From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日は、スイングで迷っているある生徒さんのお話から
はじめてみたいと思います。
あなたもおそらく一度や二度は、
「どんなスイングをしたらいいのか?」
「自分の求めるスイングはどこにあるんだろう?」
そんなことを考えたことがあるのではないかと思いますが、
今日はそういう人にこそ、読んでほしい内容になります。
迷いが原因で一進一退。。。
以前に私が教えていた生徒さんで、Sさんという方がいます。
Sさんは50歳前半で、だいたい100前後で回られていて、
100を切ったり切らなかったりを解消したくて、
私のところにいらっしゃました。
Sさんが来た当初は、なかなか結果が出なかったのですが、
その後80台の後半では回るようになりました。
そんなSさんですが、先ほども申し上げたように、
はじめはまるで結果が出なかったのです。
まるで結果が出ないというのは言い過ぎかもしれません。
むしろ「一進一退」と言ったほうが正しいかもしれません。
うまくいっても、すぐにまた元に戻ってしまう。。。
そんな感じだったんですね。
そんなSさんとは、練習後にこんなやりとりがあったんです。
Sさん「小原先生、私、この前雑誌で、有名な●●コーチの
▲▲スイングについて読んだんですが、
あれってどうなんですかね?」
小原 「うーん、●●コーチのことは名前だけは知っていますけど、
▲▲スイングって、どういうスイングのことを言っているんですか?」
Sさん「えーと、どんなスイングだったかな。。。
でも、読んでいてなんかいいなあと思って気になっているんで、
小原先生から見てどうかなあと。。。」
小原 「うーん、どんなスイングかがわからないと、
いいか悪いかは、私も何も言えませんね。。。」
Sさん「そうですか。。。でも気になるんですよね」
自分で説明出来ないものを信じられる?
小原 「確かに、真新しい理論や考え方が出てくると、気になりますよね」
Sさん「ええ、特に自分が信じてやってきたことで結果が出ないと、
今ままやってきたことと違う、新しいものが気になってしまいます」
小原 「そう考えてしまう気持ちは、とてもよくわかります。
私も以前はそういうところがありましたし。
でも、私がプロになれたのは、
そういう迷いを捨てられたからだと思っています」
Sさん「プロでも迷うことってあるんですか?」
小原 「もちろんありますよ。むしろ迷ってばっかりですけどね(笑)。
でも、その迷いを振り切って、とにかく信じて続けます。
ただ、続けることを邪魔しようとするというか、たとえば
『もしかして、こっちのほうがいいんじゃないか?』
と思ってしまうようなことが、必ず起こってくるんですよね。
たとえば、結果が出ないとか、そういうことが」
Sさん「そういう時って、どうするんですか?」
小原 「そういう時は、、、『これって試されてるな』って思いますね。
だから、あえて信じて続けます。
だって、そこでやめたら、またゼロから始めないといけないじゃないですか。
信じて続けるしかないですよね」
Sさん「そこまで信じ続けられるものが、私にはないですね。。。」
小原 「うーん、でもSさん。ちょっと厳しいことを言うようですけれど。。。
さっき、●●コーチの▲▲スイングについて私が質問しましたけれど、
自分で説明できないようなスイングを信じてしまっていいんですか?」
Sさん「!!! うーん、、、そういえば。。。そうですね」
小原 「ええ。もちろん、Sさんが迷われる気持ちはとてもよくわかりますよ。
でも、ちょっとやって結果が出ないからといって、
すぐに他の方法に。。。というのでは、あまり良くないですよね」
Sさん「ええ、すみませんでした。
私がなかなか上達しないのは、きっとそのせいですね。
これからは、今小原先生に言われていることを信じて続けます」
一度や二度で結果が出なくても
このSさんの例は、、、
そもそも教える側の私が悪いと言われれば、それまでかもしれません。
しかも私も当時は若かったので(今でも若いですが 笑)、
Sさんが私の言うことを信じることができなかったのかもしれません。
当時、上達が出来ないと悩んでいたSさんにした、
「3つのポイント」があります。
1.一度スイングを身につければ、それから下手になる可能性は低くなる
⇒ これは私がよく言っていることですが、
一度スイングを身につけてしまえば、あとで大きくスイングを崩したり、
スコアを崩したりすることはなくなります。
2.新しくスイングを身につけるよりも、
すでに身につけたスイングをメンテナンスするほうが、かかる時間は少ない
⇒ 自分のスイングをいったん解体して、新しいスイングを身につけるのには、
ものすごい時間と労力がかかります。
しかし、身につけたものを調整するだけであれば、
時間も労力も最小限で済みます。
3.スイングに移り気になるのは、自分のスイングを身につけていない証拠
⇒ 今回のSさんの例でも言えることですが、
自分のスイングスタイルを身に付けることが、迷いを減らします。
コーチがいるのであれば、ひとまずその人を信じてやってみる。
教材を買ったのなら、それを信じて繰り返してみる。
一度や二度のラウンドで結果が出なかったとしても、
それはよくあることです。
あきらめずに続けてみることです。
その後、Sさんは私を信じてついてきてくださって、
その後安定して90台を出し、90を切ることもできました。
調子が悪かったり結果が出ないと、弱気になるものですが、
それはやはり「試されている」のだと、やっぱり思います。
またメールします。