From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、
こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。
さて今日は「大きいつづら」と「小さいつづら」の話が出てくる
日本のおとぎ話「したきりすずめ」のお話です。
なんか童話やら昔話やら、子ども向けの話が多いなあと
思っていらっしゃるかもしれません。
もしかしたら「そんな子どもじみた話ばっかり!」なんて怒っている人も
中にはいらっしゃるかもしれませんね。
ですが、こうした子ども向けの話の中に、人間の生き方、
そしてゴルフの真理が詰まっていると、少なくとも私はそう思っています。
で、この話。
おじいさんとおばあさんの行動が対照的なんですが。。。。
「したきりすずめ」のあらすじ
一応今回もお話のおさらいをしておきましょう。
—–
おじいさんに助けられてかわいがられていたすずめは、
おばあさんが障子の張り替えに使おうとしていたのりを
食べてしまいました。
怒ったおばあさんはすずめの舌を切って、
すずめは逃げ出してしまいました。
そのすずめをおじいさんが追って山へ行くと、
すずめたちが恩返しにご馳走してくれたり踊りを見せてくれたりしました。
お土産として大小2つのつづらのどちらを持って行くか聞かれ、
小さい方を持って帰りました。
家に着いて中を見てみると、なんと小判が詰まっていました。
これを見た欲張りなおばあさんは、
大きなつづらをもらおうと、自分もすずめの宿に押しかけました。
大きい方を強引に受け取って、我慢できずに帰り道で
そのつづらを開けてみると、、、、、
中には妖怪や虫やとかげや蜂や蛙や蛇が詰まっており、
おばあさんは腰を抜かし気絶してしまいました。
—–
これも結末がいろいろパターンがあるようで、
「妖怪に食い殺されてしまう」「妖怪から命からがら逃げ切り改心する」
なんていうのもあるみたいですね。
飛距離の妖怪に襲われていませんか?
さて、これをゴルフの話に置き換えると、、、
大きいつづら=飛距離
小さいつづら=ショートゲーム・パター
あなたはどちらを選びますか?
いろいろなプロが言うことですが、
ゴルフというのは、カップまでのストローク数の少なさを競うものです。
決して飛距離を競うスポーツではありません
(ドラコンは例外ですが)
どんなにティーショットが飛んだとしても、
それで100が切れないのであれば、意味がありません。
こうした話をするとよく引用される格言
「ドライバーはショー、パターはお金」
を引き合いに出すまでもなく、ゴルフというのはそういうスポーツなのです。
たとえばプロで3パットを連発していたら、
間違いなくプロとして生活していけませんから。
パター軽視は誰のせい?
このように、パッティングはスコアメークに直接関係があり、
それゆえにゲームの中でとても重要な部分です。
これはプロだろうがアマチュアだろうが同じです。
もしもパットが悪ければ、いいプレーをしたことにはなりません、絶対に。
それにもかかわらず、世界中で行われているゴルフレッスンのうち、
いったいどれだけの時間が、パッティングに当てられているでしょうか?
スコアメークにパッティングがどれほど重要かを考えると、
パッティングのレッスンに当てられる割合があまりにも少なすぎます。
この事実は、ゴルフに詳しい人なら誰でも知っていることです。
ただこれには、生徒さんの側がパターの練習にあまり興味を示さないなど、
色々な要素があるのでしょう。
どんな理由にせよ、今行っているより多くの割合を
パッティングの練習に費やせば、状況あ大きく変わる可能性があります。
やはりパッティングが、スコアアップへの一番の早道なんですね。
パターマットでもかまいません。
まずは毎日10分でも5分でも、パター練習をする習慣を作りましょう。
それでは、今日はこのへんで。