2021.08.01
From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「極端な真逆の動きで上達」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
スイングの問題点を修正して
素早く実用的な動きまで仕上げるためには。。。
課題となる動きの「真逆を極端」に
やってみることが効果的です。
「え、でもそれって一体どうやったらいいの?」
そのやり方とは。。。?
(続きはビデオにて)
極端な真逆の動きで上達
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(おまけ付き)
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何に足を引っ張られているか?
それぞれのゴルファーは個別に色々な問題を抱えていて、
コースでそれに足を引っ張られてスコアを落としています。
当然、ゴルファーによって抱える問題は千差万別だとしても、
案外、共通している課題は少なくありません。
今回は、多くのゴルファーが抱える共通の問題をいくつかまとめて、
それを極端な真逆の動きで素早く修正する具体的な方法を
見てみたいと思います。
共通する問題
そこで、共通する問題で一番多いのが、
ボールヒットに向かって前腕を左に捻って
ヘッドを閉じるアームローテションと言われる動きです。
ボールヒットというヘッドスピードが最高潮に達しようとするときに
自ら出そうとする力でヘッドを閉じる方向へのコントロールは、
スイングの中でも一番難しい動作になります。
また、この前腕の左への捻りでボールヒット前後に左脇を力で締めて
クラブを左に振ろうとして、インパクト面から手元もヘッドも
インサイドに離れてスイングを不安定にします。
さらに、悪い手の動きで脚が邪魔されて
使えていないことも課題です。
そして、それらのことは多くの弊害を発生しています。
小さな振り幅のショットから始める
そこで、これらの問題点の真逆の動きを、
小さな振り幅のショットでかなり強烈にやってみます。
まずはシャフトが一番短くて簡単なクラブである、
ロフトが58度ぐらいのサンド・ウェッジを使います。
そして、両足の母指球の少し後ろの間隔が腰の幅程度の
30cmぐらいでのスタンスの幅の中で脚を目一杯使いながらも、
手を使わなければまさに15y程度のキャリー(SW15yC)です。
振り幅としては手元が腰の高さぐらいで、
左肩と手首をリラックスさせておくとヘッドはバックスイングの勢いで
腰の高さより少し上まであがってきます。
スタンスの幅が腰幅程度なら、脚で地面をいきなり縦に踏む
シンプルな動作になります。
そして、バックスイング開始から右脚を伸ばして
右のお尻を右後ろポケット方向へ押し込み、同時に左股関節から先の神経を
プッツンと切るイメージで重りにします。
右膝も右股関節も伸ばしますが、
股関節はセットアップでの前傾角度を維持する程度には
伸ばし切りません。
そうすると、腰から首の付け根である体幹は
腰のターンによってセットアップでの前傾角度を維持して、
スタンスの幅が30cmぐらいなら右に45度程度回転してきます。
スタンスの幅を広げると股関節が多く入る分、
脚を伸ばす長さが長くなって腰のターンは
自動的に大きくなります。
そういった意味では、このSW15yCで色々な動きを正しくしておけば、
スタンスを広げることに連動してヘッドの振り幅が大きくなるだけで
フルショットでも同じ動きです。
問題点の真逆の動きを行う
では、このSW15yCに、本来行うべき動きを
極端に入れ込んでみます。
まずは、セットアップ終盤で、手元をインパクト面に沿って
振り出し方向へ押し込むフォワードプレスを大げさに行います。
ヘッドをターゲットに向けたまま左脇を開けながら
手元を振り出し方向へ真っ直ぐに動かしてインパクトの強烈なイメージと
その反動を利用して脚でバックスイングを開始します。
このフォワードプレスでは、インパクトに向かっての
様々な問題の真逆の動きになります。
左脇を締める動きで前腕を左へ捻る動きを誘発して
ヘッドを閉じないとか、ヘッドがカット軌道にならないとか
腕でクラブを振らないイメージを植え付けてくれます。
ここで、バックスイング開始前に上半身を完全に固定して、
脚だけを使って右にターンしたら
手元とヘッドはどこに来るでしょうか。
手元もヘッドも体幹の右ターンで円軌道を描き、
手元は右足つま先とくるぶしの間にきます。
そこで、今度は手元の動きは同じまま、ヘッドだけボールの所から
振り出しのラインに対して真っ直ぐに動かしながら、
腕から先をリラックスさせます。
トップ近くでシャフトは振り出し方向と平行ではなく、
外側方向を向いれば良いです。
そして、ヘッドの重心のオフセットで、
ヘッドは閉じる方向へ倒れてきます。
右脚を伸ばし切って手元が腰の高さあたりまで来たときに、
ヘッドの一番下の溝が水平になっているまで
ヘッドを閉じてみましょう。
このトップ近くの上半身の形を変えないまま、
下半身をセットアップのポジションまで戻したら、
手首が親指側へ折れるコックが入って
ヘッドが閉じていることがわかります。
このようなバックスイングからのトップまでの動きから、
ダウンスイングではヘッドを振り出しのラインに沿って
真っ直ぐに運びます。
そして、先ほどのフォワードプレスのポジションに向かって
手元とヘッドが収まるようにショットしてみましょう。
最初はボールは左に飛び出しやすいものです。
トップでは軌道に対してヘッドは閉じているので、
ダウンスイングでヘッドを開く動きがなければ左に飛びます。
そこで、ダウンスイングで左肘を振り出し方向へ
向けるようにして左脇を開けます。
トップで閉じたヘッドを開きながら、
フォワードプレスのポジションに向かうことで
ボールヒットするイメージです。
ボールが真っ直ぐにターゲットに向かって飛び出したら、
まさにダウンスイングでヘッドを開く動作ができた証拠となります。
さらに、最初はトップ気味になります。
その理由は、それまでの力でリリースするショットよりも、
しなった状態でヒットするからです。
しかし、しばらく打っていれば、
ヒトの体性感覚で高さは合ってきます。
このように練習することで、今までやってしまっていた
悪い動きの真逆の動作を極端に行ったことになります。
そうすれば、間違った動作は素早く消し去られて、
本来あるべきスイングができるようになってきます。
SW15yCで慣れてきたら、
この動きはフルショットでもやってみましょう。
最初はかなり違和感があります。
それはそうです、今までの悪い動きの真逆を
やっているわけですから。
しかし、しばらくするとこんなに楽にスイングできているのに
ダフりトップが激減して、
さらにボールが遠くまで飛んでいる自分を発見できます。
最初のショットはハーフトップになりやすい
ところで、先ほどお伝えしたように、
極端な今回の動きができた最初のショットでは
ハーフトップになりやすいです。
というのも、ダウンスイングで上半身のしなりが多くなることで、
その分、ヘッドは地面から浮くからです。
上半身のしなりとは、主に左肩甲骨が胸の方向へ
スライドすることです。
実はコックもヒンジも右腕が支えとなっているなら、
まさに上半身のしなりの大きさを反映しています。
バックスイングで一定の割合でコックを段々深く入れるのも、
上半身のしなりを少しずつ大きくするためにも大切です。
いずれにしても、最初の頃のハーフトップは悪いことではなく、
良いことの現れです。
そして、ヘッドをボールに届かせるためには、
ダウンスイングで全身が落下すれば良いです。
ということは、その落下できる分、
より多くの位置エネルギーを使えることになります。
小さなショットではこの位置エネルギーは
たいして重要に感じないかもしれません。
しかし、少しでも遠くへ飛ばしたいドライバーショットや
しっかりバックスピンをかけたいアイアンショットでは、
この位置エネルギーは想像以上に大きな効果を発揮してくれます。
ヒトの体性感覚はすごい
また、ヒトの体性感覚には驚きです。
体性感覚とは、体の各パーツの位置関係や関節の角度とか
関節の動く速さまでも感じて
自動的にコントロールできるための仕組みです。
その感覚は想像を絶する精密さがあります。
例えば歯はヒトでは体重ぐらいの圧力を出せるにもかかわらず
数十ミクロン単位の違いを感じ、歯科治療では数十ミクロン単位の
カーボン紙で削り量を調整します。
1ミクロンは10のマイナス6乗メートルですから、
数十ミクロンだと1000分の数cmの違いを感じることになります。
脚や腕ではそこまでの感受性はないとしても、
ゴルフのクラブはヘッドの重心がシャフトに対してオフセットがあることで
フェースの向きを感じる構造になっています。
このようなヒトの体性感覚によって、
ボールに対するヘッドの高さはショットしていれば
誰でも勝手に合ってきます。
ただし、同じ番手でショットするとしても
打つごとに動きが異なっていては、体性感覚を最大限に利用して
クリーンヒットできなくなってしまいます。
バックスイングで手あげをする問題
ところで、バックスイングではついつい手で
クラブをトップまで運ぼうとして、
再現性のないスイングを量産してしまいやすいものです。
手は器用で自由度も大きいのでつい使ってしまうことに加え、
クラブを色々なところに運ぶことができてしまいます。
そうすると、ほぼ右腕を使ってヘッドを開く動きに加えて
右肘を体の右横へシフトさせたり、手首を右に折って
ヘッドをインサイドに持ってくる動きをやってしまいます。
これらの悪い右腕の動作は、
バックスイングでヘッドを閉じる動きで封印されます。
なぜなら、ヘッドを閉じる動きでは
右腕は曲げにくくなるからです。
まさに、セットアップで振り出し後方から見たシャフトの延長線である
シャフトラインに対して、ヘッドが下に出ると手の余計な力で
バックスイングした証拠となります。
実際には上半身が動かなければ、バックスイングで
ヘッドはシャフトラインの下に出ます。
しかし、手首のコックが適正に入れば体幹のターンで
ヘッドがインサイド寄りに入る分を相殺して、
ヘッドはシャフトラインより上にあがってくることが理想です。
コックは楽にスイングするための要
ゴルフは思った以上に大きなパワーと高い精度を要求します。
そのため、ヘッドは大きく動かしながらも
体の動きはできるだけコンパクトなほど有利です。
その要が、クラブと体の接点である
手首のコックになります。
そして、バックスイングでのコックは、
トップに向かう切り返しからダウンスイングにかけて
ヘッドが置いていかれることで右手甲側へ折れるヒンジに変化します。
ヒンジならヘッドをインパクト面の方向へ向けた状態で、
手元とヘッドをインパクト面に乗せたまま
動かすことができます。
バックスイングで右脚をしっかり伸ばそう
位置エネルギーの観点からもバックスイングでは
右脚をしっかり伸ばして、背骨の前側の重いお腹や両腕を
右斜め上に持ちあげておくようにしましょう。
特にバックスイングの早い段階で右の膝を伸ばしきることで、
ヘッドに勢いをつけるようにすれば、
トップ近くではヘッドの勢いであがるので上半身はリラックスできます。
そして、上半身の前傾角度は変わらないとしても、
お腹などの背骨の前側の重いパーツが高い位置にあるほど
ダウンスイングでのエネルギーに利用できます。
結果として、力で腰を回そうとしなくても
右斜め上にあがったお腹をセットアップのポジションまで
落とそうとするだけで、腰は楽に左にターンしてきてくれます。
しかも、ダウンスイングの出だしで腰はゆっくり回転し始めるので、
その間に手元とクラブを下に向かって落下させる
「間」もできてきます。
極端な普段とは真逆の動きを練習に取り入れることで
素早く課題を克服して、
気持ち良くボールを遠くまで精度良く飛ばしましょう。
では、また。
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