From:江連忠
神戸の自宅より、、、
こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
さて、今日あなたにお話したいのは、
「全米オープンもあなたのスコアUPに結びつく」
です。
先週、全米オープンが終わりました。
ブルックス・ケプカが、2連覇。
連覇は1988~89年のカーティス・ストレンジ以来の、7人目。
その前の連覇は、1950~51年のベン・ホーガン。
近年ではまれな快挙でした。
歴史が、また新たな1ページが生まれた日でした。
いつの試合を見ていてもそうですが…
プロの技術の凄さ
全米オープンなどのメジャー大会に限らずそうですが
「やっぱり、プロの技術はすごいな!」
あなたも見ていて、そう思ったかもしれません。
とはいえプロでも、いろいろなミスはします。
ご存知の通り、こういう試合も本当に少ないのですが
今回は優勝スコアがオーバーパーになりました。
グリーンを捉えたボールが、そのグリーンから
出ていってしまうということも多々ありました。
私は今回の全米オープンを見ていて、
あなたにこんなことを改めて知ってほしいなと思ったんです。
それは。。。
「気象状況によって、コースがガラッと変わる」
これはどのゴルフ場でも同じです。
たとえばグリーンの芝も、ちょっとずつ伸びていくわけですから
朝に刈っても、どんどん伸びていくわけです。
短い方が当然、グリーンが早いわけですから、
時間を追うごとに、グリーンは遅くなるはずなのです。
ところが、風が吹きます。
人がグリーンの上を歩きます。
どんどん締まってきて、ボールが止まりづらくなります。
そうすると、ボールが転がる、弾むようになります。
(当然、雨が降ったりすれは話は別ですが)
気象状況で飛距離も変わる
また、気圧が変わったりすると、飛距離も変わってきます。
アマチュアの方が午前中にプレーして
ハーフで休んで、午後出ていくと
「あれ、午前中は飛んだのに、午後は飛ばないな?」とか、
「もしかしたら、自分が疲れているんじゃないか?」とか、
「脚力が弱っているんじゃないか?」とか。。。
もちろん、ゴルファー自身の体調の影響もあるでしょう。
ですが、そうしたその時々の状況によって、
飛距離も変わってくるということにも
気づいて、理解してほしいわけです。
私はいろいろなところで言っていますが、
本当にゴルフが上手い人、上手くなる人というのは、
「そうした細かい所まで、気づける人」
だと思っています。
自分の今の状況はもちろん、
天気や風が見える、観察力がある人です。
観察力があると、それにどう対応していくかという
状況判断力がついてきます。
それが、ゴルフでスコアを良くする上で
非常に役に立つんですね。
「こっちに山があって、こっちに池があったら、
これは平らに見えるけど、実はこういう傾斜なのかな」
「次の向こうのホールも
同じように傾斜しているんじゃないか」
「風って、こう流れるんじゃないかな」
こうしたことを、プロは本能的に感じているわけですが
アマチュアのあなたも、ちょっとそういうことを考えながら
ゴルフをしていくだけで、大きくゴルフは変わります。
午前中はアンダーパー、午後からオーバーパー…
たとえばプロのツアー、メジャーの大会でも、
トップが9時スタートで、一番最後の組が
2時スタートだったりすれば。。。
気症状況が大きく変わって、同じコースでやっているのに
午前中はアンダーパー、午後からオーバーパーばかりということも、
日常茶飯事なわけです。
ゴルフというのは、ピンの位置や距離だけでは
難易度を計れないところがあるので、同じコースで回っていても
優しい時と難しい時で、差が出てしまうわけですね。
今回の全米オープンでも、
特に三日目午前中のスタートの選手が
7オーバーとかでした。
その7オーバーからスタートした2人が
4アンダーを出して、最終日トップにいった。
最終組のダスティン・ジョンソンが出るころには、
もう上がっていたと思います。
それでダスティン・ジョンソンが難しい状況の中で
3日目(+7)を終えて下がってくる。。。
ゴルフコース、特に素晴らしい良いコースというのは
本当にガラッと表情を変えたり、牙をむくわけです。
そこにどう対応していくかが
不公平で公平な、ゴルフというスポーツの
また面白いところでもありますね。
観察眼をつけるためのトレーニング方法
そういうところを楽しんでもらえると、
今後のゴルフを、見るのもやるのも
面白くなるのではないかなと思います。
そのような観察眼をつけるためにできることとして
まず第一にできることと言えば、
「自分が打ったショットを全部覚える練習」
まずはこれをやってみてください。
そしてさらに、一緒に回っている人が打ったプレーも
覚えるようにしてください。
これが出来てくると。。。
・その時の風
・気温
・芝の状況
・グリーンの状況
・グリーンのレイアウト
こうしたことが、どんどんわかるようになってきます。
ぜひ、ゴルフの観察眼をつけていただいて、
ますますゴルフのスコアも良くして、
生涯楽しくゴルフができるようになって下さい。
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ゴルフほど結果が自然の条件に左右されるスポーツはありませんね。確かにスキージャンプや耐久レースなども気象条件によっての運不運が結果を左右する競技はたくさんあります。しかし、ゴルフは同じコースをプレーしても最初の組と最終の組では、数時間のずれが生じるのは、当たり前になっておりスコアに対する調整はゼロですね。何か修正基準を作ってもいいような気がします。一度考えてみることも必要ではないでしょうか?