From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日は、学び上手な人とそうでない人の違いについてお話ししたいと思います。
私のレッスンにいらっしゃる方や、このメールをお読みの方は、
これからお話するような例は、あまりいらっしゃらないかもしれません。
ですが、長年たくさんの方を教えていると、
どうしても「ちょっと変わった方」にお会いすることがあります。
2つのタイプを分けるラインは?
こういう言い方をすると、誤解を受けてしまうのですが、、、
ゴルフを教えていますと、どうしても
「この人はけっこう簡単に成果が出るな。。。」
「この人はちょっと時間かかりそうだな。。。」
こういう2種類のアマチュアゴルファーがいらっしゃいます。
はじめに申し上げておきますが、
これはどちらの方がいい悪い、ということではありません。
事実としてその2種類の方がいらっしゃる、ということです。
たとえば、一番分かりやすい一例といて。。。
レッスンをしていて、以下のような言葉を使われる方というのは、
どちらかというと成果が出にくいような気がしています。
「つまり~ということですね?」
「要するに~ということですか?」
つまり、要するに、、、
もちろん、これは個人差がありますし、全てが当てはまるわけではありません。
しかし、、、この「つまり」「要するに」という言葉を多用される方は
どちらかというと上達が他の方よりも遅いと感じます。
もしかしたらあなたは、、、
この「つまり」「要するに」という言葉の何が問題なのか?
そんなふうに思っているかもしれません。
確かに、話し上手な人、まとめ上手な人は、
「私はあなたの話をちゃんと聞いてますよ」
「あなたの話を正しく理解していますよ」
というサインを送るために「つまり」「要するに」という言葉を使って、
相手に確認を取ることをしています。しかし、、、
しかし、何かを学ぶということに限った場合に、
「つまり」「要するに」と言っている時というのは、、、
どちらかというと、学んでいるフリをしているだけの場合が多いような気がします。
これはどういうことかというと、、、
「つまり」 「要するに」でまとめるということは、
あなた自身の言葉で言い換えてしまっており、
それはつまり、教えてくれている人のありのままの言葉ではない、、、
そんなことが原因になっているのではないかと思うのです。
桜は本当に世界共通?
たとえば、辞書的に言えば「桜」と「cherry blossom」というのは同じ意味です。
日本人が「桜」というと、花見という楽しいイメージ、
その一方で散る桜という寂しいイメージが同時に連想されます。
一方で外国人が「cherry blossom」と言っても、
「ああ、桜の花か」というくらいのものではないでしょうか?
つまり、同じような言葉であっても、
そこには言葉の裏に別のニュアンスを帯びているんですね。
そしてそのニュアンスが、ちょっとした違いを生み出すことがあります。
たとえば私が「ビジネスゾーン」という言葉を使っていたとして、、、
それをあなたが「インパクトゾーン」という言葉に言い直したとしましょう。
確かに、一般的に言えば同じ意味でしょうから、間違いとは言えないでしょう。
しかし、ある人が「それってつまりインパクトゾーンのことですかね?」と言ったとして、
その人は私が言っている「ビジネスゾーン」をちゃんと理解しているのでしょうか?
しかも、あなたが「インパクトゾーン」と言い直してしまうことで、
本来は受け取れる知恵や技術を受け取れなくなってしまうかもしれない、、、
そんな危険性だってあるのです。
もちろん、教える側と聞く側では違う人生を歩んでいるわけですから、
100%理解してもらえることはあり得ません。
そこで大事なのは、教える側から受け取る言葉を
出来る限り「ありのまま」 理解しようとすること。
これは感覚的なことですが、そういう人が例外なく上達を果たしている気がするのです。
自分の「聞き方」と「使っている言葉」、
一度振り返ってみることをオススメします。
またメールします。
小原大二郎
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いつも小原プロの言葉には納得する事が多いのですが、今回の件はどうも納得がいきません。
>「つまり」「要するに」と言っている時というのは、、、
>どちらかというと、学んでいるフリをしているだけの場合が多いような気がします。
私も、この様な言葉を発するタイプだと思います。
ただし、それは「学んでいるフリをしているだけ」とは正反対の理由です。
ゴルフは頭で考えているだけではダメで、その考えを体を動かすことで実践できないと意味がありません。一方で、体の動きは微妙なバランスで決まるので、頭が混乱したままでスウィングに入ったら動きがバラバラになって絶対にうまくいきません。
人に依るとは思いますが、「要はこういう事ですか」と聞く人は、自分の理解を確認することで、上記の様な迷いを払しょくして、スムースにスウィングを使用としているのではないでしょうか。
この場合には、是非、「それでいいんです」とか、「ここさえこうすれば大丈夫です」の様な、ポジティブなアドバイスをして頂けると、良い結果に結びつくのではないかと思います。
私は「ビジネスゾーン」=「インパクトゾーン」と考えていました。
何故ならばこれまで私がゴルフの話の中で「ビジネスゾーン」と言う言葉を聞いたのは、小原さんからの情報提供が初めてでした。
話言葉&書き言葉は一体どんな役割があるのか?と素直な気持ちで考えて見ますと、いずれも自己の考え&想いなどを伝える手段であると思います。話言葉&書き言葉で自己の考え&想いなどを正確に相手に伝えるためには、そこには当然皆さんが同じように理解出来る共通の言語で無ければなりませんね…しかし、Mail&DVDと言った一方通行の手段で多くの方々に正確に伝えることは極めて難しい事ですね。特にゴルフ用語については、知らない言葉に出あったりしますので、ゴルフ用語を定義したものがあれば素晴らしいと思いますが、如何でしょうか??。
私もGolfのDVD&指導者の方のコメントを多く耳にしますが、指導される先生によっていろいろな表現があり本当に指導者の方の想いが伝わっているか??…疑問に感じることがあります。
以上、ご参考までにレポートさせて戴きました。