FROM:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
先日のレッスンのこと。
始めてレッスンに来たYさんがこんな愚痴を漏らしました。
「自宅で素振りを繰り返していますが、まったく効果が見えません。。」
自宅で練習に励んでいる、という方は多いと思いますが、
効果が現れないという方も多いのではないでしょうか?
あなたに必要な練習とは?
みなさんは普段どんな練習をしていますか?
練習場に行ったり、自宅でスイングを繰り返したり、、、
人によってスタイルは様々だと思います。
時間さえあれば、
打ちっ放しに行っているという人もいるかもしれません。
ですが、当然時間に余裕が無い人も多いと思います。
そんな方におすすめなのが、自宅での素振りです。
私はアマチュア時代とにかくお金がなく、
自宅(というかアパートですが)での素振りを積み重ねました。
何と言っても、自宅で出来るというのが嬉しいですよね。
ですが、本気の素振りをしていくと、50回や60回やると疲れてしまう、、、という方も多いのではないでしょうか。
素振りをしようと思うとどうしても
回数を気にしてしまうかもしれません。
50回程度じゃだめだ、もっとやらなきゃ、、、
そんな風に考える方は多いと思います。
そんな時、
私は当時こんな風に考えていました。
素振りで重要になってくるのは回数ではなく時間であると・・・
素振りの弊害、、、
回数を気にしてしまうと、
どうしても一回一回がおろそかになってしまいます。
スピード重視になってしまう人もいるかもしれません。
しかし、スピードばかりを速めても、
目的がはっきりしていない素振りは意味を成しません。
自分のどんなミスを無くしたいのか?
自分のどんな癖を改善したのか?
そういった目的意識を持っていない素振りは、
ただただ疲れるだけで、プラスの効果を生み出しませんよね。
まずは、10回の素振りをゆっくりとやってみましょう。
ゆっくりというのは動作をゆっくりするというのでも良いですし、
ビジネスゾーンがしっかり作れているか、
頭の位置やフェイスの向きは正しくなっているかなど、
ひとつひとつの動作を確認しながら素振りすることです。
じっくり、じっくりと素振りを消化していきましょう。
意外とそんな素振りの方が体が熱くなって来ます。
素振りでたいして疲れないと言う方は、
もしかしたら意味の無い素振りをしてしまっているかもしれませんよ。
素振りの意義
誰かに見られながらではできない、
一人だからこそ出来る練習方法でもあります。
鏡などを活用してみるのも効果的ですね。
スポーツの世界、トレーニングの世界において
すばやく、動作をすることができるというのは評価される事が多いですよね。
代表的なことで言うと、
腕立てをすばやく行なうと、「すごい」と思ってしまうようなことです。
確かにすばやくやるとやっぱり疲れるし、筋力が無いと
できないことになりますが、
すばやくやる事が目的になっている人も多く
それでは、筋力をつける事はできなくなってしまいます。
ちょっと話がそれますが、、、
最近、テレビで早食い王決定戦みたいな番組をよく目にします。
彼らは素早くご飯を食べるということが
すごいと評価されていますよね。
速くご飯を食べる事ができるとやっぱり「すごい」
と思われるものですが、実際には消化に良くなかったりします。
最近では、早食いはやらないほうが良いと言われていますが、
時代によっては速く食べる事が良いとされることもありました。
こうなると食べるというよりも
どれだけ速くできるかということのほうが目的になってしまって
いますよね。
話がそれましたが、
ゴルフの素振りを何のために行なうのか、
フォームを身につけるためにやるのか、
何のために素振りをやるのか・・・
目的は人それぞれです。
目的がぶれてしまうと、それはどんなやり方でも
適切な方法とは言えなくなってしまいます。
「さあ、素振りをしよう」
と思った時には、何のためにやるのか
ということを少しだけ考えて下さい。
考える癖が付いていくと、
実際にプレーしていく時も、細かな事に気付けるようになったり、
自分のゴルフスタイルの管理にもつながっていきます。
素振りをやらされているのではなく、
自分がするべきだと思っているからすることが大切です。
ゴルフをコントロールするのは、自分自身です。
人という生き物は多様な価値観を持っているだけに
時に、本来コントロールしなければいけないものに
操られていることもあります。
また、メールします。
小原大二郎