From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日はちょっと趣向を変えて、
“分度器ゴルフ”
についてのお話です。
みなさん、この「分度器ゴルフ」という言葉、ご存知ですか?
■分度器ゴルフを推奨しているのではありません
これまでの一連のアドレスについてのメールでは、
基準のライン、つまり、
◇ 腰のラインとベルトのラインが一致しているかどうか
◇ 前傾角度が深いとどうなるか
◇ 前傾角度が浅いとどうなるか
といったことのガイドラインを示してきました。
しかし、だからといっていわゆる「分度器」を使うようなゴルフを
推奨しているのではありません。
このように言うと、
「じゃあ、どれぐらい身体を前傾すればいいんですか?」
こんな質問が出てきそうですが、
これを角度だけで説明するのは難しいのです。
結論から言いますと、、、
1.教科書的な90度の前傾角度をベースと考えて、
2.自分がクラブを構えたときの前傾と自分の出球の関係を確かめて、
3.どの前傾角度が自分にとってベターなのかを検証していく
必要があります。
■出球の一般的な傾向を知っておく
つまり、上に書いた検証のためには、前傾角度などによって
出球が変わる一般的な傾向を知っておく必要があるということです。
ですので、今までアドレスに関して書いてきたことというのは、
◇ スイングの基本ガイドラインを示しつつ、
◇ ガイドラインから自分の今の状態を知り、
◇ 自分のスイングの検証を重ねる中で、自分のタイプ・スタイルを理解し、
◇ そこから前に進む上での道しるべとしていく
そのためにあるものであると考えておいて下さい。
もしかしたら、ここまでアドレスのことだけで
ものすごく細かいことばかりを言っていると思っているかもしれません。
ですが、私が不調の時には、スイングの動作そのものよりも
アドレスを必ず確認します。
それはスイングの前のアドレス一つで
ゴルフが大きく変わることを経験上知っているからです。
■不調のほとんどはアドレスが原因
多くの場合、ゴルフの不調の原因はアドレスにあることがほとんどです。
プロゴルファーでも調子が悪くなった時に一番にチェックするのは
たいていはアドレスだと思います。
最初にスイングの動きから変更をすることはプロでは絶対にやりません。
慣れた人であれば、まずはアドレスをチェックして、
アドレスが大丈夫ならスイングをチェックするのが普通です。
アドレスはおそらくあなたが考えているよりもはるかに大事です。
それをお伝えしたくて、今までグリップや前傾角度について
こうして何度も時間を割いてあなたに説明をしています。
細かいことを言っているように思えるかもしれませんが、
自分のスイングをチェックするなら、実際のスイングの動きよりも、
まずはアドレスをチェックすることに8割ぐらいの力を割くようにしましょう。
またメールします。
小原大二郎