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上達のためには「切り捨て」も手段

2022.04.27
morisaki

From:森崎 崇
新宿四谷店の事務所より、、、

 
こんにちは森崎です。

 
もう上着を着ていると汗ばんでくるような気候になってきましたね。

ゴルフへ行くのも練習をするのにも、
気持ちよく体を動かせて最高の季節です。

 
ゴルフの上達へ向けてスタートを切るには
ちょうど良いタイミングなので、

本日はそんなゴルファーの方へ向けた
上達のために「やるべきこと」「切り捨てるべきこと」
お話をしていきたいと思います。

 
さすがにゴルフの悩みも千差万別なため、
実際にレッスンに来ていただかないと
無責任に具体的なアドバイスはできませんが、

その前に意識することで上達に直結する内容なので、
ぜひ参考にしてみてください!

やるべきこと:クラブに触れる回数を増やす

ここであえて「練習の回数を増やす」と書かないのは、
練習と書くと、練習場へ通ってボールを打つ。という
イメージを持つ方が多いためです。

 
そこまで手間をかけずとも、
例えば1日10分程度、自宅で素振りをする。
その程度でも十分なので、
まずはクラブに触れる回数を増やすことが重要なのです。

 
週に1回、しっかりと時間を取って練習するより、
軽い素振りだけでも良いので、なるべく回数を増やして
クラブに触る頻度を増やすことを意識的に増やしてみてください!

やるべきこと:グリップ・アドレスの重要性を意識

どうしても、スイングを改善しよう!となると、
テークバックからインパクトまでの間だけを
切り取って意識してしまいがち
ですが、

ゴルファーがそのすべてを意識してコントロールできのは、
アドレスとグリップのみです。
テークバックが始まってから大幅なスイングの修正はできません。

 
なので、スイングの始動前に、
グリップ・アドレスこそ意識的に見直す必要があります。

 
ですが、先ほども言ったとおり、
多くの方は「インパクトの前後」にしか目を向けず
遠回りな改善をしてしまっています。

 
もし打ちっぱなしの練習場などで
アドレスを変えずに連続でボールを打ち続けていたりする方は、
この2つのポイントを丁寧に意識してみてください。

切り捨てるべきこと:すべてのクラブを使いこなす

これは、ゴルファーの方の得意分野にもよるのですが、
苦手なクラブを切り捨てる、というのも
立派な手段の一つです。

 
上手いゴルファーというと、14本くらいのクラブセットを
状況に応じて全て使いこなせるというイメージがある方も
多いかもしれません。

 
しかし、実際にはそんなに多くの本数を使わない方が
しっかりと結果を出しやすいことが多い
です。

 
練習で打てる打球数、使えるクラブには限界があります。

つまり数を絞るほど、練習の密度もそのクラブに対する自信も
高まっていく
というワケです。

 
私が推奨しているのは、まずは7本前後のクラブを使いこなすことですね。

 
まずはパター、
そしてティーショットで飛ばすためのクラブが1本ですが、
ドライバーが苦手な方は、あえて切り捨ててFWにするという選択もありです。

 
これ以外は、アイアン、ウェッジ、UT、FWなどから
得意なものと必要なものだけを選んでみてください。

 
過去には、5本まで絞って(1W、7I、AW、PW、P)
100切りを達成した生徒さんもいるほど、効果的な方法です。

 
クラブの選択肢が少ないと不安に感じる方もいるかもしれませんが、
あえて迷いを断つことで、着実でミスの少ないコースマネジメントが可能になるため、

苦手な意識のあるクラブがあるかたは、
あえてその選択肢を除外してみるのも良い手段です。

 
100切り前後でスコアが伸び悩んでいる方は、
是非この方法を実践してみてください!

 

以上、上達へ向けて
やるべきことと、切り捨てること3点でした。

 
練習へ行くのにもラウンドをするのにも気持ちの良い季節なので、
ぜひ楽しみながらゴルフ上達を目指しましょう!

 
森崎 崇



<本日のオススメ>

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ミスを引き起こす重心の改善法

2022.04.27
kondo

From:近藤雅彦
神田のカフェより

おはようございます。
近藤です。

 
世間では今週末からゴールデンウィークですね。

すでに練習やラウンドの予定を入れている方は、
ぜひ全力で楽しんでください!

 
さて、本日はゴルファーの方に追いお悩みで、
特に本番で起こりやすいアイアンのミスについて
原因と解決方法をお話していきます。

ミート率の改善は、重心の癖に注意

セカンドショットやアプローチにおいて、
成功の鍵となるのがミート率

 
もちろんティーショットなどでもミート率は重要なのですが、
セカンドショット以降は傾斜や起伏によって
よりミート率が低下しミスの確率が高くなります。

 
その結果、ダフリやトップなどが起こりやすくなり
スコアにも悪い影響を与えているのですが、、、

 
ミート率を高めるために、まず確認していただきたいのが
スイング前後の重心の位置です。

 
スイングしたときに重心が後ろに残ってしまっていないか。
または逆に前のめりに重心がかかりすぎていないか。

ミスを起こる大きな要因として、
この重心の位置が大きな影響を与えています。

 
ただ、この重心移動に関しては
自身のスイングに癖として染みついているため、
自分では気を付けているつもりでも
なかなか意識するだけでは治っていない方も多いです。

 
そこで本日は、スイング時の重心位置を改善するための
とっておきの練習方法
をご紹介します!

動画はこちら

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] をクリックします。

いかがでしたでしょうか?

 
今回は説明しやすいようにボールにマークしましたが、
練習場のボールなどでは当然マークはNGなので、
ボールのプリントを目印にしてみてください。

 
重心の癖が抜けてきたら、だんだんと
あらゆるシチュエーションでのミート率が安定して、
飛距離・精度ともに改善されてきます。

 
ミスを減らして最高の結果を出すためにも、
ぜひ練習場でトライしてみてください!

 
近藤

 


<本日のオススメ>

今回の内容の重心とは別の原因で
引き起こされやすいアイアンのミスである

シャンクやスライス、
方向性などに関するミスの原因。

 
手首を返すタイミング、
ハンドファースト・ハンドレイト、
フェースの開きすぎ・閉じすぎ等々、、、

腕から先と、体の連動など様々な要因が
複合的に組み合わさって引きおこるため、
通常ミスの原因解明と改善に骨が折れる作業ですが、

 
これ一つあれば、
誰でも簡単に、特別な知識も長期間の練習も不要で解決できます。

「パワーパッケージ」

 
まもなく完売のため、まだその驚きの効果を知らない方は
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あなたがやって後悔しない練習はコレ

2022.04.26
ezure

From:江連忠
宮古島の自宅より、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

さて、今回は、
 

 「あなたがやって後悔しない練習はコレ」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。

ツアープロの多くは必ずやっているのに、
アマチュアの方が全くといっていいほどやっていない。。。

そんな練習があるんです。それは一体、何か?

前回のメールマガジンで

パー3の攻略法についてお話をしました。
 

パー3は簡単?それとも難しい?答えは…

https://g-live.info/click/220419_nikkan/

 

パー3はカンタンそうに見えて
実はスコアを崩しやすいという内容でした。
 

この前のお話を踏まえて、
 

 ・風

 ・打ち上げ/打ちおろし

 ・グリーンの硬さ、速さ

 ・グリーン上のピンポジション
 

こうしたことをしっかりチェックしつつ
コースでの攻略をしていただきたいところなんですが、
 

実はパー3のホールを攻略する上では、
これらのこと以前に、もっと大切なことがあるんです。

カギとなるティーショットを成功させるためには?

それは、パー3で重要なティーショットを成功させるために
ぜひ普段から取り組んでほしいことなんですが。。。
 

さて。それは一体、何でしょうか?
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

はい、その練習とは
 

 ティアップして練習すること
 

です。
 

 「え、江連さん。ティアップして練習なんて、
  なんかちょっとカッコ悪くないですか?」

 「アイアンでティアップして練習ってことですよね?
  そんなのめんどくさいです」

 

もしかして、そんなことを言っている方は
いらっしゃいませんか?
 

でも、ちょっと考えてみて下さい。
 

パー3でアイアンでのティショットを成功させたいんですから、
ティアップして練習をしておくというのは、
ある意味当然のことだとは思いませんか?

実際、片山晋呉プロなどがパー3のパーオン率が高いのは、
普段から誰よりも多く、アイアンやウェッジで
ティアップした球を打っているからなんです。
 

そもそも、アイアンでティアップして練習するというのは、
単にショートホールでのためというのではなく
「クラブの入り方」「打点」を確認するという意味があります。

この「クラブの入り方」「打点」が安定して初めて
距離、方向性、球の高さ、スピン量といったことが
コントロールできるようになるわけです。

ボールをコントロールする感覚が磨かれる

アイアンでのティアップ練習は、
パー3のティショットを成功させる以外にも。。。

通常のアイアンショットでのクラブの入り方、
打点を確認する目的があります。
 

ですが、そうした目的があるにもかかわらず
アイアンやウェッジの練習をティアップして行う人は、
アマチュアゴルファーの中では、とっても少ないんですね。
 

ということで、まずはティアップした球を
ショートアイアンでハーフショットで打つ練習を
増やしていきましょう。

これで芯を捉える感覚、
ボールをコントロールする感覚が磨かれていきます。

先ほどのパー3の話に戻せば、
パー3は18ホールのうち4つあります。

つまり極端な話、18球あたり4球は
ティアップして練習しておきたい、ということです。
 

今日お話ししたような準備を日々しておけば、
単にパー3に強くなるというだけでなく。。。

ボールコントロールがアップし、
スコアアップにもつながっていきます。
 

ここまでの話で、ティアップして打つ練習の意義、
ご理解いただけましたでしょうか。
 

ぜひ、お試し下さい。

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 真剣であることが、唯一のゴルフの楽しみ方。

 ゴルフは人生を豊かにする素晴らしい方法。
 
 

江連忠でした。
 

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スライスを生み出す「手首」の角度

2022.04.25
img1

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます。
小原大二郎です。

ゴルフスイングが安定しない。

はたまた、

打球の方向が安定しない。

と、悩んではいませんか?

多くの方々が悩んでいるその原因が、
実は「手首」にあるかもしれません。

もし、正しく手首を使えていなかった場合、
うまく飛ばなかったり、ミスに繋がったりしてしまいます。

逆に言えば、手首を上手に使えるようになると、
すぐに飛距離が伸びたり方向性が安定します。


そこで、本日は、コースでボールが右へ曲がってしまう方や、
スライスボールが多く出てスコアを崩してしまう方へ

打球の飛距離や方向性に大きく影響を与える
ゴルフスイングの手首の動きを習得するための
有効な練習方法を紹介していきます。

スライスとクラブフェース



スライスの原因は、インパクトでクラブフェースが開いて
インパクトを迎えているわけですが

この原因として早い段階でフェースが開いて、
バックスイングの時に開く。

または、トップの時に
フェースが開いている方が非常に多いです。

そして、このフェースが開いてしまう原因としまして、

バックスイングの早い段階で、
左手首が手の甲側に折れてしまうことで
フェースが開いてしまうことが多くあります。

左手首が甲側に折れたまま
トップの位置からクラブを振り下ろしてきてしまうことで、

フェースが開いた状態で下りてくることになり、
スライスが出てしまうということです。

または、トップに行った時に
手首がふっと緩んでしまうと、

フェースが開いた状態で
そのままインパクトを迎えてしまうこともあります。

ここで開いたフェースを無理に閉じようとすると
アウトサイドインの原因となったり、

または、クラブフェースを真っ直ぐに戻そうとすると、

インパクトでクラブヘッドが手元を追い越し、
手元が後ろの状態でインパクトをしてしまう原因にもなります。

手首の角度



特にフェースが開いていることが原因で
スライスがでてしまうという方は、

改善のための目安としては、
手首が手の甲側に折れないように

少し手の甲が張ったような、
手のひら側へ曲げた(掌屈)状態を維持して
スイングを行っていくことがおすすめです。

左手首を手のひら側へ曲げることで
フェースローテーションが抑えられ、

結果的にハンドファーストの状態で
インパクトを迎えることができます。

さらに、手首の折れによるフェースの開きも
インパクトで無理に戻す必要がなくなりますので
フェースを閉じようという動きがなくなり、

手を返さなくてもクラブフェースが
スクエアな状態を保つことが出来ます。

スライスボールが多く出て
スコアを崩してしまうという方は、

まずアドレスで作った左手首の角度を
甲側に折らないよう意識していただき、

手の甲が少し張ったような状態を維持しながら
スイングを行ってみてください。

こうすることで手首の折れを予防し、
フェースの向きがスクエアに閉じた状態で
インパクトを迎えていくことが出来ます。

ぜひ左手首の角度を意識しながら
スイングしていくという練習を試してみてくださいね。



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 でも、一体どうすれば良いのか
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 予めご了承ください。


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【ビデオ】脚の使い方はコレで簡単チェック

2022.04.24
ohmori

From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。
 

さて、今回は
 

 「脚の使い方はコレで簡単チェック」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

ゴルフのスイングでの左右の脚の使い方が
うまくいっているかどうかを、
簡単にチェックできる方法があります。

それは。。。

(続きはビデオにて)

脚の使い方はコレで簡単チェック


パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

https://g-live.info/click/omrpdf220424/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

つま先トントン

それは、腰の高さぐらいの小さなショットで、
フィニッシュしてやってみる簡単な動作です。

 「つま先トントン」

その動作とは、フィニッシュして右脚で体重を支えていないで、
まさに右脚の重さだけを支えているかどうか確認する動きです。

試しにサンド・ウェッジで15y程度キャリーさせるショットで、
フィニッシュしてすぐに右足のつま先で地面を
トントンとやてみましょう。

まさに、右足つま先をあげおろしして、
地面を右足つま先で突っついてみればよいです。

楽々できたなら右脚で体重を支えていないで、
左脚一本で立っていられる両脚の使い方が
良いスイングだったことになります。

フィニッシュで右脚で体重を支えている問題

フィニッシュで右脚で体重を支えていると言うことは、
腰が正しくフルターンしていない結果となります。

正しいターンというのは、ボールヒットで左脚でしっかり体を支えていて
左脚の縦の動きで左腰を左後ろポケット方向へ押し込んで
腰を左ターンさせることです。

そして、背骨を中心にターンして
おへそを振り出し方向に向けるフルターンなら、
背骨の前側の重い内臓や両腕は左に向きます。

そうすれば、体重はほぼ左脚に乗って、
フィニッシュでは左脚一本で立っていられます。

右脚で地面を蹴ると

ところが、脚を使ってスイングしようとすると、
ダウンスイング序盤から右脚の蹴りを使って
腰を回そうとしてしまうものです。

しかし、そのような右脚の使い方では
腰をどうしても水平に回す動きとなり、
手元はボール方向へ出る形でインパクト面から浮きます。

そして、腰のターンするパワーも思ったほどは得られず、
フィニッシュしても右脚で体重を支える、
まさにターン不足のインパクトになります。

特にダウンスイングから右脚で地面を蹴って腰を回そうとすると、
腰はどうしても水平回転しようとして
腰は左に45度程度ターンしたあたりで右脚の力では腰を回せなくなります。

その結果、ボールヒットに向かって右脚で地面を蹴って腰を回そうとしていると、
フィニッシュしてからも右脚に体重が残りやすくなります。

ボールヒットに向かって左脚を捻る問題

また、ボールヒットに向かって左脚がしっかり地面を支えられず、
左脚の左への捻り動作で腰を回そうなどの動きになっていると
どうなるでしょうか。

がんばって左脚を使ったつもりでも、
腰を左にターンさせることに左脚の力は効率よく使えません。

脚は普段の生活で捻ってパワーを出す使い方は少なく、
脚を伸ばす動きで地面に力を伝えて歩いたり
階段を登ったり降りたりしています。

左脚を捻って腰を左にターンさせていては、
フィニッシュで腰がフルターンのポジションになっていたとしても、
腰のターンにとってはパワー不足な動きとなります。

そして、フィニッシュしても左脚は伸び切らないで
振り出し後方に傾く傾向となり、右脚で体重を支える形で止まります。

ダウンスイングでの右脚の使い方

そこで、ダウンスイング開始では
右脚の地面を支える力をゼロにしてみましょう。

そうすれば、ドライバーショットでスタンスを肩幅ぐらいまで広げていると、
左脚が体の落下を支えるために体重の10倍近い大きな力が発生します。

しかも、左脚は捻ったりしている場合ではなくなり、
しっかり地面を縦に押して落下を支える動きは
ヒトの姿勢制御の仕組みで勝手に発生します。

そこで、その衝撃力をターンに利用しましょう。

まさに、インパクトでの遠心力に対応する形で
頭を振り出し後方へ押し込めばよいです。

そうすると、上半身は右サイドに落下することで、
その落下する体の重さの一部でも左脚から開放できます。

その結果、スタンスが肩幅ぐらいあると
落下を支える力として体重の2倍ぐらいが余り、
その力は勝手に左脚を伸ばしてくれます。

そうすれば、腰は鋭く左ターンして
背骨の前側の重い内臓や両腕は左に向き、
フィニッシュでは左脚一本で立っていられる最高の形になります。

セットアップからこの左脚一本で立ったフィニッシュの体勢をイメージして
スイングに入れば、スイング全体は良い動きになってきます。

セットアップとフィニッシュが良い形なら、
その間のスイング全体も勝手に最高の動作に変わってきます。

階段を降るときに発生している力の大きさにびっくり

階段を下るときに、左脚が着地して左股関節が曲げさせられます。

このときに、左股関節は体重の8〜10倍の力を出して、
落下を停止させています。

これは、誰でも普段から何気なく行っている動作ですが、
こんなにも大きな力が使われていることが重要です。

そこで、ダウンスイングでは
階段を1段下りるときの動きを利用することで、
爆発的なパワーを得ることができます。

ゴルフスイングでの地面反力

ゴルフのダウンスイング序盤でこの左脚が地面を捉えた瞬間に、
上半身の重さを抜いてあげたらどうなるでしょうか。

このことをもう一度じっくり見てみましょう。

まさに、クラブが振られる遠心力に耐えるような体勢を取ろうとして
重い頭を振り出し後方へ押し込めば、
体幹が右に傾くことで上半身は落下します。

そして、上半身の落下で支える必要がなくなった分の
ざっと体重の3分の1ぐらいを支える力は、
腰のターンに回せます。

トップから左脚への落下で体重の8倍ぐらいの地面反力の発生であっても、
その3分の1となると体重の2倍以上の力が回転に使えることになります。

その上半身の落下を食い止める力の分のエネルギーを、
腰から首の付け根である体幹の左ターンに回したとしたら
どんなに鋭く体幹を回転できるか想像するだけでワクワクします。

私は常日頃、ボールヒットに向かって左脚を蹴って、
左サイドに大きなスペースを開けるようにしましょうと
言わせていただいています。

しかし、それは実はがんばって蹴るのではなく、
上半身を落下させることで左脚が地面を支えようとする力を利用するだけで
蹴らされることが正直なところです。

まさに、落下のエネルギーを回転に変えることが、
楽にボールを飛ばすための要となります。

落下のエネルギーの大きさ

そこで、落下のエネルギーの大きさを、
実際のスイングに即して見てみましょう。

トップでは、腕は高いポジションにあるばかりか、
背骨を中心に体幹の前傾角度を維持して右にターンしているなら
背骨の前側の重いお腹や胸も上にあがっています。

両腕全体では全体重の12%なので
体重70kgの場合8.4kgが重心として30cmぐらい
あがっていることになります。

重力加速度g=9.8m毎秒毎秒、落下する重さMb=8.4kg、落下距離h=0.3、
ヘッドの重さMh=0.2kgとして、その位置エネルギーのすごさを見てみます。

そして、ミート率1.5、ボール初速(m毎秒)の4倍が飛距離(y)として、
両腕の落下エネルギーを飛距離に換算してみます。

root(2 x g x Mb x h / Mh) x 1.5 x 4 = root(2×9.8×8.4×0.3/0.2) x 1.5 x 4 = 約94y

次に胴体の落下エネルギーを飛距離に換算してみます。

胴体は全体重の46%とも言われるので、
お腹と胸の重さはその半分として体重70kgなら
16.1kgが10cmぐらい落下するとします。

root(2 x g x Mb x h / Mh) x 1.5 x 4 = root(2×9.8×16.1×0.1/0.2) x 1.5 x 4 = 約75y

そうなると腕とお腹や胸の落下全体では
150y以上もボールを飛ばすエネルギーが発生します。

なんと、重力は想像を絶する大きなエネルギーになります。

 

では、また。
 

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