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シングルになりたければシングルは目指すな?

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は、
「シングルになりたければ、シングルを目指すな!」
というお話です。

 
あ、でもこれは別にシングルに限ったことではなくて、
・ベストスコアを出したい人

・100を切りたい人

・90を切りたい人
にも共通する内容ですので、安心してお読み下さいね。

 
■本当に「本気」なのか?
さて、私は日々、いろいろなレッスンの生徒さんを
見させていただいています。
中にはものすごい熱意を持ってレッスンにいらしていて、
「シングルになりたいんです!」
こんなふうにおっしゃる生徒さんも時々いらっしゃいます。

 
もちろん私も、そうした生徒さんの心意気にこたえられるように、
精一杯レッスンをさせてもらっていますが、、、
ですが実際、本当にシングルになりたいと心の底から思っている人は、
実はあまりいないんじゃないかと思うときがあります。
もちろん、私の周りの方は本当に本気の人ばかりですし、
おそらく他のレッスンプロについている方なんかよりも必死で
今より本気でうまくなりたいと願っている人ばかりだと思います。

 
ですが中には、口ではシングル、シングルと言っていても、
「まぁ、贅沢は言わないから、とりあえず100が切れればいい」

「90台で回れれば、一応カッコは付くよなぁ、と」

「プロになるわけじゃないから、そこまで本気になれないよ」
本当の本当は、その程度なんじゃないかと思うときがあるんですね。

 
■そんなに都合よくはいかない
実際、がむしゃらにがんばらなければ達成できない目標よりも、
“そこそこのスコア”みたいなポジショニングに向かって、
“そこそこ頑張る”みたいな努力で、
「サクッ」と達成できればいいなあ。。。
ぐらいのモチベーションでやっている人の方が、
実は圧倒的に多いと思うんですね。

 
しかし残念ながら、、、
ゴルフというのは、自分の思い描いている程度のサイズでは、
達成ができないというのが現状なんじゃないかと思います。
例えば、「100を切ろう」と思っても、100を目標にすえてしまったら、
何かの予期せぬトラブルがあれば、100を切れないことになってしまいます。

 
「たとえそうしたトラブルがあっても100が切れるように」
と考えると、勢いとしては90ぐらいのスコアを目指してやる必要があります。
100を目指す人が、中途半端に100を目指しているだけでは
100が切れたり切れなかったりという状態が続いてしまうと思うんですね。
(もっとも、ただ「瞬間風速的に」100を切るだけでいいなら、話は別です)

 
■もう一段階ストレッチ
もしあなたが100を切りたいのなら、
「スコア90を達成するにはどうすればいいか」
90を切りたいのなら、
「シングルになるにはどうすればいいか」
シングルになりたいのならいっそ、
「スクラッチになるにはどうすればいいか」
もう一段階上の世界に行こうとするぐらいの、
それぐらいの心意気で望まないといけないと思うんです。

 
これが、私が冒頭に言った、
「シングルになりたければ、シングルを目指すな!」
の意味です。

 
ちょっと厳しいことを言ってしまったかもしれませんが、
目標を達成するには、それぐらいの心意気を持ってやってほしい。。。
というのが、私の本音ではあります。
それぐらいの、ある意味「欲深い」パワーがなければ、
結果的に“そこそこのスコア”というゴールにすら
たどりつかないんだと思います。

 
再度、自分の本当の目標を確認してみてくださいね。
またメールします。
小原大二郎

スコアを気にしするとスコアアップできない?

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
最近、レッスンをしている女性の生徒さんからメールが来ました。
Fさんという方で、年齢は40代。当時の平均スコアは110ぐらい。
この前のラウンドで3ラウンド連続の100切りを達成したそうで、
練習の成果が出たとの喜びのメールでした。

 
> 小原先生
>
> 先週のラウンドでも47-50の97を出すことができました。
>
> 後半ちょっと崩れかかって、大丈夫かなあと思ったんですが、
> ショートゲームでどうにか取り戻した感じです。
>
> まさかたった半年間で安定して100が切れるようになって、
> 自分でもとても驚いています。
>
> 小原先生に見てもらうまで、自分のスコアやドライバーの飛距離を
> 「女性だからしょうがない」とあきらめていました。
>
> でも、
> 「Fさん、スコアや飛距離にこだわらないようにしてください」
> という小原さんの言葉を信じてやってきて、本当によかったです。
>
> まだまだできないことだらけですが、
> これからもたくさん学んで大きく成長していきたいです。
>
> 今後ともご指導よろしくお願いします。
> 小原先生のメールを読むのが日課で、すごく楽しんでいます。
> いつもありがとうございます。
>

 
■スコアや飛距離は気にするな!
Fさん、どうもありがとうございます。
こういうメールというのは、いつもらってもうれしいものですね。

 
おそらく、多くのゴルファーが気にする数字というのが、
・スコア
・飛距離
この二つではないでしょうか。
この二つというのは、目に見えて分かりやすいものなので、
ゴルファーとして気になる気持ちもよくわかります。
しかし、年齢や男女に限らず、多くのゴルファーが気にして見るべき数字は、
この二つではありません。
逆に、この二つにばかりこだわってしまうことが、
あなたのゴルフをより難しくしてしまっている可能性があります。
特に女性の場合、どうしても男性よりは飛びませんから、
飛距離にばかりこだわって長いクラブでばかり練習していると、
スイングが崩れて、スコアを余計に悪くするかもしれません。

 
■自分の基準を変えること
一番いけないのは、スコアや飛距離のことばかりにこだわっていると
どうしてもゴルフのパフォーマンスに目が行かなくなるのです。
ゴルフのパフォーマンスをあらわす数字とは、、、
たとえばドライバーのフェアウェイキープ率や総パット数、
パーオン率orボギーオン率など。
もっと細かいものとしては、、、
50y以内のグリーンオン率、平均3パット数、
2m以内のパット成功率などですね。
このような数字のほうが、ゴルフでははるかに重要です。

 
Fさんもはじめは飛距離にこだわっていたのですが、
先ほどの数字の一番悪いところに絞って練習したところ、、、
2ヶ月でベストスコアを更新。
半年で100を安定して切れるようになりました。

 
ここで大事なのは、ゴルフの自分の基準を変えることです。
かつてのFさんは、飛距離とスコアがゴルフの基準でした。
しかし、その基準を飛距離やスコアに置かずに、
より細かい数字に落とし込んでいくことで、
最終的にスコアをよくすることができたのですね。

 
得たい結果を得るためには結局、
その結果を形作っている原因が何かと考えて、
その原因の悪いところを一つずつつぶしていく。。。
ゴルフはスコアを直接いじることはできません。
また、飛距離を無理矢理のばそうとすると、たいていはうまくいきません。

 

 

「ひとまずはスコアや飛距離にこだわるな!」

 
ゴルフが上達したいと強く思っている人には、
このことを強くお伝えしたいと思います。

 
またメールします。
小原大二郎

ゴルフにおける最悪の数字とは?

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は「ゴルフにおける最悪の数字」についてお話します。
数字といっても、スコアのことではありません。

 
■雨に強い人はうまくなる
先日、初めてレッスンをしたKさんとお話していた時のことです。

 
Kさん「先週、コンペで回ったんですけど、雨がひどくて散々でしたよ」

小原 「へー、大変でしたね」

Kさん「みんなスコアを落とす中で、ある人だけスコアをキープして、
結局その人がぶっちぎりで優勝しちゃったんですけどね」

小原 「おお、そうなんですね」

Kさん「その人、自分とそんなにハンデとかは変わらないんですけど、、、
雨に強い人っているんですかね?」

小原 「ええ。そういう人って、たいていもっとうまくなりますよ」

Kさん「え、そうなんですか?」

 
もちろん、いつもではないんですが、
たいていの場合、これはほぼ当てはまるんですね。

 
■雨に強い=変化に強い
なぜ、ある人は雨で大ダメージを受けるのに、
ある人はほとんどダメージがないのか?
そして、なぜ雨に強い人というのはゴルフが上手くなるのか?
もちろん、これはあくまで傾向なのですが、
これには私なりに理由があります。

 
簡単に言えば、雨が降ってもスコアが変わらないということは、
状況の変化やトラブルに強いということです。
場合によっては、雨などのトラブルに見舞われたとしても、
動じず、常に前向きな気持ちでラウンドができるということです。

 
もちろん、現実のところはよくわかりません。
ただ、この話をKさんにしたところ、
「確かにうまい人って、不慮のトラブルに強いですよね」
と納得していました。

 
■ゴルフにおける最悪の数字は「1」
私はいつも思うのですが、ゴルフにおいて最悪の数字は
「1」
だと思います。

 
この数字はスコアのことではありません。
次のアクションの選択肢が「1つしかない」ということです。
つまり、どんな状況であっても、ある特定の攻め方しかできない状態、
あなたのゴルフがその一つの攻め方だけにかかっているという状態です。

 
たとえば、あなたがティーショットを左右の林に打ち込んでしまった場合、
「真横のフェアウェイに出す」
ぐらいの対応スキルしかなかったとしたら、
どうしてもそのホールでは他のホールより大きく叩いてしまいます。

 
でももし、あなたが真横に出す他に、
「木の合間を縫って、見えない目標に向かって打ち出す」
こともできるスキルがあった場合、
あなたには2つ以上の選択肢があるということになります。
それなら、先ほどの真横に出すよりも多少リスクは上がりますが、
他のホールと変わらない打数で上がることができるかもしれません。

 
またあるいは、もっと上手い人であれば、
「ボールを曲げて打つことでパーオンを狙う」
ことだってできるかもしれません。
アマチュアはもちろん、プロにとってもレベルの高いスキルですが、
これが成功したら、バーディーも取れる可能性だってあります。

 
ここではトラブル時のショットを例にとってお話ししましたが、
これは普通のフェアウェイからのセカンドショットでも同様のことです。
風などの天候、その日のピンの位置によって、
飛距離を重視するショットにするのか、方向性を重視するショットにするのか、、、
あるいは、選んだ番手のアイアンでフルショットするのか、
それとも一つ番手を上げてやや抑え気味にショットするのか、、、
などなど、多くの可能性があるでしょう。

 
■選択肢が一つしかないのは危険
このように、選択肢が一つしかないというのは、
その選択肢に、あなたのゴルフの命運を全て賭けてしまっている状態です。
つまり、危険でリスクの高い状態であるとも言えるのです。

 
そのために私は、特に100を切るレベルになった方には、
・ボールを自在に曲げるスキル
(トラブル時に回避できる選択肢を身につける)

・方向性を重視したアイアンショット
(いわゆる「ボールを置きに行く」ショット)
こんなこともできるように練習してください、とお伝えしています。
そうすることで、その先のステージに行くことができるからです。

 
あなたのゴルフにおける「1」はどこでしょうか?
ちょっとレベルの高い話になってしまいましたが、
ぜひ一度、考えてみることをオススメします。
またメールします。
小原大二郎

 

 

 

スライスさえ、しなくなれば…

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
私が教えている生徒さんの話。
その方は、とにかくスライスに悩んでいて、
「ボールを曲げないようにするにはどうすればいいか?」
ゴルフをしていて、もう、そればっかり考えているんですね。
スライスさせたくないという理由だけで、グリップを変えようとしたり。
(そのような理由だけでグリップをいじるのは、リスクが高く危険です)
ゴルフの雑誌の「スライスを直す」みたいな記事だけをむさぼり読んだり…
「スライスでOBをして、スコアが崩れていく夢をよく見るんです」
うーん・・・ ^^;

 
■スライスさえ、しなくなれば…
ボールがストレートに行けば、
ティーショットのOBはなくなるのに。
「スライスさえ、しなくなれば…」
ボールが曲がらなければ、
もっと飛距離が出るはずなのに。
「スライスさえ、しなくなれば…」

 
これはスライスに限ったことではなくて、
もしあなたにこの手の「ゴルフの敵」が常にいるのなら、、、
それは要注意です。
あなたは、自分で自分を苦しめているかもしれません。

 
なぜかというと、
「敵」について考えること。

「敵」をどうやったらやっつけられるかを考えること。
「スライスさえなければ、こんなに幸せなのに!!」

「このスライスさえ、しなくなれば、ゴルフがもっと楽しくなるのに!!!」
こんなふうに考えることは、、、
最もいなくなってほしい「敵」のことで頭をいっぱいにしているからです。
(「夢にまで出てくる」のはこのせいです)

 
■応急処置は逆効果
本当は、楽しくて幸せなゴルフライフを送りたい、
楽しいことで頭をいっぱいにしたい、と思っているにもかかわらず、、、
そのことを考えてワクワクするかわりに、最も考えたくない「敵」のことを考えて
イライラしているということだからです。

 
正直な話、きちんとスイングを作っていけば、スライスは消えるものです。
逆に、雑誌などを読んだりして、応急処置的なことばかりをやっていると、
ますますスイングを崩して泥沼にはまってしまいます。
応急処置的なことというのは、スイングを崩す原因になりやすいのです。

 
スライスのことを考えずに、当たり前のことを当たり前に
まっとうにやっていけば、スライスはしなくなります。
そもそも、スライスするはずがないのです。
最初の方の例の場合、スライスのことばかり考えていることで
むしろスライスを逆に引き寄せているのではないかと思ってしまうぐらいです。

 
■他のことに目を向けよう
多くのゴルファーにとって、
確かにスライスは「腹の立つ」存在かもしれません。
追い出したい気持ち、やっつけてしまいたい気持ちも
わからないでもありません。

 
でも、スライスのことばかりを考えてゴルフをするのって、
とてももったいないことだとは思いませんか?
そのスライスに対処している時間があるのなら、
自分にとって結果の出ることにもっと時間を使えばいいのです。

 
自分の頭の中から「敵」を追い出す最も簡単な方法は、
「どうやって『敵』をやっつけるかを考えるのではなく、
むしろ『敵』について考えないようにすること」
これです。

 
あなたの頭の中は「スライス」によって「支配されている」のではありません。
「あなた自身」が自らスライスのことで頭の中をいっぱいにしているだけなのです。
あなたが何について考えるかは、あなたが決められるのですから。
またメールします。
小原大二郎

 

目的を持っていますか?

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は、目的についてお話ししましょう。
もしかすると、ちょっと大きなテーマになるかもしれませんが、
肩肘を張らずに、ゆったりとした気持ちでお読み下さい。

 
■ゴールと目的
この目的という言葉は、とても大切な言葉です。
多くのアマチュアゴルファーたちは、
「練習する目的は、うまくなるためだ」

「うまくなるために、練習をする」
と考えます。

 
しかし、私は逆に、
「練習をするために、うまくなる」

「新たな課題を見つけるために、上達する」
と考えます。

 
■うまくなるほど大きくなる壁を楽しむ
ちょっとわかりにくいかもしれませんので、
もう少し噛み砕いてお話しますね。
どういうことかというと、、、
ゴルフというのはそれこそ終わりのないスポーツです。
ボールを打てば、右に左に曲がることもあるでしょうし、
深いラフ、バンカー、林、池、、、などなど
多くのトラブルに見舞われることもあるでしょう。

 
クラブを振っていれば、必ず何かしらの問題が出てくるものです。
それはプロになったとしても同様です。
いや、むしろプロの方が、
他のゴルファーが直面したことのないような
とてつもなく大きな問題と向き合っているものです。
しかし、それを乗り越えることができた時の喜びというのは、
何ものにも変えがたいものです。
ゴルフがうまくなれば、問題がなくなるのではありません。
むしろ、問題はますます大きくなります。

 
これは会社を経営なさっている方とかであれば、
「会社が大きくなって売上がバンバン上がったとしても、
問題はなくなるどころか、むしろ大きな問題があらわれる」
そんなことと、似ているところがあるのかもしれませんね。
しかし、その一方で、、、
その壁を乗り越える喜びが大きくなるのですね。

 
■壁を探すためにうまくなる
アマチュアゴルファーの多くは
「上手くなるために」練習をしていると思います。
もちろん、私たちはゴルフがうまくなるために練習をしているのですが、
その気持ちだけを持って練習をしていると、、、
「うまくならないと、あきらめてやめてしまう」
のですね。

 
「いろいろやってみたけど、うまくならないから」

「自分の思い通りにならないから」

「センスがないから」

 
こういう言葉とともに、クラブを置いてしまう人も多いと思います。

 
しかし、
「新たな課題を見つけるために、上達する」
と考えている人であれば、、、
たとえ結果が思うように出なかったとしても、
それは新たな課題を探すためものなので、やめる理由にはありません。
目の前にある問題にも、前向きになれます。
そして何より、よりゴルフを楽しむこともできるようになります。

 
あなたは、ゴルフが上手くなるのが目的ですか?

それとも、ゴルフを楽しむことが目的ですか?

 
またメールします。
小原大二郎