練習で「工夫」してますか?

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2014.05.29
kondo

From:近藤雅彦
スタジオスマイラックより、、、

おはようございます、近藤です。

先日のこと。
千葉から神奈川へ引っ越す友人の手伝いに行ってきました。

「ホリ」という奴なんですがこいつが無類のマンガ好きでして。

家に2000冊くらいマンガがありました。
もう漫画図書館でも開けばいいのに・・・。

もちろん引っ越し先には、それを全部持って行くと。
これはやばそうだなという予感がビンビンしてました。笑

荷物が多いので時間効率を考えて、重い箱と軽い箱を一変に運んでいたんですが、
しかし本って重いですね~~。

僕は体力には自信がありますが、
さすがに腰にずしっときてしまいました。

そんな時「ホリ」が言った一言・・・

「え、何やってんだよ。軽いものを下にして、重いものを上にすれば楽なのに」

(は!?なんだそりゃ!?)

普通重い箱と軽い箱があったら、軽いのを上に置いて運びますよね?
でもホリが言うには、その軽いのを下にすると軽く感じるんだそうです。
騙されたと思ってその通りにすると・・・

「か、かるい・・・」

本当に嘘のように軽く感じたんです。

僕は知らなかったんですが、実はコレ有名な話だそうですね。

人間は重いものを抱えて持つと、バランスを取るために、体を後に反らします。
そうすると、下の箱は手で支えているだけですが、上の箱は胸のあたりに重さがかかる。

手を伸ばしてものを持つと、バランスを取るために腰に力が入りますが、直接体の上に乗っている場合は、腰に力は入りません。

頭の上にものを乗せて運ぶアジア系の女性がいますが、これは腰に力の要らない持ち方なんだそうです。

だから重いものを上に持った方が、バランスが取りやすい。
そして腰や腕に力をかけずに済む、といいうことだそうです。

「へぇ~~~~」と思わず感心してしまいました。

いつもと視点を変えると思ってもみなかった結果が生まれることってありますよね。

そこでこんな話を思い出しました。

今から数年前。
私がプロを目指していたころの話です。

日本のメジャー競技でも優勝をしているTプロと、
オフシーズンに練習や合宿などを、よくご一緒させてもらっていました。

そのときTプロから、

「バンカー内で左右の片手打ちを練習すると良い」

とアドバイスをもらい、朝から晩まで砂の中で良く練習をしました。

ただ、バンカーからと言っても、砂を払っていくのではなく、ボールをクリーンヒットする練習です。

これがとっても難しい ^^;
体と腕が同調して振れないと、全く当たりません。。。

そして、マットの上や、ふかふかした芝の上のは違って、入り方がとてもシビアなのです。

ダフってしまうと、「パフっ」と悲しい音とともに、ボールは全然前に飛びません^^;
上手く打てると、「カシュっ」と乾いた音とともに、振った通りの距離が出てくれます。

この練習を継続していると、何が良くなるのか?

コース内で、芝の上から、または少しライが悪いくらいでは動じなくなるんですね。
バンカー内のクリーンヒットよりは易しいですから、、、

そして、両手でグリップして打てることにすら、幸せを覚えます(笑)。

わたしも、実際コースでアプローチやショットを打つ時のメンタルが変わっていくのを感じました。

このように、練習方法を工夫することによって、コースで、さらには試合で「生きる練習」を行っているプロゴルファーは多いです。

バンカーから練習することが難しい方は、マットで練習する際に、ボールの後方にガムテープを貼って、それを剥がさないように打つ。または、ボールの前方に貼ってそれを剥がしていく練習などは同じような効果がありますよ。

練習では、ミスが見える、または、目的のはっきりした練習を行うことをオススメします。

そして、正しくできたのか、できなかったのか、フィードバックのある練習を行うことが効果的です。
練習は工夫次第で効果が何倍にも変わってきます。

みなさんはどんな工夫をして、練習をされていますか?

少しでも参考になれば、嬉しいです。

また、メールします。

こんどう

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近藤 雅彦
東京都出身。立教大学を経て、茨城、千葉県内のゴルフ場をベースにツアー出場を目指し経験を積む。プロキャディ経験も豊富にあり、ゴルフに対する知識と経験は人並み外れた量をもつ。JPGAティーチングプロを取得し、本格的にレッスンプロとして活動してからは1日でスライスを解消させるなど、ミスショット矯正のスペシャリストとしてメディアでも話題に。ゴルフパフォーマンスのトップコーチとしてコーチ育成にも精力的に取り組んでいる。近藤コーチのレッスンを受けるために、沖縄や北海道からわざわざ通うファンも多い。
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近藤 雅彦

近藤 雅彦 について

東京都出身。立教大学を経て、茨城、千葉県内のゴルフ場をベースにツアー出場を目指し経験を積む。プロキャディ経験も豊富にあり、ゴルフに対する知識と経験は人並み外れた量をもつ。JPGAティーチングプロを取得し、本格的にレッスンプロとして活動してからは1日でスライスを解消させるなど、ミスショット矯正のスペシャリストとしてメディアでも話題に。ゴルフパフォーマンスのトップコーチとしてコーチ育成にも精力的に取り組んでいる。近藤コーチのレッスンを受けるために、沖縄や北海道からわざわざ通うファンも多い。

 

練習で「工夫」してますか?」への7件のフィードバック

  1. イーグル

    私は家の中に1.5mぐらいの距離のアプローチ練習ができる環境を作り、毎日50球ぐらい、左手一本、右手一本、左足一本、右足一本、これを組み合わせたやつ、スプリットハンドグリップ、クロスハンドグリップといろいろと工夫しながらやっています。

    これだけ練習しても、コースではわずかにダフルことが時々あります。
    近藤プロの一押しの室内でのアプローチ練習ドリルがあったらぜひお願いします。

    返信
  2. 高永 隆次

    私も練習場で紙の粘着テープ(所謂ガムテープ)をボールの前(2CM位手前)と後ろ(直後)に貼ってアプローチの練習、ビジネスゾーンの練習を行っています。これがとても難しく、3回に2回の割合で出来れば良い方です。ボールの手前のテープをヘッドに絡ませず、後ろのテープのみを絡め捕る。(恥ずかしいので、練習場の一番右端の打席で毎回約100球やっています。ボールの後ろのテープは、1回毎に貼り直しが必要なので、結構面倒!)・・・この練習を行っていても、現場でのラウンドでは、(ざっくりは余り出なくなったが)トップ目で距離が合わなくて苦心して居ます。道の険しさを実感して居ます。

    返信
    1. 近藤 雅彦kondo 投稿作成者

      どうしてもすぐに効果は出ませんが、続けていくうちに必ず結果として返ってくる練習です。今苦しい気持ちはとてもよくわかります。僕も同じでした。これからも上達のヒントをお伝えできるように頑張ります。応援しています!

      返信
  3. セバスチャン

    近藤プロ

    こんばんは。

    私は特に30〜50ヤードのアプローチショットが大の苦手で、8割がたダフってしまいます。ここが克服できると、もう少しスコアがアップすると思います。

    ボールの手前にガムテープを貼る練習、とても参考になりました。早速やってみたいと思います。

    また、ご指導のほどよろしくお願いいたします。

    返信
    1. 近藤 雅彦kondo 投稿作成者

      ガムテープの練習はどこでも出来るのでおすすめです。小原も僕も、推薦している練習方法です。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

      返信
  4. ビンセント

    近藤プロ、こんばんわ。

    練習場では、必ず片手打ちの練習を行うようにしています。
    左片手打ちにはとても苦労しましたが、少しずつちゃんと
    当たるようになってきました。コースでもアプローチのミス
    が少なくなったように感じます。これからも、継続してもっと
    もっと確率を上げていきたいと思います。

    返信
    1. 近藤 雅彦kondo 投稿作成者

      片手打ちすごく難しいですが、とても効果的な練習でオススメです。頑張ってくださいね!

      返信

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