まずはクラブを握ろう

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2013.10.17
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

突然ですが、あなたに質問です。

 「あなたが最近クラブを握ったのは、いつですか?」

もちろん、このメールをお読みの方はゴルフを心から愛している方が多いので、
あなたも「もちろん毎日振っていますよ」とお答えになるかもしれません。

しかし、、、お仕事や体調などの何らかの事情で
「最近クラブを握っていなくて。。。」という方もいらっしゃるのではないかと思います。

久々のゴルフでグリップにズレが。。。

私が前から教えていらっしゃる方で、少し前に
「またレッスンをお願いしたい」という方が最近いらっしゃいました。

名前は仮に「Sさん」としておきますが、
おそらくレッスンをするのは1年ぶりぐらいだと思います。

Sさんは1年前までは定期的にレッスンをしていた頃は、
いいときは80台、悪くても100を超えることはないところまで行きました。

しかしながら、その後ちょっとだけ体調を崩されたのをきっかけに、
レッスンから足が遠ざかっていたんですね。

正直、今はかなりレッスンのスケジュールがキツキツの状態だったのですが、
せっかくのSさんのお願いということで、ちょっとだけ見ることになりました。

Sさん「お忙しいところすみません。
    最近サボっていたんで、ちょっと見てもらおうと思いまして」

小原 「いえいえ。最近ラウンドしていますか?」

Sさん「いえ、実は来月久しぶりにラウンドがあるので、
    久々クラブを振っていたんですが、、、しっくり来なくて」

小原 「そうですか。。。ちょっと何球か打ってみましょうか?」

Sさん(ボールを打つ)

小原 「なるほど、、、ちょっと以前に比べてグリップがウィーク気味になってますね。
    もしかしたらそのへんが違和感の原因かもしれませんね」

Sさん「え、本当ですか?」

小原 「ええ、ちょっとだけ自分の意識ではストロング気味に握ってみてもらえますか?」

Sさん(再度ボールを打つ)

小原 「どうですか?」

Sさん「ああ、確かに、以前打っていた感覚って、こんな感じだと思います」

小原 「そうですよね。体調を崩されても、グリップを握るだけならできますから、
    体調が悪いときでも、グリップの感覚は続けたほうがいいかもしれません。
    クラブを握っているだけでも、気分転換にはなりますしね」

Sさん「なるほど。。。ありがとうございます。
    ああ、やっぱり無理言って来てよかったです」

悪いグリップからいいスイングは生まれない

極めて当たり前のことですが、、、
ゴルフをする上で、クラブを振ることなしには結果は出ません。

「クラブを振る」と一言で言ってしまいがちですが、
そこにはスイングということだけではなく、
グリップやアドレスという、スイングの前段階に当たる要素もあります。

グリップやアドレスの基本がしっかりしていなければ、
どんなにいいスイングをしていても、いい結果が出ないことは多いのです。

先ほどのSさんを例に取れば、Sさんのような実力的に80台が出せるような人でも、
グリップやアドレスに変なクセ出てしまって、思うようにスコアが伸びていない。。。

レッスンをしていると、そんなケースによく遭遇するのです。
まさしく、

 「悪いグリップからいいスイングは生まれない」

ということですね。

自分がどんなクセがあって、そのクセが出ないようにする方法、
活かす方法がなければ、あなたが望むような結果はついてきません。

もしあなたが今、Sさんのようにブランクがあってスイングが安定しない、
あるいは、ゴルフでちょっとしたスランプ状態にあるのなら、、、

まずはグリップとアドレスを一度確認してみることをオススメします。
そこでの小さなズレが、大きなズレとなっている可能性もあるからです。

ゴルフ上達の3つのポイント

ですので、日々グリップやアドレスを自分で確認することで、
そうしたズレを確認することができます。

そこで、こうしたグリップやアドレスの確認も含めて、
ゴルフ上達のための3つのポイントをおさらいしておきたいと思います。

◇ポイント1 グリップ、アドレス、スイングはプロのアドバイスを

ゴルフスイングについては、見ていただけるプロがいるのであれば、
直接見てもらうのが一番です。

もちろん、お金や時間の問題もあるので、
人によってはなかなか難しい面もあるかもしれません。

しかし、そうすることで次の間違いを減らすこともできますし、
「本当にこれでいいのかな?」という疑いを持ちながら練習をすることもなくなります。

◇ポイント2 練習は自己責任

いくらプロにスイング全般を見てもらったとしても、
それを実際にやらないのであれば、全く無意味になってしまいます。

極めて当たり前のことですが、、、
自分のスイングを、自分で作っていくより仕方ありません。

プロに見てもらったから安心、という考えは捨てましょう。
見てもらっても、あくまでそこからがスタートラインと考えて下さい。

◇ポイント3 常にクラブを握ること

先ほどのSさんのように、2ヶ月、3ヶ月とクラブを握っていないと、
その感覚を忘れてしまうことは少なくありません。

それを継続するためには、常にクラブを煮る感覚を持ち続ける必要があります。

かといって、別に毎日フルスイングでボールを打てというわけではありません。

小さなスイング、たとえば腰から腰のビジネスゾーンの確認や、
ボールは打たなくても、日々グリップを握って確認するだけでもいいのです。

これを続けることで、あなたが積み上げた時間や労力を無駄にせずに済むのです。

この3点、いつも私がお伝えしていることと重なる部分はあるのですが、
いい機会なので改めてお伝えしようと思いました。

とにかくクラブを握ること。
それがあなたのゴルフをサビつかせない一番の方法なのです。

またメールします。

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小原 大二郎
1976年2月生まれ  ジャパンゴルフツアープレイヤー兼レッスンプロ 「100切り・最短シングル専門レッスン」を提唱。18歳で初めてゴルフを経験し、殆どの時間を練習場で過ごしながら26歳でプロデビューを果たすという異例の上達を遂げる。その経験とこれまでの指導経験、海外での研究経験を元に「5ラウンド以内に100を切る」「半年でシングルを達成する」わかりやすいレッスン内容と、温厚で頼りがいのある人柄が人気を呼び、運動神経に自信がない女性や高齢、80台に到達できないアマチュアから絶大な支持を得る。また実践レッスンには芸能人をはじめ、連日多くのアマチュアから問い合わせを受ける。
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小原 大二郎

小原 大二郎 について

1976年2月生まれ  ジャパンゴルフツアープレイヤー兼レッスンプロ 「100切り・最短シングル専門レッスン」を提唱。18歳で初めてゴルフを経験し、殆どの時間を練習場で過ごしながら26歳でプロデビューを果たすという異例の上達を遂げる。その経験とこれまでの指導経験、海外での研究経験を元に「5ラウンド以内に100を切る」「半年でシングルを達成する」わかりやすいレッスン内容と、温厚で頼りがいのある人柄が人気を呼び、運動神経に自信がない女性や高齢、80台に到達できないアマチュアから絶大な支持を得る。また実践レッスンには芸能人をはじめ、連日多くのアマチュアから問い合わせを受ける。

 

まずはクラブを握ろう」への9件のフィードバック

  1. 永井 修

    以前GOOプロジェクトに申し込みをして腰痛により退会をしました。小原先生の指導が悪いと思わないで頂きますように。
    さて、今回の記事を拝見して腰痛であってもグリップの握りビジネスゾーンを忘れないように感覚を保って行きたいと考えます。また腰痛が治ればコースに出たいと思います。

    返信
  2. スカネシア

    なるほど、ゴルフ(スイング)の感覚を維持もしくは喪失を少なくするには、絶えず(毎日)グリップを握ったりクラブを振る(素振りでも)のですね。これまで、猛練習後にコンペでプレーし、一仕事した積りで、その後ブランク期間を作っていました。その結果、せっかくの練習なりその成果を
    無駄にし、又ほぼ初めからやり直しのような形で取り組んでいました。以後気をつけていきたいと思います。 以上

    返信
  3. 塚越義夫

    お世話になります。
    最近ドライバーが不調です。
    フックが出たり、スライスになったり、ほぼ真ん中に飛ぶことはほとんどありません
    野球ならばほとんどファールです、一発勝負のゴルフではスコアはまとまりません
    どのようなことを注意しながら練習すればいいでしょうか
    ほぼ毎日早朝にうちっぱなに通っています。
    ただし今年の5月ごろはよかったです。
    アドバイスよろしくお願いします。

    返信
  4. 宮本武志

    練習場でゴル友に遭いました。グリップ握り方について教わりました。彼は左肩を大きく左上から回して肩口から入れるのだ。そしたら自然に左脇が閉まる。とにかく、右手とか右腕が余計な操作をしないで左手1本で操作すればいいのです。
    右手でグリップ操作して左手を合わせるのはあまり関心しないと言います。

    返信
  5. 宮本武志

    小原先生の”まずはクラブを握ろう”に共感しました。実は私も数年前に手術をしました。
    もちろん、大好きなドライバーが全く振れません、AWかSWでのビジネスゾーンしか振れません。
    練習ボールは1籠も打てず、情けない時期がありました。病室でもグリップ付きの短いアイアンを数本持参して杖代わりに握りだけはしていました。術後、1ケ月経過しても「手打ち」でPWまで打つことができるようになりました。半年経過、1年経過して、ドライバーとFWをスイングできるかなとまで、回復してきました。術前のような力強いスイングは消えました。2年経過、体調変化のせいか、真っすぐ飛びだしてから途中で左へアイアン7番・6番がドローならいいのですが、フックです。
    下手打ちするとチーピンになります。グリップをストロングにしたり、ウイーク気味にしたりしましたが、改善しません。体のどこかが支障をきたすと、本能的にどうしてもそこをかばうようです。
    無理に体の回転運動の下半身を止めているのが、自分でもわかります。術後3年目になると、毎日、5キロの朝と夕方のランニングができるようになりました。ドライバー飛距離は当時とは格段に落ちましたが、210ヤードまで、それも、狙ったフエアウエイを外すことが無くなりました。しかし、ミドルホールで2打目の残り距離が170ヤード以上となり、6鉄か上りなら7FWです従前でしたら9番かPWの125ヤードで楽々、2オンでしたのが夢のようです。グリップの重要性は「わかっている」ようでしたが、現実に手術をするとスイングはその人ごとに「大きく変わります」から、腹筋を大きく使えない方には「それなりのグリップの握り方」があると私は体験しました。練習場でゴル友が”ウイークグリップはだめだ! もっとストロングに、そうだ、上からグリップを握るヘビーグリップだ!!」と叫んでいます。それも正しいかもしれないが、今の私は受け入れるとチーピンする。
    以前のように250ヤードはたまに出るが、どこに行くか、わからん。しかし、無理をしないで、諦めないで復調している自分がうれしいです。

    返信
  6. Mauve

    いいですね~~^^
    いくらプロにスイング全般を見てもらったとしても、
    それを実際にやらないのであれば、全く無意味になってしまいます。

    極めて当たり前のことですが、、、
    自分のスイングを、自分で作っていくより仕方ありません。

    プロに見てもらったから安心、という考えは捨てましょう。
    見てもらっても、あくまでそこからがスタートラインと考えて下さい。

    私に当てはまる**  耳が痛いが、ホントのことですね。
    はい、クラブを握りましょうね!!

    返信
  7. 石井正光

    63歳でゴルフを始めて2年半がたちました、去年100を切り
    目標が90切りになりました。
    今年7日・・・DVDを購入して週3日の練習時にビジネスゾーンを
    意識したハーフスイング・肩から肩スイングを続けていました。
    最近になってインパクトの位置が自覚できるようになったと
    感じてきましたので、目標を50・70・100ヤードの位置に決め
    ビジネスゾーンを意識して目標を狙ったスイングで練習を続けて
    きました。
    先週のコンペで、ベストスコアー44/40の84がでてBGを獲得
    一気に楽しさが倍増しました。
    ビジネスゾーンを知る事は何よりも効果ありですね。

    返信
  8. ヨッシー

    毎日クラブを握っていますが、それでも変なクセが
    生まれてしまう事もありますね。

    最近、フックぎみの弾道に悩んでいましたが、フェイスを
    開きぎみにかまえてやっと真っ直ぐ行く様な感じでした。

    最近、なんとなくアライメントスティックを、ターゲットライン
    と並行に2本置いてその間にボールを置いて打ちました。

    すると直ぐにアドレスがクローズぎみになっている事に気づきました。

    原因はこれでしたね。しばらくはアライメントスティックを置いて
    スクエアなアドレスの感覚を身体に覚えさせようと思います。

    返信

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