ストレートショットをあきらめるということ

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2013.03.29
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今日は「ストレートショットはあきらめろ」ということについてお話しします。

もしあなたが今、スライスやフックに悩んでいるのなら、
今日のメールは今後のスコアアップの大きなきっかけになるかもしれません。

それって本当に大事ですか?

ゴルフのスコアアップに苦労している方が多い中、私の生徒さんの一人が、
私のレッスンを受けてから3ヶ月というものすごい勢いでシングルを達成しました。

その方、仮にIさんとしておきますが、
私自身もIさんの今後の伸びにはとても注目していて、
どこまで上達できるのかが楽しみです。

Iさんがそんな風にものすごい勢いで成長することができたのは、

 「なんでIさんは真っ直ぐに飛ばさないといけないんですか?」

という質問を私がIさんに投げかけたことから始まりました。

Iさんが当時こなそうとしていた練習メニューはスライスの改善をする練習でしたが、
その練習がIさん本人にとってあまりにも難しいと感じられ、私がこのように質問したのです。

この質問でIさんは、

 「あ、無理して真っ直ぐ飛ばさなくてもいいんだ」

と気付き、スイングの改造をやめて、ショットが安定してきました。

Iさんのドライバーは少しスライス弾道で曲がってしまいますが、
その持ち球を活かす方法を二人で考えて、
そのおかげで、驚くほどスコアがアップしていきました。

あなたのゴルフの価値観は?

 「球が曲がってもいいや」

そう決めてスコアアップするなんて、ちょっと矛盾したように感じるかもしれませんね。

しかし、よく考えてみれば、一般のアマチュアゴルファーは

 「球は真っ直ぐ飛ばさなくてはならない」

ということを前提にゴルフをしています。

もちろん、思い通りに飛ばしたいと言われてしまえばそれまでです。
しかし、ゴルフには、みなさんそれぞれの価値観があってもいいはずです。

「球を真っ直ぐ飛ばす」ことを前提にゴルフをすることも選べますが、
それを選ばないこともできるわけです。

そんな、真っ直ぐ飛ばすことを諦めたプレイヤーを「下手くそ」などと
思う人もいるかもしれません。

でも、それも結局は周りの声です。
他人の価値観にすぎません。

別に誰に迷惑をかけているわけではありません。
ただ、そういう人たちの声に戸惑ってしまうことはわかりますが。。。

楽しくゴルフがしたい。

実は、最近多い相談に、以下のようなものがあります。

 「最近ゴルフ自体が楽しくなくなってしまいました。どうしたら楽しくなりますか?」

というものです。

 ・真っ直ぐ飛ばすことを目標にして、がむしゃらに練習している。

 ・いつかは目標を真っ直ぐ飛ばせるかもしれないけれど、
  今、ゴルフが楽しくなくなってきている。。。

 ・日々スコアアップしていることで満足して幸せになったかといえば、
  どちらかというとそうではない。。。

 ・最近、気にしすぎて一打一打の緊張感が必要以上に高まってきてしまった。。。

 ・ミスショットが出ると気が滅入ってしまう。。。

そんな感情から、

 「これからは楽しくラウンドしたい。でも、スコアアップはしたいし、
  どうしたらいいかわからない。。。」

そんな風に悩んでいらしゃるようです。

うまくならないといけないという無言のプレッシャーを感じて頑張っているけれども、
同時に、自分にとって心地良くないから、それでブレーキがかかってしまう。

そういう悪循環が起こっているかもしれません。

私がここで、真っ直ぐ飛ばしてスコアアップすべきとか、
曲がる球と付き合っていく方がいい、ということを論じるつもりはありません。

なぜなら、先ほどもお伝えしたように、それは価値観に過ぎないからです。

どの価値観を選ぶかは自分次第です。

重要なことは、自分自身の価値観と、
周りの方々が持っている価値観をはっきりと分けて考えるということです。

真っ直ぐ飛ばすこと、自分の持ち球に適応していくこと。
それぞれにメリット、デメリットがあります。

それをご自身で「てんびん」にかけて考えてみてください。

スイング改造については慎重に。あなたはどちらを選びますか?

またメールします。

小原大二郎

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小原 大二郎
1976年2月生まれ  ジャパンゴルフツアープレイヤー兼レッスンプロ 「100切り・最短シングル専門レッスン」を提唱。18歳で初めてゴルフを経験し、殆どの時間を練習場で過ごしながら26歳でプロデビューを果たすという異例の上達を遂げる。その経験とこれまでの指導経験、海外での研究経験を元に「5ラウンド以内に100を切る」「半年でシングルを達成する」わかりやすいレッスン内容と、温厚で頼りがいのある人柄が人気を呼び、運動神経に自信がない女性や高齢、80台に到達できないアマチュアから絶大な支持を得る。また実践レッスンには芸能人をはじめ、連日多くのアマチュアから問い合わせを受ける。
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小原 大二郎

小原 大二郎 について

1976年2月生まれ  ジャパンゴルフツアープレイヤー兼レッスンプロ 「100切り・最短シングル専門レッスン」を提唱。18歳で初めてゴルフを経験し、殆どの時間を練習場で過ごしながら26歳でプロデビューを果たすという異例の上達を遂げる。その経験とこれまでの指導経験、海外での研究経験を元に「5ラウンド以内に100を切る」「半年でシングルを達成する」わかりやすいレッスン内容と、温厚で頼りがいのある人柄が人気を呼び、運動神経に自信がない女性や高齢、80台に到達できないアマチュアから絶大な支持を得る。また実践レッスンには芸能人をはじめ、連日多くのアマチュアから問い合わせを受ける。

 

ストレートショットをあきらめるということ」への7件のフィードバック

  1. 御手洗政則

    真直ぐ打てれば、よろしいですが、今の私には、無理なように思えます。まだ、今の段階では、どのようにすれば、フックが出るかまたは、スライスが出るかわからない状況なので、その状況が、理解できるようになって、コースに出た時、コースの状況に応じて、フック気味か、フェード気味かが、打ち分けるように出来ればと思います。だから練習の時にその球筋が、打ち分けられるようになりたいと思います。
    いまは、ビジネスゾーンを一生懸命練習しておりますが、これが、まだまだで、本当にこれで、ビジネスゾーンの正しい練習が出来ているのだろうか、もしかして、間違った練習をしていて、悪い癖がつきつつあるのではないかと不安を持ちながらやっております。ビジネスゾーン練習では、ストレートだけを練習しております。

    返信
  2. 岸端常雄

    真っすぐってなんですか?と言いたいですね。必ずどちらかに曲がるものですよ。
    だったら、持ち球をつくる。たとえばスライス。大きなスライスから限りなくストレートに
    近いフェードまで。これがコントロールではないでしょうか。つまり、どちらに曲がるか
    分からないストレートの球は、フェアウェイのセンターしか狙えずに、左右のブレのため
    に、半分は損をしますよね。だったら、どちらかの球筋で狙えるということはフェアウェイ
    を目一杯使えるということですから、断然得なはずです。

    それと、ストレートをめざすというなら、自分の持ち球の反対、スライサーならフックを練習
    すべきでしょう。そうすることで、初めてストレートとは何なのかが分かるのだと思います。

    飛距離を求めるならフック系、安定を求めるならスライス系。どちらが自分のめざすゴルフ
    なのかを考えて決めることが大事なのではないのでしょうか?
    ゴルフって、ナイスショットイコール良いスコアではないですよね?どうつないでいくか?
    それこそ、カップから逆算して、アプローチをどこから、どれだけ打つようにしたら寄る確率
    が高いか?そのためにはセカンドはどこから、どれだけ打つようにするのか?そのために
    は、ティショットはどこへ、どれだけ打つのか?こう考えていく過程に、ストレートの球筋って
    どこに必要なのかな?と疑問に思います。

    距離にしても、球筋にしてもコントロールすることが大事であって、その球筋がどちらにブレる
    か分からないのは、ミスを想定できないので、逆に困る。距離とブレを5%以下にすることに
    神経を使い、攻めるエリア、守るエリアの中で、自分の技量と相談してショットを決めています。
    だから、ゴルフは技術3割、戦略7割と言われている所以だと思いますよ。

    返信
  3. 永井 茂樹

    トラブルにならい程度の曲りは良いと思ってます。ただしショートアイアンやパットは精度を上げたいと思っています。

    返信
  4. 山中法久

    スコアを良くしたいのなら、自分の持ち球でスコアアップしていく・・・それが一番の早道でしょうね。
    それでも十分シングルになれると思います。スコアアップすればそれはそれでゴルフが楽しい。

    でも、でもです。コスリ球は気持ち悪いのです。私もスライサーですが、年間平均スコアで78の時もありました。69を出したこともあります。
    でも、今はスライスすると気持ち悪くて仕方ありません。ボールも飛びませんし、やはり上手そうに見えないのも確か。(見栄ですが・・・)
    だから今でも練習でストレートかドローの練習をしています。これをモノにできれば1ランク上のゴルフが出来るかもしれないと思うからです。
    しかし、リスクがあることも確かで、最近はあまりいいスコアが出ません。
    それでも上のランクを狙うのがゴルフの楽しみ方でもあると思います。

    実際に70台で回れるようになってゴルフがつまらなくなった時もありますが、今はまた練習が楽しいし、1ランク上のゴルフを目指してやってます。

    要は何を目標にするかを考えて練習すべきでしょう。私もよく質問されますが、大体皆さん多くを望みすぎだと思います。アベレージの人がスコアを縮めたかったらアプローチとパットを練習すべきなのにそれをやりません。いいショットをしてスコアを良くしたいと思っている人がほとんどです。
    自分の目標とレベルにあった練習が不可欠ですよね。

    返信
  5. 梅田忠文

    ティーの右にたってフェアーウエイセンターを狙う事でスライスでもやっていけるとは理解して、それをやっていた事が有りますが・・・
    やはり真っ直ぐに打てれば、多少、左右にぶれても(フック・スライス・引っかける・打ち出す)基本がストレートセンターなら、大けがが少ない!また、格好も良い!・・・
    ので、真っ直ぐに打ちたい!

    返信
  6. 土方賢

    アンケートに答えましたが、動画が見れません。(パスワードが設定されていて移動できない)

    返信
  7. 風間 恒一郎

    曲がってもいいと、言われて肩の荷が下りた気がします。 真っ直ぐ打つことを目標に、色々と練習してきましたが、どうしても先に行ってから少し右に曲がります。十本のうち真っ直ぐには、二 三本しか飛びません。スライス気味にとんでます。友人は、曲がっている内には入らんと言ってくれますが、自分としては納得いきませんでした。
     今回のメール読んで、曲がってもいいんだ、曲がってもフェアウェ-をキープ出来れば、良いんだと思いました。 楽しいゴルフをしていきたいです、
    有難うございました。

    返信

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