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風を楽しむ、ということ。

2020.04.29
kondo

From:近藤雅彦
自宅より

おはようございます、近藤です。

もう2ヶ月。
最後のラウンドからあっという間に
2ヶ月もの月日が経ってしまいました。

あなたは「おうち時間」、
どう過ごされていますか?

僕はそろそろ、
緑に囲まれた大自然のなかで
ゴルフがしたくてウズついてきました。

だからなのかはわかりませんが、ここ最近、
最後のラウンドをした2月28日の宮崎県の
フェニックスカントリークラブのことが
とてもよく頭に思い浮かびます。

2月28日から3月1日までの3日間、
日本が誇る名門ゴルフ場、
フェニックスカントリークラブで

「鬼合宿」というとてもハードスケジュールな
コースレッスンを小原プロたちと行ったのが
僕の最後に行ったラウンドです。

もともと大雨の予想で、
開催自体が危うかったのですが
奇跡的に雨には降られず

感動するほど綺麗なコースを
30名近くの生徒さんと一緒に回ることができた
とても良いラウンドでした。

ただ、雨には降られなかったのですが、
風がとっても強くて、スコアが出しにくい
難しい日でもありました。

“オールウェザースポーツ”

ゴルフには風はつきものです。
むしろ、無風状態でショットが打てることは
極めて難しいことですよね。

本日は僕自身も
最後のラウンドを思い出して感慨に浸りながら
風が強い日の賢いプレーの仕方について
ご紹介していこうと思います。

ゴルフに風はつきもの

風というものは、
場所による気圧の差を解消しようとして、
気圧の高い方から低い方へ吹くものです。

あれだけ広い空間を使って行うゴルフでは
風がない状態なんて奇跡のようなものです。

常に風を頭で計算しながら
ショットを打っていく必要があるので、

風が強くなればなるほど、
ゴルフの技術の差が浮き彫りに
なってくるものなのです。

正直なところ、ゴルフにおける風への対処は
知識だけでどうにかなるものではありません。

どうしてもラウンドでの経験を
多く積んだゴルファーの方が風への対処が
上手な傾向にあります。

ですが、

風が強いときにどう対処すればいいか
知っているか否かでスコアが大きく変わってくる、
そんなポイントが2つあります。

それは何かというと、、、

ボールの弾道とスピン量

ズバリ、風対策のポイントは
「ボールの弾道」と「スピン量」

この2つです。

片方ずつ説明すると、
風の影響を最小限に抑えるためには
ボールを低く飛ばす必要があるのです。

なんでかというと、
地上からの高さが低いところのほうが
高いところより風が弱いから。

基本的に風は、
高度が上がれば上がるほど
強くなる傾向があります。

なので、
ボールをできるだけ低く打ち出して
風が弱いところを貫くようなショットが
必要になってくるのです。

次にスピン量ですが、
スピン量が多いとボールが吹き上がりますよね。

アゲインスト、向かい風では
その吹き上がりがさらに増してしまい
ひどい時では前に打ったはずのボールが
戻ってくるんじゃないかってほど飛ばなくなります。

なので、
いつもよりスピン量を抑えたショットを
打つ必要があるのです。

このスピン量を抑えるということが
1つ目の「低い弾道」を実現することにもつながるので
とにかくスピン量を抑えるということを
意識していけば良いでしょう。

上級者向けのテクニックとして、
横風に対応するためにドローやフェードを打ち分ける
そんなテクニックもありますが、

そこまではしないでも、
ボールを少し右や左に打ち出すだけで
横風にはある程度対応できます。

まずはスピン量を意識するだけでも
強風時のスコア低下をかなり抑えることが
出来ますので安心してください。

スピン量の抑え方

そこで気になってくるのが
スピン量の抑え方だと思うのですが、
これはいたってシンプルです。


フルスイングは控えて肩から肩で
力を抜いて、リラックスをした状態で
ビジネスゾーンを意識したショット

これだけ覚えておいてください。

アゲインストだから飛ばさなきゃ!
そう思っていつもより強く打ってしまうのは、
全くの逆効果。

力んだショットはバックスピンが多くかかり、
吹き上がって全く飛ばなくなります。

なので、いつもよりも力まずリラックスして
スイング幅は肩から肩にとどめることで
スピンが少ない「風に強い」ショットを
打つことができるのです。

ただ、風には強くなりますが、
フルスイングした時よりは飛距離は落ちます。

なので、番手を1~2ほど上げることで
飛距離を補っていきましょう。

天気予報のチェックも忘れずに

もちろんのことですが、
ラウンド当日は天気予報を
頻繁にチェックしてください。

今いる地域の、
時間帯別の風速や風向をしっかりと
把握しておきましょう。

マスター室にも掲示されていると思うので
必ずチェックしておきましょう。

そのうえで、
スマホに搭載されたコンパスを使って

今いるホールの北はどっちで、
風はどっちから吹いているのか

そこまで把握できると
風にはかなり有利になるはずです。

「風が吹くとスコアが出ないから嫌だ」

風をネガティブに考えるのではなく、
風をまでも楽しみながら、攻略することができれば
きっとスコアにも良い影響があるでしょう。

ぜひ、覚えておいてください。

近藤


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右手の上手な使い方を身につけたい…

2020.04.28
ezure

From:江連忠
宮古島の自宅より、、、

こんにちは、プロゴルファーの江連忠です。
 

さて、今回は、
 

 「右手の上手な使い方を身につけたい…」
 

というテーマで、お話ししたいと思います。
 

今回お客様から、右手の使い方について、
こんなご相談を受けました。

ご質問の内容

いただいた質問は、このような内容です。
 

 「私のミスはほとんど左へのひっかけです。

  一旦このミスが出始めると、
  どうにもなりません。

  友人は右手の使い過ぎだと
  教えてくれるのですが、
  どういう事なのかさっぱり理解できません。

  スウィングにおける右手の意味と
  上手な使い方を教えてください。」

 

もしかしたら皆さんの中にも
同じようなお悩みをお持ちの方が
いらっしゃるかなと思いましたので。。。

今日はこの「右手」について
ご紹介したいと思います。
 

まず、大前提の話として
ここはおさえておいて欲しいのですが、
 

 ひっかけが出る人すべてが、
 右手を使いすぎているわけではない

 

ということです。
 

ですが確かに、右手を使いすぎると
ひっかけが出やすくなるのは事実です。
 

とはいえクラブは両手で握りますから、
右手を全く使わない訳にもいきませんし、

セベ・バレステロス選手のように
意識して右手で打ったという選手もいるわけです。
 

そして、叩く、飛ばすといった場面では
右手に重要な意味があることも事実です。

正しい動きの前に

そして、ここが特に重要だと思うのですが、

右手の正しい動きの前に、
必ず確認してほしいところがあります。

それは何だと思いますか?
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

 ・
 

確認してほしいこと、それはズバリ
 

 「グリッププレッシャー」
 

です。
 

特に、右手のクラブを強く握りすぎて、
ひじから先をねじるように使ってしまうと。。。

どうしてもフェースローテーションが大きくなり、
ひっかけが出やすくなります。

ですので、クラブはできるだけソフトに握り、
左右のグリッププレッシャーを均等もしくは
若干右が弱くなるようにグリップします。

右手はあくまでも左サイドの動きにリードされ、
左の動きをサポートするくらいの意識で良いでしょう。
 

ちなみに、この左サイドのリードが無い状態で
右手を使うと「右手の使い過ぎ」になります。

正しい動きを身につける

正しい動きのイメージとしては、
 

 野球のアンダースローでボールを投げる
 

この動きのイメージが最適です。
 

ひじから先のねじれを解消し、また適度に
右のグリッププレッシャーを身につけるためには、
アンダースローでキャッチボールをしてみましょう。

そして、そのときの感覚を
ゴルフスウィングに取り入れるようにします。

8番アイアンで片手打ち

アンダースローの感覚が身についたら
その次は、
 

 8番アイアンあたりで片手打ち
 

をしてみることをオススメします。
 

 ・左手一本の時は、左サイドリードを意識して

 ・右手一本では、右手の動きを意識して練習します
 

ここまでのことができるようになれば、
その頃には右手の使い過ぎは抑えられているはずです。

ぜひ、お試しください。

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江連忠でした。
 

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【募集】スイング診断の事例を公開

2020.04.27
img1

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

おはようございます。
小原大二郎です。

昨年度、スイング診断をぜひ私に
受けたいという方を募集したのですが
たくさんの方にご応募いただきました。


ありがとうございます。


そして、今回時間ができたので、
家にいて、遠隔で多くの方のスイング診断
応える機会をつくりたいと思っています。

ゴルフを上手くなるために例えば
普段お伝えしているような
動画レッスンとは異なり、

一人ひとりの方のスイングを見て
適切なアドバイスができる最高事例が
このスイング診断だと思っています。

今、直接のレッスンができないからこそ
こんなスイング診断に価値があると思うんですね。


それでは、今回私が取り上げさせていただく
生徒さんのスイングをご紹介しましょう。



パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] をクリックします。


あなたのスイングを診断します



私がこうやってメールマガジンを通して
あなたや多くのゴルファーの方と繋がって
もう7年が経ちました。

これまでビジネスゾーン理論に基づいた
レッスンやドリルをたくさんお伝えしてきましたが…

今回のこの無料スイング診断では
あなたのゴルフをよりパワーアップする
きっかけにしてほしいと思っています。

・アドレス
・バックスイング
・手首の角度
・インパクトの瞬間
・体重移動
・頭の位置
・前傾姿勢

などなど…

あなたのスイング動画を元に、
そこから分析出来得る限りのアドバイスを
させていただきます。

また、今までの無意識のスイングの癖を
一回のアドバイスで変えることは
なかなか難しいと思うので…

今後、定期的な有料スイング診断のサービスを
できたら面白いと思っています。

潜在的なあなたのスキルを向上させるため、
またこの時期に少しでも楽しんでいただくために、
日常が戻ってきたときにベストスコア更新を狙えるように、
今が他のゴルファーと差をつける絶好のチャンスです。

この時期に理想的なスイングをマスターし
効率よくあなたのゴルフをパワーアップさせましょう。

スイング診断の方法



今日お伝えしている
無料スイング診断のお申し込みはこちらからしていただけます。

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まず、こちらのフォームに必要な簡単な情報を入力したら、
あなたが入力したメールアドレスに
事務局からメールが届きます。

メールに記載されている案内に沿って、
「lesson note」というスイング診断アプリを
インストールすれば準備は完了です。

あとはアプリ上で、
あなたのスイング動画を確認させていただき、
私や私が太鼓判を押しているコーチが
直接あなたのスイングの診断をします。

今回このような企画は初めてなので、
申し込みが殺到することが予想されます…

もしかしたらスイングのコメントを返すのが、
遅くなってしまうかもしれませんが、
必ずひとりひとり、しっかりと見させていただきますので
楽しみにしていてくださいね。

あなたのスイングを見せていただけるの待っています。

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【ビデオ】スイングを簡単にするシャットあげって何?

2020.04.26
ohmori

From:大森睦弘
岐阜の自宅より、、、

こんにちは、大森睦弘です。

さて、今回は
 

 「スイングを簡単にするシャットあげって何?」
 

というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
 

シャットあげとは、フェースを閉じながら
バックスイングすることです。

多くのゴルファーがやっている、
私が気持ち悪く感じる動きがあります。それは。。。

(続きはビデオにて)

スイングを簡単にするシャットあげって何?

スマホの方、動画が見れない方はこちら

パソコンでご覧頂いている方は、字幕を出して見られるようになりました。
動画の下部にある字幕アイコンまたは)をクリックすると表示をオンにすることができます。字幕をオフにするには、[字幕] アイコンをクリックし、[字幕をオフにする] または[なし] をクリックします。

 

(おまけ付き)
今回のメールマガジンの内容をPDFでもご覧になれます。
こちらからクリックしてダウンロードして下さい。

https://g-live.info/click/omrpdf200426/

※印刷してファイルなさる方にはこちらが便利です。

私が気持ち悪く感じる動き

それは、バックスイングで
フェースを開きながらあげる動きです。

大型ヘッドドライバーになってから、
バックスイングでフェースを開く動きが入るほど
ボールヒットでフェースを閉じる動きが難しくなりました。

その逆のフェースを閉じながらあげるシャットなら、
実は簡単にフェースをセットアップの向きに戻すことができます。

その理由は、バックスイングでもボールヒットに向かっても、
ヘッドが置いていかれるようにするだけにできるからです。

実際にはどうやってバックスイングすれば良いのか

では、シャットにあげるためには、
実際にはどうやってバックスイングすれば良いのかを
見てみましょう。

まずは、脚を使って腰から首の付け根である
体幹をターンさせます。

右足母指球の少し後ろで地面を踏みながら
右膝と右股関節も伸ばし、右脚を長くする動きで
右のお尻を右後ろポケット方向へ押し込みます。

ただし右股関節は、上半身の前傾角度を保つ程度には
伸ばしきらないままです。

左脚は左股関節から先の神経をプッツンと切るイメージで、
単なる鉄の重い鎖のつもりで右斜め下である右足つま先方向へ向かって
落ちる左腰の動きを加速します。

そうすれば、骨盤は前傾角度を維持しながら
楽に右にターンしてきます。

このような体幹の右ターンに連動して、
手元は円軌道を描くようにインパクトの面に対して
インサイド寄りに動きます。

そして、ヘッドは振り出し方向に対して
まっすぐ後方へ動くようにします。

このようにバックスイングで
脚を使い切ったときの上半身の形を維持したまま、
下半身をセットアップのところに戻してみます。

そうすると、手首が親指側へ折れるコックもしっかり
入っていることが分かります。

ゴルフは体の動きは出来るだけコンパクトな中で、
ヘッドがたくさん動くほど精度とパワーを両立できます。

その要となるのが、コックです。

そのコックもバックスイング開始から少しずつ入れていくことで、
ヘッドの勢いでトップまでいくことができて、
手よりも再現性の高い脚の動きでトップをつくることができます。

その時、右脚を伸ばしきるまでは
ヘッドはボールを向いたままにします。

そうすると、フェースは開かないで、
むしろ閉じる感じにできます。

しっかり脚を使ってバックスイングで体幹をターンさせながら、
シャットあげ&コック入れを同時にやってみましょう。

スイングが簡単になり、ゴルフがどんどん楽しくなります。

歴史的背景

アイアンや昔のヘッドが小さかった頃のドライバーなら、
フェースを開いて閉じる動きがあっても
それなりに戻すこともできました。

ところが、大型ヘッドドライバーになってからは
ヘッドは回転しずらくなっているため、
フェースは開かないほどスイングは簡単になります。

シャットあげの傾向

女子ツアープレーヤーにはシャットあげは多いのですが、
その中でも穴井詩選手はかなりしっかり閉じています。

男子ツアー選手の中でも、シャットあげといえば
ダスティン・ジョンソン選手です。

シャットあげは力の弱い女性向きとも言われることもありますが、
男性であっても自ら力を出す無駄な動きが少なくできて
スイングが簡単で再現性が高くなります。

ヘッドの重心がシャフトから離れている影響

ヘッドの重心はシャフトから離れていますが、
それがどんな影響を与えているのでしょうか。

バックスイングではフェースが閉じられる方向に力がかかり、
ダウンスイングではフェースが開かれる方向に捻られます。

ヘッドの重心がシャフトから離れていることへの対処

また、筋肉は伸ばされながら収縮しようとする「伸張性収縮」の状態のほうが、
自ら力を出そうとして筋肉を縮めながら収縮させる「短縮性収縮」よりも
倍以上大きな力を出せます。

そのため、バックスイングではフェースが閉じられることに
少し負けながら動き、ダウンスイングではフェースが開かれることに
耐えるようにすると楽にコントロールできます。

バックスイングでフェースを開く動きは、
自ら力を出してフェースを開く「短縮性収縮」です。

そして、バックスイングで開いたフェースをダウンスイングで閉じる動きも、
頑張って力を出そうとする「短縮性収縮」となります。

そのため、ボールヒットに向かってフェースを閉じようとする力を
出さなければならなくなります。

ところが、バックスイングでフェースを閉じる動きなら、
フェースが閉じられる動きに耐える「伸張性収縮」ですから楽です。

さらに、ダウンスイングでもフェースは開かれることに任せながら
開きすぎないように耐える「伸張性収縮」ですから、
これも力としては楽に出しやすい動きです。

また、ヘッドの重心がシャフトから離れていることで、
人はフェースの向きを感じることができます。

もし、センターシャフトでヘッドの重心がシャフトの真ん中にあったら、
フェースの向きを感じにくくなります。

グリップの向きも簡単なスイングのために重要

一般的には95%ぐらいのゴルファーが、
グリップの上で手が左まわりにずれているウィークな状態です。

そして、ウィークなグリップでは、
セットアップではヘッドをターゲットに向けていたとしても、
遠心力で引っ張られたときにフェースはターゲットに対して開いてしまいます。

そうなると、ボールヒットでフェースが軌道に対して開いて当たって、
打ち出されたボールは右に曲がるスライスボールなどとなります。

そのため、ウィークなグリップでは、思った球筋を出すためには
ボールヒットに向かって前腕を左に捻る力を使って
無理やりフェースを閉じなければならなくなります。

ボールヒットでできるだけ無駄な力を使わないで
清々と振り切れるためには、セットアップで遠心力で引っ張られたような形を
作っておくことが効果的です。

まさにクラブが遠心力で引っ張られたときの左腕の形を確認すると、
正しい左手のグリップの形を理解することができます。

ヘッドを引っ張ったときに、前腕を捻る力を入れなくても
ヘッドの向きが変化しないグリップが正しいグリップです。

ヒトの腕は骨格に対して筋肉や腱が真っ直ぐに付いているわけではなく
斜めに付いているため、腕が伸ばされたり腕を突き出すなど
伸ばしたときに内側に捻れます。

遠心力で腕が引っ張られたときの形をセットアップから
すでに作っておくことで、ボールヒットでの余計なコントロールを排除できて
清々と振り切ることができます。

その左腕が遠心力で引っ張られたときの左手の親指と人差し指でできる
Vの字がどんな方向を向いているかと言うと、
首の右端と右肩の端の真ん中を向きます。

そのため、セットアップから左手Vの字が
首の右端と右肩の端の真ん中を向くようにしておくことで、
自然なスイングが可能となります。

そして、グリップの向きが正しければ、
自分から見て左手の薬指の付け根である3つ目のナックルが見えて、
小指の付け根である4つ目のナックルは見えません。

3つ目のナックルが見えなければウィークすぎで、
4つ目のナックルまで見えてしまったらストロングすぎとなります。

アームローテーションの勘違い

ボールヒットに向かっては、
アームローテーションしろと言われたりします。

ゴルフでアームローテションと言えば、ボールヒットに向かって
前腕を左に捻ってフェースを閉じることです。

ボールを飛ばすなら、アームローテーションが
必要などと勘違いしていませんか。

しかし、女子のツアーの中でも飛ばし屋である穴井詩選手は、
グリップも正しくセットしていてシャットあげです。

シャットで閉じてあげたフェースを、むしろ開かさせられながら
ボールヒットするような動きでボールを楽に飛ばしています。

アームローテーションしなくてもボールは遠くまで飛ばせるというか、
むしろ難しい調整をしながらボールヒットするより
清々と振り抜いたほうが飛ばせます。

男性のヘッドスピードの平均は40m/sですが、
これを時速にするとなんと144km/hです。

こんなにも高速に走っているヘッドの向きを、
きっちりセットアップのときの向きに戻すなんて
人間業とは思えません。

しかし、案外ヒトの能力は高いもので、
前腕を捻りながらもそこそこフェースの向きを
セットアップの向きに戻すことができます。

とはいえ、余計な動きは少ないほど
ヘッドを加速することに集中できて、
ボールを遠くまで飛ばすことができます。

ショートゲームでも効果あり

シャットあげは
ショートゲームでも、効果があります。

私は、練習場ではよくターゲット当てをやります。

そのとき、シャット気味にあげるようにしています。

そのほうが、断然左右のブレが少なく
ターゲットに当たる確率がアップするからです。

また、フェースの向きが安定する分、
バックスピンもかけやすくなります。

ぜひ練習場でシャットあげを試してみましょう。

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スライス、フックはミスじゃない

2020.04.25
服部hattori

From:服部コースケ
東京の自宅より、、、

おはようございます。
服部コースケです。

ゴルフの世界に
足を踏み入れたなら誰しも直面する
スライスやフックの悪夢

特に、ゴルフを初めたてはスライスに、
ある程度上達してスライスを減らせたと思ったら
今度はフックに悩まされますよね。

スライスしてOBが止まらず、
あとちょっとのところで100が切れなかったり、

何打も連続でスライスしてしまい、
心身ともにズタボロになってしまったり、

いつの時代も、
スライスやフックはゴルファーの
大敵というような存在です。

最近では、インターネットで
多くのプロゴルファーがスライスやフックを
克服するためのドリルを公開しています。

なので、私たちは自然と
スライスやフックといったショットに対して
「ミス」というマイナスのイメージを持っています。

しかし、スライスやフックは
必ずしも悪いショットではないのです!

ゴルフはいかに早く
カップにボールを入れられるか
ということを競うスポーツ。

そして、ゴルフコースには
地形や障害物などが複雑に絡まった
無数のシチュエーションが存在します。

そんな時、
もしボールとグリーンを結んだターゲットライン上に
木やバンカーなどの障害物があったとしたら…

自信のない方は横に一旦出して、
刻んでグリーンを目指すのも良いでしょう。

しかし、あえて、
スライスやフックでボールを曲げて
グリーンを狙うことが出来たとしたら…

格好良いですし、
スコア短縮のチャンスが広がると思いませんか?

そう、ゴルフの上級者となると
スライスやフックは一概に「ミスショット」ではなく、
コースマネジメントとしてあえて打つ選択を
することだってあるのです。

このようにスライスやフックで、
あえてボールをまげて障害物を回避する方法を
“インテンショナルショット”と呼びますが、

これは決して
上級者専用のテクニックではなく、

今現在スライスやフックに
悩まされている方へもオススメな
テクニックなのです。

とにかくまっすぐ飛ばそうとしていませんか?

ゴルフをはじめてすぐの頃には
どうしたらまっすぐなボールが打てるのかと、
ゴルフ練習場で思考錯誤を繰り返しますよね。

つまり、ショットを打つ時は常に、
「まっすぐ飛ばしたい」と心の中で
強く考えているはず。

そんな時にスライスやフックを打ってしまうと、
自分が意識していたのとは全く違う方向に
打ち出してしまうのでミスショットと
受け取るのも無理がありません。

ですが、今現在、
スライスやフックを減らすために
練習に励んでいるゴルファーにも
ぜひインテンショナルショットの練習を
していただきたいなと私は思います。

なぜなら、

インテンショナルショットは意図的に
ボールを曲げる技術ということで、
わざとスライスやフックを打つわけです。

これは、どのような動きをしたら、
スライスやフックが打てるのかを知る
ということでもあります。

つまり、インテンショナルショットで
スライスやフックを打てるようになるということは
逆にスライスやフックを打たないスイングを
作ることにも役立つのです。

ゴルフを初めたての方は、
インテンショナルショット自体を習得するためではなく
スライスやフックになる原因を知るためにも

スライスやフックを打つ練習を
することはとても上達に役立つのです。

上級者にとってはとても重要な技術

そしてもちろん、
スコアがだんだんと良くなってきて、
上級者になればなるほど、

わざとボールを曲げる技術、
つまり「インテンショナルショット」が
いかに重要なのかがわかってきます。

ボールの曲げまでコントロールできれば、
それは攻めのゴルフも、守りのゴルフにも
使うことができるのです。

インテンショナル(intentional:意図的に)に
ボールを曲げるということは、目の前に障害物があって
まっすぐ狙えない時などに“やむを得ず”使う技術と
多くのゴルファーが考えています。

しかし、インテンショナルショットは
やむを得ず使う技術だけでなく、
チャンスをつかむために使う技術でもあるのです。

たとえば、右にOBのあるホールでは、
フェアウェイの右端を狙ってフックするボールを打つことで、
高確率でOBを回避することができます。

あるいは、ピンがグリーンの右端にある場合、
グリーンのセンターからスライスする球で狙えば、
安全にグリーンをとらえカップに近づけることができます。

インテンショナルショットを使いこなすことで、
時には障害物やリスクを回避して、
時には積極的に、果敢にバーディーを狙えるのです。

また、フックボールは飛距離が出やすく、
スライスボールは飛距離が落ちやすいことを利用して、

インテンショナルショットで
微妙な距離のコントロールを
することだって出来てしまうのです。

インテンショナルショットの打ち方

ちなみに、
インテンショナルショットの打ち方は
とてもシンプルです。

スタンスは打ち出したい方向に、
そして、フェースを最終的に狙いたい方向に構え、
あとは普段と同じスイングをするだけです。

インテンショナルスライスを打ちたいときは、
スタンスもフェースも、ターゲットに対してスクエアに構えてから、
スタンスだけ打ち出したい左に向けます。

この時、打ち出したい左方向より、
スタンスは若干多めに、左へ向けるのが良いです。

その状態でスイングしていくのですが、
スイングの軌道はスタンスに対していつも通りに
ボールを打っていきます。

ただインパクト時のフェースの向きは、
打ち出し方向ではなくターゲット方向へ
向いていることに注意してください。

つまり、フェースが開いて
インパクトを迎えるわけですね。

これで左に打ち出したが、
スライスがかかってターゲット方向に戻ってくる
インテンショナルスライスが打てるのです。

インテンショナルフックについては、
今とは逆のスイングで打つことができます。

インテンショナルショットを
完璧に使いこなすプレイヤーの一人に
タイガー・ウッズがいます。

タイガーは2019年のWGC Mexico Chanpionshipで
残り132ヤードのバンカーから、目の前の気を避けるように
インテンショナルスライスを打ち、ピンそばに見事寄せました。

さらっと説明してしまいましたが、
インテンショナルショットには
高い技術が要求されます。

習得しようと思ったら
かなりの練習が必要となるでしょう。

しかし、打てるようになってしまえば、
トラブル回避や攻めたゴルフではたまた
スコアが良くなることは目に見えてわかります。

また、今現在スライスやフックに悩んでいる方が、
スライスやフックの原因をしっかりと理解して、
ボールをまっすぐ飛ばすためにも効果的ですので、

ぜひ、インテンショナルショットの練習に
チャレンジしてみてくださいね。



服部コースケ




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