From:古賀公治
尼崎テクノランドより、、、
こんにちは、ティーチングプロの古賀公治です。
今日はあなたに、
「エリザベス女王陛下のキス」
という話をさせていただきます。
意外と有名な話のようなので、
ご存知のかたもいらっしゃると思いますが。。。
今から15年ほど前、アメリカのニューヨークで
「国際問題」に発展しかねない、ある事件が起きました。
とても感動する話ですし、
ゴルフにも繋がる部分があるなと思いましたので、
あなたにシェアしたいと思います。
2000年7月4日。。。
事件はこの日の早朝。
ニューヨークのマンハッタンでのこと。
西岸ハドソン河沿いの港に、
自衛隊の自衛艦「かしま」が係留していました。
20世紀最後のアメリカ独立記念日を祝う
洋上式典に参加するためでした。
そこへ、イギリスの豪華客船
「クイーンエリザベス2世号」が入港しました。
ですが、その朝のハドソン河には2ノット半の急流があり、
流れに押された巨大客船は、あれよあれよという間に
右舷前部を「かしま」の艦首部分へこすりつけてしまったのです。
鉄パイプが折れ、塗装が剥げたものの
怪我人は双方出さずに済みました。
しかしこの事態に慌てたのは
「クイーンエリザベス2世号」の乗組員たちです。
仮にも相手は軍艦。
ことと次第によっては、国際問題にもなりかねません。
謝罪に来た二人に。。。
着岸した「クイーンエリザベス2世号」から
すぐさま船長のメッセージを持った機関長と一等航海士が
「かしま」に謝罪にやってきました。
応対したのは、当時の練習艦隊司令官の吉川榮治海将補
(後の第28代海上幕僚長)と、かしまの上田勝恵艦長でした。
対応した上田勝恵艦長は、
その機関長と一等航海士にこのように言ったそうです。
「幸い損傷も軽かったし、別段気にしておりません。
それよりも女王陛下にキスされて光栄に思っております」
上田勝恵艦長は、このようなウィットに富んだ
コメントを返し、この話が評判に。
ロンドンの「タイムズ」「イブニング・スタンダード」が記事にし、
現地ニューヨークにおいては日本のネイバル・オフィサーの
ユーモアのセンスを高く評価したそうです。
ユーモア=心の強さ
聞くところによると、海上自衛隊というのは
旧・海軍時代から継承された
「ユーモアの土壌」があるのだそうです。
相手を責めるのは簡単です。
ですが人の失敗を敢えて責めることなく、
相手の気持ちを思いやる。
二人の使者は、この言葉で安心すると同時に、
「見事に一本取られたな」と思ったことでしょう。
そして優れたゴルファーというのも、
ユーモアのセンスを持っていることが多いと感じます。
それはおそらく、厳しい戦いの中においても、
自分の心を強く保つために与えられた知恵なのかもしれません。
トム・カイト、ニック・プライス、ジョン・デイリーら
ツアープロのコーチを務めたボブ・ロテラは、
こんなことを言っています。
優秀なプレーヤーは、人がどう思っているか気にはしない。
精神的にタフに見せようとはしない。
精神的にタフであろうとする。
そして、1ショットづつ、自分自身のペースとテンポで
自分のゴルフをすることにタフな精神が現れる。
ボブ・ロテラ博士(Dr. Bob Rotella)
今日はこんなところにしておきます。
もし疑問については、コメントいただだいたものから
お答えできる範囲で順次お返事を書いています。
画像付きでないと説明が難しいものについては
お答えできないことがあることをご承知ください。
なおお読みになった方は、そちらについても再度コメントをいただけると
「既読」かどうかが私から見てもわかるのでありがたいです。
それでは、今日はこのへんで。
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ご存知でしたか?
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