From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日は「金太郎飴」についてのお話です。
「え? ゴルフと何の関係が?」
そんなふうに思った方もいらっしゃるかもしれませんが、
ちゃんとゴルフにつながりますので、ご安心下さい。
■「金太郎=クッキー」??
はじめにどうでもいいお話ですが、
「金太郎飴」という名前は登録商標だったということをご存知でしたか?
東京都台東区に「株式会社金太郎飴本店」というお店があって、
そこの登録商標なのだそうです。
金太郎飴本店さんにとっては不本意かもしれませんが、、、
どこを切っても同じ形で「型にはまって個性がない」ということから
「金太郎飴的」
ということを言われることがありますね。
ちなみに、英語でも同じような意味の言葉で、
「cookie cutter」
という意味があるのだそうで、クッキーの抜き型のように
「個性がない」「どこから見ても同じ見え方」という意味なのだそうです。
同じお菓子というジャンルで同じような意味を作るというのは、
ちょっとおもしろいですよね。
■金太郎飴的な情報の無意味。。。
かつては、ゴルフについての情報が少なかったこともあって、
ゴルフについての情報は、雑誌、本、テレビ、ぐらいしかありませんでした。
しかし、、、インターネットの登場で、今やプロやアマチュア問わず、
多くの方がゴルフについての情報を配信できるようになりました。
そのことで、ゴルファーたちも自分にあった情報、
自分にマッチする情報を手に入れられるようにもなりました。
それは同時に、どこにでもあるような「金太郎飴的な情報、やり方」
というのが、それほど意味がなくなってきたことも意味します。
念のために申し上げておきますが、このことでゴルファー全員が
知っておくべき基本、基礎が全く必要がないとか、
そういうことを言うつもりではありません。
グリップ、アドレス、スイング、、、ゴルファーが上達する上で知っておいたほうがいい情報は
やはり必ずありますし、私も教材の中でもそうした基本はちゃんとご紹介しています。
しかし、全ての人に同じやり方をさせるというのは、つまりは
「全ての人間は同じ」
という考えにもどついたものですよね。
もちろん、人間の骨格や身体の動きの仕組みというのは同じもので、
「身体の動きに基づいた、、、」という考え方も、合理的だと思います。
しかし、、、
・今までのスポーツの経験も違う
・年齢や体格、身体の柔軟性も違う
・ゴルフにかけられる時間も違う
これらが人によって違うのですから、全ての人が全く同じスイングをするというのは、
ちょっと無理がある、ということも頭に入れておかなければなりません。
■難しい時代でもあり、いい時代でもある
つまり、あなたが受け取る多くの情報に、
「自分」というものに照らし合わせる作業をしなければ、、、
・その氾濫した情報を間違って受け取ってしまう
・多くの情報の中で迷ってしまう
・結局何をすればいいのかわからない
そんなことにもなってしまうのです。
それこそ金太郎飴的な情報しかなかった頃は、
そもそも選択肢がなかったのですから、迷うことはありませんでした。
でも今という時代は、情報がたくさんあるという意味では幸せな反面、
逆にゴルファーとしての自分をしっかり持っている人だけが、
真に上達の機会を与えられる、、、
そんな世界になっているのかもしれませんね。
そして、多くの場合「自分に合った方法」「効果のある方法」というのは、
実際にやってみると「ものすごーく地味」ということが多いです。
テレビや雑誌で紹介しているようなセンセーショナルな方法ではないことがほとんどです。
逆に、見た目が派手な上達法は、どちらかというとハイリスクなものです。
私が提唱しているビジネスゾーンの練習も、
まあ、言ってみれば「ものすごーく地味」です(笑)。
ですが、幸いなことに多くのアマチュアゴルファーに支持されているのは、
とてもありがたいことだと思っています。
そのようなわけで、情報の氾濫する難しい時代ではありますが、、、
こうしてインターネットを通じてあなたと出会えたということは、
それはそれで、ありがたいことなのかもしれませんね。
今日は金太郎飴から、ちょっととりとめのない内容になってしまいましたね。
またメールします。
小原大二郎