From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日はお伝えしたい話があるのに、どうもうまい書き出しが浮かびません。
できるだけあなたに確実に読んでもらえるように、
このメールに入り込めるような文章を書きたかったんです。
ですが、しょせん私はプロゴルファー。
そんなにうまい文章を書けるわけではないので、あえてストレートに書きます。
今日の記事は短めですが、
ゴルフの成果を出すための重要なヒントが入っているので、
ぜひじっくりと読んでくださいね。
最近、100を切れないと悩んでいるお客様のレッスンをすることになりました。
その方はMさん。40代の自分で会社をやっていらっしゃる方で、
ビジネスでも成功しています。
ゴルフ歴は10年ちょっとですが、会社も軌道に乗ってきたので、
健康のためにも、本腰を入れてゴルフをやろうと一面発起されたそうです。
初めに、Mさんに目標をうかがいました。
「やるからには、2年以内にスクラッチになりたいです」
※注:スクラッチ=ハンディキャップゼロ
正直、今の現状からしたら、かなり高めな目標設定です。
Mさんがおっしゃるには、
「僕は会社を経営していても、できるだけストレッチした目標を立てることで
ここまでやってきたんです。だから、それぐらいの設定のほうがいいかなと。。。」
ということでした。
■斬新なアイディア
しかし、その高い目標のせいで、私は危険な思考に陥ってしまったのです。
というのも、Mさんの高い目標設定を聞いてから数日間、私は
「どうすれば、Mさんにこの高い目標を達成させられるだろうか?」
と、今までのやり方「じゃない」やり方やアイディアを求めていたのです。
Mさん、今は100を切れていませんが、決して筋が悪いほうじゃないです。
でも、、、今の時点で、Mさんがスクラッチになるイメージが描けず、
斬新なアイディアもありませんでした。
どれも小物というか、少しは成果につながりはするものの、
目標の100分の1くらいの成果しかもたらさないような、小さなアイディアばかりでした。
そこから数日、他の仕事をこなしながら、アイディアを探す「旅」を続けていました。
私は迷ったとき、過去のゴルフノートを見返すようにしています。
きっとこの中に答えがあるに違いない。
そのノートをぱらぱらとめくっていたところ、衝撃的な言葉に出会いました。
正直、なんでこんな言葉を書いたのか、全く忘れていました。
誰かに聞いた言葉なのか、自分で書いた言葉なのかすら忘れてしまいましたが、
今回のMさんのことの答えがハッキリと書いてあったのです。
「私はプロゴルファーになる方法は知らない。
しかし、18ホール中に1ストローク縮めるための1000通りの方法は知っている。
私はその1000通りの方法を全て実行しただけだ」
なぜこんな言葉が自分のノートに書いてあったのか、今でも全くわかりません。
しかし、私は後頭部を思いっきり殴られたような衝撃を受けました。
■ガツン!! やられた!!
そうです。最も基本的だけど、最も重要な事を忘れてしまっていたのです。
Mさんの大きな成果を考えるあまり、
何か一撃ヒットで状況が全く変わってしまうようなそんな「新しい方法」を
探していた自分に気づいたのです。
自分が今までやってきた「新しい方法を探すことをやめる」ことこそが、
大きな成果を出す最大の方法。そのことに改めて気づくことができました。
大きな成果を上げる方法は「一撃必殺ホームランを打つ」のではなく、
「小さなヒットをたくさん積み上げる」ために大量の行動をすること。
Mさんがスコアアップする可能性のあるアイディアを全て実行すること。
だったのです。
■アイディアを即実行に移す。
「行動」「実行」からしか結果は得られない以上、
これが最も早く、最も確実に成果を出す秘訣。
ついつい基本的なことを忘れてしまっていた僕は、
脳みそをガツンと打たれたような衝撃でした。
自分のことであれ、他人のことであれ、やることは同じ。
アイディアを即実行に移す。
アイディアを即実行に移す。
アイディアを即実行に移す。
そしてフィードバックを得て修正することによって
「成功する理由」を積み上げる。それしか方法はないのです。
そして、そのノートの後には、こんなことも書いてありました。
「成功したければ、成功した人の後ろに数日間ぴったりついて、
彼が何をやっているかその全てを観察してみるべし。そうすればあなたは気付くはずだ。
『なるほど彼が成功するのは当然だ。あれだけのことを全部やるのだから』 と。」
Mさん、一緒に地味な練習、いっぱいやりましょうね~!
またメールします。
小原大二郎
追伸
にしても、なんであんな言葉がノートに書いてあったんだろう。。。