From:江連忠
宮古島の自宅より、、、
こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
さて、今回は、
「なぜ、伊沢利光はドリルをやらなかったのか」
というテーマで、お話ししたいと思います。
タイトルの通りなんですが
私が教えていた、賞金王二回獲得の伊沢利光プロは、
練習時にドリルをほとんどやらなかったんです。
その理由は。。。?
ドリル、10球も打てば良くなる?
伊沢さんの話の前に、前提となる話として。。。
たとえば「脇が締まる」ようにと
脇にタオルを挟むドリルをするとしましょう。
アマチュアゴルファーの方とお話をしていると
その大半の方が、ドリルで10球ぐらい打てば
脇が締まるだろうぐらいに思っていらっしゃいます。
もちろん、その程度ちょっとやるだけで
良くなる方もいないわけではないと思います。
ですが、もともとドリルをやる前には
その理想の身体の感覚というものが
身体の中にないわけです。
その中で脇が「締まる」状態にするには
「締める」ではなく、自然と「締まる」ところまで
持って行く必要があるわけですから。。。
100球、200球、300球とドリルで打って
ようやく自然に「締まる」が出来るというのが
「自然」です。
人によっては1000球ぐらい打っていただいたり、
あるいは短期間ではなく、長期間にわたって
やっていただく必要もあるでしょう。
ということで、ドリルをやるなら10球ではできない。
もともと感覚がないなら、300球はかかる。
でも、すでにその締める感覚がある人なら
10球とか30球でもできるかもしれない。
これらのことから、言えることは。。。
もともと感覚がある人たちに、ドリルは不要
つまり、伊沢さんのような
もともとすごい感覚を持っている人は
ドリルで思い出させる必要もないということ。
そうでなければ、感覚を持っている人よりも
3倍、5倍、10倍のドリル量が必要。。。
というわけですね。
先ほどの「脇が締まる」で言えば、
脳が自分の身体にこれがいいんだと理解させて、
普通に打って「だいたいこれぐらいかな」
「軽く締まっていい感じ」の状態に持って行くには
最低でも3倍以上の時間かかるということです。
というわけで、伊澤さんとは実際
ほとんどドリルをやらなかったと思います。
片山晋呉はドリル好き
ですがそんな一方で
片山晋呉プロはドリル好きです。
これは彼が新しいもの好き、
ミリ単位でスウィングを直したいという
探究心の旺盛さから来るものです。
それはさておき、脇が締まる例で言うなら
・脇や肘は「締める」はダメ
・勝手に「締まる」ならOK
・「締める」は自分の意識でやっている
・「締まる」は無意識でできていること
・無意識でできるようになるまですること
これの無意識を作るのがドリルだということと、
もう一つ大切なことが
・無意識を作り出すには、常に動きながらやること
上田桃子プロにしても、諸見里しのぶプロにしても
とにかく動きながら身に付けさせるということをメインに
レッスンを行っていました。
そのためには、ドリルが有効なんですね。
特にゴルフというのは、打つ場所に傾斜がありますし
風もりますし、ミスをしてはいけない方向もあります。
それらが毎回違うからこそ
「無意識に」というのが
より重要になってくるんですね。
というわけで、ここで言いたかったのは
ドリルを10回、20回やった程度で
「できた」「できる」とは思わないこと。。。
根気よく繰り返しやっていただくことを
ぜひ、お試し下さい。
真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。
ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
江連忠でした。
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