From:小原大二郎
千葉の自宅より、、、
おはようございます、小原大二郎です。
今日は「プロのマネをする」ということについてお話しします。
雑誌なんかを見ていると、プロのスイングの連続写真とか、
そんなものがよく載っていますけれど。。。
そんなことについてのお話です。
■プロのスイングがしたい!
私が教えているHさんという方がいらっしゃいます。
Hさんは50歳台後半の男性の方で、ベストが15年前に出した90。
それからお仕事がお忙しくなったこともありゴルフから遠ざかってしまい、
じりじりと平均スコアが落ちてきてしまい、、、
今では100を切ることも少なくなったのだとか。
仕事のほうが一段落されたということで、
ゴルフを本格的に再開して、かつてのベストを超えようと、
私のところにやってきました。
しかし、このHさんですが、
ちょっと一つだけ、問題をお持ちだったんですね。
何かというと、、、とにかくプロのやることを追いかけてしまうんです。
プロはどんな練習をしているのか?
プロはどんなクラブを使っているのか?
プロがしているスイングをマネしたい!
ベストを出す前の頃から、プロと同じようなスイングにあこがれて、
ゴルフ雑誌やプロのビデオなんかを見ていらしたそうです。
当時は全くレッスンなどは受けておらず、
自分なりに工夫してやってきたのだとか。
■いつの間にか100が切れなくなって。。。
お仕事はその後忙しくなったものの、ゴルフは続けていらして、
その頃にもプロのスイングやら何やらを追いかけるクセは
相変わらずだったようです。
そして、先ほどお話したようにジリジリとスコアを落として、
90台を出すことも少なくなったのだとか。。。
確かに、プロのスイングは誰もが憧れてしまいますよね。
スイングもキレイに見えますし、飛距離も方向性も安定しています。
実際、Hさんが初めて私のところに来た時のスイングも、
あるプロゴルファーのスイングに似た打ち方をしていました。
このスイングで、10年以上やってきたとおっしゃっていました。
そのスイングを見て、私は率直に申し上げました。
「Hさんの年齢や身体の柔軟性を考えると、
今のスイングだと、身体に無理が来てしまうかもしれません。
スコアを落としているのも、そのせいかもしれません。
まずはHさん自身が自分の身体の状態を知って、
その身体に合ったスイングを身に付けていったほうがいいです。
そのことで身体の負担も減らせます。
そして、クラブセッティングもプロ志向の感じなので、
ちょっと見なおしたほうがいいかもしれませんね」
■念願のベストスコア88!
このように率直にHさんにお伝えして、
気を悪くされるのが心配だったのですが、、、
初めはHさんも少し難色を示されていらっしゃいましたが、
最後には私の言っていることを理解してくださいました。
そこからは、私が指摘したように、
自分の身体の現状を知ることから始められました。
Hさんは自分の身体に合ったスイングを身につけようと努力され、
自分ができる範囲で維持のためのトレーニングもされました。
その結果、、、
なんと! 20年ぐらい更新できなかったベストスコア90を更新
88で回ることができたそうです。
Hさんも、
「還暦を迎える前にこのような結果が出せてうれしい」
「次は80切りを目指してがんばります」
とおっしゃってくださいました。
私の経験上、どんな人であれ、
今よりもゴルフを上達させることは可能だと思っています。
ただしその時に、今のやり方を変える必要もあって、
今までのやり方に固執しないことが大切になってきます。
Hさん、これからもがんばっていきましょうね!
またメールします。
小原大二郎