2024.11.17
From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「練習場でコレやらないと成果ゼロ」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
ずばり、練習をはじめる前に
この準備を疎かにしてしまうと、
時間を無駄にしてしまう可能性があります。
その準備とは。。。?
(続きはビデオにて)
練習場でコレやらないと成果ゼロ
パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコン(または)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。
(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
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マットの向きをきっちりチェック
練習場ではマットがどの方向を向いているのか
きっちりチェックしてから練習をはじめてください。
「コレやらないと成果ゼロ」は言い過ぎかもしれませんが
これは、よいスイングをつくるために非常に大切です。
ではなぜ、マットの方向がそんなにも大切なのでしょうか。
打ち出し方向や曲がりを確認
それは、打ち出し方向や曲がりを確認して、
すぐにスイングの調整を精度よく行うためです。
私のレッスンでもはじめてのお客様のスイングを
黙ってしばらく見させていただいていると
色々なことが見えてきますが、
特にスイング前の準備でも色々わかります。
その中でも、マットの方向をしっかり確認しないまま、
ただ闇雲にショットをはじめているお客様は多いです。
それだと、狙った方向に対してどんな向きで構えていて、
出球の方向はどれぐらいずれてどれぐらい曲がったのか
あやふやなままです。
前傾して見るとこんなにズレる
しかも、前傾した姿勢で見ていると、
思った方向よりも左を向きやすくなります。
その理由はターゲットに向くほど狙いやすいとか、
見た目よりもターゲットは左に見えるからです。
カメラで撮影した映像だとカメラの位置や
ズームの度合いで見え方が変化しますから、
映像では分かりにくいので実際に目で見て確かめてみましょう。
マットの向きの確認方法
そこで、まずはマットがどんな方向を向いているのか
確認することをやってみます。
マットの後ろに立って、両手を縦に広げてシャフトを持って
マットの端のラインにテーパー状のシャフトの
片側のラインを合わせます。
そうすると、そのシャフトのラインの延長線上が
ターゲット候補となりますので、わかりやすい地点を決めます。
あとはその地点を目安に打ち出し方向や
どっちにどれぐらい曲がったのかとか、
ターゲットに対してどれぐらいズレて落下するとか
転がる方向を確認しながらショットします。
また、シャフトの右側と左側のどちらを使うかは、
狙う方向の目安を見やすい側を使えばよいです。
何となくマットの後ろから眺めているだけでは、
5度ぐらいは簡単にズレた目標を狙うことになったりします。
5度以上ズレたままスイングして
打ち出し方向の狂いを無視しての練習では、
よいスイングをつくることはできません。
もし右を向いたまま左に打ち出そうとしていることに気づかなかったら、
まさにアウトサイド・インのスイングをつくっていることになります。
コースでも
コースでも同じようにボールの後ろから
シャフトを使って狙いたい方向にある小さな目標物であるスパットを決めて、
ボールとスパットを大切にしてセットアップに入りましょう。
また、真っ直ぐに立ってグリップをつくって
ヘッドのリーディングエッジが垂直なら、
ヘッドの向きは両肩の向きに対して直角です。
それなら、ボールとスパットのラインにヘッドを直角に合わせたなら、
両肩の向きはきっちりターゲットを向きます。
そのヘッドと両肩を動かさないまま肩に対して足踏みをして
気持ちよく振れそうな足場を探せば、全身には無理な力のかからない
最高の向きに構えることができます。
コースでは景色で右を向かせたり左向きにさせる罠がありますが、
このやり方ならそんな悪魔の誘いにも引っかかることなく
正しい構えが完成します。
スタンスの向きの重要性
ところで、スタンスの向きを
疎かにしすぎているゴルファーは多いです。
200y飛ばすとして、5度の違いは約17y、
10度なら約36yにもなります。
100y飛ばすなら5度は8yぐらいで、
10度は18yとかです。
日本ゴルフコース設計者協会のとある記事には
「全英オープンでフェアウェイの
ランディングポイントの幅は25~30yが一つの基準」
とあります。
また、ワングリーンの平均的な幅も30yぐらいです。
フェアウェイセンターを狙ってフェアウェイを外さないなら、
誤差5度以下のショットが必要です。
グリーンセンターを謙虚に狙いながらもグリーンに乗せるためには、
10度以内ぐらいは目安にしなければなりません。
さらに打ち出し方向だけではなく曲がりの影響もありますから、
思っているよりゴルフは正確なセットアップや
スイングを要求することがわかります。
傾斜の影響
そして、傾斜があると打ち出し方向も
ボールの曲がりも影響を受けます。
正しく傾斜に対応するためにも、
スタンスの向きを正しく調整することは重要です。
つま先あがりではヘッドのロフトで
フェースは左を向くことで、左へ飛びやすくなります。
そこで、手の中でクラブを右回転させて
ヘッドをターゲットに向けてボールの後ろにセットしたら、
気持ちよく振れそうな足場を足踏みをして決めます。
そうすると、スタンスはターゲットの左を向きますから、
そのスタンスの方向へ何か目標物を見つけて
その方向へ真剣に振ります。
これはまさにインテンショナルスライスと同じ打ち方で、
ボールはターゲットの左に出てから
ターゲットに戻るような軌道となります。
つま先さがりなら、クラブを手の中で左回転して
ヘッドをターゲットに向けてセットして
同じような手順を踏めばよいです。
この場合はターゲットの右を向いて右からの
インテンショナルフックとなります。
つま先あがりやつま先さがりの程度で
どれぐらい手の中でクラブを回したらよいかは、
コースで色々やってみて経験を積みましょう。
このどちらの方法でもダウンスイングは
傾斜の下に向かうことができてスイングは楽ですから、
多少のラフでも脱出しやすくなります。
この場合もしっかりターゲット方向を確認して、
そこに向かってヘッドをセットすることが成功の鍵を握ります。
普段の練習場のショットでマットに対して
ヘッドをキッチリ向ける習慣は、
こんなところでも効果を発揮してくれます。
横への打ち出しは禁止
ところで、練習場でマット方向に対して横に打ち出すほど、
他のお客様に対してよくありません。
確かに何ヤードの看板とか人口グリーンなど、
狙いたいターゲットは多いです。
そして、私はヤーデージ看板に
30y、50y、80y、100yなどと当てていくドリルが好きです。
しかし、それをやるときは、打席のマットの幅ぐらいに
ターゲットが並んだ打席を選んでやるようにしています。
そして、マットの上に
ターゲット方向に向けたシャフトなどを置いて、
それに対してセットアップします。
練習場によってはそんな打席は
簡単に見つからなかったりしますが、
可能な場合はまあまああります。
質の高い練習をできるためにも、
マットとは正しくお付き合いしましょう。
では、また。
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