From:大森睦弘
六甲国際ゴルフ倶楽部より、、、
こんにちは、ETGA(江連忠ゴルフアカデミー)の大森睦弘です。
今回は、
「体・柔軟体操たったひとつやるとしたら…」
について話してみたいと思います。
ストレッチングは行ったほうがいいと思っている方は
多いと思いますが、なんだかつらそうだし、時間もかかりそう。。。
なので、結局やらないでいる人がほとんどだと思います。
そこで今回は、もし1種目に限定してやるとしたら、
どんなストレッチングをやったらいいのかについて語ってみます。
では、その1種目とは。。。?
たった1種目のストレッチング(横寝腕回し)
横に寝て、両股関節と両膝を90度曲げ、
下になった手で、両膝を床に向けて押さえつけます。
この姿勢から、上になった側の腕から先を、
体の前に伸ばして、その指先を床に落とします。
そしてここから腕を回しますが、
指先ができるだけ床に接したまま、腕を頭の方に移動させます。
さらに背中側からお尻のところまで回してみます。
指先がずっと床に接していれば正常範囲です。
指先を床につけたまま腕を回せるようになることを目指して
続けてみてください。
本当は両サイドと言いたいところなのですが、
もし片方に限定するとしたら。。。
ゴルフで右打ちの方は、左を上にして左腕を回してください。
左打ちの方は反対です。
一往復を、約10秒かけて回します。
まずは3往復、やってみてください。
ゴルフスイングで大切な筋肉と腱とは?
ゴルフのスイングで、
パワーの源は、大殿筋というお尻の筋肉です。
そのお尻のパワーを受けて、クラブにまでエネルギーを伝える部分が、
左サイドの、腰から肩にかけてとなります。
また、左の肩甲骨の可動域が大きくて、
肩甲骨をスライドさせる筋肉と腱群がしなやかなほど、
ゴムのように引き伸ばされたエネルギーが一気に開放されるように、
パワーを使えます。
ということは、飛距離を出すためには、左サイドの上半身の筋肉と
腱群の柔軟性があると有利ということになります。
また、気持ちのいいスイングというのはリズムが大切ですが、
良いリズムのためには、上半身をゴムのように使うことがキーとなります。
上(上半身)から動くのではなく、下半身が動いて上半身を引っ張り、
筋肉と腱が、ゴムのように伸びて縮むことで 、
パワーがクラブに伝達されるのです。
この一種目での効果
このゴムのように、しなやかな状態にしたい部分が、
左サイドの腰から肩にかけてです。
そして、その部分をまんべんなくストレッチングするのが、
今回ご紹介している、ストレッチング種目なのです。
また、お布団の上でもできますし、
畳やフローリングの硬い床の上でも可能です。
やるぞっと構えなくても、
なんとなく寝っ転がっているときに、できてしまいます。
無理やり指先を床につけたまま回さなくても、
痛みを感じない範囲で腕の重さを用いて、
ゆっくりまわしていただければいいのです。
気が向いた時に簡単にできて、ゴルフにとって大切なところを
しっかりケアできるのですから、しっかり頭の片隅にでも
記憶していただいて、やってみるようにしてください。
肩周りへの効果
床に指先を触れさせることで、
腕が体の前側にある時は肩甲骨の後ろ側が伸びます。
また、腕が頭の上に上がった時は肩甲骨の下側が伸びます。
そして、腕が体の後ろ側に回った時には、
胸の前側が伸びることで、肩甲骨の後ろ側への可動域が
広がるようなストレッチングとなります。
肩甲骨を全方位に大きく動かすことになりますので、
下半身から肩甲骨につながるゴルフにとって、
非常に大切な筋群と腱群が、まんべんなく伸ばされて
ケアされることになるのです。
腰周辺への効果
当然、肩まわりだけではなく、
左の腰の上あたりもしっかり伸ばされます。
また、左サイドでパワーを受け止めるときに、
強烈に使うことになる左股関節を外旋させる筋群も、
このストレッチで左股関節が内旋されますから、
ことでしっかり伸ばされます。
横になって休んでいる時に、ふと思い出してやってくださ。
そうしているうちに、気持ち良さがだんだんわかってきます。
そして、お風呂あがりには必ずやるとか、
計画的にできるようになるといいですね。
では、また。
追伸:ストレッチ同様、パターの練習を一つに絞るとしたら。。。
これが一番のオススメですね。
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