最近のブログ

クラブを握らずに90切り!?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
今日はゴルフクラブを握らなくても上達してしまう方法について
お話ししたいと思います。
こんなことを言うと、なんだかトリッキーな練習法を
紹介するのかなと思われるかもしれませんが、ちょっと違います。
こんな方法もあるのか、、、ぐらいの気軽な気持ちで
読み進めてみてくださいね。

 
■なぜか次には忘れてしまう
私が教えている方で、ベストスコアが「103」だったのが、
2ヶ月で「89」の90切りを実現してしまったHさんという人がいました。
Hさんは50代後半。
非常に真面目な性格のようで、レッスン中は私の言うことも
真剣に聞いてくださっていました。
なんで私のところに来るまでに100を切れなかったんだろうと
正直不思議に思うぐらいでした。

 
ですが、次回のレッスンに来ると、なぜか前回やった練習のことを
かなり忘れてしまっていた、、、そんなことが数回続きました。
Hさんもお仕事をされているので、
「お仕事が忙しいのかな」なんて思っていたのですが、
それとなくHさんに聞いてみました。

 
小原 「今、お仕事お忙しいんですか?」

Hさん「いや、特に、、、いつもどおりですけどね」

小原 「そうですか。Hさん、この前教えた練習やってます?」

Hさん「ああ、やってみようとしたんですけど
家にいるとどうもやる気が出なくって。

小原 「ああ、そうだったんですね。
前回のレッスンで真剣に聞いてくださっていたので、
きっと練習をしていらっしゃるんだろうなと思っていましたが、
あまり状況が変わっていなかったので、気になっていました」

Hさん「すみません。。。
だからといって練習場に行くと、何となくいつものクセで
ドライバーに手がいってしまって、バンバン打ってしまうんです」

 
■忘れることさえなければ。。。
Hさんはその時には真面目に聞いているように見えても、
実際に次の日になると、すっかり忘れてしまっていた様子でした。
真面目な分、仕事や他のことに気を取られてしまうと、
せっかく聞いたことが数日経つとまっさらになっているのかもしれません。

 
実は、Hさんのような
「真面目そうに見えるので安心していたけれども、、、」
という例は、意外と少なくありません。
でも、そういう方は基本的に根は真面目なので、
忘れることさえなければ大丈夫なのです。

 
そこで、、、私がHさんに提案したのが、
「ゴルフ日記をつけること」
でした。

 
一日ほんの少しでもいいからゴルフクラブを握って、
そのあとで、これもほんのちょっとでもいいので、
そのやった練習を書きます。
もしできれば、その練習中に気づいたこと、
これからも気をつけたほうがいいと思ったことも書きます。
書くものはノートでもメモ帳でも何でもいいのですが、
「紙とペンで、手で書いてください」

「無理せず、気軽な気持ちで書いて下さい」
この2点だけ、Hさんにお伝えしました。

 
■書くことでまさかの90切り
このゴルフ日記を書くことで、
「今、自分がゴルフでどんな問題を抱えているのか?」

「その問題は何が原因なのか?」

「どうすればその問題を解決できるのだろうか?」
こうしたことが、日々明確になってきます。

 
人間というのは、頭ではわかっているつもりでも、
常にそのことばかりを考えていられるわけではありません。
そこで役に立つのが「書く」ということです。
頭の中でボヤっと考えだけではなく、
日記として書くことで考えが整理されますし、
問題も客観視することができる。
特に、感情が高ぶっているときなどは、
感情を抑えて冷静に判断することができるようになります。

 
しかも、書いたものというのは残りますから、
書くことを習慣にしておけば、忘れずに済みます。
少し乱暴な言い方ですが、いったんどこかに書いておけば、
一度は忘れても大丈夫、ということなのですね。
読み返して思い出せばいいわけですから。

 
その成果なのか、その後Hさんは地道に練習を続けて、
まさかの「90切り」を達成してしまいました。

 
■上手に思い出すだけでいい
たいていの場合、私たちが「できない」と思っていることというのは
本当はできないのではなくて、
単に「忘れている」ことのほうが多いような気がします。
「問題点は何なのか?」

「何が原因なのか?」

「どうすれば解決できるのか?」
これらを上手に毎日思い出すことができれば、
やり方さえ間違えなければ、Hさんのように結果はおのずと出るのです。

 

 

問題というものをハッキリと見つめることができれば、
それを解決するのは簡単です。
解決が難しいのは、問題そのものが何だか分からないような状態です。
スコアが改善されない、スコアが落ちてきたけど、何が問題かわからない。。。
このような状態は、ゴルファーにとってはとてもつらい状態です。

 
ところが「スコアが悪いのはパターが決まらなくなっているから」とか
「アプローチで寄せ切れていないから」などがわかってしまえば、
あとはその部分を練習をすればいいだけになります。
だから、ゴルフ日記を書いて、自分の問題点を見つめ直したり、
度々見返して思い出したりすることは、とても大切なことです。

 
結局ここでも大切になるのは、
「自分をよりよく知ること」
ということなのかもしれませんね。

 
それはきっと、一番難しいことなのかもしれませんが、
それをやるからこそ、あなたのゴルフは大きく変化するのではないかと思います。

 
またメールします。
小原大二郎

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ボックスティッシュ3箱プレゼント中

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
今日はアマチュアゴルファーがやってしまいがちな間違いについて
お話ししたいと思います。
人によっては、ちょっと耳が痛い話です。
でも、これは別に上手下手にかかわらず
誰でも落ちる可能性のある落とし穴かもしれません。
そんなことを念頭に置きながら、読んでみて下さい。

 
■車を運転していた時のこと。。。
「なんだあれ!?」
先日、車で仕事に向かっていた時、不思議なモノを見ました。
路上で旗をふっている人がいるんです。
しかもF1みたいな旗を。。。
誰ががこんな普通の路上でレースでもやってるんだろうか?
と思ってしまうような旗の振り方でした。

 
もちろんF1ではなくて、、、
それはガソリンスタンドの店員さんでした。
普通のガソリンスタンドの店員さんが数名、
路上に出て、客寄せをしてるところでした。

 
変だなあ、と思ったのは、この店員さんのことでも、
F1の旗が珍しかったからでもありません。
私が変だなと思ったのは、彼らの横にあった、、、
「ボックスティッシュ3箱プレゼント中」
という大きな看板でした。

 
つまり、このガソリンスタンドで給油すれば、
ボックスティッシュが3箱もらえますよ、と宣伝していたわけですね。
そして、店員さんたちはそれをがんばって旗を振って、
ドライバーに知らせていたんですね。

 
■それで本当に給油するの?
もしあなたがこの店員さんたちと旗を見たら、
あなたはどう思うでしょうか?
ボックスティッシュ3箱。。。
確かに車を運転しているから、トランクに入れれば邪魔にならないし、
家族へのおみやげにもなるから、まあもらっておくか、と思うかもしれません。
車にティッシュを入れておくと、何かと便利というのもありますしね。

 
でも、、、でも、、、それがきっかけでガソリンを本当に入れますか?
考えて見てください。
ガソリンを入れるのはおそらく「ガソリンがなくなった時」ですよね。
もしあなたの車にガソリンがまだまだ充分あるのなら、
「お!ボックスティッシュが3箱ももらえるって。
じゃあ給油しよっかな~」
と考える人が、果たしてどれぐらいいるんだろう、と思ってしまいました。

 
■でも、、、その間違いをゴルフでは犯す
もちろん、その通りがガソリンスタンドの激戦地で、
ガソリンの値段もどこもあまり変わらなかったとして、
たまたまガソリンがなくなりそうなドライバーがそれを見たら、
「あ、だったらここにしよっと」
という選択をする可能性は、ゼロではないと思います。
でも私の感覚としては、給油したい人というのは
目の前にガソリンスタンドがあれば、バカみたいに高くない限りは
ティッシュがもらえてももらえなくても入るのではないでしょうか。

 
しかし、、、ちょっと考えてみてください。
これをゴルフに置き換えてみると。。。

 
もしあなたが30ヤード以内のアプローチを現状の課題にしていたとして、
アプローチにこだわって練習していたとして、
「曲がらないドライバースイングを極める」

「バンカーを極める」

「ラフからのショットを極める」
もしこんな言葉が、雑誌の表紙に踊っていたら、、、どうでしょう。

 
ここで、
「いや、自分はまずはアプローチだから」

「それができてから次の課題に取り組もう」
そのように思えたのなら、とてもすばらしいです。

 
でも、
さっきの言葉にちょっと飛びつきたくなってしまったのなら、、、
ガソリンは満タンなのに「ティッシュ3箱もらえますよ」の言葉に
飛びつこうとしているのと、同じなのかもしれません。

 
雑誌や出版社も商売でやっているわけですから、
必死であなたを振り向かせようとしています。
もちろん、振り向いていいことであれば振り向いてもかまいません。
でも、振り向く前にやることがあるのなら、
そちらを優先したほうが結果として近道なのではないかなと思います。

 
またメールします。
小原大二郎

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

なぜボールポジションでボールが曲がるのか?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 

前回はアドレス時の「正しいボールポジションの取り方」について、
「クラブによって正しい位置が異なる」
ということについてお話ししました。

 
今回もその話の続きで、
“なぜボールポジションでボールが曲がるのか?”
についてお話ししたいと思います。

 
■ボールの置き場所でスイング軌道が変わる
前回の話に関連して確認しておきたいのは、
たとえあなたが同じスイングをしていても、ボールの置き場所によって
結果的にインパクト時のスイング軌道が変わるという点です。

 
どういうことか? 具体的に説明しましょう。

 
まず、スイング軌道というのはなだらかな楕円形を描いており、
その頂点でとらえればストレートボールになります。
もちろん、ボールの位置によってスイング軌道そのものが楕円形から
ずれるということもあります。

 
しかし、どんなに正しいスイング軌道を描いていても、
ボールが左に寄っていればインパクト付近で結果的にアウトサイドインになります。
逆に、右に寄っているとインサイドアウトになるということです。

 
つまり、あなたがたとえ正しい楕円形のスイング軌道を描いていても、
ボールの位置が違うだけでボールが曲がってしまう可能性があるということです。

 
■ボールは常に正しい位置に
たとえばあなたが今までグリップやアドレスをしっかり確認しているのに、
「ボールが曲がる」
あるいは
「ボールが上に上がりやすい」
といったお悩みをお持ちなら、、、
ボールポジションが左に寄り過ぎている可能性があります。
だからこそ、そうならないように、
ボールは常に正しい位置に置くことが大事になります。

 
しかし、ここで気をつけておきたいのは、
ボールの位置はクラブによって違うということです。
ですので、クラブごとの正しいボール位置を常に確認しながら
練習を進めるようにしましょう。
※念のため、ボールの位置に傾斜がある場合は
この話は当てはまりませんので、気をつけましょう。

 
ちなみに、上級者はこのボールポジションによる弾道の違いを生かして
ボールを打つテクニックを使っている場合もあります。
わざとボールの位置を右や左にずらして、
わざと高い球、低い球、スライス、フックを打つという方法です。

 
しかし、初心者はまず中心の位置、
ゼロポジションがどこかを理解していることが前提です。
これも何度も言っていることですが、このような応用テクニックを使うのは、
ボールの中心位置をきちんと身体で理解してからにしましょう。

 
またメールします。
小原大二郎

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

正しいボールポジションの取り方とは?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
前回はアドレス時の「腕の長さとグリッププレッシャー」
「腕の垂らし方」などについてお話ししました。
今回もアドレスの続きで、
“正しいボールポジションの取り方”
についてお話ししたいと思います。

 
■クラブによって正しい位置が異なる
それぞれのボールポジション、クラブごとの正しい位置というのは、
有名な話なので、おそらくご存知かと思います。
ドライバーの場合は、左のわきの下に置くのがボールのセンターになりますし、
ショートアイアンやピッチングウェッジなどは、
スタンスの中央に置くのがセンターになります。

 
そのようなわけで、ここから先の説明は、
「クラブによって正しい位置に置くというのが“センター”」
ということでお読み下さい。
クラブによってボールのセンターは変化しますが、
そこから右にずれているか、左にずれているかという基準で考えます。

 
■ボール位置によるスイング軌道の違い
どのクラブにも共通して言えることは、センターの位置よりもボールが
左側に寄っている場合、ボールが普通よりも遅れてクラブのヘッドに当たります。
そのため、アッパー気味にボールを捕らえることになり、
高い弾道のボールが出やすくなります。
また、ボールの位置が左に来ると、結果としてアウトサイドインの
スイング軌道になりやすく、スライス、引っ掛け、
もしくは引っ掛けフックが出やすくなります。

 

 

一方、ボールが正しいセンター位置よりも右側に寄っている場合は、
クラブがロフトの立った状態でボールをとらえるため、
低い弾道のボールが出やすくなります。
スイング軌道としては、左にボールが寄っていたのとは逆に、
インサイドアウトのスイングになりやすくなります。
結果として、プッシュアウト、プッシュスライス、
もしくは右から左のフックボールが出やすくなります。

 
◇(ボールの位置)ボールが左に寄っている

⇒ クラブのヘッドに遅れて当たる

⇒ スイング軌道がアウトサイドインの軌道を描きやすい

⇒ (影響)スライスボール
引っ掛けスライス
引っ掛けフック
◇(ボールの位置)ボールが右に寄っている

⇒ ロフトの立った状態で当たる

⇒ スイング軌道がインサイドアウトの軌道を描きやすい

⇒ (影響)プッシュアウト
プッシュスライス
フックボール

 
まずは中心の位置、クラブによってのゼロポジションがどこかを理解して、
常に正しい位置にボールを置くように心がけましょう。

 
またメールします。
小原大二郎

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

才能がない?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
「どうすればゴルフのスコアアップが実現できるのか?」
もしあなたが、そんなふうに思っているのなら、
今日の話はきっとあなたの役に立つでしょう。

 
■才能がないから?
まず、前提条件として、、、
スコアアップをうまく実現できているゴルファーもいれば、
うまく利用できていないゴルファーもいます。
でも、どうしてそのようなことが起こるのでしょうか?

 
筋力がない、あるいは落ちてきたからでしょうか?
最新のスイング理論を知らないからでしょうか?
ゴルフクラブの選択が悪いからでしょうか?
そもそも、ゴルフの才能がないからでしょうか?

 
私も今まで多くのアマチュアゴルファーの方と直接的、間接的に
接してきましたが、ゴルフで結果が出せない最大の理由は、
これらではありませんでした。

 
「筋力があればゴルフはうまくなる?」
そんなはずはありません。確かに飛ばす上で大事な筋肉はありますが、
筋肉があればみんな飛ぶわけではありません。

 
「最新のスイング理論を身につければうまくなる?」
そうとも限りません。最新のものが常に素晴らしいというのは、
ちょっとした幻想にすぎないからです。

 
「ゴルフクラブの選択が悪い?」
確かに使うクラブで飛距離や方向性は変わりますが、
うまくいかないのをクラブのせいだけにしてはいけません。

 
「才能がない?」
プロならばともかく、アマチュアゴルファーの方であれば
一人ひとりの才能にそれほどの違いはありません。

 
■自分の今の状態は?
もしかしたら今の時代、多くの人の成果が出ないのも
無理はないのかもしれないなあと思うことがあります。
というのも、今ではネット上には無数の情報が存在し、
しかもその情報量はどんどん増えています。
しかも新しいものが次から次へと出てきて、
それらに振り回されてしまいます。
その結果として、自分に合わないことばかりやっているから、
それがスコアという結果に結びつかないのですね。

 
それはすなわち、自分のことを、自分のゴルフのことを
全く知らない、ということでもあります。
私はよく生徒さんに言うのですが、ゴルフは
「どうすべきか」よりも「どうあるのか」のほうが大切です。
「自分が今、どんな状態にあるのか?」
たいていの場合、どうすればいいのかということに
フォーカスしてしまいがちです。
しかし、もともと持っている自分の素質、そして現状を知らなければ、
結局はどうすればいいのかというところには行き着けないのです。

 
■「どうすべきか?」をいったんやめよう
もしあなたが、ゴルフの情報をインターネットや教材、
雑誌などからたくさんのことを得ていて、
「どうすべきか?」ということに心を奪われているのなら、、、
その全てをいったんシャットダウンしてみて下さい。

 
そして、今の自分のゴルフがどうなっているのかということに、
全神経の全てをつぎ込んで見てください。
◇ グリップは?

◇ アドレスは?

◇ 前傾角度は?

◇ 重心は?

◇ スイング時のシャフトの向きは?
シャフトの位置は? フェースの向きは?
などなど。
そして、その状態の時にどんなボールが出ているのかを確かめてみて下さい。
きっとこれを毎日続ければ、自分にとって何が重要で、
何が重要でないのかがぼんやりとかもしれませんが見えてくるはずです。

 
もしそれでははっきりしない、ということであれば、
一度近くにいるプロに見てもらうというのも方法の一つです。

 
またメールします。
小原大二郎

  • このエントリーをはてなブックマークに追加