From:徳嵩力一
千葉のクラブ工房より、、、
こんにちは。プロクラブフィッターの
徳嵩力一(とくたけ・かついち)です。
今日なんですが、あなたに
「パターの選び方は他のクラブと真逆?」
という話をさせていただきます。
先日、パターの話をさせていただきましたが
ご覧になった方から、こんな質問をいただきました。
「徳嵩さんのお話は、どちらかというと
『クラブに合わせていくことでスイングがよくなる』
という考え方をしているのかなと思っています。
ですが、パターの場合は
どちらかというとゴルファーに合わせて選ぶという
考え方に感じたのですが。。。
間違っていますでしょうか?」
はい、これについては。。。
パターフィッティングの場合…
確かに、パターフィッティングをする場合、
お客様がもともと持っている
・お客様がパターによって
どのようなイメージを好むのか?
(たとえば打っていきたいのかどうか、など)
・どういうところに視点が行っているのか?
(どういうふうにラインを見ているのか、など)
このへんのところが、
かなり人それぞれ違ってきます。
そのへんを見させていただくために、
お客様にはいろいろなパターを打っていただくことで
「ああ、このパターに変えたら
そういうふうに動いちゃうのか。。。」
「こっちのパターに変えたら
むしろこういう風に動くのか。。。」
というところを見させていただきながら
「消去法」のような感じで選んでいきます。
パターの行き着くところは「個々の感覚」
そうした点で言えば、パターのフィッティングは
確かにどちらかというと
「打つ人の感じにすり合わせていく」
感じだとは言えるかもしれません。
たとえば、車を運転しているとして
赤信号で止まるとなった時に、
「何メーター手前でブレーキを踏み始める」
といったことは、特に考えていないはずですし、
「スピードメーターを見ながら
スピードを落としていってピッタリ合わせる」
ということもするわけでもないはずです。
おそらく、目に入って来る景色や
景色の流れる速さなどの情報を元に、
ブレーキの操作をしているはずです。
それはパターともちょっと似ているところがあって、
カップまで何メートルだから、
何十センチテークバックを引いて。。。
ということはしていないと思うのです。
ですのでやはり、パターでは
・個人の感覚をしっかり養いつつ
・その持っている感覚を活かせるパターを選ぶ
が重要だということになります。
振ったところに芯があるようなパター
ということで、パターフィッティングでは、
・打つ人が一番、手が動く
・ストロークしやすい
そんな形だったり長さだったりを、
選んでいきます。
そういう意味では、冒頭の質問をいただいた方の言う通り
他のパター以外のクラブの選び方とは
ちょっと逆な発想には、なるかなと思うんですね。
(もちろん、パター以外のクラブであっても
きちんとそのお客様に合わせてはいるんですが)
パターの場合は、ヘッドの形状によって
ゴルファーがスムーズに振りやすく動けるかが
大きく変わります。
その振りやすさは、芯に上手く当てられるかに
直結するものになり。。。
振ったところに芯があるようなパターを
ちゃんと選んであげるようにする。
それがパターフィッティングになるわけですが、
その時にパターの形状や刻まれたラインなどを
その人に合ったものを的確に選べるかどうか。
そして質のよいパターに出えるかどうかが
ポイントとなってくるのは、言うまでもありません。
追伸
ということで、今日の話の一部を
以下のビデオの中でもお話ししています。
どうぞ、お楽しみください。
音が小さいと感じる方はボリュームを上げてお聞き下さい。
パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコン(または)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。
それでは、また次回。
徳嵩力一
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