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トップスイングにおけるトップの高さ

2012.12.15
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
 
おはようございます、小原大二郎です。
前回から、トップスイングについてのお話をしていますが、
今回もその話の続きで、
“トップスイングにおけるフェースの向き”
について、お話ししていきます。
これでひとまずトップスイングでチェックすべき
最後の項目になります。

■ノーマルな高さを作り出すことが重要
前にもお伝えしているように、ここではシャフトの位置、
トップの高さがスクエアになっていることを前提として考えます。
トップスイングにおいて、フェースの向きのスクエアは、
クラブのソールのラインが斜め45度になっている状態のことを言います。
この状態になっていれば、インパクトで振りぬいた方向に
正しく飛ぶことになります。
一方、このソールのラインが45度よりも空を向いていると
(地面と水平に近づいていると)クローズになります。
このフェースの向きの場合、フックの弾道になりやすくなります。
また、オープンは地面を向く形(地面と垂直に近づく形)で、
この場合はスライスが出やすくなります。
もし、トップの位置でフェースの向きをチェックしたときに、
スクエアではなくクローズやオープンになっていたら、
どのような可能性が考えられるでしょうか。
もしクローズやオープンになっていたら、
トップの前のバックスイングの肩から肩、腰から腰のところで
フェースの向きがすでにずれている可能性が高いです。
トップの位置でフェースの向きが間違っていたら、
トップの位置を直すだけではダメで、その前、その前と
チェックをしていくことが大事になってきます。
もちろん、腰から腰、肩から肩のところがうまくいっているのに、
トップの位置だけがずれているのなら、
修正を加えていくということで問題ありません。

 

■逆に戻って確認するのが基本
ここまでトップスイングの重心の位置やシャフトの向き、
トップの高さ、フェースの向きまでを、一つひとつ確認してきました。
このトップスイングについても、今までと同様に、
今まで説明してきた順番で練習・確認をするようにしましょう。
すなわち「重心の位置(前後)」「重心の位置(左右)」
を確認してから「シャフトの向き」「トップの高さ」
「フェースの向き」を確認していくということです。
フェースの向きよりもシャフトの向き、トップの高さのほうが
スイングに与える影響が大きいですし、バックスイングでも
詳しくお伝えしてきた重心の位置はそれよりもはるかに重要です。
たとえば、もし右ひじの位置が間違っていたら、
たいていの場合はフェースの向きも間違っていることがほとんどです。
特にフェースの向きがずれている場合というのは、
他のパーツ、あるいはトップに至るまでのプロセスで
間違っている可能性が極めて高いです。
腰から腰、肩から肩では正しいのに、トップのフェースが違うのなら、
トップを練習することになりますが、そうでなければその前、
その前とたどっていって原因を追究します。
必ず一個前に原因があるものです。
トップの高さ、フェースの向きなどは
常にこの順番でチェックするようにしましょう。
「その原因がどこから来ているのか?」肘なのか、腕なのか、
それでもダメなら肩から肩、腰から腰のところから来ている可能性もあります。
場合によっては、グリップがスクエアに握れていないところに
原因があるかもしれません。
必ずそれぞれの「一個前」に原因があるはずなのです。
何度もお伝えしているように、ゴルフの練習で大切なのは順番です。
練習する順番を間違えてしまうと、成果が得られにくくなってしまいます。
トップがだめなら肩から肩、それがだめなら腰から腰に戻って
もう一度確認するようにすることをおすすめします。
そうすることで、正しいスイングで先に進めることができるはずです。
次回からは、トップスイングの次の段階、
ダウンスイングについてお話したいと思います。
またメールします。
小原大二郎

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必殺技

2012.12.14
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。
今日は、集中力を取り戻す方法についてお話しします。
「最近集中力がないなあ」

「やっていることが長く続かないなあ」
と思っている人には特にオススメです。

■せっかくノッてたのに・・・
先日、家でこのメールを書いていた時のこと。
ノリノリでメールを書いていた時に、
ふと事務局から一本の電話がかかってきました。
もちろん仕事の電話なので、対応。
そして、、、その10分後、また事務局から電話。
またもや対応。
終わったものの、、、そこで集中力が切れてしまいました。
せっかく乗ってきていたのに。。。もったいない。
こうしたとき、あなただったらどうしますか?
人によっては、やめたやめたということで、コーヒーでも飲むか、
タバコを吸う人ならタバコに火をつけるかもしれませんね。
・・・しかしこんな時、私にはちょっとした必殺技があります。
どんなときでも、集中力を取り戻してしまう必殺技です。
これは、たとえば朝起きたときに、
「今日はどうも集中力がないなあ…」
と感じるときや、今回の私のように、ジャマが入ってしまって
集中が途切れた時など、いつでも使える方法です。
しかもこの方法を行うのには、道具も必要なければ、
特別なスキルや訓練などは一切必要ありません。

■とりあえず●●する
それは何かというと、、、
「とりあえず仕事にかかる」
ということです。
集中力がなかろうが、何となく調子が悪かろうが、
とにかく初めてみるのです。
集中力を上げてから何かを始めよう、再開しようとするのではなく、
何かにとりあえずとりかかることで、だんだん集中してくるのです。
確かにこの方法、始めた最初の3分ほどはつらいと感じます。
「あー、やっぱり無理」
そんなふうに思うこともあります。
でも、そこを通りすぎると、一気に集中状態に入れます。
そして、知らず知らずのうちに20~30分くらいたっていて、
いつの間にかノリノリになっている自分に気がつくんです。

■ゴルフの練習も同じ
この方法を使えるようになると、
たとえば仕事をしている方はとても仕事がはかどります。
そしてこれはゴルフの練習でも同じことが言えます。
練習を始める前に、
「今日は何となく気がのらないなあ。。。」
そんな時もあると思うのですが、
まずは1分、2分、3分、、、とやってみるのです。
もっと言えば、クラブを持って1回振るだけでもいい。
そうすると、1回振るだけでは済まなくなってきて、
いつの間にか5分、10分と練習している自分に気づくはずす。
集中出来ないのは、集中力が低下しているからではなくて、
「何もしていないから」なのです。
何かをすることで、
人間というのは集中するようにできているようです。
「とりあえず始めてみる」

「そうすれば集中力は後からついてくる」
これは普段の生活でも、ゴルフでも使える方法です。
ぜひあなたも試してみてください。

またメールします。
小原大二郎

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iPhone

2012.12.07
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
 
おはようございます、小原大二郎です。
今日は私の持っている「iPhone」(アイフォン)について。
あなたも電車の中や街中で、若者たちが画面をじーっと
画面を見ているのを目にしたことがあると思います。
このメールを読んでいる方の中にも使っていらっしゃるかもいると思いますが、
私にとってはけっこう手放せないツールになっています。

■もはや電話じゃない
iPhoneを使っていると、自分がもはや電話として使う時間のほうが
はるかに短いことに気づきます。
・パソコンとして(ネットを見るのもラクです)

・手帳&メモ帳として(文章を書く下書きを打ちこんでいます)

・テープレコーダーとして(レッスンの吹き込みもします)

・カメラとして(ブログやFacebookのアップに使っています)

・ビデオカメラとして(生徒さんのスイングなんかも撮ります)
人間というのは一度便利を味わってしまうと、
そこからなかなか抜けださせないものですが。。。
iPhoneがなくなってしまうと、かなり困るだろうなー、と思います。
最近では、生徒さんのスイングを撮って見せるのには画面が小さいので、
仕事のために「iPad」(アイパッド。本が読める大きめのやつですね)
を持ったら便利かなあ。。。なんて思っています。
■このメールの「設計図」もiPhone。。。
私がこのメールを書くときにも、
アイディアや下書きをこのiPhoneに打ち込んで、
あとで清書したりしています。
どちらかというと今日のメールの内容なんかは、
あまり考えずに書いていますが(笑)、
だいたいの場合は、ちゃんと書くための設計図、、、
いや、設計図というほど大げさなものではないですけれども、
「こんなことを落とし所にして書こうかな」

「こんなことが読んでいる人に伝わればいいな」
ぐらいのことは考えて書いています。
そのへんのことを考えずに書くと、
いつもより出来が悪くなってしまうのですね。
ゴールから逆算をして書くようにしないと、
うまくいかないんですね。
■ゴールからの逆算
この「ゴールからの逆算」というのは、
もしかしたらあなたがお仕事をされる時にも、
あるいはゴルフにおいても同じことだと思います。
たとえば、あなたが仕事で期限付きのプロジェクトをやるとしたら、
期限から逆算して何をしなければいけないかを考えるでしょう。
これはゴルフも同じです。
「●ヶ月で100を切りたい、90を切りたい」
そういう目標、ゴールがあってはじめて、
「じゃあ、そこにたどり着くまでにどうすればいいんだろう?」

「この時間内に何が必要なのだろう?」

「逆に必要ないこと、やらなくてもいいことはないだろうか?」
このような考えができるのであって、
逆にないのであれば、目標を達成するのはむずかしいかもしれません。
これは別に大きな目標ではなくてもよくて、たとえば
「一日5分ちゃんと練習したら、ビールを飲んでもいい」とか、
日常のほんのちょっとした小さな目標でもいいと思います。
ゴルフ上達のための設計図というと言い過ぎですが、
ゴールをきちんと見据えて行動することは、とても大切だと思います。
よし、何でもないiPhoneの話から、ゴルフの話に何とか着地できました(笑)。
またメールします。
小原大二郎

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トップスイングにおけるトップの高さ

2012.12.07
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
 
おはようございます、小原大二郎です。
 
前回から、トップスイングについてのお話をしていますが、
今回もその話の続きで、
“トップスイングにおけるトップの高さ”
について、お話ししていきます。

 
■ノーマルな高さを作り出すことが重要
トップスイングにおけるトップの高さは、トップの後のダウンスイング、
この後のスイング軌道に正しく入れるかを決定付けるものです。
したがって、ノーマルな高さを作り出すことが重要になります。
トップの高さのノーマルな位置は、肩から肩のシャフトの位置と
ほぼ同じぐらいの高さで、右肩の上の少し後ろぐらいに来るのが基準です。

 
グリップの両手が上がりすぎるとアップライトになります。
アップライトになるとスイング軌道が急角度になりますので、
アウトサイドインのスイング軌道になります。
そのため、9ボールルールの左方向に飛び出して、
プルフック

プル(引っ掛け)

フェード
のいずれかの弾道になります。

 
一方、グリップの両手が自分の背中後方、
低いところに来ているのをフラットと言います。
フラットになるとインパクトでインサイドアウトの
スイング軌道を誘発することになります。
そうすると9ボールルールの右方向にボールが飛び出して、
ドロー

プッシュアウト

プッシュスライス
このいずれかの弾道になります。

 
■トップの高さのカギは左腕の動き(左腕の高さ)
ノーマルの位置は先ほども述べたように右肩の上、
若干後ろぐらいのところに来ているのが基準です。
それと同時に両肩のラインと腰のベルトのラインが
平行になっていることを確認しておきましょう。

 
シャフトの向きを決めている重要な要素が右ひじの位置であることは
先ほどお話ししましたが、ここでトップの高さを決定付けているのは
左腕の動き(左腕の高さ)になります。

 
どういうことかというと、トップの位置で左腕が高く上がると、
必然的にクラブはアップライトになります。
また、トップの位置で左腕が低くなっていると、
自然とクラブがフラットになります。
つまり、両ひじの位置がそろっていたとしても、左腕の位置によってトップの高さ
(アップライト、ノーマル、フラット)が決定されてしまうということです。
実際にクラブを持ってトップの位置を作っていただければわかると思いますが、
両ひじのラインが水平になっていても、左腕の高さによって
アップライト、フラットになることがわかると思います。

 
かなり細かい話になりましたが、
・トップのシャフトの向きを決めているのが右ひじの位置であること

・トップの高さを決めているのが左手の高さであるということ
この2点をひとまずここでは押さえておきましょう。

 
次回も、トップスイングの話を続けます。
またメールします。
小原大二郎

 

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シャフトの向きはオンプレーンでなくてもいい?

2012.12.07
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
 
おはようございます、小原大二郎です。
 
前回から、トップスイングについてのお話をしていますが、
今回もその話の続きで、
“トップスイングのシャフトの向き”
について、お話ししていきます。

 
前回もお話したように、初心者はあくまで教科書的にはオンプレーンの
スクエアなライン、オールスクエアを目指してほしいところです。
しかし、必ずしもそれが選択肢の全てではないのです。

 
■究極的には正しいスイングはない
前回からお話しているトップスイングのシャフトの向きについては、
初心者であれば、教科書的なところを外さずにおいたほうがベターです。
しかし、中級者、上級者になるような人は、自分のスイングの特徴を理解して、
打ちやすい球筋を意識して打っていったほうがいいこともあります。

 
ある程度オンプレーンから外れていても、少しの範囲なら問題ないと考えています。
究極的にはどのスイングが正しいということはありません。
それぞれの特徴と傾向を押さえた上で、
「自分が今どうなっているのか」

「自分にとって理想的なスイングはどういうものなのか」
を知っておくことが大切です。

 
そのことで、自分がラウンドする時に、
「スライスボールを上手に使いこなしたほうがいいタイプのゴルファーなのか?」
それとも
「ドローボールを使いこなしたほうがいいのか」
を、自分で決めることができます。

 
■特徴を生かした球筋を作る
たとえばあなたが、トップで若干レイドオフになりやすい
スイングをしているなら、自分のスイングの特徴を逆手に取って、
フェードボールを持ち球にするというスイング戦略も考えられます。
この場合、無理にストレートボールを打とうとしないで、
フェードボールを狙うことで再現性の高いスイングを得ることもできます。
自分のレイドオフの特徴を生かして、
自分の球筋を作っていく、ということですね。

 
一方、少しシャフトクロス気味の人が
スライスを打つのは難しいかもしれません。
しかし、だからといってそれを無理矢理直す以外に
方法がないということではありません。
クロスならドローを自分の持ち球にすればいい、
そういう戦略も決して間違いはないということです。

 
もちろん、度を越えたシャフトクロス、レイドオフは問題外ですが、
自分の現状と可能性を見極めずに、
やみくもにスイングを直そうとしてもしかたがありません。
でも、「それでもやっぱりストレートボールが打ちたい…」
とおっしゃる方もいらっしゃると思います。
では、9ボールルールで言うところのストレートボールを
打ちたいのであれば、どうすればいいのでしょうか。

 
■それでもスクエアが打ちたいのなら・・・
ストレートボールを打つ際に必要なのは
「トップに来る前、肩から肩のところのグリップエンドの向き」

「肩の回転度合い」
とりわけこの2点がしっかりできていれば、
トップの位置でシャフトの向きもしっかりとできてきます。

 
また、オンプレーンに乗せるための条件として、
右ひじの位置と左ひじの位置が水平になっているかどうかにも注意しましょう。
右ひじと左ひじの高さがそろっていて地面と水平になっていることが重要です。
特に、右ひじの位置がシャフトの向きを決めていると言っても過言ではありません。
右ひじが上がるとクロスになりやすく、
右ひじが下がるとレイドオフになりやすくなります。

 
せっかく腕の位置が正しく合っていても、右ひじの位置が変わってしまうだけで、
クロスやレイドオフになってしまいます。
ですので、日頃から鏡などで後ろからのひじの位置を確認して、
右ひじと左ひじが水平になっているか、
右ひじが上がったり下がったりしていないかを確認しておきましょう。

 
次回も、トップスイングの話を続けます。
またメールします。
小原大二郎

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