From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日は昨日のメールの続き。
ゴルフのスコアが上がらずに途方に暮れていた
ある一人の男性の話です。
※前回の話:
全く同じ内容の練習をやれと言われ、渋々やってみたら、大成功。
スコアは上がって嬉しかったが、なぜ、結果が出たのか? 疑問が残った…
( ※ 今日もちょっと小説みたいな感じで書いています )
■同じ練習なのに・・・なぜ?
「でも、同じ練習なのに。前の練習しかたがよくなかったのかなあ。。。」
嬉しいけど、でも不思議ですね。」
「何がですか?」
「だって、同じ人間が同じ練習をして、
ある時は結果が出て、ある時は結果が出ないんですから、、、
前の練習は効果なかったのかいっ!! って感じじゃないですか」
「あーそうですね」
「やったんだからすぐ結果出てくれよ! って感じですよね」
「なんでですか?」
「いや、やったんだから結果出てくれよって…」
「なんで、すぐに結果が出なければいけないんですか?」
「え?」
■上達は「時間差攻撃」
「あなたにだって日々の仕事もありますし、生活もありますよね。
それなりに忙しいわけじゃないですか。
そんな忙しい毎日の中で、なぜちょっとやっただけで、
結果が出ないといけないんですか?」
「うん、確かに。。。」
「この前練習した時は、毎日どのぐらいの時間、やっていましたか?」
「えーーっと、、、正直、途中で投げ出して、やめてしまいました。
やっていた感じは悪くなかったんですけど、
すぐに結果が出ないから、何となくつまらないなあって。。。」
「でしょう? そうなんですよ。
ちょっとやったから、それで上達できるなんて考えるのは、
完全なる『エゴ』ですよ。
正直、ちょっとやっただけでできるようになる素質がありますか?
その素質があれば、あなたは今頃プロゴルファーですよ。
そんなのハッキリ言って、自己陶酔もはなはだしい。
上達には、しかるべきタイミングがあるんです。
どんなに素晴らしい練習をしたからって
ちょっとやっただけで結果なんて出ないですよ。
追い込まれて、まだダメ、まだダメ、って思ってようやく結果が出る。
結果が出るのは、まさに『時間差攻撃』なんです」
■上達がやみつきになったらシメたもの
「そうですか。。。
でも、それって逆に考えると、ネットで見つけた他の練習方法でも
同じことが言えるんですかね?
続けていれば、同じ結果が出たんでしょうか?」
「私はその練習のことは知らないので、よくわかりませんね。
ただ、その練習が結果の出るものであるのなら、
そうなるかもしれませんね」
「なるほど。。。
でも、今回のように練習で一度結果が出ると、病み付きになりますね?」
「でしょう? 私も最初はそうでしたよ。
自分の狙い通りのショットができて、
グングンカップに寄っていくあの瞬間。。。シビレますよね」
「先生もかなりイッちゃってますねえ。。。」
「え? まぁ、、、プロですからね。
そんな話はさておき、結果の出る練習ができたら、
それは最大限、活用してください。
結果が出てもそれだけで終わらせてはダメです。
自分が結果の出た練習法というのは、とても貴重な財産です。
短い時間でもいいので、毎日飽きずに続けて下さい。
あなたは自分では気づいてないかもしれませんが、
今ものすごいお宝を手にしているんですよ。これは、、、」
「そうですね。じゃあ、これで安心することなく、
この練習を今後も続けていく方法を考えます」
「そうそう。今はそれだけに集中するだけでも充分ですよ」
「なんだか、やれそうな気がしてきました。
どうもありがとうございます。
ってか、これからもよろしくお願いします!(笑)」
・・・さて、前回と今回はちょっと物語風にしてみました。
いかがだったでしょうか?
この話、気に入ってもらえたらうれしいです。
またメールします。
小原大二郎
追伸
このメールを読んで、、、
あなたも「例の練習」をしてみたくなったんじゃないかな?(笑)