From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
前回から、肩から肩のフォローについてのお話をしていますが、
今回もその話の続きで、
“フォロー(肩から肩)の前傾角度~猫背はダメ?”
について、お話ししていきます。
猫背だからといって無理はしない
前回のメールで、適正な背中の伸ばし具合は
「あなたの中で伸ばしている感覚がある」
という主観的な感覚を判断基準と思ってかまわない、ということをお話しました。
必ずしも客観的にピンと伸びていることがいいわけではない、というわけです。
実際、猫背の人というのはとても多いのですが、猫背の人が必要以上に無理に
伸ばそうとしたり、逆に姿勢のいい人がゆるめすぎたりするのはあまりよくありません。
というのも、自分の体型に合わない姿勢をしていると、
スイングがギクシャクしてしまい、いわゆる固いスイングになってしまうからです。
自分の中で背骨を少し意識できる程度であれば、
それが適切な前傾角度と思っていただいてかまいません。
それよりも大切なのは、アドレスでできた背骨の角度をスイング中に
なるべくキープすることです。背骨の軸を中心に回転するように心がけましょう。
前傾角度という言葉はレッスンの現場でもしばしば使われていますが、
この3つをトータルして前傾角度と考えるようにしましょう。
「頭が動いているぞ」の真実
また、よくゴルフのレッスンで
「頭が下がっている」
「頭が上がっている」
というように、頭の位置を基準に説明することがあります。
いわゆる頭が上がったり下がったりする動きを作ってしまっているのが、
この3つの動き(膝、股関節、背骨の前傾角度)だということです。
そのように覚えておいて、「頭が動いているぞ」「頭が上下しているぞ」
と言われたとき、あるいは自分で自覚したときには、この3つの順番に沿って
「膝の角度は変わってないかな」
「腰の角度は変わってないかな」
「背骨はぐにゃぐにゃしていないかな」
といった具合に確認すると、結果として頭の高さを保てるようになります。
冒頭でもお話ししたように、前傾角度を変えないというのは、
頭の頂点を基準にして語られることが多いです。
しかし、頭の高さや前傾角度というのは、膝の角度、腰の角度、背骨の角度の
3つから由来しているものです。
しかも、頭の頂点の高さが変わる原因は人それぞれ違いますので、
膝の角度から順番に意識して練習するようにして下さい。
次回も、肩から肩のフォローについてお話しします。
またメールします。
小原大二郎
追伸:
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