2023.10.01
From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「本当は怖い縦振り」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
時々お客様から
「スイングは縦振りと横振りのどっちがよいか」
と聞かれることがあります。
そして、そうご質問されるお客様のスイングは
ほぼ縦振りになっています。
では一体、どちらが良いのでしょうか?
(続きはビデオにて)
本当は怖い縦振り
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(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
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体のターンに従ってクラブが振られる
結論から言うならどっちでもないのですが、
体のターンに従ってクラブが振られるようにすることが一番です。
少なくとも手元はできるだけ体のターンに従って動くようにして、
バックスイングで上にあげようとか
ダウンスイングで体に引きつけようとしないようにします。
ただし、バックスイングでヘッドが腰の高さぐらいまであがるまでは、
体のターンで手元がインサイド寄りに動く中で
ヘッドは真っ直ぐに動かします。
それ以降はヘッドの勢いで手元もヘッドが動く方向へ引っ張られることに任せ、
ダウンスイングでは重力で落下するようにすればよいです。
縦振りしたくなる理由
縦ぶりしようとする気持ちはわかります。
それは、できるだけターゲットに絡んだ方向へ動いていたほうが
コントロールしやすいとか、精度よく振れると感じるからです。
また、手であげようとするほど縦方向へバックスイングすることになり、
ダウンスイングでも縦振りになります。
縦振りでの弊害
本来は、トップに向かうヘッドの勢いでヘッドが力点で
右腕が支点としてシャフトを支え、作用点としてのグリップエンド側が
左腕を引っ張って左肩甲骨周りをしならせます。
ところが、右肘を曲げてクラブを高くあげようとすることで
右腕の支えが弱くなるばかりか、トップでは左肘が曲がって
ゆるんでしなりをためられない傾向になります。
そして、手元はインサイド寄りにあるほど左肩周りは張りを強めますが、
手あげで手元がボール方向に出るほど
左肩甲骨周りのしなりは少なくなります。
これはまさに肩のストレッチでストレッチさせる側の腕を
反対側の腕で胸の方向へ引きつけて、
伸ばす側の肩甲骨を胸の方向へスライドする動きからわかります。
しかも、ダウンスイングでは手元がインサイド寄りにあるほど
ボールを捕まえやすく、ボール方向に出るほど
アウトからインへ向かう軌道でスライスの原因にもなります。
さらに、トップ近くで右肘の外側を上にあげて右肘が体から外に動くと、
ダウンスイングでは体に対してもとのポジションに戻すことは至難の業となり
打点は合いにくくなります。
そして、右肘の外側を上にあげる動きは
左手を甲側へ折る方向に力がかかってヘッドを開くことで、
インパクトに向かってヘッドを閉じる動きが必要になります。
また、トップ近くでシャフトが地面に水平になったときに
シャフトがターゲットの右を向くことをシャフトクロスと言いますが、
縦振りではその傾向になりやすいです。
シャフトクロスではヘッドはアウトから降りてきやすくなって、
スライスしやすいとかボールが捕まらずに弱々しい打球となります。
体のターンに従って手元を動かすメリット
逆に、体のターンに従って手元も動けば、
トップでは手元は踵寄りになってまさに左肩周りに張りができて
しなりのエネルギーをためやすくなります。
しかも手元はインサイド寄りにあることで、
ダウンスイングではインサイドからアタックしてボールを捕まえやすくなるので
よいことずくめです。
トップでの右腕の曲がりによる担ぎあげとか左腕の曲がりや、
右肘外れとかシャフトクロスになっているなら
縦振りの可能性は濃厚になります。
それらの問題から脱却するためには、
しっかり体のターンに従って手元を動かすようにしましょう。
左肘の曲がり
ところで、左肘が曲がることは決して悪いことばかりではありません。
無理に伸ばそうと左腕や左肩に力を入れてしまうより、
グリップエンド側に引っ張られることに任せて
左腕から左肩にかけて張りがあれば問題ありません。
骨格の構造や筋肉のつきかたとか左手親指の可動域によっては、
左腕をリラックスさせてトップに向かうと左腕は曲がる形が
楽に肩甲骨をスライドさせやすい場合もあります。
形にこだわるよりも、左肩甲骨周りの張りが大きくなって
しなりのエネルギーをたくさんためている状態にできることが最優先です。
そこで、トップに向かって右肘を自ら出そうとする力で曲げないで、
まさにシャフトに押されて曲げさせられるだけにしましょう。
そして、腕をあげようとして縦振りにしないで、
体の回転に任せてトップまでいくようにすれば最高です。
トップでの左手甲の向きとヘッドの開き
ところで、トップではヘッドをできるだけ閉じているほど、
インパクトに向かって手でクラブを振らなくなります。
そのためにはトップでの左手首の折れる方向をチェックしましょう。
左手甲側へ折れていたらヘッドは軌道に対して開いていることになります。
実は手首が重力や遠心力でクラブに引っ張られている状態だと、
親指を軸にして動きやすくなっています。
その状態で手首を甲側へ折ると手首は右に回転し、
手の平側へ折ると左に回転します。
そのため、トップ近くで左手甲側へ折れるほど、
ヘッドは軌道に対して開いていることになります。
トップでは左手首はむしろ手の平側へ折れているようにするとよいです。
その理由はダウンスイングでヘッドが開いているほど、
インパクト近辺で前腕を左に捻るアームローテーションで
手でヘッドを閉じようとするからです。
ヘッドを閉じる動きは右腕を伸ばして右腕を左腕の上に乗せるように
前腕を左に回転させながら、左脇を締めるアームローテーションです。
これはまさに手でクラブを振る動きです。
逆にヘッドを閉じているほどインパクトに向かっては
ヘッドを開く動きとして左腕が右腕の上にくるように、
左脇を開けてヘッドを体の左回転に対して遅らせてくる動作となります。
これはまさに上半身を下半身の動きでしならせる形をつくることになります。
そして、インパクトに向かって左脇を締めると、
ヘッドはインパクト面に対して上から下に抜ける軌道を描く傾向になって
スライスになりやすくなります。
そのため、インパクト面にできるだけ長く手元とヘッドを乗せるためには、
インパクト前から後にかけて左脇はだんだん開けばよいです。
そこで、トップではできる限りヘッドを閉じておくと
スイングは手打ちから脱却できます。
バックスイングでヘッドを真っ直ぐに動かす理由
そして、バックスイングからインパクトまで、
できるだけ手の余計な動きを使わないための
スイングの出だしのコツがあります。
それは、出だしから手首が親指側へ折れるコックを入れることです。
まずは、下半身の動きでターンしてヘッドに勢いをつけます。
さらにヘッドをできるだけ精度よく大きく動かすために
コックが大活躍です。
手元は体の右ターンで円軌道を描くようにしてインサイド寄りに動かす中で、
ヘッドを腰の高さまで振り出し後方へ向かって振るように
真っ直ぐに動かします。
ヘッドを真っ直ぐ動かすなら再現性は非常に高くなります。
コックは入れようとしなくても体に動かされた手元と
直進するヘッドに挟まれた手首にはコックがしっかり入ってくれることで、
手は使っている感じはしません。
そうすると、下半身のターンとコックによって
腰の高さでヘッドはまあまあの勢いになります。
その後はまさにそれまで加速してきたヘッドの勢いを使って
トップまでいくようにすれば、
手を使わないで脚であげた最高のトップです。
縦振り傾向は多い
また、バックスイングで縦振り傾向のゴルファーは多いです。
なぜかというか、クラブを高くあげることで
ボールは飛ぶという気持ちがあるからです。
そうなると、バックスイング開始から腕を上に持ちあげるとか、
右肘を曲げるなどの動きで手元を高くしようとする動作をやってしまいます。
その結果、クラブは縦すぎる方向へ動き、
手元は浮いてダウンスイングではアウトから降りてくる
最悪の軌道になります。
バックスイングでは手元と体の関係はできるだけ変えないつもりが
よいスイングの要です。
右腕のイメージは重要
そして、スイング中の右腕のイメージはよいスイングの要です。
セットアップで右腕を最良の形にしておいて、
スイング中に右腕の形をできるだけ変えないようにしましょう。
セットアップで振り出し後方から見て、
右腕の上に左腕を見せるイメージで
右腕には余裕を持たせる感じで少し曲げておきます。
そうすることで右腕はしなりやすいばかりか、
右腕を伸ばしてクラブを振ろうとするインパクト直前での
アームローテーションを抑制できます。
さらに、セットアップで右肩がボール方向へ出ているほど、
ダウンスイングでは手元はアウトから降りてきて
左への引っ掛けやスライスになりやすいです。
それを防止するためにもセットアップでの右腕の余裕感は重要です。
バックスイングで右肘を曲げたり腕全体をあげるとか
トップ近くで右肘の外側をあげようとしたり逆に右脇を力で締めたりしないで、
セットアップでの体との関係を維持します。
その右腕の形を変えないで体に対する右腕の関係も
できるだけ変えないつもりでスイングすれば、
まさに体のターンに従った最良の振り方になります。
では、また。
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