トリプルボギーの直後にパーをとるには?

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2015.07.14
小原obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

ゴルフを人に教えていると、
面白いことに気づくことがあります。

1年以上も前なんですけど、こんなことがありました。

レッスンにやって来たAさんという方は

「先週のラウンド、
 1コース目からトリプルボギーですよ(笑)

 まあ1コース目だったから良かったんですよね。
 その日はもう怖いものなしだからね(笑)」

と大笑い。
ネタとして周りに話します。

こういう考え方のAさんみたいな人は
2コース目からはきれいにカラッと気持ちを切り替えられます。

一方、偶然にも似たような経験をしたBさん、
小声で

「この前、ラウンドでトリプルボギーだったんですよ。
 もう恥ずかしくてね。レッスンに通ってること皆に黙ってて良かったなって。

 だって練習がんばってこんな大きい失敗して、って恥ずかしいでしょ、、、」

とAさんとは対照的なことを言います。

練習に入る時もなんだか
「どうせ俺は下手なんだから、
 人に隠れてこっそりがんばるしかないんだ、、、」

みたいな、ちょっと後ろ向きというか
覇気がないかんじです。

2人に起こった事実は似たようなものなのに、
ゴルフに向かう気持ちはこんなにも変わるものかと、
見ていて不思議な気持ちになりますよ。

その人にとっての真実

事実って2つあると思うのです。

1つは本当に現実に起きた事実。

もう1つはあなたが
「これが事実だ」と
信じて疑わない事実ですね。

前者が本当の事実で、
後者があなたにとっての事実です。

もちろん前者が本当の本当に起こったままの事実なんですけど、
後者の事実の方が影響力が強いのです。

つまり、
本当に起きた事実ではなくて、
あなたが「これが事実だ」と思ったことが
あなたにとっての本当の真実です。

そして、この真実をつくっているのは
あなたの”考え方のクセ”や”価値観”です。

経験やら周りの人の影響やらで
”考え方のクセ”や”価値観”は育ちますね。

それを通して目の前で起きたことを捉える。

このコースは難しそうだ、
俺はこういうのは苦手だ、嫌だな
と思ったらそれは事実ですし、

これはやりがいがありそうだ、
今日はわくわくするな
と思えばそれも真実です。

自分はアプローチが苦手だけど、
ドライバーショットの才能はある。
だからゴルフのセンスはあるはずなんだからもっとがんばってみよう!

と思ったらそれは真実だし、

自分は高齢だし、運動経験もないし、力もないし
そこそこのゴルフしかできなくて当然か。
と思ったらそれも真実です。

自分はちっとも上達しない。
きっと皆、心の中ではバカにしているんだ。
もうゴルフなんか面白くない。

と思ったらそれが真実です。

あなたはコントロールできる

すべての真実は
あなた自身がつくっています。

あなたが実際に起きたことに対して
どんな意味づけをして

どんな考え方や価値観で
それを判断するか、で真実はつくられます。

私もそうですが、人間は
本当に起きた真実なんか
実はどうでもいいのかもしれません。

本当に影響を受けてしまい、
意味があると感じるのは

実際に起きたことを受けて
自分で作っちゃった真実の方なんです。

だから私達の世界って
私達がつくっているんですね。

逆に考えれば、自分の世界は自分で自由に
作り変えることができるということです。

例えトリプルボギーだったとしても、
落ち込んで、後々のスコアに影響させなきゃいけない
という決まりはありませんから、

あなたが好きなように
その事実を受け止めればいいんです。

覚えておきましょう。
何をする時でも、ゴルフでも、プライベートでも。

あなたはゴルフに対する考え方や
コースで感じること、すべてコントロールできます。

そこを変えることで
あなたの世界は全く違うものになるでしょう。

イライラや力みなんてものから、
スコアを悪くしてしまうのも自分。

簡単にスッキリ切り替えて
ミスを最小限に食い止めるのも自分ですよ。

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※あと19本です

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小原 大二郎
1976年2月生まれ  ジャパンゴルフツアープレイヤー兼レッスンプロ 「100切り・最短シングル専門レッスン」を提唱。18歳で初めてゴルフを経験し、殆どの時間を練習場で過ごしながら26歳でプロデビューを果たすという異例の上達を遂げる。その経験とこれまでの指導経験、海外での研究経験を元に「5ラウンド以内に100を切る」「半年でシングルを達成する」わかりやすいレッスン内容と、温厚で頼りがいのある人柄が人気を呼び、運動神経に自信がない女性や高齢、80台に到達できないアマチュアから絶大な支持を得る。また実践レッスンには芸能人をはじめ、連日多くのアマチュアから問い合わせを受ける。
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小原 大二郎

小原 大二郎 について

1976年2月生まれ  ジャパンゴルフツアープレイヤー兼レッスンプロ 「100切り・最短シングル専門レッスン」を提唱。18歳で初めてゴルフを経験し、殆どの時間を練習場で過ごしながら26歳でプロデビューを果たすという異例の上達を遂げる。その経験とこれまでの指導経験、海外での研究経験を元に「5ラウンド以内に100を切る」「半年でシングルを達成する」わかりやすいレッスン内容と、温厚で頼りがいのある人柄が人気を呼び、運動神経に自信がない女性や高齢、80台に到達できないアマチュアから絶大な支持を得る。また実践レッスンには芸能人をはじめ、連日多くのアマチュアから問い合わせを受ける。

 

トリプルボギーの直後にパーをとるには?」への2件のフィードバック

  1. イーグル

    小原プロ、いつもためになるアドバイスありがとうございます。

    今回の話はAさんとBさんのゴルフのレベルがわからないので何とも言えませんが、話だけ聞くとAさんが90切りレベル、Bさんが100切れないレベルと言う感じがします。

    私もゴルフ経験だけは長いので今はAさんの気持ちでやっていますが、Bさんレベルの時はそれほど気持ちに余裕がなかったように思います。
    初心者のころからAさんの気持ちを持つことが大事だとは思いますが、実際はなかなか経験を積まないと難しい面もあると思いますよね。

    返信
  2. 打具er夫球迷

     ” あなたが好きなように その事実を受け止めればいいんです。”と プロのおっしゃることはわかりますが、最近の私の場合、逆に現状を好きなように受け入れすぎる傾向があり悩んでいます。「バンカーで3回も打ってしまった!」「花道からトップしてがっかり」などと、同伴競技者に言って笑わせ、自分(内心)でも「最後のバンカーショットは良かった」「グリーンをオーバーしても次の寄せは素晴らしかった」などと、悔しさが湧きません。なぜかラウンドが楽しくて仕方がありません。でも、終わってみるとスコアが惨めだということが起ります。プロのおっしゃる”あなたはゴルフに対する考え方や コースで感じること、すべてコントロールできます。”なのですから、もう少し前向きのエネルギーにするため腹を立てないといけないと反省するこの頃です。

    返信

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