最近のブログ

スイングがうまくいかないときどうするか?

2013.01.22
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
 
おはようございます、小原大二郎です。
今日は、スイングがうまくいかないときにどうするか? という話をします。

実は最近、ある方のレッスンを受け持ったのですが、
前に教わっていたコーチの方に、
「うまくいかない逆の方法」で教えられていたみたいなんですね。
なんていうか、下りのエスカレーターを駆け上がるような、
そんなつらい方法を選んでもらうような、、、そんな感じでした。
 
このことは、メールを読んでいるあなたにも役に立つことだと思うので、
そんな話をシェアしたいと思います。
 
■正直やりにくい。。。
その方、仮にMさんとしましょうか。
Mさんは定期的なレッスンというわけではなく、どちらかというと
ピンポイントの1回限りのレッスンということでいらっしゃいました。
現状、レッスンプロについているそうなんですが、
イマイチ結果が出ないということで、
別の生徒さんからの紹介でいらっしゃったんですね。
 
あなたにも理解していただけると思いますが、
正直、こういうレッスンって、ちょっとやりにくいんですよね。。。(汗)
その習っているコーチの流儀もあるでしょうし、
それに反するようなことを言うと、生徒さんも混乱してしまうので。。。
 
ただ、Mさんのスコアがよくならないという悩みは結構切実で、
それでお友達の方が
「だったら一度、小原プロのレッスンに見てもらったら?」
みたいな流れで、私のところに来たわけです。

 
■そもそもグリップに問題が。。。
まずはじめに、Mさんには何球か打っていただいたんですが、
確かにあまりいいボールが打てていませんでした。
レッスンを受けている割には、どちらかというと我流で身につけたような
アマチュアゴルファーの打ち方に近かったんですね。
 
そして、Mさんのスイングで一番違和感があったのが、、、
 
「グリップ」
 
だったんですね。
 
ちょっと普通に考えて、
「普通のゴルフコーチだったら、まずここを直すだろうなあ。。。」
と思ったので、思い切ってMさんに聞いてみました。
 
小原 「Mさん、そのグリップにしたのって、いつごろからですか」

Mさん「えーと、今のコーチに習いはじめてからですね。
コーチに『グリップはこの形がいいですよ』と言われて。。。」

小原 「え!? ああ、そうなんですか。。。」

Mさん「おかしいですか?」

小原 「うーん、試しにちょっとこんなグリップにして打ってみてもらえますか?」

 
■たった10秒で激変!
それで、私がお教えしたようなグリップにして何球か打ってもらったんですが、
たったそれだけで、前に打っていたボールと全然違う弾道に。。。
スライス系のボールだったのも、それだけで改善されてしまいました。
 
「ちょっとこんなふうにして打ってみてください」「はい」
というやり取りだけだったので、その間せいぜい10秒ぐらいだったと思います。

 
私もここまであっという間に変わってしまうとは思いませんでしたが、
一番びっくりしていたのがMさんで、
「え、なんで? たったこれだけで?」
と、そんなことを言いながら、
その後も何度もクラブの感触を確かめながら10数球打っていました。
 
Mさん「小原先生、これは一体どういうことなんですか?」

小原 「そうですねえ。。。今のMさんには、このグリップのほうが
合っていたということなのかもしれませんね」

Mさん「うーん、そうだったんですか。。。
今まであんなにダメだったのは、一体何だったんですかね?」

 
さすがにストレートに「グリップが悪かったんですよ」とは言えず(苦笑)、
その時には「今のMさんには」という言葉でお伝えしたのですが、、、
 
■やり方を疑え
これは何事においてもそうなのかもしれませんが、
 
「どうしても問題が解決しないときは、自分のやり方を疑え」
 
もちろん、Mさんの場合は教わっている人がいるわけですから、
少なくとも一定の期間は、その人の言うことを疑わずに
素直にやってみることが第一です。
しかし、長い間(たとえば半年とか1年とか)やっていても、
自分の上達が実感できないということなら、
やはりそのやり方を疑うことも考えていいのかもしれません。
 
ゴルフの基本はスイングで、そしてその大元になるのが、
「グリップ」

「アドレス」
です。
どんなにその後のバックスイングやダウンスイングが良くても、
大元が悪ければ全てが無駄になってしまうのです。
※もっとも、グリップとアドレスが悪くてスイングがいいというのは
ほとんどないんですけどね。。。
 
もしMさんが今回グリップをちょっと変えることをしなければ、
1年たっても、2年たっても、うまくならない今のままで、
ゴルフがいやになってやめていたかもしれません。
しかし、今回のMさんのように突破口が開ければ、
100を切る、90を切る、シングルになるという目標も
現実のものとなってくるかもしれないのです。
 
今回はたまたまコーチの方から微妙なグリップを教えられた例でしたが、
このことは何でも我流でやってしまう人にも当てはまります。
 
「どうしても問題が解決しないときは、自分のやり方を疑え」
 
疑うというと言い過ぎかもしれませんが、うまくいかないときは
今までのやり方を振り返ってみることをオススメします。
 
またメールします。
小原大二郎

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ダウンスイング(腰から腰)における前傾角度

2013.01.21
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
前回までは、肩から肩のダウンスイングについて
何回かにわたってお話ししてきました。
ここからは、肩から肩のダウンスイングの次の段階、
“腰から腰のダウンスイング”
について、お話ししていきます。

今日はその一番最初、
ダウンスイング(腰から腰)の前傾角度についてです。

■グリップの強さが左右均等かがポイント

バックスイングの時と同様、ダウンスイングにおいても
アドレス時の前傾角度が変わらないようにスイングをすることが大切になります。
ダウンスイング時に前傾角度が保たれずに起き上がってしまうことを
「伸び上がり」と言います。
また、逆に体が下に沈んでしまうことを「沈み込み」言います。
伸び上がったり、沈みこんだりしないようにしましょう。
インパクトの直前ではありますが、ここで伸び上がりや
沈み込みが起こると、ミスヒットを引き起こします。
伸び上がればトップしやすくなりますし、沈みこめば当然ダフりやすくなります。
伸び上がりや沈み込みが起こらないように意識しないといけないのですが、
その際のチェックポイントとしておしりの位置が前後に動いていないかを
チェックするのがわかりやすいです。
アドレスで構えたときのおしりの位置が、ダウンスイングのところで
前に出やすくなるのですが、そうすると体の前傾角度が全くなくなって、
棒立ち状態でインパクトを迎える人が少なくありません。

■再現性のあるスイングをするために
前傾角度というのはやはり、正しいインパクトを迎えるためには
とても大事になってきます。

繰り返しナイスショットを打つ、再現性のあるスイングをしていくためには、
やはり第一に前傾角度を終始変えないようにすることです。
そのためにも、お尻の位置が前に行ったり
後ろに行ったりしないように維持することが大切です。
ここでもしっかりとお尻の位置をアドレス時の位置と
変化させないように気をつけてください。
そのためにも重要なことは正しいアドレスをすることです。
背中を丸めて前傾するのではなく、
股関節から体を前傾させたアドレスをつくりましょう。
また、人によっては肩に力が入って猫背になってしまう人もいます。
猫背にならないように、なるべくアドレス時からのいい姿勢で保って、
ダウンスイングの腰の位置まで下ろしていきましょう。
次回も、腰から腰のダウンスイングについてお話しします。

またメールします。

小原大二郎

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

短期間でスイングがよくなる人、ならない人

2013.01.20
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
今日は「短期間でスイングがよくなる人、ならない人」についてお話したいと思います。
すぐによくなる人、ならない人、、、それを分けているものは、
別に身体の大きさとか運動神経とか、そういうものは一切関係していません。

■100を切りたいAさんとBさん
私が教えている二人の生徒さんの話です。
二人はだいたい半年ぐらい前から、ほぼ同時に私の所に来るようになったのですが、
ほぼ月に1回ぐらいいらしてレッスンを受けています。
二人とも半年で100を切りたいとやる気に満ちて
私のところにいらっしゃいました。
レッスンで受けたことを持ち帰ってもらって、自分で練習。
これを半年、繰り返していただきました。
さすがに私の所にレッスンに来るだけでは、
全てをこなすことはできませんからね。

しかし、二人には大きな違いがあります。
一人、仮にAさんとしておきましょうか、
Aさんはみるみる上達して「100が切れました!」という報告。
一方、もう一人のBさんは、もちろん少しはよくなりましたが、
105~110前後のスコアで足踏みをしてしまっています。。。

このAさんとBさん、果たして違いは一体どこから来ているのでしょうか?

■全てのスポーツに共通するもの
年齢もほぼ同じ世代、体格も同じぐらいで、
体力的にも運動神経的にも、どちらにハンデがあるわけではありません。
しかし、一方はいいスコアで回れるようになって、
もう一方は思ったほど目標が達成できていない。。。
この違いは何なのかと考えていたところ、
「ある一つの違い」という答えにたどり着きました。
おそらく、これがある人はどんなスポーツをやるとしても、
上達は早いのではないかと思います。

それは、、、ものすごく陳腐な言い方をすれば、

「素直なこと」

教える人間に言われたことを素直に、自分のやり方をおり混ぜることなく、
まずは徹底的にしたがって実践している人は、
スイング改善までの時間が短縮されています。
そしてもちろん、スイングがよくなり、ショットも安定することで
スコアもよくなります。

しかし、言われたことを素直に聞かずに、
「やっぱりこれは今までどおりのほうがいいんじゃないかな」
そんなふうに考えて、言われたことに従わずにやる人は、
なかなか自分のゴルフの世界から抜け出ることができません。。。
「素直さ」は別にゴルフに限らず、ありとあらゆるスポーツで
上達するために必要な素質なのではないでしょうか?

■でもなぜ、人は自分流でやりたがるの?
素直な人の上達が早い理由は簡単です。
プロというのは、自分が5年、10年、20年の間、
毎日のように突き詰めてきた土台があるわけです。
その土台があって「あれ、おかしいな」「こうしたほうがいいな」
というアドバイスが生まれて来ているのですから、
そのアイディアが全く的が外れているはずがないのですね。

その貴重なアドバイスに従うわけですから、いい方向に行くのは当たり前で、
アドバイスに従わずにうまくいくのは至難の業、というわけです。

しかし、ここで一つの疑問が生まれます。
なぜ、人はこのように「自分流でやりたがる」のでしょうか?
素直に実行すればうまくいくことはわかっているのに、
そうせずに自分の我流を押し通してしまう。。。
厳しい言い方ですが、その行き着く答えはおそらく、

「エゴ」

なのだと思います。

■「離離離」
つまり、アマチュアゴルファーの心の中に、

「自分の力だけで結果を出したい」

「誰かに力を見せた時に『おお、すごい!』と思われたい」

「『誰かに習っていて、そのおかげ』なんて思われたくない」
こんな「エゴ」があるから、、、自分流を押し通してしまうのでしょう。

あなたももしかししたら「守破離(しゅはり)」という言葉を
聞いたことがあるかもしれませんが、
こういう自分流を押し通す人というのは、守破離ではなく、
「離離離」
で、離れっぱなし、ということになるのかもしれません(笑)。

もちろん、自分の実力を証明したい、その気持ちはとてもよくわかります。
そうした気持ちいうのは、ゴルフをする上で強いモチベーションになりますし、
エゴが強ければ、一生懸命がんばってゴルフをやって成果を見せつけてやろう!
という気持ちを持つことができます。
しかし、あなたがゴルフで何らかの結果を出したいと望んでいて、
当面の道筋をプロが示しているのであれば、、、
ひとまずはそこにしばらくは乗っかってみるのも、
やり方の一つなのではないでしょうか?

もしあなたがゴルフを上達させたいと考えているのなら、
以下のどちらかなのか、それをハッキリさせたほうがいいかもしれません。

「エゴを満たしたいのか?」

「ゴルフを上達させたいのか?」

またメールします。
小原大二郎

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

やめなければいけないこと

2013.01.19
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
今日は、ゴルフを上達する上で
「やめなければならないこと」
について書きます。

「やらなければならないこと」を考える人は多いですが、
「やめなければならないこと」を考える人はあまりいないのが現状です。
でも、考えなければいけないのは、むしろそっちのほうだったりするんです。
「練習しているのにイマイチうまくならないなあ、、、」
そんなふうに思っている人には、特に読んでほしい内容です。

■イマイチな理由、残念な理由、、、
練習しているのに、イマイチうまくならない。
そんな人のうちのほとんどが陥っている落とし穴、それは、、、
「“すぐに”うまくなる方法を探している」
実はこれがとても多いのです。
うまくなろうとする姿勢自体には、私もとても好感が持てますし、
実際、そういう方はとてもマジメに練習をなさっていることが多いです。

しかし、それなのに結果がついてこないという「残念」な結果になっている。。。
もしかして、あなたもそんな状態におちいってはいませんか?
うまくならないといけない。練習はちゃんとやっている。
でも、イマイチうまくなれない。。。
できるだけ早くうまくなりたい。
こんな状態から早く抜け出したい。。。

■すぐにうまくなったらエライのか?
でも、ちょっとよく考えてみてください。
あなたがゴルフをやる目的は「最短でうまくなること」でしょうか?
すぐにうまくなったからといって、
それだけでスゴイことなのでしょうか?
もちろん私が教えている生徒さんにも、
ものすごいスピードでうまくなる人は少なくありませんが、
その人たちは最短でうまくなりたいのが目的ではありません。
「どうして、早くうまくなりたいんですか?」
私は時々、生徒さんにそのように聞いてしまうのですが、
実際聞いてみると、明確な理由はないように感じます。
「いや、一緒に回っている人の足手まといになりたくないですから」
とか、もっともらしいことをおっしゃることもありますが、、、
結局のところ「恥をかきたくないから」というのが正直なところのようです。
ゴルファーとして恥をかきたくないという気持ちは、とてもよくわかります。
じゃあ、たとえば最短で小手先のことでちょっとスコアがよくなったとして、
その後でまたズルズルとスコアが悪くなってしまうのは、、、
これは「カッコいい」ということなのでしょうか?
そうではありませんよね?
ちょっとしたことでうまくなっても、土台がしっかりしていなかったら、
また一緒に回っている人の足手まといになってしまうかもしれません。

■本当に「すぐ」なのか?
うまくならないといけない。練習はちゃんとやっている。
でも、イマイチうまくなれない。。。
そんな人に対する最良の処方箋は、
「すぐにうまくなろうとすることをやめること」
です。
恥をかきたくないという気持ちは、私もとてもよくわかります。
でもだからといって、その状態から逃れようと思って、
すぐにうまくなる方法だけを追い求めても、
結果は同じか、むしろ悪くなってしまうことも多いです。

正直に申し上げますが、私の方法でうまくなる人、うまくなった人というのは、
ゴルフのラウンド中だけではなくて「ゴルフ練習場」でも恥をかいています。

え、それは一体、どういうことか?

私が提唱している「ビジネスゾーンの練習」というのは、
実はものすごーく地味な練習なんですね。
だから、周りにバカにされる。
いや、バカにさせるは言い過ぎかもしれませんけれども、
見ず知らずの人が自分の練習打席を通ると、

「この人一体なにやってんの?」
という目で見られる。
「フルスイングしないで、なにやってんの?」
「そんなことやっていて本当にうまくなるの?」
実は時々、私の生徒さん、通信講座を受けている方から、
「なんでこんな練習をさせるんですか! ゴルフ仲間にも笑われました!」
「練習場で恥をかきました! もうこんな練習やりたくありません!」
こんなメールをいただくことも時々あります(これは本当です)。

■時間もかかって地味だけれども。。。
でも、その一方で、
「本当にこのビジネスゾーンの練習をしただけなのに、
スコアが10は軽く縮まりました!」
「最近はドライバーのフルスイングで練習をしている人を見ると、
むしろ気の毒になってしまいます…」

そんな声をいただくことのほうが、とても多いのです(笑)。

実際、プロもこうした地味だけれども実になる練習を「当たり前のように」
繰り返し、繰り返し練習しているのです。
そのほうが、最終的にはうまくなることを知っているからなんですね。
アマチュアの方の場合、面白いことに結果が出ていない人が
ひとたびこの「ビジネスゾーンの練習」を取り入れただけで、
劇的にスコアアップしてしまった、、、そんな方もたくさんいらっしゃいます。

あなたの目的が「すぐに」うまくなることになっていないか?
最終的なあなたの「恥」はどこにあるのか?
最近伸び悩んでいるなあと感じている人は、
そんなことを考えてみるのもいいのではないでしょうか?

またメールします。

小原大二郎

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ダウンスイング(肩から肩)におけるフェースの向き

2013.01.18
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
ダウンスイングについてのお話をしていますが、
今回もその話の続きで、
“肩から肩におけるフェースの向き”
について、お話ししていきます。

■グリップの強さが左右均等かがポイント
最後にフェースの向きについて説明します。
ここまで紹介した項目が全て理想の位置に来ているという前提として考えます。
フェースの向きは大きく
クローズ

スクエア

オープン
の3つに分類されます。

当然フェースの向きがクローズになっている場合、
左に曲がりやすいダウンスイングになりますし、
オープンになっていれば右に曲がりやすいダウンスイングになります。
クローズとオープンになっている原因としてチェックしたほうがいいのが、
ダウンスイング時にグリップの強さが左右均等になっているかどうかです。

グリップの強さが左右均等になっていないと、手首の形を変えてしまう場合があります。
特にダウンスイングの瞬間というのは力の入れ方が変わってしまい、
フェースの面を開いたり閉じたりする可能性のあるところです。
せっかくバックスイングまで正しく作ってきたフェースの向きを
正しくそのまま下ろしていきたいところなので、
グリッププレッシャーを同じにするように心がけましょう。

もちろんその他にも、頭部の軸がずれることによって、
フェースの向きも変わってくることがあります。

■フェースの向きの「上流」を確認
一見、フェースの向きが変わっているように見えているのに、
実際は頭部のずれによって変わっていることもあります。
「フェースの向きが違うな」と思ったら、
頭部の軸が左右にずれていないかもあわせて確認しましょう。

さらには切り返しの順番、ダウンスイングの前傾角度によっても
フェースの向きが変わってくることがあります。
それらを全て確認して間違っていないことを確認した上で、
手首の甲を意識して正しく下ろしていく練習をするようにしましょう。
そうしないと、いくらフェースの向きを正しくしても、
間違ったものにしてしまいます。気をつけましょう。
特にフェースの向きというのはインパクト時のボールの曲がりに直接影響を与えますし、
曲がりだけではなくミスヒット(ダフリやトップ)にもつながるものです。
クローズになるとどう、オープンになるとどうというのは
レベルによって違うので一概には言えません。
しかし、クローズになったりオープンになったりすると、
トップやダフリが多くなります。
どちらにしても、このフェースの向きがミスヒットにつながりますので、
正しいフェースの向きでクラブを下ろしてくることを大切にしましょう

■ダウンスイング(肩から肩)のまとめ
このダウンスイングの初期の段階というのは、
スイングのベクトルの向きが反対に変わるところです。
そのため、体の出力が変わり、力の加減が変わるところでもあります。
したがって力みには特に注意して、力み過ぎないように
丁寧に下ろしていくことが大切になってきます。

 

そしてここでも大事になるのは、、、
ここで提示した順番どおりに追って確認、練習をしていくことです。
特にここであげた前半の4つの体の動かし方「前傾角度」「切り返しの順番」
「頭部の軸(左右)」「頭の動き(前後)」はとても大事です。

どうしても目に見えやすいクラブ自体の動きのことに目が行きがちですが、
最初の4つの「前傾角度」「切り返しの順番」「頭部の軸(左右)」「頭の動き(前後)」
にずれがあると、見た目上よくなっても、結果が出ないことがあります。
順番通りに練習してください。
そしてそれでもダウンスイングがうまくいかないのなら、トップに戻る、
さらにはバックスイングに戻る、といった具合に確認をしていきましょう。
そうすることで、正しいスイングで先に進めることができるはずです。

次回からは、「ダウンスイング・肩から肩」の次の段階、
「腰から腰」についてお話したいと思います。
またメールします。
小原大二郎

  • このエントリーをはてなブックマークに追加