最近のブログ

ナポリタンとシロクマとゴルフの意外な関係

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は、上達するための環境づくりについてお話しします。
少しオーバーに聞こえるかもしれませんが、これを知っているかいないかで、
上達のスピードは2~3倍は違うのではないかと思います。

 
■東京のランチ
私は仕事柄、普通の人よりも身体のケアには気を使っています。
筋トレやストレッチなんかも毎日欠かさずやっていますし、
食事にも気を使っています。

 
先日も打合せで東京に行った時に、
ミーティングのメンバー全員でランチをすることになりました。
東京って本当に美味しいお店がたくさんあるので、
どの店もいいなあと目移りしてしまいます。

 
店を選んで歩いていたとき、あるスタッフの一人が
「あ、あそこいいんじゃない?」と言ったお店は、、、
「ナポリタン専門店」
いやあ、、、それはちょっと待った!
さすがにナポリタンは、ちょっと。。。。(汗)

 
結局、いろいろ探して、そば屋に落ち着きました。
(同じ麺類でも、そばのほうが血糖値が上がりにくいんですね)

 

 

■ガマンすると・・・
でも、昼間に見て、ガマンしたナポリタン。
家に帰っても頭から離れません。

 
ナポリタン、美味しいんですよねえ。。。
食べたい。。。食べたい。。。

 
人間って、ガマンすると無性に食べたくなるのは、どうしてなんでしょう。。。
今までナポリタンのことなんて全然考えていなかったのに、
見てしまったが最後、知ってしまったが最後、食べないことには気が収まりません。

 
おそらくこれが自分で「ダメダメ」と思っていなかったら、
禁止していなかったとしたら何とも思わないのでしょう。
しかし、自分で禁を作っていて「考えちゃいけない」と思っているからこそ、
つい食べたくなってしまうのですね。

 
その「考えちゃいけない」が実はよくないということを実証した
「シロクマの実験」というのがあります。
シロクマの映像を3つのグループに見せて、
それぞれのグループに別のことを伝えます。
「シロクマのことを覚えておいてください」

「シロクマのことは考えても考えなくてもご自由にどうぞ」

「シロクマのことだけは考えないでください」

 
そして1年後、、、内容を一番克明に覚えていたグループが、
「シロクマのことだけは考えないでください」
と言われていたグループだったそうです。

 
■「禁止⇒モチベーション」の不思議
またさらに少し話はそれますが、、、
駅前で無料で配っているポケットティッシュを受け取らない人がいますよね?
無料でもらえるのに、なぜもらわないのでしょうか?
それはきっと、ポケットティッシュがいつでもどこでも手に入るもので、
「別に今受け取る必要がないや」「どうせいつでも駅で配ってるから」
と思っているからでしょう。
人は、いつでもできること、いつでも手に入るものは、
欲しいとは思わなくなってしまいます。

 
先ほど話したシロクマの実験も、駅で配るティッシュも、、、
これはもしかしたら、ゴルフの練習にもちょっと通じるところが
あるんじゃないかと思います。
それはどういうことかというと、、、

 
いつでもできるとなってしまうと、別に今、練習する必要がありません。
おそらく時間があればあるほど、自分の練習への欲求は下がっていきます。
逆に、仕事が忙しかったりして、練習の時間が取れなかったりすると、
その分「ゴルフをやりたい!」という気持ちが沸き上がってくるものです。
今身体を壊しているとか、病気を克服したなんていう後なんかも同じですね。
禁止されている(今までされていた)わけですから。

 
ですので、多少忙しくて練習する時間が取れないぐらいのほうが、
実はゴルフはうまくなるのではないか?
アマチュアゴルファーにとっての「忙しいから」は、
実はゴルフがうまくなるための大きなチャンスをいただいているでは?
そんなふうに、私は思います。

 
忙しいのを言い訳にして練習をしないのではなく、
いっそ忙しいのを利用して、ゴルフがうまくなっちゃいましょう。

 
またメールします。
小原大二郎

 

 
追伸
その後、結局ナポリタンの誘惑に負けたかどうかは、、、
ここでは言わないでおきます(笑)。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ダメな質問

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
今日は、ゴルフにおける
「質問の力」
の大切さについてお話ししたいと思います。
実は、ゴルフがうまくなるには、
「質問する力が必要だ」って聞いたら、あなたどう思いますか?

 
■答えるのが難しい質問
この前、これからプライベートでレッスンを受けることになった方と
1日つきっきりでレッスンをさせていただきました。
その方とは全く面識がなかったんですが、
長年レッスンをさせていただいている方からの紹介で、
今回見させていただくことになりました。

 
その日は朝からラウンドに同行するレッスンだったので、
1日のレッスンが終わって、クラブハウスで二人で軽くお話をしていました。
その時、その方からこんな質問を受けたのですね。

 
「どうすればゴルフってうまくなるんですかねぇー?」

 
その方はゴルフを始めて3年と4ヶ月ぐらい。
全くの我流でやってきて、スコアはいつも120~100を行ったり来たり。
一応98がベストスコアなのだそうですが、
「それはたまたまで、まぐれなんですよ」とおっしゃっていました。

 
「どうすればゴルフがうまくなるのか?」

 
私のレッスンを受けることになって、
今まで漠然と思っていたことを質問してきたんでしょうが。。。
私も18歳からゴルフを始めて、プロにまでなりましたし、
今までに多くの方のレッスンをして、結果を出していますので、
おそらくこの方の求めている答えはきっと知っていると思います。

 
しかし、この質問に、どう答えればいいのか、、、
一瞬、答えに窮してしまいました。
究極的には、答えようのない質問かもしれません。
あまりにも漠然とした質問で、何と言っていいのか。。。

 
そもそもうまくなるのがどの程度なのか。
安定して100が切れるようになるのか?
80台で回れる用になりたいのか?
シングル、あるいはスクラッチ、、、?
それによって「どうすれば」の中身は変わってくるでしょう。

 
■優れた質問は優れた回答を導く
ここで書くことかどうかはわかりませんが、
質問というのは、人生において非常に強い力を持っています。
このメールをお読みの方は何らかのお仕事や商売をされている方が
とても多いとおもいますので、ビジネスにおいてもそうかもしれませんね。

 
多くの場合、答えは世の中にあふれています。
誰かが答えを知っています。
あるいは、自分自身が知っているかもしれません。
それに対して、いい質問を投げかければ、答えを見つけることができますが、
見当違いの質問をいくら投げかけても、答えはいつまでたっても見つかりません。

 
私も18歳からゴルフを始めたこともあって、あなたと同じように
「どうすればゴルフがうまくなるか」を意識的に考え抜いてきた人間です。
質問の力は本当にパワフルで、「考える」というのは要するに、
自分自身に質問を投げかけることです。例えば、
「今、自分がやるべきゴルフの練習で重要なものトップ3は何か?」
という質問をすれば、きっとあなたのやるべき事は明確になります。

 
■「どーしょもない質問」は・・・
しかし、
「どうすればうまくなるかなぁー?」

「なんで、こんなに下手なのかなぁー?」

「なんで、あいつはあんなにうまいのかなぁー?」
こんな質問ばかりを自分にしていても、時間のムダです。

 
脳は、質問を投げかければ、自動的に答えを探すようにできています。
言い方は悪いですが、「どーしょもない質問」を投げかければ
脳は「どーしょもない答え」を一生懸命探そうとします。
だから、自分が普段どんな「質問」を使っているのかを
一度意識してみるといいかもしれません。
そして、その「質」を上げてみてはどうでしょうか?

 
たとえば
「あの人はなんで上手くいっていのかなぁー?」
ではなくて、
「あの人はどんな練習をしているのか?」

「あの人は普段どこで練習をしているのか?」

「あの人は一日のうちのいつ、練習をしているのか?」

「あの人はどんな目標を立てて努力しているのか?」

「あの人はどうやって今のスイングにたどり着いたのか?」

「あの人はどうやってスイングの調整をしているのか?」

「あの会社がやっている練習で、自分が盗めるものはないか?」
などなど。。。質問のリストは尽きることがありません。
質問というのは非常にパワフルです。
大抵の人は答えを探そうとするが、答えを導く、質問を探すことはしません。
しかし、いい質問を持っていれば、いつでもいい答えを引き出すことができます。

 
繰り返しになりますが、答えはすでにあるのです。
すでに世の中に転がっています。
あなたの頭の中、仲間の頭の中、インストラクターの頭の中。。。。
それをどう引き出すかが、質問の力なのです。

 
始めにご紹介した方からいただいた質問も、、
たとえばこんな質問だったら、答えようがあったかもしれません。

 
「これから初めの3ヶ月は何の練習を重点的にやったらいいですか?」

 
答えは・・・?
もしかしたら、このメールをお読みの方であれば、
言うまでもないことかもしれませんね。

 
またメールします。
小原大二郎

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

スクエアを必ず確認!「太もものライン」

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
前回、ボールの方向性を決定づける「3つのライン」のうち
「両肩のライン」についてお話ししました。
今回はその次にボールの方向性に関係する
“太もものライン”
についてお話ししたいと思います。

 
■右足と左足の太ももを結んだライン
太もものラインとは、右足と左足の太ももを結んだラインのことです。
これも右太ももと左太もものラインが
ボールとターゲットを結んだラインが平行であればスクエアです。
一方、このラインが左を向いていればオープン、
右を向いていればクローズということになります。

 
この太もものラインも弾道に影響を与えます。
太もものラインがオープン、クローズになると、
以下のような球が出やすくなります。

 
◇(太もものライン)オープン

⇒ ターゲットに左方向に向く傾向

⇒ スイングがアウトサイドインの軌道

⇒ 出球がスライスしやすくなる(影響)
◇(太もものライン)クローズ

⇒ ターゲットに右方向に向く傾向

⇒ スイングがインサイドアウトの軌道

⇒ 出球がフックしやすくなる(影響)

 
肩のラインと同様、太もものラインがオープンになると
フェースがアウトサイドインの軌道を描き、スライスしやすくなります。
また、クローズになるとフェースがインサイドアウトになって
フックしやすくなります。

 
■スクエアになっているかどうかの確認を
前回お話しした肩のラインは、クラブを直接動かしていくので、
影響度が大きいです。
しかし、太もものラインは直接動かすわけではないので、
比較的影響度としては小さいです。

 
とはいえ、影響は必ずありますので
やはりスクエアになっているかどうかの確認は必要です。
どのように確認するかというと、
一番簡単なのは太ももにクラブを当ててみて下さい。
太ももに当てたクラブとターゲットラインが平行になっているか、
いつでもチェックをしておきましょう。

 
これは余談ですが、この太もものラインがゆがんでいる人というのは、
骨盤の向きそのものがゆがんでいることが多いようです。
骨盤周りの筋肉を柔らかくするように、
たとえば足の付け根や股関節まわりの筋肉を柔らかくするような
ストレッチをするといいと思います。
そのことで体を痛めることも少なくなるでしょうし、
ゴルフのスイングもスムーズになることが期待できます。

 
以上、参考にしてみて下さい。
次回も3つのラインの続きをお話ししていきます。

 
またメールします。
小原大二郎

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今日はクイズです

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
今日はクイズです。
「ゴルフにおいてもっとも重要な仕事は何でしょうか?」
と聞かれて、あなたは何と答えるでしょうか?

 
■答えは明確
ゴルフ、とりわけゴルフが上達したいのなら、
この答えは明確です。それは、、、
「自分に合ったスイングを作ること」
これです。

 
いくら小手先のテクニックを身につけたところで、
その大元になっているスイングが悪ければ、意味がありません。
いくらいいゴルフクラブをそろえたところで、
そのクラブを振るスイングが悪ければ、意味がありません。
いくら優れたゴルフ理論を知っていたところで、
それを自分がスイングで表現できなければ、意味がありません。

 
自分に合ったスイングはゴルフ上達の「入り口」になります。
その入り口がしっかりしていなければ、
あとのテクニックや理論は全くもって意味がありません。
だから、自分にあったスイングの獲得が最も重要な仕事だというわけです。

 
しかしこの「自分に合ったスイングを作る」ということ。
最も重要な仕事であると同時に、最も難しい仕事の一つでもあります。

 
■スイングを作るための2つのポイント 悩みはいったん捨てる
しかし、やはりどうしても、
「自分に合ったスイングを作ることができない…」

「そもそも自分に合ったスイングってなんだろう?」
こんな声をよく聞きます。

 
そこで今日は、自分に合ったスイングを作るための、
2つのポイントを紹介しようと思います。

 
まず、一つ目。
「自分の悩んでいる問題をベースに考えない」
ということです。
これはどういうことかというと、、、
たとえばもし、あなたがスライスに悩んでいるとして、
このスライスを何とかしようと思っているとしましょう。
しかし、この考え方には大きな落とし穴があります。

 
スライス「だけを」何とかしようという頭になると、
雑誌などを読んで、その場しのぎの方法や練習法ばかりに
目が行ってしまいがちになります。
そのことで、スイングの本質的なところに対して
何とかしようとしなくなってしまうのです。
これが、スイングを自分の悩んでいる問題をベースに
考えてはいけない理由です。
悩みではなく、スイングの本質を身につければ、
スライスなどの悩みも自然となくなっていくはずなのです。

 
■スイングを作るための2つのポイント 質の継続
二つ目のポイントとしては、
「スイング習得は量ではなく、質の継続が大切」

 
言ってみれば、スイングというのは身体の「習慣」です。
どんな時でも、同じような理想のスイングができるように、
日々練習をする必要があります。
であれば、それは週に一回とか、月に二回、練習場に行って
練習をしたからといって、身につくものではありません。
いい練習、質の高い練習を短時間でもいいので
継続して行うことが大切なのです。

 
見よう見まねでプロと同じような型のスイングをしたからといって、
それが「習慣」として身体に染み付いたものでなければ意味がありません。
だから、習慣をつけるためには、
・ 最終的にはどんなゴルファーになりたいのか?

・ 一日の時間帯のいつなら、毎日練習を続けることができるのか?

・ どんな練習であれば、結果が出せるのか? 毎日続けられるのか?
これらのことをまずは明確にしてみましょう。
できることから始めてみることを考えましょう。

 
週に一回、数時間練習してやった気になっても、
あまり意味がありません。
やはり、継続は力なりです。

 
またメールします。
小原大二郎

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

弾道に大きな影響を与える「両肩のライン」とは?

2012.12.06
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
前回、ボールの方向性を決定づける「3つのライン」について
お話ししましたが、その中でも特にボールの方向性を決める
“両肩のライン”
についてお話ししたいと思います。

 
■右肩と左肩のラインをスクエアに
両肩のラインとは、右肩と左肩を結んだラインのことです。
前にも簡単にお伝えしたように、3つのラインの中でも
肩のラインがボールの方向性を決める上で一番問題になるところです。

 
右肩と左肩のラインがボールとターゲットとを結んだラインに平行な場合、
スクエアであると言います。
このアドレスのときの両肩のラインが、
これから打とうとしている弾道に一番影響を与えます。
肩のラインがオープンやクローズになったりすると、
以下のような球が出やすくなります。

 
◇(肩のライン)オープン

⇒ ターゲットに左方向に向く傾向

⇒ スイングがアウトサイドインの軌道

⇒ 出球がスライスしやすくなる(影響)
◇(肩のライン)クローズ

⇒ ターゲットに右方向に向く傾向

⇒ スイングがインサイドアウトの軌道

⇒ 出球がフックしやすくなる(影響)
肩のラインがオープンになると、
アウトサイドインのスイング軌道からスライスしやすくなります。
逆に肩のラインがクローズになると、
インサイドアウトのスイング軌道を描いて、フックの球が出やすくなります。

 
■肩のラインを自分でチェックする方法
このようなボールが出るのは、前傾角度の深さと同様、
スイングの軌道が肩のラインがずれることでゆがむからです。
スイング軌道がゆがむと当然ボールは真っ直ぐ飛びません。
この肩のラインがオープンやクローズになっているのを知らずに
スライスやフックを直すことはほぼ不可能です。
一時的に何かの方法で曲がらなくなったとしても、
いずれまたボールの曲がりに悩まされるはずです。

 
ここで、肩のラインを自分でチェックする方法をお教えしますね。
まずクラブを持ってアドレスをします。
そして、身体を動かさずにクラブだけを右肩と左肩の両方に付けて当てます。
スクエアの場合はボールとターゲットを結んだラインとシャフトが平行になります。
シャフトがターゲットより左を向いていればオープン、
ターゲットそのものを指しているか、
あるいはターゲットよりも右を指していればクローズになります。

 
■ポイントはストレッチなどで肩の力を抜くこと
肩のラインを気にしすぎるあまり、
肩がガチガチになってしまわないように注意しましょう。
いくらアドレスの見た目がきれいでも、
筋肉がガチガチに収縮しているのはよくありません。

 
特に背中の僧帽筋のところに力が入っていると、
いわゆる「いかり肩」「カメのような首」になってしまいがちです。
そうならないように気をつけましょう。

 
逆に、首は長く、かつ肩が「なで肩」になっているのが理想です。
また、どちらかの肩にだけ力が入っているような場合も
肩のラインが崩れやすいので要注意です。
肩に力が入りやすい人は、肩を上げ下げするなどして、
ちょっとした肩のストレッチをするなど、肩の力を抜くように心がけましょう。

 
以上、参考にしてみて下さい。
次回も3つのラインの続きをお話ししていきます。

 
またメールします。
小原大二郎

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加