From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
本日はウィークリーレッスン動画を配信します!
今日のテーマは、、、
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From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
アイアンの昔話・・・
ゴルフライブの読者のみなさんは
ゴルフ経験が豊富で、私がこんな話をするのは
少々気が引けるのですが、今日は昔話をしたいと思います。
アイアンの昔話です。
その昔、アイアンというのは
今のアイアンと少し違っていました。
どう違ったか?
ご存知でしょうか。
昔のアイアンというのは
重心が高く(均一だったと言ったほうが正しいかも)、
スイートスポットも小さかった。
ロフトも今のクラブより
立っていなかった。
つまりは昔のアイアンは・・・
今よりも飛ばないし、
今よりもミスショットしやすい難しいクラブだったということです。
アイアンはこの30,40年でかなり進化しています。
大雑把に言えば、形は変化していないかもしれませんが、
低重心化が図られ、ロフトが立ち、
スイートスポットが大きく作られるようになったことで
ボールがよく飛び、ミスショットが少ないクラブへと進化しているわけです。
アイアンの元々の形というのは大きくは進化していませんが
確実に進化しています。
ゴルフは手でボールを投げるスポーツではなく、
クラブがボールを運ぶスポーツですから
クラブの進化というのは、
ゴルフの結果に大きく影響を与えます。
もしかしたら、この読者にも
同じアイアンを30年使っているという方も
いらっしゃるのでしょうか。
今お話したように、アイアンの性能はこの数十年で
かなり進化しました。
勿論、数十年同じアイアンを使っていらっしゃる方には
ぜひ新しいアイアンをお求め頂くことであなたの
スコアアップに繋がる可能性も高いと思います。
ですが、そもそもアイアンにも寿命があるのは御存知ですか?
アイアンには、溝がありボールを捕らえて
スピンをかける働きをします。
この溝が、ショットを打つたびにすり減ってしまって
ボールの止まりが悪くなったり、打感が悪くなったりします。
ほかにもシャフトの耐久性も無限ではありません。
使い方によっては故障する場合があります。
曲がってしまったり、折れてしまったり。
どこかに、故障箇所が出てくると、
振り回す道具なので、安全性の問題も出てきます。
ですから、アイアンというのは性能の進化以外にも
寿命があるので、ずっと使い続けられるとは限りません。
ただ、とはいえども
道具を変えるときというのは
ゴルファーにもっとも怖い瞬間の一つだと思います。
新しいクラブに変えることは本当に怖いです。
お金もかかるし、自分が今まで打てていたボールを
これからも打つことが出来るか不安です。
でも、変えないことで
自分が一打、一打を損しているんじゃないか
と感じるのもイヤです。
クラブ探しというのは、
現状に不満をもったカップルが
新しい恋人を探すかのようです。
本当に難しいです。
例えば、新しいクラブを探さなくとも
今のクラブを補修しながら使い続けるという方法もあります。
すり減った溝を再生加工してくれる
お店などもあります。
もし、あなたが今のクラブを
気に入っているなら、ぜひ使い続けて下さい。
ただ、不満があるなら
積極的に新しいものにアクションしていくとよいでしょう。
それだけで、
ボールの飛びが変わってくるかもしれません。
道具はそれだけ、
ゴルフにとって大事ですので。
またメールします。
From:大森睦弘
六甲国際ゴルフ倶楽部より、、、
こんにちは、ETGA(江連忠ゴルフアカデミー)の大森睦弘です。
片山晋呉プロが先週、5年ぶりに優勝しました。
「コカ・コーラ東海クラッシック2013」で
3人のプレーオフの結果の優勝、、、それはそれは歓喜あふれる出来事です。
しかも、、、3人のうちの一人は江連忠ゴルフアカデミーの契約プロである
星野英正プロ。そして、もう一人は、片山晋呉プロが教えている富山聡プロ。
結果として、江連忠ゴルフアカデミーに関連するプロが、
お互いに切磋琢磨した結果をぶつけあったという感じでした。
さて、パター練習について、片山晋呉プロが最近やっているベースとなる
練習について話をさせていただこうと思います。
ボールを遠くまで飛ばすドライバーショットも魅力的ですが、
やっぱりスコアをつくるのはショートゲーム。
楽しい週末ゴルフでも、プロの厳しい接戦の中でも、
歓喜の中心にいられるかどうかを分けるのは、
やはりショートゲームの積み上げによるスコアです。
「ドライバー・イズ・ショー、パット・イズ・マネー」
と言われる所以ですね。
パターでまず絶対できなければならないことは、、、
・打ち出したい方向にできるだけ正確に打ち出すこと
・転がりの良いボールを打つこと。
この2つがよくなれば、後のことは「本能」がうまくやってくれます。
本能と言うと、なんだか煙にまかれたような気がするかもしれません。
ですが、右脳や小脳に分担させるということです。
訓練されたことは意識には上らなくとも、無意識下でできることになります。
また、打ち出し方向と転がりがよければ、右脳や小脳の働きが最大に生かされ、
みるみるパターがうまくなってしまいます。
パターは才能と諦めるのではなく、
正しいストロークでしっかり練習すればどなたでもうまくなれるのです。
打ち出し方向を決めるのは、実はパターヘッドの軌道よりも、
パターフェースの向きなのです。
フェースの向きで80~90%打ち出し方向が決まってしまいます。
基本的に、ボールがフェースにくっついている時間が長いクラブほど、
クラブヘッドの軌道方向にボールが飛び出すのです。
たとえば、ドライバーではそれが顕著です。
ところがパターではヘッドスピードが遅いために、
パターヘッドにボールがくっついている時間はゴルフのスイングの中で最も短いのです。
そのために、軌道よりも、フェースの向きに大きく影響を受けます。
つまり、1~2mのパッティングをバシバシ決めるためには、
パターフェースの向きをしかりコントロールしなければならないということです。
そのためには、体に緩みがあったり、パターを手で捻ったりこねたりしないように
体でパターを振るようにしなければ、安定したフェースの向きは得られません。
ということは、1~2mのパッティング練習で、
パッティングの基本的な体の使い方が習得できるということなのです。
そして、距離感やライン読みについては、ストロークのやり方というよりも、
距離を合わせるという調整力や経験の問題となります。
ですから、まずは、パッティングの基本的な体の動きを手に入れて、
それから、その正しい動きで正しい経験を積むことが、
パター練習の基本的な歩むべき道と成るのです。
距離感は基本的ストロークができているほど、効率よく身につきます。
なぜかと言いますと、、、
・打ち方がバラバラ
・打ち出し方向のズレがある
・スライスライン、フックライン、そして真っ直ぐなラインで
打つ度に距離感が狂っている
そんな状態では、肝心の距離感が身につくはずはないですよね。
たとえば、思った方向よりも少し右に打ち出していると、
スライスラインではグリーンが早く感じて、しかも切れやすく感じます。
逆にフックラインでは遅く感じ切れにくく感じてしまいます。
こんなことでは、距離感や、ボールが転がる本当のラインを
見定めることすらあやふやなものになってしまいます。
ですので、距離合わせとは無関係な、打ち出し方向精度だけを
できるだけ正確に、安定したものにする練習を徹底的にやってください。
練習としてはつまらないかもしれませんが、
この練習はパッティンググリーンではなくても十分効果的な練習となります。
家の中でも良い練習ができるということなのです。
パターマットのホールのまわりにガムテープや紙などを使って、
ホールの大きさを小さくして、1~2mで練習するだけでもいいのです。
打ち出し精度を高くする鍛錬をコツコツとやってみてください。
いつの間にか、ラウンドでのパッティングが見違えるように良くなっていることに気づくでしょう。
ちなみに、ETGAで開発したパターの驚きの練習器具があります。
e-Putt Gateというのですが、
ボールの打ち出し方向精度を確かめるのに最高に便利なのです。
そして、このe-PuttGateは特許も取得しています。
実はこのe-Putt Gateを片山プロに見せたところ、一発で気に入っていただき、
お渡ししてから約1年、毎日欠かせない練習として打ち出し方向精度の確認をされています。
「e-Putt Gateを使いはじめてから、ここ4年の中で
パターの調子が一番良い感じになってきた!」
片山プロからはそのような評価もいただいていますし、
実際に数字でもそれが現れています。
JGTOの公式発表記録の平均パットを見ると、
2008年 1.7834
2009年 1.8018
2010年 1.7894
2011年 1.7892
2012年 1.7623
2013年 1.7560
となっています。
※パーオン以下での平均パット数、アプローチショットをした場合は勘定に入れない
※2013年は7月までの数字
これは本人の感触とも一致していて、
まさにe-Putt Gateを使い始めて数字の上でも上昇傾向になっています。
そして、今回優勝した「コカ・コーラ東海クラッシック2013」3日目では、
平均パット数1.500という、素晴らしい数字を叩きだしています。
e-Putt Gateは打ち出し方向だけを良くする様に見えますが、
実はボールの転がりも抜群に良くなるのです。
それはなぜかと言いますと、ボールの打ち出し方向の精度をよくしようとすると
パターヘッドの動きを安定させなければなりません。
そして、そのためには緩みがないようにすることを自然に体が覚えてくれます。
ということは、パターヘッドがボールに当たる位置が安定してきます。
ばらついているうちはどこに当てようなどと考えることもできません。
ですが、いつも同じような所に当たり始めると、
人は自然に転がりのいいところを探るようになるのです。
そして、いつの間にかボールの転がりも良くなっています。
また、ボールヒッティングポイントが安定すると、
方向性と転がりの良さとその安定性により
ストロークに対してボールの到達距離が安定してくることになります。
ということは、距離感も安定するということなのです。
なんだか不思議に思われるかもしれませんが、
「風が吹くと桶屋が儲かる」的なこじつけではなく、当然の結果なのです。
そしてさらに驚くことに、e-Putt Gateは正しいボール位置を発見させてくれます。
うまい人のパターヘッドは低く引かれて、低く出ます。
しかし、e-PuttGateのボール設置穴に置いて、
ストロークした場合にパターヘッドがゲートに当たるようだと。。。
手で無理やり低く出しすぎているか、ボール位置が真ん中に寄り過ぎて、
最適にアッパー軌道でボールヒットしていないことになるのです。
パッティングランキングで1位になったこともある、
「パターの名手」と言われる岩田寛プロが、e-PuttGateを最初に見た時に
「ゲートに当たりそうな気がする」と言いました。
しかし、実際にボールを打ってみたらまったく当たらず、
「この高さって最高にいいですね」と言ってくださいました。
実は当初、片山晋呉プロのボール位置は最適なところよりも少し内側寄りだったため、
一番最初にe-PuttGateのボールを置く位置にボールを設定してストロークした時、
ゲートにパターヘッドが当たったのです。
そこで、ゲートに当たらないように少しボール位置を左足寄りにしたところ、
低く出してもゲートに当たらなくなり、ボールの転がりが抜群に良くなったのです。
実は、片山晋呉プロにとっては、
方向性よりも、このボール位置を正しくしてくれたことで、
ボールの転がりが良くなった事の方が効果があったと言えます。
こうして、簡単な練習でパターの基本中の基本がいつの間にか身についてしまう、、、
片山晋呉プロがすぐに飛びついて使いつづけてくれている理由がわかる気がします。
先ほど、打ち出し方向を良くすることで、
距離感が合ってくるというお話をさせていただきました。
片山晋呉プロも、ストロークの練習では、距離感はあまり意識しないと言います。
気落ちの良いリズムと打感を求めながら、
ひたすら打ち出し方向の精度を上げることに専念すると言っています。
このことからも、グリーンの上でなくても、
お家の中などでの方向精度の練習をじっくり行うときの、練習の方法が見えてきます。
何か壁に当ててもいいのですから、パターマットすらなくても、
1mでなくても、50cmもあれば、かなりいい練習ができるのです。
e-PuttGateで思ったようにゲートをボールがクリアしない場合は、
ストローク中にグリッププレッシャーが変化しすぎている可能性が高いです。
そのような状況ですと、パターを無理やり力ずくで振り回していることになります。
まずはグリッププレッシャーができるだけ変化しないようにストロークしてみてください。
それができれば、パターヘッドの軌道とかを強制的に制限するよりも、
ずっとご自分の体の本来の動きに合ったストロークとなります。
そうすると、いつの間にかゲートをクリアできるようになっています。
また、テークバックで右肩を上に上げ、
ダウンでは左肩を上に上げるようなイメージでストロークすると、
自然な軌道が手に入ることが多いですので、試してみてください。
実際、梶川剛奨プロにこの感覚を伝えたところ、
明らかにゲート通過確率が上がったと言っていました。
今回の原稿は、かなりの長文になってしまいました。。。
ですが長文ついでにもう少しだけ(笑)。
先日いただいた私へのご質問の中に、
「パッティングのセットアップでの手の位置について悩んでいる」
という内容の質問がありました。
(こちらで質問を募集しておりました)
https://jp.surveymonkey.com/s/2VCTF2K
今回のパッティングの話題に乗じての回答では、
ついでのようになってしまって、中途半端かとも思ったのですが。。。
しかし、一番お悩みの点について、
お答えできるタイミングで答えさせていただくことが、
真摯な向き合い方と思い、、、つい手がすべって書いてしまいました(笑)。
ズバリ、通常の(ロングシャフトではない)パターでは、
手の位置はショットと同じ「左股関節の前」です。
こんなに断定的に言い切ってしまっていいのかと思われている方も
もしかしたらいらっしゃるかもしれません。
パッティングには、かなりいろいろなスタイルがあり、
ご自分のスタイルが固まれば、それなりに上手くできてしまうのが、
パッティングというものでもあるのです。
ロングシャフトのパターも、ある意味独特の打ち方になります。
しかし、根本的なところから考えてみると、
やはり最適な打ち抜き方が見えてきます。どういうことかというと、、、
第一に、ボールにパターヘッドは、
少しアッパー軌道でヒットさせてることで、転がりが良くなります。
ということは、セットアップでパターヘッドの最下点より、
少し先にボールを置きます。
そして、パターヘッドもそれに合わせて最下点よりも少し先にセットします。
第二に、右手が左手よりも下に入ってグリップしますので、
セットアップでは左肩が少し上がっていた方が、
ボールヒットの時のパターの位置に対して、
ご自分が入っていった時は、最も自然な形になりますね。
そして、その方がボールを後ろから覗きこむような感じが得られるので、
方向性や距離感が合いやすくなります。
この第一の点と第二の点の両方が満足できる手の位置となると、
セットアップでの手の位置は、左股関節の前になるというわけです。
以上、ご回答になったでしょうか?
今回は片山プロの優勝の喜びがあったということで、
調子に乗ってたくさん書いてしまいました。
では、また。
追伸:
片山晋呉プロを復活に導いたパター上達器具とは?
http://obara-daijiro.com/product/e-putt2/
*ゴルフライブ分は先日完売。ですが、ETGAの在庫を急遽「30個限定」で販売します!
From:服部 コースケ
代官山のスタジオより、、、
こんにちは
服部 コースケです。
連休入りの土曜日の朝、いかがお過ごしですか?
インストラクターとしては、連休も生徒さんは
いらっしゃるので、今週もみなさんに誠意レッスンをさせていただきたいと思っています。
ところで、今月はゴルフ雑誌Waggleに
うちのスタジオを取り上げて頂く機会がありました。
レッスン対決ということで記事が載っています。
連載ですので、よかったら今後も見てみてくださいね。
さて、今日も飛ばしに関するお話をさせていただきます。
1983年3月25日、茨城県潮来で生まれる。
代官山の会員制ゴルフレッスンアカデミー、
「K’s Island Golf Academy」の代表。
300yを超えるショットと、飛ばしのレッスンで話題を呼ぶ。
高校卒業と同時に、ゴルフの専門学校国際ゴルフビジネス学院に入学、ゴルフの基礎を徹底的に学ぶ。
その後、さらなる成長のために豪州留学。現地で競技経験を積むと同時に、ツアーにも足を運んでオーストラリアゴルフメソッドを学ぶ。帰国後、独自の飛距離アップ法を作り上げ、ティーチングを始める。その独自の飛距離アップ法が話題を呼び、ティーチングの道に専念。
自身のスイング研究から培った、美しく飛距離のでるスイングが持ち味。スイングからトレーニングまで、飛距離アップのトータルケアは万全。さらに、飛距離をテーマにしたDVD「ロングドライブプログラム」を2011年に発売。その他ゴルフ雑誌に関わらず、多方面のメディアにも出演経験をもつ。
レッスンでいつも生徒に伝えている想いは、、、「あと、30ヤード飛ばすと、ゴルフが100倍楽しくなる」
今日はインパクトの話をしたいと思っているのですが、
その前にインパクトの力の強さについてお伝えしたいので、車の話をさせて下さい。
車が事故を起こすとき、
脇見運転などでギリギリになってブレーキを踏んだ場合と、
居眠り運転などでアクセル踏み続けて事故になったケース
衝突した時の速度は同じだとしたら、どちらが大事故になるでしょうか?
どちらも、同じ速度ですよ。
・・・
正解は・・・
アクセル踏み続けているケースですよね。
車が衝突するときに
ブレーキを踏んでいるのか、アクセルを踏んでいるのか
で事故の結果は大きく変わります。
アクセルを事故直後にも踏み続けていたら
間違いなく大惨事になっていることでしょう。
これはゴルフのクラブがボールにインパクトする
瞬間でも同じことが言えます。
インパクトした瞬間に前に進む力が強く働くのか
弱くなるのかで、ボールの飛ぶ力が変わってくるからです。
つまり、あなたがゴルフにおいて飛距離を出したいと願った時
インパクトのボールの力に負けて、クラブが減速していると
飛距離を大きくロスしている可能性があります。
加速インパクト、と聞いてあなたはどうやったらそれができるようになると思いますか?
「よーし、加速インパクトでスイングするぞ」
とおもった時どうするでしょうか?
・・・
まず間違いなく、多くのゴルファーは
よし、強く振らなきゃ!
と確信し、おもいっきり振ります。
または、インパクトの瞬間にめちゃくちゃ
力を入れようとします。
それは・・・間違いです!
加速インパクトのために重要なのは・・・
脱力です。
クラブを早く振りたいとおもった時、
力が必要でないということではありません。
適度に力を抜いて身体で振るために
脱力が必要なのです。
力を入れると手打ちになり、
ボールの方向性が安定しない原因になってしまいます。
この勘違い、飛距離アップのために
直さなくてはいけませんよ。
ただ、クラブを早く振る力、それを支える身体の力は必要ですから、
身体の筋力自体は鍛えておいて損はないですよ。
服部 コースケ
From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
私がレッスンをしていて、多くの方から言われるのは、、、
「練習ではうまくいっているのに、本番だとイマイチ」
「本場だと他の人の目があるから、やっぱり緊張してしまって。。。」
「本番でも練習どおりにできるのって、何かコツがあるんですか?」
こんな言葉です。
こうしたことを悩んだり、考えたことのある人に、
今日のメールは読んでほしいと思っています。
私が教えていたことのある方で、本番、すなわちラウンドで
思うような結果が出せていない方がいらっしゃいました。
この方、仮にKさんとさせていただきますが、
本番では全くと言っていいほど、いい結果が出ない。
回りからも「スイングはきれいなんだけどね。。。」と言われていたそうです。
実際にスイングもキレイで、練習もちゃんとこなしていらっしゃいます。
Kさん「小原さん、私は何がいけないんでしょうか。。。?」
小原 「うーん、そうですねえ。。。(困)」
Kさん「やっぱり、ゴルフに向いてないのかもしれません」
小原 「いや、向いてる向いてないで言えば、
Kさんは明らかに向いている方だと思いますよ。
だって、そんなにいいスイングをしているんですから」
Kさん「でも、ここまで本番で結果が出ないと、
何が悪いのかがわからなくなってきました。。。」
小原 「ラウンド中はどんなことを考えて回っているんですか?」
Kさん「うーん、やっぱりミスのことばかり考えていますね。
『ここで打ち損ねたらどうしよう』とか、そんなことですね」
小原 「なるほど。ゴルフそのものは楽しめていますか?」
Kさん「ゴルフは好きですよ。でも、、、以前ほど楽しめていない気がします。
でもむしろ下手なスコアで回っている頃のほうが、
よっぽど楽しめてましたね。。。」
確かに、練習ではうまくいっているのに、
本番で満足のいく結果が出ないことって、よくありますよね。
そんなときに、どのように考えればいいのか、、、
私なりに「3つの視点」からお話をしてみたいと思います。
ちなみに、これから申し上げることは、
すでに心がけている方もいらっしゃるかもしれませんが、、、
そういう方は、改めて確認ということでお読み下さい。
◇1.ミスは実地で学ぶまたとないチャンス!
どうしても入れたくないと思っていたバンカーに入ってしまった、
林に打ち込んだ、苦手な傾斜地に止まってしまった、、、などなど。
ミスの後の次のショットというのは、
だいたいの場合、難しいショットになることが多いですよね。
しかしながら、そうした次のショットというのは、
練習場では絶対に練習できないライではありませんか?
言ってみれば、上達をする上でこれほどおいしいチャンスはないのです。
まずは心持ちとして、ミスをしたところのライを楽しむように
心がけるようにしてみましょう。
もちろん、はじめはそのように心を入れ替えるのは難しいでしょう。
しかし、まずはそのように考えようと努めることが第一歩です。
◇2.ミスは必ず起こる。ミスしたときの引き出しを作っておく
ミスショットというのは、プロであってもしてしまうものです。
しかし、うまい人とそうでない人を分けるのは、
そうしたミスショットの後でもどうリカバリーできるかです。
たとえばもし、一打目のティショットでOBを打ってしまったとしても、
次の一打をどのように打てばいいのか、どのように心を切り替えて打てるか、、、、
ミスした後のことを打つ前に考えておけると、
「ミスしてもいいや」という気持ちになって、不思議とミスをしにくくなるものです。
もちろん、そのための練習が必要なのは言うまでもありませんが。
◇3.そもそも本番で100%の力を出すのをあきらめる
こういうことを言うと、誤解を受けるかもしれませんが。。。
そもそも100%の力を出して戦うことを前提にしないことです。
もちろん、万全のコンディションでラウンドに望もうとする。
この姿勢はゴルファーとしてとても大切です。
しかし、誰もが常に100%の力で戦えるわけではありません。
先ほどのKさんの例で言えば、おそらくラウンドでは
30~50%ぐらいの力で回っていたのでしょう。
しかし、考え方を変えてみると、
プロですらいつでも本番で100%で戦っているわけではありません。
いや、プロはそうした悪いコンディションの中でも戦うスキルがあるから
プロとしてやっていけている、、、そういう面があります。
ですので、ここは敢えて100%の力で戦うのをあきらめましょう。そして、
「もし50%の力で戦うとしたら、どのように戦うか?」
「自分の今の実力の30%の力で戦うなら、
どんなスキルが必要になってくるのか?」
このように考え方をチェンジしてみることも大切です。
そして、この考え方でいけば、そのギャップは結局、
練習で埋めるしかない、、、ということになると思います。
「練習を本番のように、本番を練習のように」。。。
このメールが「本番で力が出せない」とお悩みの方の参考になったかどうか
わかりませんが、一つでも何かヒントになってくれたらうれしいです。
またメールします。