From:服部コースケ
東京・代官山のスタジオより、、、
こんにちは、
服部コースケです。
あなたはラウンドごとのスコアがばらつく
最近、自分が納得するスコアが出せないと感じたことはありませんか?
そんなあなたに役立つ
80台を達成した生徒さんのインタビューがあなたの参考になるでしょう。
彼のことを知ったのは
あるコンペの懇親会のこと
あいつは、手抜きしてるのに
「なんで、優勝しているんだ!」
なんて冷やかしの声が優勝時に上っていたのです。
「練習の手抜きをしているくせに!」
そんな風に、若干怒りを覚えた人がいたくらいなんです(笑)
私はその優勝した人の組と一緒についていたのですが
彼は、自分のショットを完全に
『仕組み化』しているように感じました。
いいショットを打つときのルーティンが
そのままいつものルーティンとなっていたんです。
びっくりしました。
いいショットを打つ直前というのは
オーラがあるのですが、
そのオーラをいつも感じるくらいなんです。
先週、組み合わせでのゴルフは上達につながるとお伝えしましたが、
まさに、組み合わせ直前に
その人の格好や、クラブセットを拝見して
「あ、こいつはやばいな」
と感じるオーラに近いです。
トリックはこうです。
彼は、練習場でのスイングも
自宅での素振りも全くやりませんでした。
苦労するのが大嫌いな人間です。
だから、苦労せずゴルフも楽しめればいいと思っていました。
彼に対抗して、
練習をしていた仲間たちは
いつも練習量の成果を自慢したりしました。
例えば、先週は5回も練習場に行ったんだよ、とか。
次のラウンドまでの練習量をとにかく高めて
当日その結果を発揮しようと躍起になっていました。
しかし、彼は違いました。
当日、結果を出すことだけ考えていました。
特に、ルーティンの固定化です。
ナイスショットが出ようと、ダメなショットだろうと
自分のスイングに入る前のリズムと
実際のスイングのリズムのことを考えていたのです。
インパクトは良いスイングが出来れば自然に決まる
ということを信じていました。
アイアンもドライバーもパターも打つ前は
ルーティンを守ることだけしか考えていません。
結果、彼のショットは
コースでブレることはありませんでした。
たまにミスも出ますが
全体的に慌てていなければ安心してゴルフをしていました。
その逆に、躍起になって練習をしている方というのは、本番に弱いです。
これは、コースと練習場の違いが招いていることでした。
素振りでちょっとダフリ気味だったり
トップ気味の素振りをなんとか修正しようとしたり
直前のミスを引きずったり
練習場で出た、シャンクを気にしすぎたり。
彼曰く、
「ゴルフが楽しいのは、
ゴルフ場での1打1打がいかに重要かがラウンド後にわかることであり
ゴルフが楽しめる人は、
いいショットがあり、悪いショットがある浮き沈みと
それを受け入れる心がある人であり
受け入れる心を作るためには
本番というプレッシャーに負けないスイングが必要だろう。」
彼は
練習場での練習量ではなく
なるべく自分のスイングを失わない
自分のリズムを失わないことに集中していたのです。
普段練習したり、
自分のゴルフの実力を大きく超えるような
難しいショットにも挑戦しません。
それは、積極的ではないゴルフだといわれたらそれまでですが、
トップやダフリ、
大きなスライスを連発するゴルフとは
彼は無関係なくらい
ショットの当たりは安定して良くなったのです。
たまたま私がその生徒さんにあったときに
最近、ゴルフの調子が良いみたいですね。
と聞いてみたら
「実は…」
と教えてくれました。
実際、彼のことを私は練習足らずの怠け者
とは思いませんでしたし、もともと努力家なのも知っていました。
むしろ、
「これがゴルフの境地か」
と感動しました。
このひとは、
あるBtoBメーカーで
生産管理の担当として働いています。
もちろん、スコアで120くらい叩いていたときは
毎日毎日欠かさず練習を続けて
スイングづくりに励みました。
結果、100前後まで来て彼のスイングは伸び悩みました。
しかし、今では80台が安定して出せているそうです。
その秘密はお仕事にあるのではないかと私は思いました。
というのも彼が、やっている仕事は生産管理の業務。
なるべく、不良品を減らしたり、
毎日の生産量を均一にして、
需要と供給に応える仕事らしいです。
彼曰く
「生産管理の現場で、毎日の受給に応えることは大変です。
たまに、とっても大きいオーダーが来て、工場の能力以上のものを作る必要性に迫られたりします。
しかし、そこで必要以上に機械や人員に負荷をかけすぎると工場全体がパンクします。
工程の一箇所に負荷がかかりすぎたりして、長期的な生産量の低下につながります。
つまり、1日の生産量をたくさん作っても意味がない。
大事なのは、毎日の生産量の差をなくして、なるべく安定した仕事をすること。
そして、それを向上させるためには毎日の積み重ねであって、稼働時にやることではありません。」
なんだそうです。
まさに、これが彼のゴルフに現れている様に思いました。
確かにその通りだな〜と思います。
私もこれまでに色々なルーティンを試したり
ゴルフ全体を良くするための習慣を色々取り入れようとしました。
例えば、
・ラウンドに行くときに焦らないよう1時間早くつくようにしたり
・荷物はなるべくキャディバッグにつめて忘れ物を減らしたり
・コースにもっていく荷物をわかりやすくするために、小さなバッグを持ち歩くようにしたり。
・自分のホームコースを決めて、ラウンド数を増やしたり
・新しいゴルフ友達を作ろうと努力したり
・得意クラブや苦手クラブばかり練習せず、全てのクラブを均等に練習したり
・アドレスから3秒以内にボールを打つ3秒ルールを作ったり
・お昼ごはんでは炭水化物を減らしたり
・お腹がすいたときのための軽食を持ち運んだり
…などなど。
言われたら当たり前のことや、
既に知っていることも多いと思いますが、
楽しくゴルフを続けるために
安定したゴルフをするための努力は
無駄になることはないでしょう。
もちろん、改善点があれば
それを補う練習は必要ですが、
既にある程度スイングが出来ているという人は
まずは崩れないゴルフを実践するためにも
自分のルールを意識して徹底してみてください。
服部コースケ
<ドライバー飛距離230y以下の方へ>
・ティショットが思うように伸びない…
・いいあたりをしたかと思いきや、右方向へ…
・狭いホールを回るのに抵抗感がある…
これらのゴルファーに共通する
飛距離を伸ばすために足りない
根本的な”ある1つの問題点”とは?
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