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散髪に行ってきました

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
この前、髪の毛を切りに行ったときのこと。
たまたま初めて行った散髪屋さんで
おそらくそこのご主人(?)の方に切っていただきました。
それでまあ、散髪屋にありがちな世間話的にお話をしていました。
今日はその時のお話です。

 
■ご主人のお悩み
ご主人「ずいぶん日焼けされていますねえ…
お仕事は何をされているのですか?」
小原 「えーと、ゴルフの仕事です」
ご主人「ゴルフ場のお仕事ですか?」
小原 「いや、実はプロゴルファーをやってまして…」
ご主人「え、そうなんですか!? そりゃあすごいですね。
実は私もゴルフが大好きでしてねえ…
20年ぐらいやってるんですが、ぜんぜん100が切れなくて」

 
私の髪を切りながら、ご主人は話を続けました。

 
ご主人「いやあ、先週も休みの日にラウンドしたんだけど、
どうもアイアンの調子がよくなくってね…
プロ、ちょっと教えてもらえませんか?」
小原 「え・・・?」

 

 
■店に出てきたゴルフクラブ
・・・そう言って店の奥から出てきたのは、ご主人のゴルフクラブ。
たまたま他のお客さんがいらっしゃらなかったからでしょうが、
10分ぐらいの即席レッスン会が始まってしまいました。

 
あのう、まだ髪を切り終わってないんですけど。。。(汗)

 
一応ご主人の問題点を指摘させていただいた上で、
「こんな練習をしたらいいですよ」
というところまでお話しました。
もちろんその後、ご主人に髪を切っていただき、
代金を払ってお店を出ました。

 
「また来てね」と、ご主人もとても満足そうにされていました。

 
でも、、、なんか心に引っかかるものがあったんですね。

 
■ご主人は「本当にやるのか?」
お店を出てから、私の中に一つの疑問が浮かびました。

 
「あのご主人、私が教えた練習を本当にやるんだろうか?」

 
もちろんご主人次第ですが、
「きっとこの人はやらないんじゃないかな、、、」
そんなふうに思ってしまったんですね。
これはどんなことでもそうですが、、、
人間というのは苦労して手に入れたものしかやりませんよね。

 
その散髪屋さんのご主人は100が切れなくて
悩んでいらっしゃいました。
これはたとえばですが、もしご主人がたとえば5万円を払って
私のアイアンの10分レッスンを受けたとしたら、、、
聞いたことを一言も聞き逃すまいとしてメモもするだろうし、
もしかしたら、教わった練習やチェック項目を書いた
チェックリストのようなものを作るかもしれません。

 
■習い上手な人はリスクを負っている
上達していく人、習い上手な人というのは、
自分にわざとリスクを作って、そのことを実践します。
効率よく仕事を終わらせて、

時間を作って、

お金も払って、、、
結果を出せる人というのは、こうしたことが自然にできます。

 
一方、結果の出ない人は、やっていることを調子よく聞くだけ。
でも、結果としてやらない。。。
そもそも、そのへんからして違うんじゃないかなあ、、、
そんなふうに思います。

 
ここで言っておきたいのは、ご主人も悪気があって
「教えてくれ」と私に頼んできたわけではないということです。
お話ししていて、ゴルフが本当に大好きなことは伝わってきました。
だからおそらく、無意識にやっているだけです。

 
でも、、、あなたに考えてみていただきたいのは、
こうしたことを自分でも無意識にやっていないか、ということです。

 
「上達するために、自分はしかるべきリスクをちゃんと取っているか?」

 
「テイク・ア・リスク」の精神。
それがあなたをもう一段上のレベルに引き上げてくるはずです。

 
またメールします。
小原大二郎

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「2+3=?」を学んではいけない

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日はちょっと趣向を変えて、算数の勉強についてお話しします。
あ、もちろんゴルフにつながるお話ですよ。

 
でも正直、私も「勉強」はあまり得意なほうではありませんし、
このメルマガをお読みの方の中には「学生時代の成績がよかった」
「有名大学卒業」なんていう方もかなり多いと思うので、
もしかしたらみなさんにうまく伝えられないかもしれませんが。。。
でも、思い切ってチャレンジしてみますので、
ちょっとだけお付き合いくださいね。

 
■2+3=?
これは何かのCMでやっていたような気がするのですが、
どうも日本の算数と、イギリスの算数の問題は根本的に違うのだそうです。

 
日本の算数の問題は、
2+3=[ ]

1+6=[ ]

4+5=[ ]
だいたいこんな感じでしょうか。
試しにお子さんやお孫さんのドリルなんかをのぞいてみてください。

 
でも、イギリスの足し算の問題は違うのだそうです。
[ ]+[ ]=5

[ ]+[ ]=7

[ ]+[ ]=9
こんな感じの問題なのだとか。

 
■結果と仕組みは違う
日本の足し算には答えが一つですが、
イギリスの足し算では、たくさんの答えがあるわけですね。
こうして見ると、日本の足し算の問題は結果が大切で、
イギリスの足し算は、足し算のそもそもの仕組みがわかっていないと
答えが出せないということになります。

 
足し算の結果だけにフォーカスするのと、
足し算の仕組みを知っていること。
この二つは一見似ているようでも、根本的には全く違います。
なぜなら、たまたま最初の「2+3=5」は切り抜けられたとしても、
「1+6=?」の問題が出てきたら、
それに答えられる保証はどこにもありません。
場合によっては「全ての答えを覚えなければ、、、」
なんて思うかもしれませんが、それではあまりに非効率です。

 
これはゴルフにも全く同じことが言えるのではないでしょうか?
たとえば自分の打つボールがスライスばかりしているとしましょう。
結果だけにフォーカスしている人というのは、日本の足し算のように、
おそらく結果のところにしかフォーカスしていません。
でも、結果だけにフォーカスしていると、
たまたま何かでそのスライスは切り抜けても、
次の問題に対処することはできないかもしれません。
それにゴルフでは、一つの問題に対して一つの答えしかない
ということはまずありません。
本当にたくさんの選択肢がありますし、
どの選択肢をとるのが最善かは、人によって変わってきます。

 
■表面上だけの結果は無意味
[ ]+[ ]=5

[ ]+[ ]=7
このイギリス式の計算問題は、足し算の仕組み、
プロセスがわかっていないと答えが出せません。

 
ゴルフにたとえれば、
「そもそもなぜ、ホールが曲がるのか?」

「曲がらないボールを打つにはどうしたらいいのか?」

「逆に、曲がるボールというのは、どうすれば打てるのか?」
こうした仕組みを考えるということですね。

 
ゴルフで大切なのは、冒頭の例にあげたような
「[ ]+[ ]=5」のような、ものごとの仕組みを知ること。
なぜなら、その仕組みさえ知ってしまえば、
あとは自分である程度のことは解決できるようになるからです。
応用がきくようになるんですね。

 
しかし、世の中に出ているゴルフ教材やゴルフ雑誌は
どちらかというと表面上の結果である
「2+3=?」に偏りすぎているように感じます。
それはおそらく多くのゴルファーが、
仕組みよりも答えを欲しがっているからなのかもしれません。
でも、たとえ表面に出ていることだけを直しても、
「やっぱりまたスライスが…」

「スコアがよくならない…」
近道をしているつもりが、回り道になっている、、、
そんなことになりはしないでしょうか?

 
2+3=[ ]

[ ]+[ ]=5

 
この二つのタイプの足し算問題。
自分はゴルフではどちらの問題を欲しがるタイプなのか、
ちょっと考えてみて下さい。

 
またメールします。
小原大二郎

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楽しくゴルフを上達させる秘訣

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
今日は楽しみながらゴルフを上達させる秘訣についてお話しします。
「こんなに一生けんめいやっているのに、なぜかうまくならない。。。」
そんなふうに思っている人にとって、
今日のお話はとても価値があるものになるかもしれません。

 
■名門、灘中学・高校の奇跡の教師
最近知ったのですが、、、
毎年多くの東京大学合格者数を出す灘中学・高校に
「奇跡の教師」がいたのをご存知でしょうか?
名前は、橋本武先生。
何冊か本も出ています。
この先生の授業はとても独特で、教科書を一切使わず、
中学3年間で『銀の匙』という小説1冊だけを読む、という
画期的な授業をされていました。

 
といっても、ただ小説を読むだけではなかったようで、
特徴としては、とにかく授業が脱線のし放題。
主人公が駄菓子屋に行くシーンがあると、
授業中なのにお菓子を配って食べさせる。
凧揚げのシーンが出てくると、実際に校庭で凧揚げ。
百人一首のシーンが出てくると全員で百人一首大会。
そんな横道それ放題の授業に、生徒からも心配の声があがったものの、
中学に必要な他の教科の知識をその中で身に付けさせて、
他の教科への自発的に興味を持たせるように工夫されていたそうです。

 
当時の灘中学・高校は東大合格者がいなかったのに、
この授業を受けた最初の生徒たちが、
6年後の春に東京大学に多数合格したそうです。

 
■ゴルフを学ぶのか、遊ぶのか?
この橋本先生の授業では、まるで遊んでいるかのように見えて、
しっかりと学んでいたわけですね。
橋本先生の趣旨とはちょっと違うかもしれませんが、
こうした態度は、ゴルフにも共通しているかもと感じました。

 
というのも、楽しみの一つ、趣味の一つとしてやっているゴルフが
なぜか「苦しみ」になっている人がいます。
思うように上達しなかったり、ボールが打てなかったり・・・

 
そこで大切なのは、横道を楽しみながら楽しんで上達していくこと。
たとえば、同じスライスでも、それを苦しみととらえるのか?
それとも曲がる仕組みをひも解いて解決していくのか?
「なんで曲がるんだろう?

→ 曲がらないための方法を教えて欲しい!」
たいていの場合、このパターンがほとんどですよね。
でも、
「なんで曲がるんだろう?

→ わざと曲げて打ったらどうなるんだろう?」

 
同じ「なんで曲がるんだろう?」でも、
前者は苦しみと考えていて、後者は楽しんでいる。
曲がる仕組みを知るところから楽しんでしまっています。
実は、そうした「曲がりを楽しむ」練習が、
気がつくとゴルフの感覚を磨く練習になっているのです。
(私は「曲がるならわざと曲げてみて」とレッスンで言っています)

 
横道にそれる、横道を楽しむことで、
気がついたら目の前に解決の道がパーッと開けていた。。。
そんなことが、ゴルフにもあります。

 
まとまりがなくなってしまいましたが、
もしあなたが一生けんめいやっているのにうまくならないのなら、、、
横道を楽しんでいないことに原因があるかもしれません。

 
ゴルフを学んで、遊んで、学んで、遊んで、、、
そんなふうにして、ゴルフを楽しみにしていってほしいと思います。

 
またメールします。
小原大二郎

 

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風に負けないゴルファーになる方法

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は、自然の中でも特に影響を受けやすい
“風による影響”
についてお話ししたいと思います。

 
■ゴルフで無風の日は少ない
テニスや野球では、ドームなどの設備された室内の中で
プレーすることもあるかもしれません。
ですが、ゴルフは自然の中にあるコースでプレーしますので、
必ず屋外で行います。
そのため、当たり前のことですが、
ゴルフは「自然との戦い」でもあるわけです。

 
したがって、雨の日や雪の日・風の強い日もあるでしょう。
そして、必ず天候に左右されるということになります。
天気の良い日には良いスコアが出たりしますが、
大荒れの天気ではそうはいきませんよね。
しかし、かといって天気が良くてもまったく風が吹かない
無風の日というのは、少ないのではないでしょうか。
つまり、常に風の影響を受けるスポーツだと言えます。
この風をうまく読むことができる人ほど、
良いスコアに結び付けられるということにもなります。

 
■ショット前に風の強さを感じること
あなたはティーショットではどのようなことを考えていますか?
まずは、フェアウェイにボールをキープしたいものですよね?

 
でも、無風の日というのはほとんどありませんので、
基本的には風の向きを考えてショットしなければいけません。
風向きによって狙っていく方向も変わってきます。
アゲンストや横風の時は、特に難しくなってきます。

 
そして、風にあわせて距離感を考えることが大事。
「このくらいの風なら何番手あげようか?」

「何番手さげようか、、、?」
などです。

 
まずは、ショットの前に風の強さを感じましょう。
ちぎった芝の飛ぶ方向や周りの木の揺れ具合を
確認することを習慣付けて下さいね。

 
■ショートアイアンほど難しい
実際のショットでの風の影響というのは
どの程度のものでしょうか?
もちろん、風の強さにもよりますが
フォローの時はそれほど曲がりのことは意識しなくても大丈夫です。
しかし、アゲンストの時はやっかいです。
少しでもボールが曲がったら、普段よりさらに曲がってしまうからです。

 
また、球の高さによっても風の影響が大きく変ります。
球が高く上がるクラブの方が風の影響を受けやすくなります。
ですから、ショートアイアンほど風の影響を考えて
使うクラブを選択しなければいけません。
意図的に風の影響の受けにくい低いボールを打つことができれば、
風の日でも安定したスコアを出すことができるでしょう。
あるいは、低いボールを打てなくても
風の影響を冷静に計算することができれば、安定したスコアに繋がります。

 
先ほども書いたように、コースでは常に風を感じながら
プレーする習慣をつけるようにしましょう。
そして、コースのレイアウトもイメージしながら
全体的な風の向きをつかんでおくことも大切です。

 
参考にしてみて下さい。
またメールします。
小原大二郎

 

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やっぱり苦手? 長いクラブのショット

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
私がよく質問を受ける中で多いのが、
「アイアンショットは大分良くなってきたけど
1Wなどの長いクラブがうまく打てないんですけど・・・」
という内容です。

 
そこで今日は、
“長いクラブのショット”
についてお話ししたいと思います。

 
■大きい動きのほうが難しい
長いクラブというのは、クラブヘッドがボールに当たるまでの
移動距離が短いクラブに比べて長くなります。
大きく動くようになったものが元の位置に戻ってくる、
小さい動きで元に戻ってくる・・・
やはり、大きい動きのほうが難しいですよね?

 
では、
・長いクラブを使用する時

・短いクラブを使用する時
この2つの体の動きはどうなっているでしょうか?

 
■目的によって動きが異なる
アプローチやショートアイアンでのショットでは、
基本的にはスタンスは狭い目にします。
そして、体の動きや手のローテーションなどを抑えて
ボールをコントロールさせようとします。
これらはより正確なショットを求めようとするための動きです。

 
一方、1WやFWなどの長いクラブの場合はどうでしょうか?
スタンスは広い目にして体重移動もしっかりと行い、
そのクラブ毎の距離をきちんと出すことを目的としてショットされると思います。
使用するクラブの目的が違ってくることで、体の動きも大きくなります。

 
ですから、正しい動きが身についてくると
ショートアイアンのようにできるだけ余分な動きをさせないクラブから
ショットというものはよくなってくるものです。

 
■打ち方の基本は同じ
基本的には、短いクラブから長いクラブまでスイングは同じです。
体の上下・左右のブレがなくなってくれば、
長いクラブでも安定して打てるようになってきます。

 
長いクラブで当たりにくいときは、
腰から腰のスイングなどを長いクラブを使用しながら、
小さい動きから行っていきましょう。
小さい動きでしっかり捕まるようになれば、徐々に大きい動きにしていく。
その順番で進めていってくださいね。

 
参考にしてみて下さい。
またメールします。
小原大二郎

 

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