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またやっちゃった!

2014.02.07
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

失敗をしてしまっても、崩れない気持ち。
ミスショットからのリカバリー。

これは、スコアを安定させるために
必要な要素です。

ミスショットをすること自体は
完全に無くすことはできませんが、

ミスショットで毎回崩れてしまうとしたら
とても勿体無いので、なんかしたいところです。

では、どうしたらいいのでしょうか?

レッスンをしていて、時々不思議に思うのです。

何故ある人は自分のミスショットに気負わずに
安定してラウンドできる人がいれば、

ある人はミスショットから気負ってしまい、
スコアを崩してしまうんだろう。

何故ある人は毎朝、
自分がどうすれば調子よくラウンド出来るか
わかって1日をスタートさせているのに、

ある人はラウンド前から
いつも同じミスをして失敗にくよくよして、今日もダメだ…
とブルーなラウンドをスタートさせるんだろう?

何故、休日でも自分のために
ひたすら練習する人もいれば、
ラウンド前でも一切練習しない人がいるんだろう?

これは最大の謎ですね。

もちろん私の話を聞いてくださるのだから
あなたはきっとモチベーションが高い方だと思います。

普段の繰り返しの練習の中から
ミスショットへの対応も考えているのでは
ないでしょうか。

とはいえ・・・

ラウンドが始まるまでは
みんなモチベーションは最高潮でとても高いのですが、
ミスショットを打った途端に

やる気を失ってしまったり
ミスを繰り返してしまう人がいます。

何故、ミスを繰り返してしまうのでしょうか。

ミスの原因は?

確かめて欲しいのは、
そもそも自分がどれくらいの確率で

ミスショットを打ってしまうのか?
ということです。

自分が実際にどれくらいミスをするのか知ること。
ミスの数を数字にしてみると、より具体的に見えてきます。

例えば、練習始めの数回は必ずミスショットを
打ってしまう、ということがあるかもしれません。

ミスをデータとして
記録してみるとそんな自分の
スイングのクセがわかってきますよね。

ラウンドに出た時、コンペに出ているときは
とにかく、自分をよく見せたい

という思いが往々にして出てしまいます。

例えば、あなたに
スライスのクセがあるとします。

そして、練習で
「スライスはもう完璧に直した!」
と思ってラウンドに出たとしましょう。

そして、ラウンドでスライスが出ると・・・

「また、スライスだ!」

自分のミスがとっても恥ずかしくなったり
自分のスイングが直っていないことに腹が立ったり

嫌になってしまうときも有ります。

気持ちが落ち込んでしまうときというのは

自分の今までの練習が
具体的にどんな結果につながったのかわからなくて
出てしまうことがあります。

このミスが出てしまっている以上
スライスが直ったというのは過信ですね。

自分のスイングを数値化する

自分のスイングに自信がなくなってしまう原因、
それは自分のスイングへの過信にあります。

1回の奇跡的なショットを自分の実力と理解して
自分の丈にあったショットができなくなっていませんか?

自分のスイングが
本当にどれくらい正確なのか?

いつミスショットが良く出てしまうのか?

自分のスイングでどれだけ
ミスが出るか数字として
わかっていると、

傾向がわかるので改善することができます。

数字にするだけで、不思議なくらい
改善されるようになります。

それは、自分が何に取り組むできか?
が具体的に見えて、練習の取り組み方や

ラウンド前の準備の仕方が
わかりやすくなるからです。

それがわかっていなければ
練習での目標や

ミスショットした時の
落ち込みようも理解出来ます。

もし、練習場と比べてラウンドの時だけ
荒れてしまうとしたら

ルーティーンに問題があるかもしれません。

またメールします。

小原大二郎

追伸:
スイングを整えるためには、普段からの練習が第一です。
そのためには、こんな意外なスコアアップ法もあります。

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セルフレッスン体験

2014.02.06
hattori

From:服部コースケ
代官山のスタジオより、、、

こんにちは!
服部コースケです。

私のレッスンに来てくださる生徒さんは、
私たちインストラクターが提供する技術や上達できるという信頼のもと
レッスンを受けてくださいます。

その技術や信頼というものを
もっと具体的に言うと、

・ゴルフの経験
・スイングを進化させる技術

といったところでしょうか。

ゴルフの経験を積む方法は2つしかありません。

1.とにかく自分自身でひたすら練習することで経験を積むこと
2.他の人が積んだ経験を本や、テレビ、インターネットなどで吸収すること

このどちらか、しかありません。

しかし、スイングを進化させる技術
というのは1つのアイデアや考え方のような物が多いです。

全ての人が
いつでもレッスンを受けることは出来ません。

しかし、常に自分自身で
いいアドバイスを自分にだすことが出来れば

自ずと成長は早いものです。

自分で自分をレッスンするためには
ちょっとしたコツが必要ですので
少し伝授したいと思います。

まず、自分でできることは
自分のスイングの弱いところを補強することです。

それは、スイングのそれぞれの過程、基本を
それぞれ見直すことから始まります。

チェックリストを使う

そのときに使うチェックリストとしてオススメなのは、

みなさんも読んだことがあるであろう
ゴルフスイングの教科書のようなものを使います。

どんなゴルファーでも、
本棚に1冊は入っていると思います。

もちろん私のDVDを使ってくださるのいいでしょう。

そして、自分が今までに
インストラクターから
出来ていないよ、と指摘されたことがあったり

自分が今までに行き詰まったミス、
などをチェックリストに入れ込んで下さい。

さらに、自分の目標も合わせて記入出来るといいですね。

チェックリストを作ったら
あとはそれを自分の練習の時に1つ1つ確認するようにしてください。

大事なのは、そのチェックリストを
持ち運ぶこと。

あなただけのインストラクターがそこにいます。

あなたはそれをまずは
確認するだけでいいのです。

日々のチェックを追加すると
自分で黙々と練習しているだけでは
気づかなかったようなことに気付きます。

それだけであなたの練習レベルが上がります。

練習には明確な目的が必要です。
今年の目標もあなたに決めて頂いたと思います。

こういう努力をして私達は何を達成したいのか。

今まで以上に頑張るときに、どうすれば、
自分が努力したり、実行した練習よりも

ずっと素晴らしい結果を得ることが出来るのか。
チェックリストにはこのような効果があります。

参考にしてくださいね。

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【ビデオ】パターの距離感を合わせる練習方法

2014.02.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今回はパターの距離感を合わせる練習方法について
アドバイスさせていただきます。

パターで大事なこととは…

スマホの方、動画が見れない方はこちら

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ゴルフ場の3種類の鳥

2014.02.04
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

ゴルフに行くと
本当に心がざわつく人

リラックス出来る人
様々だと思います。

競技に熱中している人もいれば
エンジョイ!という遊びの心で
ゴルフを楽しんでいる人など

ゴルフに対する気持ちも様々かもしれません。

ただ、ゴルフというのは
本当に非日常的な場所で

普段の仕事から解放されたり
逆に仕事仲間と今まで以上に
仲良くなったり、

素晴らしいスポーツであり、
娯楽だと思います。

そんなゴルフ場には約3種類の鳥が
住んでいると言われます。

私はゴルフをしながら、
その3種類の鳥を見ているのが大好きです。

ゴルフ場、3種類の鳥

私は鳥を見つめるのが好きです。

私がゴルフをするときには
常に鳥を探しています。

鳥を沢山みかけるととても楽しいです。

鳥を見つめていると気が楽になりますよね。

そして、もっともっと鳥
を見つけたくなります。

その3種類の鳥とは・・・

・バーディ
・イーグル
・アルバトロス

私は鳥マニアというわけでも
ゴルフ場で実際に、鳥を探しながら
ラウンドしている訳ではありません。

バーディ、やイーグルなどの鳥を
なんとか見つけるために

頑張ってラウンドします。

そして、見つけられた時は
本当に嬉しいものです。

バーディという鳥が
沢山いたらもの嬉しくなります。

イーグルという鳥が
いたら、感激します。

アルバトロスという鳥を
見かけた時は、現実とは思えないでしょう。

ご存知のとおり
ゴルフのパーより下の言葉は
それぞれ鳥に因んだ名前がついています。

青い鳥を追いすぎるな!

とは言え、この鳥を追いすぎると
思わぬ怪我をしてしまいます。

バーディを取れれば
本当に嬉しいところですが、

そのチャレンジが3、4打と
パターを叩く原因になってしまっては
元も子もありません。

バーディは取れたら嬉しいものですが、
無闇に手を出さずに、
しっかりと堅実にプレーした上で

勝ち取れるものだと
忘れないで下さいね。

またメールします。

小原大二郎

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バーディという鳥を獲得する方法の一つに
飛距離アップがあります。

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「技」続・ダフリの真実(先週の続き)

2014.02.03
omori

From:大森睦弘
六甲国際ゴルフ倶楽部より、、、

こんにちは、ETGA(江連忠ゴルフアカデミー)の大森睦弘です。

今回も「ダフリの真実」について、
前回の続きということでお話ししてみたいと思います。

 「ダフリにつながるのは、クラブのリリースが早過ぎる」

この話を続きになります。

クラブリリースの問題を痛感した瞬間

私がクラブのリリースとダフリの関係を痛感したのは、
バンカーアプローチショットの練習でした。

バンカーにボールを置いて、クリーンにボールを撃ちぬいてゆきます。
少しでもダフったりするとよくわかります。

また、砂の上なので、ボールは少し沈み、
ボールにクラブを入れるスペースは狭くなります。

わざと、ボールを1/3ぐらい砂に入れて練習することもあります。
少し左脚上がりだと、優しくなります。

このようシビアな状況で練習していて、ダフりと真剣に向き合った結果、
「やっぱリリースのタイミングだな」と思ったのでした。

ダフリそうになると頭が上がり、
逆にリリースが早くなって、余計にダフったりします。

極端になると、本当に腕が伸びてもボールの芯にクラブが届かないトップですね。

ちょうどいいリリースタイミングの感覚

私が好きな感じとしては、自分からクラブを振りに行かないで、
体のターンが減速を始めることで、
クラブが勝手にリリースされてしまうような感じでしょうか。

ボールの先で最大クラブヘッドスピードを出す感じという人もいますね。

クラブヘッドが加速しながら、ボールを撃ち抜いて行く感じをどう出すかは、
それぞれの人の感覚でもありますので、一概には言えません。

しかし、この感じが、ちょうどいいリリースタイミングを目指すためには
大切にして欲しい感覚です。

別の言い方に言い直しますと、、、
ダウンスイング開始でエネルギーを使い果たすのではなく、ボールヒットに向けて
エネルギーを集中的にボールの先に向かって吐き出す感じです。

そして、ダウンスイングが進むにしたがって、
重心をボールの少し先に目がけて落とすことに意識を集中して、
ボールヒットに向かって、左肩甲骨の後ろがストレッチされながら
(一般的には腰と肩の捻転差を大きくしながら)重心が落ちてくる。。。

こんな、感じが好きです。

このクリーンヒットのための感覚が、
実は飛距離アップのためにも大切になります。

アプローチショットとじっくり付き合っていただけるといいんですね。

ご質問への答え

さて、前回多くの方からいろいろご質問等がありました。
ですのでまずはそれにお答えしておこうと思います。

しかし、、、書き終えてから思ったのですが、
おそらく全部読もうとしたら、ほぼ100%皆さんは消化不良になります。

そして「それなら何か対策を教えろ」とおっしゃる様子が目に見えます(笑)。

私の尊敬するハービー・ペニックさんは

 「1回のレッスンで言うことは、たったひとつのことだけじゃぞ。」

こうおっしゃっています。

この言葉を無視しているつもりはないのですが。。。
しかし、あえて書いたままにさせて頂きました。

なぜそうしたかといいますと、
わたしからの回答を首を長くして待っていてくださっている方には、
申し訳ないという気持ちから、です。

あなたには、気になったご質問のところだけ、
しっかり読んでいただければいいと考えています。

私は時間を少しでも見つけて、
それぞれの方に楽しんでいただけるお話をお伝えすることに
最善を尽くしておこうと思っているだけですので。。。^^;

(ご質問1)リリースとはコックをほどくこと?

形としては、親指側に折れることをコック、
右手の甲側に折れることをヒンジ(蝶番)と
理解していただくのがいいかと思います。

それでリリースとはこの手首のコックとヒンジを開放させることになります。

ヒンジはゼロの方がいいという方もいますが、
ボールコントロール、特にアプローチでは必需品です。

ジャンボさんや、フィル・ミケルソンなんかは、
ヒンジの使い方が強烈にうまいです。

クラブヘッドの動きをしなやかにして、
当たり負けしないでボールヒットさせるために、ヒンジの量の調整と
それを右手の平側に戻すリリースコントロールの感覚は、非常に重要です。

実は、このヒンジだけでもかなり深い話ができてしまいますので、
リリースということではこれぐらいにどどめさせて頂きます。

手首のコックについて。真っ直ぐに立って、クラブを体の前にセットして、
クラブヘッドを右肩の延長線上に上げようとしてみてください。

両腕が上に上がると同時に、どなたも自然に手首を親指側に曲げようとするはずです。

そしてそのまま手首の形を変えずに腕を下に下ろしてきてください。
これが手首のコックのための形です。

コックのリリースというのは、この親指側に曲がった手首を
元の位置に向かって戻すことを言います。
(実際にはセットアップよりも手首は伸びる場合が多いです。)

トップからダウンスイングで大小の差はありますが、
手首のヒンジが自然発生します。

トップでできた手首のコックとヒンジを、どんなタイミングで
どんな力の出し方を使って、ボールヒットの形にまでもってくるかというのが、
リリースということになります。

(ご質問2)1ドル札の大きさの意味?

実際は、クラブヘッドによっては大きさなどは変わります。

日本のお札や寸法をお伝えするというよりも、
お札、要するに四角形のように整った綺麗な形の、
あまり厚すぎないターフと考えていただければと思います。

当然、スライスやフックを打とうとした時は、
その形や切れてゆく方向も変化します。

私がサボって簡単に「1ドル札の半分ぐらい」と書いてしまったことで、
疑問を持たれてしまったことをお詫び致します。

無理矢理クラブヘッドを手で捻ってボールヒットさせようとしていると、
ターフが三角形みたいになったりします。

まずは見た目が綺麗に感じられる、
(え、三角形でも私は綺麗だと思うが、という方も見えるかもしれませんが)
素直な長方形に育ちそうなターフがとれたらいいなと思います。

ジャンボさんはお札が何枚も縦に並べられるような、
長~~~~い、長~~~いターフがお好きだったこともありましたね(笑)。

(ご質問3)重心を下げるとは?

リリースについてだけではなく、
トップからボールヒットに向かって、上体が起き上がったり、
腰が体の前(打ち出し方向に直角な方向)に出過ぎてしまわないようにしたいものです。

そのためにも、トップからのちょっとした「間」を作りたいですね。

この「間」ができることで、トップからいきなり全力でクラブを振り回そうとすることが
減ってきて、早すぎるリリースだけではなく、スイング全体が良い方向に向います。

そこで、トップからは両股関節を少し入れるイメージで、
両膝を体の前(打ち出し方向に直角な方向)にあまりださない意識を持って、
重力に一瞬、体を委ねてみてください。

これが、重心が下がるための「間」となります。

実は、年明けに私がご紹介した「ペットボトル体操」では
この「間」を作るための股関節の動きを、極端にやってもらったんです。

(ご質問4)リリースをこらえるのに適さない
クラブがあるかどうか?

答えは「リリースを早めなければならないクラブはありません。」です。

最近のドライバーはヘッドの容量も大きく、
面の方向の変化はしいくくなっています。

それが、打点が狂っても簡単に使えるというメリットになっています。

しかし逆に、ヘッドの向きの開閉のコントロールができないと言いますか、
要するにスライスやフック、フェードやドローのコントロールがやりにくく、
プロでは大型ヘッドに移行していない人もいます。

ですので、ショットの動きというよりも、インテンショナルに
(セットアップで意図的にそうなるようにする)ボールを曲げる様にします。

同じように、アイアンもドライバーのような傾向があり、
ボールヒットでのクラブヘッドの向きのコントロールは
やりにくくなってきているものがあります。

しかし、クラブをあわてずにトップから腰の高さまで下ろしてくることが出来たなら、
骨格の構造によって、クラブヘッド軌道に対して
クラブヘッドは自然にスクエア(直角)になります。

トップからの早打ちをやっている状況でクラブヘッドをスクエアにしょうとすると、
ダウンスインで腕を使ってクラブヘッドを捻る動きをしなければならなくなるという仕組みです。

さて、ご質問された方の状況。

リリースの貯めを作っただけだと、ボールが右に飛び出したので、
ボールヒット直前に手首を捻ってクラブヘッドが閉じるように打ったら、
調子が良かったとのことでした。

本当はスイングを拝見できればすぐにわかるのですが、
クラブヘッド軌道がそもそもインサイド・アウト過ぎている可能性があります。

そして、スコア40・40が出たということからすると、
腕が体の前から外れる程の、大きな振り遅れにはなっていない様です。

トップからの下半身のターンが早すぎて、
クラブヘッドだけが振り遅れて下に垂れる(とわたしは良く言ったりするんですが)
という状況になっている可能性はかなり高いと思います。

もしそうであれば、下半身の動きを修正するだけで、
クラブヘッド軌道はストレートに近づいて来ます。

そうすれば、腕でそんなに強くクラブをひねらなくても、
上半身の骨格の仕組みを利用した自然な動きだけで、
クラブが腰から下に降りてからボールヒットまで、
クラブヘッドは軌道にスクエアを保ってるようになります。

クラブは骨格の形に従って右肩の上に上げると、
クラブヘッドは自然に開いてきます。

そして、骨格の構造により、クラブヘッドは少しづつ自然に閉じてきて、
グリップが腰の高さにまで降りてくると、軌道にスクエアになります。

それまではできるだけクラブヘッドを静かにしておいて、
そこから一気にパワーを爆発できるのが理想です。

良く勘違いされるのが、コックしたままだと
クラブヘッドがねじれて軌道にスクエアでないから、
早めにコックを解いたほうがショットが安定するということです。

正しく手首のコックができていれば、コックを維持しても
グリップが腰の高さ当たりではクラブヘッドは軌道にスクエアになります。

それなら、そこからコックを解いてもボールは乱れません。

また、ヒンジもショットが不安定になると思われがちですが、
いくらヒンジを行っても、腰から下ではクラブヘッドは軌道にスクエアなので、
ボールは花火のように散る原因とはなりません。

クラブヘッドがインに垂れて降りてくると、自然なクラブフェースのターンだけでは足りず、
さらに前腕で捻らないと、クラブヘッドが軌道に対してスクエア
(クラブヘッド軌道に対して、クラブのリーディンエッジが直角になること)
に戻って来ないんですね。

トップからの下半身の動きを修正する事で、最新のアイアン、
そしてドライバーにも対応できるスイングが手に入ると思います。

また、球離れの早いクラブ(面が硬い)ほど、ボールがつぶれにくく、
ほんの少しですが、クラブの面の方向に出やすくなります。

基本、アイアンのフルショットのヘッドスピードだと、
ほぼクラブヘッド軌道方向にボールは飛び出して、
クラブヘッドのリーディングエッジ方向に曲がって来るんです。

その傾向が多少面方向に飛び出しやすくなるということです。

(ご質問5)バックスイングのスピードは
早い遅い、どっちがいい?

私は、ゆったりが好きですが、ジャンボさんは超高速ですね。
大切なのは、リズム感です。

結果としてリズムよく上がっているように見えるなら、
どちらでも問題はありません。

この話題は今回はダフリの真実「リリース」とは少し話が違うように見えるかもしれません。
ですがちゃんと接点がありますので、その点についてお答えをさせていただきます。

リリースが早いとダフルというお話をしてきたのですが、
実はリリースしなくてもダフる事があります。

それは、もともとリリースといえるほどの手首のコックなどができていない場合です。

もし、手首をガチガチに固めてテークバックして、トップまで上げたとしたら、
もうすでにクラブがリリースされたような形となっています。

多少コックやヒンジが入ったとしても、その量がものすごく小さいとしたら、
トップからあっという間にその分を使い果たしてしまいます。

そして、結局ダウンスイングの早い段階で、
クラブがリリースされたのと同じ状況になるのです。

テークバックが早いと、ほとんどの場合は手首のコックも浅い事が多いですね。

逆に、テークバックが早い中でコックをしっかり作ろうとすると、
ご自分から無理やり手首を曲げたりしなければ作れません。

そのため、かなりの技が必要となります。

わざ師でもあるタイガー・ウッズでも、
テークバックの最初の1mはゆっくり長くが好きだったようです。

そのほうが簡単で、どんな状況でも同じようなスイングにしやすいですし、
クラブヘッドの重さも感じやすいですね。

また、テークバックを早くするということは、グリップを握る力も大きくなりやすく、
手で上げることにつながりやすくなります。

下半身の動きでテークバックできると、いつも同じ所にトップを作りやすく、
スイングは安定して、リズム感も良くなります。

そして、大きな下半身が動くので、シズムはゆったりしてきます。

疑問に思うことをすっきりさせる事で、練習に対する意欲が違うと思います。
今回は本当は練習方法もご紹介する予定だったんですが、
ご質問へのお答えを優先させて頂きました。

お答えを始めると、ついつい手が滑ってしまい、
紙面をいっぱいにしてしまう自分がいます。

それで、とうとう紙面がいっぱいになったと言いますか、溢れすぎてしまいましたので、
ここまで読み進めていただけた方がどれだけみえるか、多少不安にも感じるぐらいです。^^;

ご質問に対しての要点は押さえたつもりですが、どのご質問も
今回だけでは言葉足らずで、正しくお伝えできていないかもしれません。

そのような内容は、このコラムで別途話をさせていただくつもりです。

さて次回は、練習方法をお伝えしたいと思います。
引き続き、次回を楽しみに待っていていただけますでしょうか(笑)。

では、また。

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