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学んでも成果の出ない人

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
「一体、その二人の何が違うんですかね?」

 
先日、プライベートのラウンドレッスンが終わった後、
生徒さんのMさんと一緒に食事に行く機会がありました。
日帰りのレッスンですと食事に行くことは少ないのですが、
今回は2日間続きのレッスンでしたので、
終わった流れでホテルの近くにある居酒屋へ。

 
■わずか半年でスコア108からシングルに
このMさんは40代の男性。
知り合いのご紹介で半年前に知り合いました。
それまでも別のところでレッスンを受けていたのですが、
結果が出なかったということで、私のところにやってきました。

 
その後定期的にレッスンと自主練習を続けることで、
最近ではベストスコアの「81」をたたき出すことが出来ました。
初めてお会いした時にはベストスコアが108だったので、
そこから27打も縮めたことになりますね。

 
そんなMさんと居酒屋で話していたときのこと。。。
「ここまで来れたのは小原さんのおかげです。
改めて、本当にありがとうございます」
「いやあ、でもレッスンなんて、本当に数えるほどでしたし、
Mさんが自分でコツコツと練習を続けたからですよ」

 
・・・話は少し横にそれますが、
よくよく考えると、私が教えている生徒さんはみんなレベルが高いです。
Mさんのような人も決して珍しくなくて、
みなさん向上心を忘れることなく自分のスイングに磨きをかけて、
シングルになれた人は数多くいらっしゃいます。

 
とはいえ、スコアなどというのは二の次です。
スコアは単なる結果であって、大切なのはそこに至るまでに
どのようなプロセスで上達できたかという道のりが、
今後アマチュアゴルファーとしてゴルフを楽しむ上で大切になるからです。
その道のりが意識的に分かっていれば、
年齢を重ねてスコアが落ちてしまうなんていうことも少なくなります。

 
■なぜこんなにうまくいくのか
小原 「なんでそんなに早く成果が出たんでしょうね。
何かきっかけってあったんですか?」
Mさん「いやぁーキッカケなんてないですよ。
小原先生に言われて、やれることを全部やっただけだし、、、
でも、しいて言えば、、、」
小原 「しいて言えば?」
Mさん「やっぱり今までが甘かったのかなあ。。。
練習だってちゃんとしていなかったし、、、って、今にして思えば感じますね」
小原 「そうなんですか」

 
今まで練習していなかった人が、プロのアドバイスを受けて練習をすれば、
成果は出るのはある意味当たり前なのかもしれません。
でも、そういう人は他にもたくさんいるはずです。
そう考えると、まだ納得できない気になる点がありました。

 
小原 「でもね…甘いっていっても、今までだって同じような感じで
他の人からレッスンを受けていたわけでしょう?
Mさん「ええ、そうですね」
小原 「それまでと何が違ったんですかね?
スグに成果のでる人と、いつまでたっても成果がでない人、
何が違うんですかね?」
Mさん「そうですねぇ、、、 恐らく、その前だと思いますよ」

 
■まさかの3回連続140叩き
小原 「その前?」
Mさん「そう。うまく行きだす前は、本当にひどかったんです。
三回連続で140を叩いたこともあります。140ですよ!」
小原 「140を3回も!」
Mさん「はじめに140を叩いたときは雨も降っていて天候が悪かったので、
『まあ天候のせいだろう』ぐらいに思っていたんです。
でも、次もその次も、天気は悪くなかったのに
また2回連続で140以上叩いてしまって、、、」
小原 「なるほど。。。」
Mさん「この時はさすがにゴルフをやめようかと本気で悩みました。
でもいろいろ考えて、どうしてもあきらめがつかなくて、
それで小原先生を紹介してもらったんです」
小原 「うーん、なるほど。その話は初耳でしたね」
Mさん「ええ。本当に悔しかったので、小原先生にも言いたくなかったんです。
そんなことを話して、変に同情されてもいやだなあと思って、、、」
小原 「そうだったんですね、、、」
Mさん「だから本当に必死だったんですよ」

 
■上達する人、上達しない人。その違いとは、、、
何が良くないのかを知って、上達のしかたを学んで、スグに行動する人。
その一方で、いつまでたっても行動しない人がいます。
まるで評論家のように。。。
もちろん、後者のゴルファーは結果が出ません。
「この二人の違いは何なんだろう?」と思って、Mさんに聞いてみたんですが、
その答えはこの「ひどい時期」にあるのかもりません。

 
ガンガン行動する人というのは、
いわゆるとってもシンドイ時期というのを経験しています。
とってもシンドイ時期に比べたら、行動することなんて屁でもありません。
だから、言われたことはどんどんやります。

 
一方、ひどくシンドイ時期がない人というのは、ぬるーく
「まぁ、スコアはちょっと悪くても楽しくやれればいいか、、、」
くらいの状態をずっと続けていて、肝心な時の行動力がありません。
なぜなら、ずっとその状態にいて、慣れてしまっているからです。
「コンフォート・ゾーン」という、心地良い状態になってしまっているのですね。

 
■心地よさは危険
何か新しいことをしなくても、ラウンドをすれば周りと同じぐらいの
恥をかかない程度のスコアで回れる。
意識的にはここから抜けだしたいと思っていても、
無意識的にはこんな状態が心地良くなってしまっているのかもしれません…

 
もしあなたがゴルフを続けていて、今の状態が心地よくなったら危険です。
それは成長が止まった証だからです。
人間は成長している最中でたくさんの失敗をします。
たくさんの恥をかきます。
たくさんの緊張する場面があります。
そして、その中でたくさんのことを学んでいくのです。

 
「一体、その二人の何が違うんですかね?」

 
はじめの質問の答えは、秘密のノウハウでも最新の方法でもありません。
その答えは何か???
あなたはこのメールから見つけることができたでしょうか・・・?

 
またメールします。
小原大二郎

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悪天候に負けないゴルファーになるポイント

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。
今日のお題は、雨の日、雪の日、風の強い日、、、
“悪天候時におけるポイント”
についてお話したいと思います。
いったいどのようなことに注意しながらプレーしたらよいのか?
具体的に説明していきますね。

 
コースでプレーをしていて、いつも天気で風もほとんどない状況なら
これほどラクはことはありませんよね。
プロのトーナメントでも、スコアが伸びる時というのは
そのような状況の時になります。

 
反対に、天気が悪い時ではどうでしょうか?
やはり色々と面倒なシチュエーションも増えますし、
スコアメイクも難しくなりますので、決して嬉しいものではないですよね。

 
■雨の日や雪の日の対処法
まずは、雨の日や雪の日についてです。
雨や雪の降り方にもよりますが、
こういう時でもいつものスイングができる準備をする必要があります。

 
もちろん、レインコートや傘をさすことも対策にはなりますが、
スイング時における一番のポイントは、、、
「グリップを濡らさないこと」
これに気をつけましょう。
グリップが濡れてしまうと、グリップに影響を及ぼして、
腕の力みなどが出て、普段のスイングが出来なくなってしまいます。

 
また、コースは芝が濡れているのでランが出なくなります。
キャリーの出るクラブを選択してショットするとよいでしょう。
そしてラフは、濡れることで芝の抵抗が普段とは違いかなり重くなります。
ですので、できるだけラフに入れないようなクラブを選択するとよいでしょう。

 
また、グリーンは濡れることで柔らかくなります。
その分重くなりますが、水が浮き出ているようなら
スピンが効きにくくなります。
対策として、グリーンの状況を把握しておくとよいでしょう。

 
■風が強い日の対処法
次に風の強い日についてです。
まずは、アゲンストの攻め方としては、
風の影響を受けない低い球を打つことがポイントとなります。
風が強いと、ボールへのバックスピンが多くなります。
距離は出ませんので大きめのクラブを使用しましょう。
また、曲がり方も大きくなりますので注意してくださいね。
逆にフォローでは、高い球を打つことで距離を出すことができます。
ボールの曲がりは少なく、バックスピンはあまりかかりません。

 
最後に横風です。
これが一番難しい状況になります。
やはり低い球を打つことが一番ですが、
風向きと自分の持ち球を考えて打ち出す方向を決めましょう。
持ち球がフェードであれば、風が右から左へ吹いている場合なら、
風とケンカさせることになりますから、それほど打ちにくくないと思います。
一方、左からの風の場合には難しい状況になります。
打ち出す方向と良いクラブ選択を行いましょう。

 
最後にスイング時におけるポイントとしては、
風の影響で体がフラつかないように気をつけましょう。
スタンスを少し広い目にして土台を固めることを意識してください。
また、パターでは体が動かないようにしましょう。

 
当たり前のことですが、悪天候はプレイヤー全員に平等です。
しかし、そこでどのようにふるまうかは個々の対応次第ですし、
その対応によって結果も変わってきます。
ぜひ参考にしてみてください。

 
またメールします。
小原大二郎

 

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スコアのことばっかりになっていませんか?

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日はゴルファーなら必ず考える「スコア」についてお話しします。
私もレッスンやメールで何度かお伝えしていることなのですが、
このことをきちんと知っていただくことが
あなたの今後のゴルフに大きな影響があると思っています。
繰り返しのことも多いかもしれませんが、気軽な気持ちでお読み下さい。

 
■100切り、90切り、シングル、、、
私に関わる生徒さんの多くが、こんなことを言ってくださいます。

 
「今まで100が切れなくて本当に悔しい思いをしてきましたけど、
小原さんのおかげで、100を切ることができました。
一度はゴルフをやめようと思ったこともありましたが、
あきらめずに続けてきて本当によかったです」

 
「100から90を切るのは意外と険しい道のりかなと思っていましたが、
『100を切ることの先に90切りがある』という小原さんの言葉を信じて
練習を続けてきたおかげで90が切れました。ありがとうございます」

 
「100を切れなかったころから『シングルになる!』と周りに言っていて、
初めはゴルフ仲間たちも半信半疑だったんですけど、
ラウンドで79で回った時の仲間からの祝福は、一生忘れることが出来ません」

 
私も多くのアマチュアゴルファーさんを教えていて、
こうした言葉をいただけることが何よりの喜びになっています。
本当にありがたいことです。

 
■小原大二郎に対する誤解
しかし、このようなお客様からの声を紹介すると、
「小原さんに教われば、スコアを縮めてくれるんだ」
と思われてしまうことが時々(というかしょっちゅう)あります。

 
しかし、、、、厳密にはそれは違います。

 
ハッキリ申し上げまして、私がやっているのは、
「スコアを縮める」ことではありません。
(もちろん、結果としてスコアはよくなるのですが)
私がやっているのは、ゴルファーのスイングを作り、
そのスイングによってどのような状況にも対応できるスキルを高めることです。
ただ、生徒さんたちにとって、結果が一番わかりやすいのはスコアなので、
そのことをおっしゃっていただいているのだと思います。

 
ゴルフスクールやゴルフ雑誌などにありがちな、
いわゆる「応急処置的」だけをして、とりあえずスコアだけを縮めて
生徒さんに満足してもらおう、というようなことをするつもりはありません。
なぜなら、そのような処置をしたところで、
ビジネスゾーンなど、スイングの根本が改善されていなければ、
また元の状態に戻ってしまうか、さらに悪い方向に行ってしまうからです。

 
それでも、私が教えた方はスコアのことばかりおっしゃいますが、
私はレッスンではスコアをよくしようとすることは優先順位としては
どちらかというと「二の次」です。
スコアのことは、生徒さんの今の実力を知るために参考にするだけです。
経験上、スコアのことばかりを考えてしまうと、スイングが崩れてしまい
あらぬ方向に行ってしまうことが多いような気がしています。

 
■目指す山は一つ
これもよく誤解されるのですが、
「100切りの山」

「90切りの山」

「シングルの山」
これらの山は、別々にあるのではありません。
ゴルフという一つの山に、スコア100、スコア90、
そしてシングルという「通過点」があるだけです。
だから、100切りと90切りはつながっています。
もちろん、自分の現状や得意、不得意によって練習内容は変わるかもしれませんが、
目指しているものは同じです。

 
たとえば90切りであれば、
・ストレートボールだけではなく、
確実な方向性を持ったフェードや飛距離の伸びるドローが打てる。

・傾斜地やバンカーなどの対処法をきちんと知っていて
どのようなライからでも確実な方向性や飛距離が確保できる

・林に打ち込むなどのトラブルに見舞われても、
意図的に曲がる球を打つことでグリーン方向に向かう球が打てる
これらのことが少しずつできるようになっていく必要がありますが、
ここに書いたことは全て、100切りを目指した時に
スライスやフックを打たないようにしたことの先にあるものです。

 
そしてこれらすべてが、私が何度もお伝えしている
スイングの「ビジネスゾーン」に関わるところです。
プロだからといって、フルスイングでバンバンボールを打つことはありません。
逆に、ビジネスゾーンの練習なしの練習メニューはきっとありません。

 
ゴルフという一つの山を登るためには、
あなたが日々行うビジネスゾーンの練習が不可欠だということ。
その練習を日々続けること。
その先に、たまたま「スコア」と言う結果があるだけなのですから、
結果のスコアを出す前に、スコアのことばかり考えるのは
ある意味ナンセンスなのです。

 
この機会に、頭の中がスコアのことばかりになっている人は、
ちょっと気をつけてみてくださいね。
またメールします。
小原大二郎

 

 
追伸
だから、スコアというのは、継続した生徒さんの手柄であって、
私が出した結果ではない、といつも思っています。

 

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練習を断ち切る勇気を持つとうまくなる

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
今日は「練習を断ち切る勇気」についてです。

 
たとえばあなたが、雑誌やゴルフの教材などを読んでいて
「ああ、確かにこの練習いいなあ、、、」
としょっちゅう思ってしまうなら、
ちょっと注意したほうがいいかもしれません。

 
■なぜ他の練習に目移りしてしまうのか?
ゴルフ雑誌なんかを読むと、これだけであたかも魔法のように
うまくなるみたいなことが書いてあるので、つい興味がわきますよね。
そういう気持ち、私もよくわかります。
でも、ちょっと待ってください。
その練習は確かに優れたものかもしれませんが、
あなたが本当に望む結果をもたらしてくれるでしょうか?

 
たとえば、あなたの今の課題が30~50yぐらいのアプローチに課題があり、
その練習をすれば何とか100切りに近づけそうだとしましょう。
しかし、そんなときにふと雑誌で目にした
「あの××プロもやっている、ラクラク250y飛ばせるドライバー練習法」
の記事を見てしまったとしたら、、、どうしますか?
確かに飛距離はゴルフでは大きなアドバンテージになります。
でもついつい、気になってしまいますよね。。。なぜでしょうか?

 
■今、何の結果がほしいのかを明確にしておこう
そのように考えてしまうのはきっと、
あなたの中でほしい結果が明確になっていないからだと思います。
もしあなたの目標が100切りであって、
アプローチの練習をすることで最短で100を切れることを
本当に腹の底で納得しているのなら、目移りはしないはずなのです。

 
もしここであなたがドライバーの練習に精を出してしまったのなら、
あなたの第一の目的は「100切り」ではなく
「ドライバーを思いっきり飛ばしてスカッとしたい」

「飛距離を出して周りをアッと言わせたい。いいところを見せたい」
といったことを優先しているのかもしれません。

 
せっかくアプローチをよくするためにビジネスゾーンの練習に精を出していたのに、
その時間を他の練習にあててしまったら、、、
せっかくの求めている結果が遠のいてしまうかもしれません。

 
ここで大切なのは、、、
自分が今、どんなの結果がほしいのかを明確にしておくことです。
そして、その結果から離れてしまう、遠ざかけてしまうものについては
今は思い切ってやらないようにすること。
これが目の前の結果を出すためにはとても大切です。

 
■やらない練習を決めるほうが実は大事
私はよく思うのですが、目の前の目標(たとえば100切り)を
確実に達成するのに大切なのは、
「やらない練習を決める」
ことだと思っています。

 
アマチュアゴルファーが無意識にやってしまうのは、
「いいと思ったことは全部やってしまう」とうことです。
しかし、もしあなたの100切りの突破口がアプローチなのだとしたら、
アプローチ以外の練習は一切やらないぐらいがちょうどいいです。
そのために飛距離は伸びないかもしれません。
セカンドショットの精度が上がらないかもしれません。
しかし、そこでドライバーやアイアンのショットに目移りしてしまうと、
結果が出ない、そしてゴルフがいやになってしまう、、、
そんな悪循環に入ってしまいます。

 
ここで重要なのは、
「今の自分は(←ここ重要)何を捨てるのか」
ということを、自分のノートやメモに書いておくことです。
「こんな練習はしなくていいかなあ」と何となく考えている人はいても、
そのことを明確にしておく人はほとんどいません。
しかし、自分の基準をはっきりさせておくことによって、
目の前の目標とそれを達成するための方法からズレるものに対して
目移りすることが減っていきます。

 
■ゴルファーにとって最大の資源は時間
「やらない練習を決める」ことの重要性は、このメールを読んでくださっている
あなたであればよく分かっていらっしゃると思います。
しかし、練習を絞るというのは、アマチュアゴルファーとして生きる大切な時間を
自分の目標を達成することに集中しましょう、という意味でもあります。

 
当たり前のことですが、時間は無限にあるわけではありません。
特に忙しくお仕事をしながらゴルフを楽しんでいらっしゃる方にとっては
仕事で得られる利益を「捨てて」まで練習をなさっているわけですから、
納得のいく、いい結果を出してほしいと思っています。

 
これをやると、初めのうちは未練のようなものを感じるかもしれません。
しかし長期的に見れば、必ずやってよかったと思えるはずです。
不必要な練習を断ち切る勇気、ぜひ持つようにしましょう。
またメールします。
小原大二郎

 

 

 

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ゴルフスコアアップの間違い top3

2012.12.05
obara

From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、

 

おはようございます、小原大二郎です。

 
私がゴルフを始めたのは18歳の時のことです。
始めた当時というのは、今の時代に比べれば
うまくなるための教材も今ほど多くはありませんでした。
「こんなことをしていて、本当に上手くなるのだろうか?」
正直、そんなことも考えながら、
手探りでやるしかないような時代だったと思います。

 
その点、今のジュニアゴルファーなんかはとても恵まれていますよね。
ジュニア向けのスクールも数多くありますし、
子ども向けのゴルフギアなどもたくさんありますからね。

 
しかも私の場合は、18歳からゴルフを始めたもんですから、
他のジュニア上がりのゴルファーと違って、たくさんの苦労もしました。
おそらくあなたも大人になってゴルフを始めたと思いますので、
そういう点ではあなたと同じかもしれませんね。

 
そんなわけで、私も今までいろいろな間違いをしてきましたし、
周囲のいろいろな間違いを見てきました。
その中でも「これは、、、」ということを、
「ゴルフスコアアップの間違い top3」
というような形で、いくつか紹介しておきますね。

 
■1.いつでも1人だけで練習をする
私もプロゴルファーの研修生の頃は、研修生仲間といっしょに
ああでもない、こうでもないと練習をしたものです。
お互いにプロを目指しているので、ライバルでもあるのですが、
戦友としてお互いを高めあってきた仲間たちです。

 
もしあなたにお互いを高めあえるゴルフ仲間がいるようなら、
そういう仲間と一緒に練習する時間を作ることをオススメします。
誰かに誘われてゴルフを始めた、という人も多いでしょうから、
そういう方はそうしたゴルフ仲間を大切にするといいですね。

 
でも、これには二点、注意があります。
一つ目は、馴れ合いにならないように気をつけること。
馴れ合いでお互いに集まって練習をするのはかえって逆効果です。
もちろん、ゴルフだけのつながりではないと思いますので、
そのへんはうまく折り合いをつけるようにしましょう。

 
二つ目の注意としては、
個人練習の時間をそれ以上に大切にするということです。
いつでもみんなで練習しろと言っているわけではありません。
究極的にはゴルフというのは一人でするスポーツですから。
しかし、いつでも一人ぼっちというのでは、
モチベーションを維持するのがなかなか難しい面もあります。
そういうときに、同じ志を持つ仲間がいると心強い、ということです。
一人での練習時間をきちんと大切にしつつ、
ともに高めあえる仲間を持つことが大切、ということですね。

 
■2.友達に教えてもらう・友達を教える
これは1つ目と両立をするのが少し難しいかもしれませんが、
ゴルフの場合、友達同士でお互いに教えあうのは
かえって逆効果になってしまうことが多いようです。
あなたの友達がプロ並みに教えるのが上手いなら話は別ですが、
たいていの場合は、そうではないと思います。

 
逆もそうで、たとえあなたが何かに気づいたとしても、
そのことをストレートに伝えるのはほどほどにしましょう。
プロのコーチというのは、その人が吸収しやすいように
細心の注意を払って言葉を選び、話しているものです。
100が切れた、90が切れた、シングルになれた、というのとは
ちょっと違う次元の話なので、自分でもできると思わないほうが無難です。

 
でもたとえば、立場的に先輩に当たる方からアドバイスをいただく、
なんていうシチュエーションはあるかもしれませんね。
そういう場合は、役に立ちそうなことは聞きつつ、
そうでないことは話半分ぐらいに聞いておく、、、
それぐらいがちょうどいいのかもしれません。

 
結局のところ、ゴルフは全て自己責任。
誰に教わったとしても、最終的な結果には自分で責任を持つ。
お互いにするのは情報交換ぐらいにしておいて、
にわか仕込みの状態で教えあうことは避けるようにしましょう。

 
■3.すべての練習をまんべんなくやる
私もいろいろなところで何度も言っていることですが、
これがゴルフ上達で一番重要なことかもしれません。
ドライバー、アイアン、ウェッジ、パター、、、
全ての練習をまんべんなくやったり、毎月のゴルフ雑誌を読むことで
練習メニューを変えたりするのは一番よくありません。

 
今の自分の課題は何か、どこを伸ばせばスコアがよくなるのか、
それを考えた上で練習メニューを組むようにして下さい。
「いやあ小原プロ、それはボクもわかってるんだけど、
そういうのってたいてい、単調な練習が多くって、、、」
このようにおっしゃる方もいるかもしれません。
その気持ちも、とてもよくわかります。
ですが、それが一番早く結果が出ると分かっているのなら、
まずやってみることです。そして、早く結果を出すことです。

 
確かに一つひとつの練習は単調かもしれません。
しかし、結果が出れば、単調な練習も楽しくなるものです。
結果が出ないから楽しくないだけなのです。
あなたがたとえば、あまりやりたくない営業の仕事をしていたとして、
それがキライでも、結果が出てお金がたくさんもらえていれば、、、
ついつい続けてしまいますよね? それと同じことです。
(とはいえ、ずーっとキライなままではちょっと問題ですが)

 
以上、思いついたままに書いてしまいました。
これは他にもいくつかありますが、
思い出したらまた書こうと思います。

 
あ、ちなみに最大の間違いは、、、
「ゴルフがキライなまま、ゴルフを続けてしまう」
ことかもしれません。
もっともそういう人は、
このメールを読んでいらっしゃないと思いますけどね…

 
またメールします。
小原大二郎

 

 

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