
合う合わないがあるんだなと
考えさせられました。

一概にロフトが〇度のドライバーがいい
なんてことは一切なくて、その人の体系やスイング、
そしてヘッドスピードから適切なロフトが決まる。

体系、スイングのクセ、
ヘッドスピードと道具の相性が
全て噛み合ったときに飛距離が
グンッと伸びるんだなと感じました。

あなたはデジャンボーの
飛距離アップの過程を見て
どう思いましたか?

直接参考にできる
部分は少ないかもしれませんが、
彼の飛距離アップに対する
着眼点はとても参考になります。

彼ほどストイックにならなくても、
デジャンボーが意識したポイントを押さえて
トレーニングすればあなたの飛距離も
きっと伸びると思いますよ。



服部コースケ




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服部 公翼
1983年3月25日、茨城県潮来で生まれる。ゴルフレッスンプロ。K’s Island Golf Academy 代官山の代表を歴任。その後はスタジオ運営からは離れ個人のレッスンプロとして活動。 300yを超えるショットと、飛ばしのレッスンで話題を呼ぶ。高校卒業と同時に、ゴルフの専門学校国際ゴルフビジネス学院に入学、ゴルフの基礎を徹底的に学ぶ。その後、さらなる成長のために豪州留学。現地で競技経験を積むと同時に、ツアーにも足を運んでオーストラリアゴルフメソッドを学ぶ。帰国後、独自の飛距離アップ法を作り上げ、ティーチングを始める。その独自の飛距離アップ法が話題を呼び、ティーチングの道に専念。自身のスイング研究から培った、美しく飛距離のでるスイングが持ち味。スイングからトレーニングまで、飛距離アップのトータルケアは万全。さらに、飛距離をテーマにしたDVD「ロングドライブプログラム」を2011年に発売。その他ゴルフ雑誌に関わらず、多方面のメディアにも出演経験をもつ。レッスンでいつも生徒に伝えている想いは、、、「あと、30ヤード飛ばすと、ゴルフが100倍楽しくなる」
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カテゴリー: ストレッチ, ティーショット, テクニック, ドライバー, 体づくり, 新着メルマガ, 飛距離 | 投稿日: | 投稿者:
服部 公翼

服部 公翼 について

1983年3月25日、茨城県潮来で生まれる。ゴルフレッスンプロ。K’s Island Golf Academy 代官山の代表を歴任。その後はスタジオ運営からは離れ個人のレッスンプロとして活動。 300yを超えるショットと、飛ばしのレッスンで話題を呼ぶ。高校卒業と同時に、ゴルフの専門学校国際ゴルフビジネス学院に入学、ゴルフの基礎を徹底的に学ぶ。その後、さらなる成長のために豪州留学。現地で競技経験を積むと同時に、ツアーにも足を運んでオーストラリアゴルフメソッドを学ぶ。帰国後、独自の飛距離アップ法を作り上げ、ティーチングを始める。その独自の飛距離アップ法が話題を呼び、ティーチングの道に専念。自身のスイング研究から培った、美しく飛距離のでるスイングが持ち味。スイングからトレーニングまで、飛距離アップのトータルケアは万全。さらに、飛距離をテーマにしたDVD「ロングドライブプログラム」を2011年に発売。その他ゴルフ雑誌に関わらず、多方面のメディアにも出演経験をもつ。レッスンでいつも生徒に伝えている想いは、、、「あと、30ヤード飛ばすと、ゴルフが100倍楽しくなる」

 

世界一の飛ばし屋から学ぶ「3つの秘密」」への1件のフィードバック

  1. tak koga

    デシャンボーが飛ばしナンバー1になるなんて、想定外でした。彼なりに、距離を求め,あくなき体改造をしたんですね。
    彼のゴルフで、また、ゴルフ界が変わるような気がします。切磋努力こそ、唯一の宝なんですね。
    クラブをいろいろ変えて挑戦し距離を欲しがる自分ですが、全然効果なし。むしろ落ちています。つまり、体の改造が基本なのに、それを怠って頭だけが進んだ結果だと今日感じました。服部さんに是非、一度お目にかかり教えを請い願う現在です。

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