From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
先日、小学生の娘から相談されました。
「あたし、ケーキ屋さんにもなりたいし、
幼稚園の先生にもなりたい。」
やりたい仕事がいっぱいあって
決められない。将来どうしようと。。
小学生で将来不安って・・・(^o^;)
「今決めなくてもいいんだよ~~!」
と私は言いました。
これからたくさんの
出会い、経験が待っているから
ゆっくり決めたらいいんだよ、と言いました。
なんだか、子供の単純な気持ちって
すごくいいなと思いました。
成長の落とし穴
大人になっていつの間にか
物事を暗く考えてしまうことってありませんか?
若い頃はそんなことなかったのに
考え方って代わっていきますよね。
20代と30代、そして40代でも
また考え方って変化していくんだろうと思います。
特に何かに没頭したり、
本気になっている時って余計そういう気持ちになります。
仕事でもゴルフでもそうかもしれませんが、
「もっともっと成長しなければならない・・・!」
っていう気持ちになることありますよね。
今でも、私もあります。
でもこの、
「~にならなければ」という成長の気持ちって
今をもっとダメにしてしまっているのかもしれないです。
成長するという言葉は、
未来に対して希望的に考えているから、
いいことのように思えますよね。
でもその反対に
成長しなければという強い想いは
同時に「今はまだダメ」という
今を否定していることにもなってしまっているように感じます。
生徒さんの中には自分に厳しく、
ゴルフで上手くいっていないせいで暗くなってしまう・・・
という方も少なくありません。
子供のように
成長できたらいいな~!
こうなれたらいいな~!
と思うくらいが丁度いいのかなと思います。
「ケーキ屋さんになりたい」とか
そういう単純な感じです。
子供の気持ちには
今を否定する気持ちなんてありません。
でも、私たち大人の
「成長したい」という想いの裏には
自分の理想と現状の差に納得できない・・・
という自己否定が含まれているように思います。
私自身もそういう経験は多いです。
でも、これがいけないと思っています。
目標に向かっている中で
なかなか成長できない、上手くいかない・・・
なんていう「壁」にぶつかってくると
そこで更に「だめだ、なんとかしなきゃ」
という想いがもっと強くなります。
いわゆる、負のスパイラルに
どっぷりハマってしまうんですねー。。
だから、大人のいう「成長」は
要らないのかなとも思うんです。
こうならなきゃ!
ああしなきゃ!
もっとうまく!
もっともっと、、、
っという成長は気付かないうちに
「自分は欠けている」という
気持ちから生み出されているのかもしれません。
その罠から抜けださないと
まったく意識しない状態で
心の底では今の自分を
否定し続けることになってしまいます。
大人らしさにハマっちゃだめ!
たかがゴルフという人もいるかもしれません。
でもゴルフライブ読者のみなさんは
上達にとても熱心な方が集まる場所、
そういうコミュニティだと思っています。
なのでこの話は人によってはとても重要です。
この成長という言葉は一見、ポジティブです。
でもそのポジティブさの裏にある
「いらない大人らしさ」を見つめることもお忘れなく。
子供の頃の純粋な気持ちを
いつまで経っても忘れないでください。
そんなでスイングできれば
今まで見えなかった景色が見えてくるかもしれませんね^^
またメールします。