From:徳嵩力一
千葉の自宅より、、、
こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。
さて今日は、ベテランゴルファーの方からの、
こんな質問にお答えしたいと思います。
「アプローチウェッジの52度と58度を持っています。
いつもどちらを使うか本当に迷います。
上げる必要がなければ、
52度で転がしたほうが良いのか?
フェースを開けば柔らかい玉が出るのだし、
ライによって選択肢は変わるのでしょうが、
原則的なものがあったら、ご教示下さい。」
ご質問、どうもありがとうございます。
そうですねえ。。。結論から言ってしまいますと、
ゴルファーのレベルによる
これについての答えは、
レベルによって変わってくると思います。
たとえば、スコアが72くらいで回る人であれば、
グリーンに乗せることが目的ではなくて
ピンにできるだけ寄せることを考えます。
一方、スコア100を切ることを目的にしている人なら、
まずはグリーンに乗せることが先決ですよね。
ということで、
質問者様の意図次第で答えが変わる。
それによって使うクラブも変わる。。。
そのようなわけで、誰にでも当てはまる
「原則」のようなものは、ないと考えます。
ただ、寄せる方にしろ乗せる方にしろ、
どちらにしても気をつけたほうがよいことは。。。
次がパターで打てるようにすること
どちらにしても、
・次のショットを、パターで打てる状態にしておくこと
・もう一度アプローチを打たなくて良いようにしておくこと
これが何より重要です。
極端に言ってしまえば、
アプローチはグリーンに乗りさえすれば良いので、
パターを使っても構わないわけです。
このへんはゴルファーのレベルにもよりますが、
ボールとクラブをコンタクトさせるのならば、
ロフトが立っているクラブの方が楽ですので。。。
その点やはり、パターが一番簡単なクラブです。
とはいえ、途中にラフがあったり、
グリーンから遠い場所にあったりしますので。。。
セオリーとしては、ライや立っている場所から
クラブ選択を考えます。
小原プロをはじめ、
ゴルフライブの講師たちのレッスンでも言われるように、
「アプローチは、転がすことを優先にする」
そこはあくまで基本路線です。
ですがバンカー越えや、転がって通せないところは
サンドウェッジが第一選択、という選択肢にもなります。
ただそれも、フワッと打つことが難しいというのなら、
確実性は低くなるので。。。
やはり、状況やレベルによっても
本当にやり方が変わってきます。
ピタッと寄せてコロンが最高だけど…
正直言って、自分のアプローチの場合は
「まず、パターで打てるかどうか」
ということを考えます。
もちろん、最高なのは
「ピタッと寄せてコロン」
なんですけれども、
自分も競技ゴルフをやっていた頃に比べれば
今の練習量は決して多くないので。。。(苦笑)
やはり、大きなミスを絶対に防ぐという前提で考えると
「最低限、ここだけはやっておきたい仕事は何か?」
「次がグリーンのパットになるのには、どうするのか?」
で考えます。
というわけで、パターの前に大きなミスをしないためには
グリーン周りでサンドウェッジという選択は
「練習量もある上級者向け」なのかなとも思います。
(自分たちがサンドウェッジを売っておいて、なんですが
それでもサンドはゴルフには欠かせないクラブですので)
ビジネスゾーンでウェッジは確実に上達
ちなみに、多くのお客様を拝見していて、
日頃からビジネスゾーンの練習をきちんとやっている方は
やはりウェッジも上達しています。
ゴルフパフォーマンスに通うお客様と話していても
徳嵩 「最近どうですか」
お客様「いやー、アプローチがよくなって」
徳嵩 「ああ、じゃあビジネスゾーンが出来てきてますね!
ビジネスゾーンの練習を継続してしっかり
やっていらっしゃいますもんね!」
という会話になることが多いです。
もちろん、クラブ的な観点で考えれば、
ロフトが立っているクラブ(パターなど)のほうが
簡単、ということにはなるわけですが。。。
ビジネスゾーンがきちんと出来れば、
ウェッジのアプローチも自信を持って打てるようになります。
当然、アプローチで苦労することは少なくなります。
なので、スタジオの会員さんには
ビジネスゾーン練習をしていただいているわけですので。。。
やはり、基本のビジネスゾーンをしっかり練習するのが
結局は上達への近道です。
今日は久しぶりに技術的な質問でした。
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繰り返しになりますが、
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それでは、また次回。
徳嵩力一