スイングは変わらないという幻想

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2013.08.13
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます、小原大二郎です。

今日は、あなたのスイングに対する
幻想を晴らす、耳が痛いことを伝えねばなりません。

スイングの変化についてお伝えします。

真面目な生徒、Wさんの幻想

「なんだか、急に飛ばなくなってしまったんです。」

毎週継続してレッスンに来てくださっていたWさんが
悲しそうな目で相談にきました。

Wさんは、ゴルフ歴30年ほどのベテランで
シングルを達成しています。

他の生徒さんからもとても綺麗なスイングだと褒められるくらいの方で
練習に対する姿勢も、とてもストイック。

ゴルフに対して真摯で、とても素晴らしい生徒さんでした。

そんなWさんが、俯いて言ったのが、
先ほどの言葉でした。

Wさん曰く、ここ数年ずっと意識せずとも
しっかりとしたスイングをできていたし、
飛距離もしっかりと出ていた。

毎日練習しているし、
むしろ最近は秋シーズンに向けて練習量を増やしていたから
調子は上がってきていると思っていたんだけど・・・、と。

ところが、今週に入ってから
ボールが一切捕まらなくなって、
変な球が出るようになった。

いつもの感覚でスイングしているのだが、
ダメで、直そうにも直せなくなった。

どうしたらいいかわからなくなってしまった。
とおっしゃっていました。

抜群に良かったスイングがなぜ・・・?

Wさんは、そもそもなぜ自分のスイングが飛ばなくなったのか
一切わからないという感じでした。

ただ、お話していてわかったのは、
Wさんのスイングが今までと変わったことは間違いありませんでした。

この方が飛ばなくなってしまった原因は、
明らかにスイングの変化によるものです。

ゴルファーの多くの方が、そう思っていますし、
そう願っているのですが、一度、その人の中で仕上がったスイングは、
一生変わらないで欲しいという幻想があります。

正しいスイングというのは、完成するもので、
一度完成したら、一生反復継続できて、
ずっと上手くスイングすることができる

という幻想です。

Wさんも今まで培ってきた
スイングがおかしくなってしまった事自体を
理解出来なかったようですし、信じたくなかったようです。

スイングが何らかの理由で変わっていってしまい、
ショットに影響が現れてしまってWさんのようにボールが飛ばなくなってしまう。

スイングは生き物

スイングは変わらないという幻想を晴らし、
今のスイングとしっかりと向き合っていただくために、

スイングというのは、生き物であるということを
改めてお伝えいたします。

スイングは、反復練習で作られていくものですが、
年を経るごとに変わる身体の変化で、
各所に変化が生じてきます。

若い人でも、筋力トレーニングで筋肉がついていく中で
スイングが変わります。

その日の気候、体調によっても変わります。

当日の身体の柔軟性によっても
スイングというものは変わりますので、
いかに当日スイングを上手くやるかどうかというのは重要です。

コレを聞いて、ちょっと怖くなってしまった方もいるかもしれません。

人間というのは、どうしても安定志向ですから、
変わってしまうということが怖く感じてしまうかもしれません。

今まで上手くできていたのにどうして?

という方にやっていただきたいのは、

基礎的なスイングにもう一度立ち返り、腰から腰、肩から肩と
ゆっくりと短いスイングから振って自らのスイングを確認することです。

自分のスイングを一歩、一歩
確認することで、正しくできているか見極めてみて下さい。

ちなみに、Wさんの質問には、その日は実は答えませんでした。
一度自分で考えてみていただきたかったのです。

Wさんはとても真面目な生徒さんですから
自分のスイングがどう変わってきているのか
正しい現状把握ができると思ったからです。

なぜ、飛ばなくなったのか?ではなく、スイングのどこが悪くなってきたのか。
が問題です。

またメールします。

小原大二郎

The following two tabs change content below.
小原 大二郎
1976年2月生まれ  ジャパンゴルフツアープレイヤー兼レッスンプロ 「100切り・最短シングル専門レッスン」を提唱。18歳で初めてゴルフを経験し、殆どの時間を練習場で過ごしながら26歳でプロデビューを果たすという異例の上達を遂げる。その経験とこれまでの指導経験、海外での研究経験を元に「5ラウンド以内に100を切る」「半年でシングルを達成する」わかりやすいレッスン内容と、温厚で頼りがいのある人柄が人気を呼び、運動神経に自信がない女性や高齢、80台に到達できないアマチュアから絶大な支持を得る。また実践レッスンには芸能人をはじめ、連日多くのアマチュアから問い合わせを受ける。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
カテゴリー: メルマガ | 投稿日: | 投稿者:
小原 大二郎

小原 大二郎 について

1976年2月生まれ  ジャパンゴルフツアープレイヤー兼レッスンプロ 「100切り・最短シングル専門レッスン」を提唱。18歳で初めてゴルフを経験し、殆どの時間を練習場で過ごしながら26歳でプロデビューを果たすという異例の上達を遂げる。その経験とこれまでの指導経験、海外での研究経験を元に「5ラウンド以内に100を切る」「半年でシングルを達成する」わかりやすいレッスン内容と、温厚で頼りがいのある人柄が人気を呼び、運動神経に自信がない女性や高齢、80台に到達できないアマチュアから絶大な支持を得る。また実践レッスンには芸能人をはじめ、連日多くのアマチュアから問い合わせを受ける。

 

スイングは変わらないという幻想」への4件のフィードバック

  1. 鷲羽の夕日

    なるほど・・・です。61歳身体のの変化を感じます。ゴル友から60過ぎて1歳年とると
    飛距離が10ヤード減る。とか聞きます。
    練習~練習 怠ったらいけませんねぇ。

    返信
  2. 宇田川 潔

    私も50年ゴルフをやっていますが、その間に何回もボールが当たらなくなることを経験しました。こんなときにもがいて努力してもなかなかうまくゆきませんでした。自分なりに得た結論はゴルフを始めた時に学んだことをもう一度振り返って初心に戻ることが取り戻す方法だということでした。ただ現在はもう80歳になり時間も惜しいので直ぐクラブのプロのところに行って見てもらうことで修正を行っています。

    返信
  3. 塩谷

    私、73歳。
    かつて、ドライバーは230yは飛んでいたんです。(JGA ハンディ”9”まで取得)
    それが昨年入院・手術を3週間、手術後リハビリ期間が3か月。
    半年後やっとゴルフが解禁になり、クラブを握ったのですが、
    全てのクラブの飛距離が、手術前の70%となり、
    ドライバーは160yがやっと、9番Iは90y、と見る影もなくなりました、
    (ちなみに、体重は12Kg減、コースには月7~8回のプレー)
    せめてドライバーが200yは飛んでほしい!
    なにを、どうすれば飛距離回復できるでしょうか?

    返信
  4. aizawa

    自分ではいつもと変わらないスイングをしているのに、しているつもり?なのに、・・・
    確かに、そんな実感が・・・時々・・・

    返信

コメントを書く

投稿コメントの反映までは、3営業日ほどお時間がかかる場合がございます。

おすすめ商品

Z3 SOFT クラウドファンディング発 Z3 SOFT

ゴルフライブ限定
¥4,480
税込4,928円(送料無料)

ARK ゴルフ特化型偏光サングラス ARK サングラス

ゴルフライブ限定
定価¥35,800
税込38,500円(送料無料)

e-PuttGate 小原プロ開発の飛距離+ミート率アップのスイング改善特化アイテム

ゴルフライブ限定
¥14,800定価¥21,780
税込16,28円(送料無料)

PIN STRIKER PIN STRIKER - ピンストライカー -

ゴルフライブ限定
¥17,800定価¥21,780
税込19,580円(送料無料)