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思い出の言葉

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は私の昔の頃のことを少し、お話したいと思います。
もしあなたが、今ゴルフを楽しめていないと思うのなら、
今日の話が少しでもあなたの力になれたらうれしいです。

 
■雑誌を読みあさっていた頃…
私は18歳になってからゴルフを始めました。
プロになるにはかなり遅いスタートでしたので、
昼間はゴルフの練習をしながら、深夜には鉄道のアルバイトをして。。。
みんなに追いつこうとして、毎日必死でした。

 
「他の研修生には負けられない。負けたくない!」
みたいな気持ちは、人一倍強かったと思います。
だから、その頃出ていたゴルフ雑誌なんかからも
何か得るものがないだろうかと、
本屋やコンビニで立ち読みをして、読みあさっていました。

 
「今日もゴルフ雑誌でも読んでくるかな」

 
そう思って、いつも行っている本屋に夕方行きました。

 
いつもと同じ雑誌コーナーで、ひと通りゴルフ雑誌を読んで、
「もういいや、帰るか」
と思って、帰ろうとしたんですね。

 
■ふと目に止まった本
本屋を出ようとした時。
なんだかわからないけれど、
ふと、1冊の本に目が止まりました。
なんでその本が気になったのかわからないですけれど、
なぜかとても気になって、手にとってしまいました。

 
今にして思えば、ビジネス書の類だったのかもしれませんが、
手にとって、パラパラとめくってみたら、、、
ある言葉が、私の目に飛び込んできたんです。

 
「他の会社でもできることなら、やる意味がない」

 
ハッキリとは覚えていませんが、確かこんな言葉だったと思います。
つまり、その業務が他の会社でもできるようなこと、商品なら、
たとえもうかるとわかっていても、それは意味はない、
というようなことが書いてあったと思います。

 
■千円札がなくて
その本を買おうかなと思ったのですが、
千円札が一枚もない状況だったので、あきらめて本屋を出ました。
でも、本屋を出てからも、その言葉が気になって仕方がありませんでした。

 
「他の会社でもできることなら、やる意味がない」

 
・・・これって、自分もきっとそうだ。

 
その頃、自分は絶対にプロゴルファーになってやるという気持ちは
誰にも負けていないつもりでした。
ですが、親がそれなりにお金もあって、
ジュニアの頃から活躍しているような同年代の選手を見て、
なんだか「劣等感」のようなものも感じていました。

 
そうだ、自分がジュニア上がりのヤツらと同じことをしても
同じ方法でうまくなろうとしても、それは意味がない。
他のゴルファーができることなら、やる意味がない。

 
そんなふうに、思えたんですね。

 
■自分のやり方を
今にして思えば、この言葉の影響は大きかったと思います。

 
うまいヤツのやっていることをマネすればうまくいく。
そんなふうに思うかもしれません。
でも、それでうまくいく人のほうが少ないです。

 
もちろん、ゴルフの基本的なところ、たとえばスイングなら、
初心者はできればオールスクエアから始めたほうがいいですよ、
みたいなことはありますが、、、
自分には自分だけのやり方がある。
そう思えたほうが、より強くなれるような気がします。

 
「他の会社でもできることなら、やる意味がない」

 
実はこの言葉は、こうしてあなたにゴルフの上達法をお伝えする時にも、
とても大切にしている言葉です。
私の毎日の言葉が、あなたにとっての何かの力になりますように。

 
またメールします。
小原大二郎

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分度器ゴルフとは?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日はちょっと趣向を変えて、
“分度器ゴルフ”
についてのお話です。
みなさん、この「分度器ゴルフ」という言葉、ご存知ですか?

 
■分度器ゴルフを推奨しているのではありません
これまでの一連のアドレスについてのメールでは、
基準のライン、つまり、
◇ 腰のラインとベルトのラインが一致しているかどうか

◇ 前傾角度が深いとどうなるか

◇ 前傾角度が浅いとどうなるか
といったことのガイドラインを示してきました。

 
しかし、だからといっていわゆる「分度器」を使うようなゴルフを
推奨しているのではありません。
このように言うと、
「じゃあ、どれぐらい身体を前傾すればいいんですか?」
こんな質問が出てきそうですが、
これを角度だけで説明するのは難しいのです。

 
結論から言いますと、、、
1.教科書的な90度の前傾角度をベースと考えて、

2.自分がクラブを構えたときの前傾と自分の出球の関係を確かめて、

3.どの前傾角度が自分にとってベターなのかを検証していく
必要があります。

 
■出球の一般的な傾向を知っておく
つまり、上に書いた検証のためには、前傾角度などによって
出球が変わる一般的な傾向を知っておく必要があるということです。
ですので、今までアドレスに関して書いてきたことというのは、
◇ スイングの基本ガイドラインを示しつつ、

◇ ガイドラインから自分の今の状態を知り、

◇ 自分のスイングの検証を重ねる中で、自分のタイプ・スタイルを理解し、

◇ そこから前に進む上での道しるべとしていく
そのためにあるものであると考えておいて下さい。

 
もしかしたら、ここまでアドレスのことだけで
ものすごく細かいことばかりを言っていると思っているかもしれません。
ですが、私が不調の時には、スイングの動作そのものよりも
アドレスを必ず確認します。
それはスイングの前のアドレス一つで
ゴルフが大きく変わることを経験上知っているからです。

 

■不調のほとんどはアドレスが原因
多くの場合、ゴルフの不調の原因はアドレスにあることがほとんどです。
プロゴルファーでも調子が悪くなった時に一番にチェックするのは
たいていはアドレスだと思います。
最初にスイングの動きから変更をすることはプロでは絶対にやりません。

 
慣れた人であれば、まずはアドレスをチェックして、
アドレスが大丈夫ならスイングをチェックするのが普通です。
アドレスはおそらくあなたが考えているよりもはるかに大事です。
それをお伝えしたくて、今までグリップや前傾角度について
こうして何度も時間を割いてあなたに説明をしています。

 
細かいことを言っているように思えるかもしれませんが、
自分のスイングをチェックするなら、実際のスイングの動きよりも、
まずはアドレスをチェックすることに8割ぐらいの力を割くようにしましょう。

 
またメールします。
小原大二郎

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スイングに個性がない?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は今まで数回にわたってお話してきた
「アドレスの3つのライン」に関連した話として、
“スイングの個性”
についてお話ししたいと思います。
ゴルフを始めたばかりの方、初心者の方にはちょっと唐突な話も
少し入ってくるかもしれませんが、、、
「こういうこともあるのか」という程度の楽な気持ちでお読みください。

 
■スクエア以外のスイングは「個性」?
最近のプロゴルファーは、昔に比べてスイングに個性がない
などと言われることがあります。
しかし、正しいスイングが科学的、物理的に解明されてくれば、
どの選手も同じスイング、似たようなスイングになるというのは、
当たり前といえば当たり前なのかもしれません。

 
昔のほうが、より個性的なスイングをしているプロゴルファーも
とても多かったですが。。。
今後は昔のようにプロゴルファーが個々で
ものすごい個性のあるスイングをすることはないと思います。

 
だからというわけではありませんが、前傾角度などの確認は
決して感覚には頼らず、客観的な目で見ることが必要です。
しかしながら、前傾角度を90度にしたからといって
必ずゴルフで結果が出せるかというと、
必ずしもそうとは限らないのがゴルフの難しいところです。
ゴルファーの全てがトッププロ、たとえば石川遼プロの真似をすれば
うまくいくというわけではありません。

 
■アドレス、スイングは試行錯誤の結果
実を言うと、私はどちらというと、90度よりもほんの少しだけ
身体を起こしたアップライトなスイング軌道です。
ですので、どちらかというとスライスボールのフェードヒッター
ということになります。

 
しかし、これは長年ゴルフで試行錯誤をしてきて、
これが自分の身体に合った最善のスイングであるという考えから
敢えてそのようにしています。
この前傾角度は日々チェックしているので、
極端に違った角度になることはありません。

 
人の身体の柔軟性にはどうしても個人差があります。
身体の硬い人が、前傾角度が足りないからといって無理をして
身体を曲げてしまうと、どうしても苦しいアドレスになってしまいます。
これはグリップの選択と同じように、
個人の身体的な特徴も加味して考える必要があります。

 
かといって、ゴルフは自分の感覚だけに頼る
「主観優位」になるとどうしてもうまくいきません。
私も今までたくさんのゴルファーを見てきましたが、
自分で客観的な目で見ることができる人はゴルフの上達も早いです。
前傾角度にしても何にしても、自分のスイングで主観と客観のバランスを
ちゃんと保つことが、ゴルフ上達の近道です。

 
客観性の話など、少し難しい話もあったかもしれませんが、
参考にしてみて下さい。
次回もアドレスについてのまとめ的な話を続けたいと思います。

 
またメールします。
小原大二郎

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アドレスの3つのラインは平行でなくてもいい?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
アドレスの「3つのライン」についての話が続きます。
今回もその話の続きということで、
“そもそも3つのラインは平行でなければならないのか?”
についてお話ししたいと思います。

 
■スクエア以外のスイングは「個性」?
レッスンプロの中には、以下のようなことをおっしゃる方がいるようです。

 
「確かにアドレス時は3つのラインが平行になっているが、
スイング動作が始まったら、3つのラインは平行になることはない」

「だから、アドレスの3つのラインの平行はそれほど考える必要はない」

「インパクトの時だけ、飛球線と肩のラインが平行になればよい」

 
という意見です。

 
この考え方、とある有名なゴルフ雑誌で、
比較的名前も知れている有名なプロの方がおっしゃっていました。
個人的にはセンセーショナルに言いたい雑誌社やライターの思惑が
透けて見えた気がしたのは、私の気のせいだったのでしょうか・・・

 
■アドレスが大事でないスポーツは存在しない
この主張について、どう判断するかはあなた次第ですが、、、
私の考えでは、アドレス時の3つのラインは平行にするのが
やはり基本だと思っています。
どんなスポーツでもそうですが、やはり動作の前提となる
アドレスの構えは大事ですし、特に肩のラインは最も重要です。

 
この議論にちょっと無理があることは、逆のことを考えてみればわかります。
つまり、アドレス時に3つのラインがそろっていないのに、
インパクトの瞬間だけ飛球線と肩のラインが平行になる・・・
こんなことが、実際にあり得るでしょうか?

 
アドレス時の3つのラインが平行でなくてもいいというのは
個人的にはとても危険な考え方だと、私は思っています。

 
■斜めに立ったらまっすぐ歩きにくい
ここで言われていることは、まっすぐ歩こうとしている人に、
身体を斜めにしてもまっすぐ歩けますよ、ということを言っているのと同じです。
しかし、真っ直ぐ立ったほうがまっすぐ歩きやすいに決まっています。
変なクセがあるから斜めに立たないといけなくなっているわけですから、
まずは真っ直ぐ立つ姿勢を作るのが基本です。

 
上級者やトッププロがフェードボールやドローボールを打ちたい時、
わざと打ちたい球筋を得るためにこの3つのラインをコントロールして
打つということも確かにあります。
ただし、基本はあくまでアドレス時の3つのラインをまっすぐに保つことであり、
それがアドレスの大前提です。

 
以前にもここでお伝えしたように、
基本の3つのラインを真っ直ぐ平行にして打つことができるからこそ、
ラインをいじることで出球をコントロールするショットが打てるのです。

 
以上、参考にしてみて下さい。
次回はアドレスについて、少しまとめ的なことをお話ししたいと思います。

 
またメールします。
小原大二郎

 

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浮気とゴルフ

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日のメールのタイトル、ちょっとドッキリしてしまった
なんていう人もいるかもしれませんが。。。(笑)
今日は浮気の話です。
もちろん、浮気といってもゴルフのことですけどね。

 
■誘惑は多い・・・

 
「別の方法に我慢強く浮気しないでいるのって、なかなか難しいですよ」

 
このメールを読んでいる方から、
以前このような感想をいただいたことがあります。
以前からやっていた練習がうまくいなくて、結果が出ずに、
それですぐにやめてしまったこともあったそうなので、
そのような感想をいただいたのだと思います。
確かに、世の中にはゴルフの情報が本当にあふれていますから、
それら全てに完全に無関心でいるのも難しい。。。そんな気持ちもわかります。

 
私たちは子どもの頃からずっと、
「最後までがんばれ」

「あきらめるな」

「始めたことを最後までやり遂げろ!」
と教わって来ています。

 
途中で投げ出す奴はダメなやつ。
辛くても最後までやり遂げる奴がスゴイやつ。
そんなふうに教育されてきていますよね。

 
ただ、もしあなたのやっている方法が全く結果が出ていなければ、、、
今までやってきたことを少しリセットする必要もあるかもしれません。

 
■やり方を変える際の3つのポイント
ゴルフのスイング、練習方法、攻め方、、、などなど。
やり方がうまくいかない時には、
必ず以下の3つのポイントを念頭に置くといいと思います。

 
◇1.大きく変えない(小さくテストする)
結果が出ないからといって、自分のスイング、自分のやり方を
全て変えてしまうのはあまりよくありません。
何かを変えるにしても、全体の中のほんの1~2箇所だけにして、
大きく変えないようにしましょう。
特に、グリップやアドレスの方法を変えるというのは、
おそらくあなたが考えているよりも大きな変更です。
アマチュアの方はスクエアなグリップとアドレスを基本にして、
そこからあまり大きく外れないようにしましょう。

 
◇2.期間を設ける
何かを変えてみて、結果が出るか出ないかの判断をする期限を
たとえば3ヶ月など、事前に決めておくようといいでしょう。
そうすることで、その方法を深追いすることもなくなりますので、
結果が出なくても別の方法を試すことができます。
そして何より、うまくいかなければ元に戻すことも簡単です。
期間を設けずに闇雲に変える、闇雲に続けるのはNGです。

 
◇3.結果が出ていることは変えない
実はこれがとても重要です。
多くの人は、なぜか結果が出ているのに何かを変えようとします。
でもそれは、正しいバランスが取れているのにもかかわらず、
何かを変えて自分自らバランスを崩そうとしているのと同じです。
もしあなたの今のスイング、今の練習で結果が出ているのなら、
それを無理に変えないようにしましょう。

 
■最終的には「自分に合っているかどうか」の判断
ゴルフはスコアという結果も大切ですが、
そこに至るまでのプロセスが重要です。
なぜなら、ゴルフの結果を生み出すのは全てプロセスだからです。

 
そこで重要になってくるのは、
「全ては、あなたにとってどうか」
ということです。

 
そして、あなたに合っているかどうかは、
いくらゴルフの理論を調べたり勉強したりしてもわかりません。
実際に自分で試してみる以上に正確にそれを知る方法はありません。
だから重要なのは、
◇1.大きく変えない(小さくテストする)

◇2.期間を設ける

◇3.結果が出ていることは変えない
この3つなのです。
とりあえずこの3つを守っておけば、大きくコケることはありませんし、
前の段階に戻ることも簡単です。
それで迷ったとしても、大きくブレていなければ、
プロのアドバイスなどを受けて修正もやりやすいはずです。

 
またメールします。
小原大二郎

 

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