2024.01.28
From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「250y迄ならコレで飛ばしOK。でも…」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
ドライバーで250yぐらいまでなら、
体重としなりを無駄なく利用すれば飛ばせます。
しかし、それ以上飛ばしたいとなると
どうしても取り入れなければならないことがありますが、
それは一体、どんなことでしょうか。。。?
(続きはビデオにて)
250y迄ならコレで飛ばしOK。でも…
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(おまけ付き)
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初動加速と左脚の蹴りと手首
それは、
・ダウンスイング序盤での積極的加速
・左脚での地面への落下の反動での蹴り
・手首の安定性
です。
そこで、今回はそれぞれの動きに必要な筋力と
神経系のトレーニングをお伝えしたいと思います。
手床滑らせスロートレーニング
ダウンスイング序盤の加速では、
腹筋と背中側に大きく広がって
腕につながる広背筋が重要です。
そこで、「手床滑らせスロートレーニング」をやってみます。
軍手で床を滑らせるのでイボイボが
手の甲側になるようにはめて、
膝はマットなどについて四つん這いになります。
そこから腰を床に落とすようにしながら
手元を床の上で前に滑らせて、
腹筋や腕に少し張りを感じるまで伸ばします。
床はフローリングでもよいですが、
畳なら目の縦方向へ向かって滑らせる方向にします。
そして、手元を体からもうこれ以上離せないところまで滑らせて止めて、
そこから3秒かけて先ほどの少し床を滑らせたポジションまで戻します。
腕というよりも腹筋を強く意識してお腹をへこめるようにして
手元を引きつけます。
そこからまた3秒かけて手元を遠くまで離す動き10往復を
2〜3セットやりましょう。
これは、スロートレーニングモードとなり動きの遅い遅筋はもちろん、
実はゆっくり動いているにもかかわらず
素早く動く速筋までも同時に鍛えることができます。
手元を離す距離の目安として、
この往復運動をできるだけ素早くやった場合に
30回できるぐらいよりは手元を遠くまで離しましょう。
実はこれだけで筋肉は大きくなりますが、
素早く動くための神経系は鍛えられません。
そこで、実際のショットではヘッドスピード計を利用して、
素振りでヘッドスピードをアップさせる練習も
しっかりやるようにすれば万全です。
左脚にステップ&左ターン
そして次は左脚の蹴りの筋力と神経系の強化で
「左脚にステップ&左ターン」です。
左脚の着地での爆発力のためには、
左脚にステップしてすぐに左の後ろポケットを
斜め後ろ45度に蹴り返す動きをやります。
これで着地で伸ばされた筋肉と腱が元の長さに急激にしなり戻る
「伸張短縮サイクル」での爆発的な力を利用できるための
コツと筋力を強化します。
「左脚にステップ&左ターン」で、
全体の動きをやってみるとこんな感じになります。
まずは、右脚片脚で立って右足つま先は正面へ向けておいて
両腕は胸の前でたたみ、腰から上の体幹は硬い一枚の板にしておきます。
そこから、右脚の地面への力をゼロにして
左足母指球の少し後ろあたりで体重を支えるように
真横にステップします。
左脚へ落下しながら左脚で全体重を支えた瞬間に
左脚への落下の反動を利用して、
左脚を斜め後方45度ぐらいに向かって蹴って体幹を左にターンさせます。
落下のときに左足つま先は
45度程度左を向いているとやりやすいです。
そうすると、体は左にターンして
右脚の上に乗る感じで右脚に戻ります。
ここで右脚に戻ったときに腰から上は左斜め前方45度ぐらいを
向いているとよいです。
これを連続して行うと、
まさにトップに向かう切り返しからダウンスイングしてきて
インパクトに向かう両脚の正しい使い方を体験できます。
ここで、この動きの効果を高めるための注意点があります。
それは、左足母指球の少し後ろあたりで地面を捉えたときに
左腿の前側の筋肉に頼らないように、
お尻の筋肉で落下を抑えて脚を伸ばそうとすることです。
パワーボール
そして最後にもう一つ、手首を強化するにはやっぱり
「パワーボール回し」が楽しいです。
パワーボールはゴルフにとって手首を有効利用できるための
筋肉群を鍛えるには最適です。
さらに、手首だけではなく、
手首につながる腕全体の関節を支える筋肉はもちろん、
体幹を安定化させるための筋肉群までも強化可能です。
お腹を凹めて体幹を固めたまま
グリグリとボールを回転させます。
10~30秒を2~3セット、片手ずつ両手をやります。
だんだん高速にビュンビュンと鳴る音の高さを糧に、
週に2~3回程度やってみましょう。
手首を回す方向は外回しだとより高速に回せ、
左手首なら左回りです。
また、手首だけではなく全身をしっかり動かないようにしながら、
できるだけ高速に回転させようとすることで
腕や体幹全体を安定させる筋肉群を鍛えることにもなります。
今回お伝えした3種類のトレーニングは、
250y以上飛ばすための筋力と神経のベースをつくってくれますから
地道にやりましょう。
スロートレーニング
ここで、スロートレーニングでの最適負荷として
1回しかあげられない重量1RM(Repetition Maximum)に対して、
その50%程度の負荷として50RMが最適です。
これはだいたい30回ぐらい動かせる負荷となります。
「手元床滑らせスロートレーニング」で
手元をどこまで体から離したらよいかの目安としましょう。
1回だけの動きだと、
思ったより楽な範囲での運動でよいことがわかります。
3秒+3秒を10回やったら腹筋や腕が
パンパンに張る感じがすれば効果を出せます。
伸張短縮サイクル
また、「伸張短縮サイクル」を知って
それを最大限に利用できるように動くことは、
大きなパフォーマンスを実現するために重要です。
筋肉が伸ばされることで収縮しようとして、
普段は固くてあまり伸びない筋肉が
骨とつながっているところにある腱までも伸ばされます。
そして、伸ばされた筋肉と腱が元の長さに急激にしなり戻る
「伸張短縮サイクル」での爆発的な力が発揮されます。
また、筋肉が伸ばされて伸ばされた筋肉に対して
脊髄反射で収縮しようとする「伸張性収縮」も
「伸張短縮サイクル」の要となっています。
「伸張性収縮」では自ら力を出そうとするときの筋肉を
短くしながら収縮させる「短縮性収縮」よりも、
1桁以上大きな力が発揮されます。
「左脚にステップ&左ターン」では、
実際のスイングで左脚にこの「伸張短縮サイクル」での
爆発的なパワーを発揮させるための神経系と筋力を強化します。
現実は
ところで、現実では多くのゴルファーにおいて、
筋力を強化する前に解決すべき問題を抱えています。
問題点としてセットアップでグリップがウィークで
インパクトに向かって手打ちになるとか、トップからの手打ちや
ダウンスイングでいきなり右脚で蹴って腰を回そうとしたり。
さらには、ダウンスイングで右肘が体の右後ろに外れて
インパクトに向かってセットアップの右肘と体の関係に戻すために
右腕を伸ばしたり。
これらの飛距離とショット精度に
大きな問題となることを放置したままでは、
相当腕力が強くなければ250yまでは飛ばせません。
いずれにしても、ウエイトをあげるなどの特別な環境でなくても、
自宅で地道にできることで250y以上飛ばすための
体をつくりあげることができます。
250yまで飛ばせるためのスイングの問題は
まだ解消できていないかもしれません。
しかし、それが解消できた暁にどんどん飛距離を伸ばせるためにも、
今回お伝えした3種類のトレーニングと素振りでの
ヘッドスピードアップを普段から地道にやってみましょう。
では、また。
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