2020.12.27
From:大森睦弘
神戸の自宅より、、、
こんにちは、大森睦弘です。
さて、今回は
「セットアップで最も忘れがちな重要なこと」
というお話をさせていただきます(ビデオ&おまけあり)。
ズバリ言って、セットアップでは正しく向くことは
非常に重要なことなのに、それに対してほとんどのゴルファーは
考えかたも実際の行動も甘すぎます。
ただでさえも方向を狂わす罠は、
ラウンドはもちろん練習場でもたくさんあります。
たとえば。。。
(続きはビデオにて)
セットアップで最も忘れがちな重要なこと
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方向性を狂わせる要因
セットアップでは正しく向くことの理解と対処方法を知らなければ、
無駄な努力をすること間違いなしです。
そもそもゴルフではボールの横に立ちますが、
それだけで方向は定めにくくなっています。
なぜなら本当は単純な遠近法の原理ですが、
遠くのものは目の位置に集まってくるからです。
そのため、セットアップでボールが体の正面方向に離れていると、
ボールの出だしはターゲットに対して右方向に見えます。
そのほかにも、方向性を狂わせる要因があります。
左右でどちらかに大きなものがあると、
その反対方向を向きやすくなります。
ボールを曲げたいときでも30yぐらい先に
仮想的な大きな木をイメージするだけで、ボールは曲がります。
スイングを良くしようと誰でも思います。
しかし、打ち出したい方向へ向いていないのに、
スイングでなんとかしようとしても
そのスイングそのものが複雑になって難しくなるだけです。
そこで、正しく打ち出し方向へ向くことができるための、
テクニックを見てみましょう。
そんなただ向くだけのことに、技があるのかと思っていませんか。
そう思っていたとしたら、セットアップで正しい方向を
正しく向くことへの認識が甘すぎて、
ゴルフの多くの場面で大きな損をしています。
正しく向く
まずは練習場で、正しく振り出し方向を向いていなければ、
良いスイングなんてつくれるはずはありません。
そこで、練習場でマットの方向に打つなら、
そのマットがどっちを向いているのかをきっちり確かめて、
その方向にターゲットを見つけてショット練習します。
クラブのシャフトを両手に持って、テーパーになったシャフトの
右端のラインとマットのボールのある位置のラインを重ねて
マットの方向のラインを確かめます。
まずはターゲットありきでしたら、何十ヤードとかの看板に対して
ショットしないクラブなどを向けて練習しましょう。
コースでは、ボールの先1〜2mに、
ボールとターゲットを結んだ仮想的なラインをイメージして、
そのターゲットラインに対してヘッドをきちんと向けます。
ボールを真っ直ぐに飛ばすにしても曲げるにしても、
セットアップでのヘッドの向きにボールは最終的に到達しやすくなります。
そして、そうなるようにスイングするようにすれば、
コントロールが簡単になります。
コースで素振りは
また、コースで素振りをボールの横でやっていませんか。
多くのゴルファーはショットする直前にボールの横で素振りしてから、
ヘッドをボールにセットしています。
しかし、それではせっかく精度良くターゲットラインを確認していたとしても、
それを見失ってしまいます。
ある程度再確認できたとしても、ガクンと精度は落ちます。
コースでの素振りはボールの後方でやってからターゲットラインを確認して、
そこから絶対に目を離さないままボールの横にきてヘッドをきちんと向けて
ボールにセットしましょう。
右足を一歩前に出す
そして、セットアップでヘッドをボールの後ろにバッチリと
ターゲットを向けてセットするためには、やはり簡単なコツがあります。
非常に単純な動作ですが、ボール方向に右足を一歩前に出してから
右股関節を意識して曲げるようにして、上半身を前傾するようにすると良いです。
そうするだけで、ヘッドの向きに意識がフォーカスできて、
方向性への集中力が何段階も向上します。
そして、できれば、ヘッドをボールにセットしてからは、
上半身は出来るだけ動かさなくても良いようにしたほうが、
せっかくの正しいヘッドの向きは狂いにくくなります。
そのため、グリップや腕の形やシャフトの傾きなどは、
真っ直ぐに立ってつくっておいて、その形を維持したまま
右足を一歩出してヘッドをボールにセットするとなお良いです。
こんなこととお感じだと思いますが、
この右足一歩前が想像を絶するほど正しい向きを向くための妙薬です。
まだまだほかにも正しい方向へ簡単に向くことができる
テクニックはありますが、まずは今お伝えしたことだけは最低守りましょう。
良い方向性の中で最高のスイングを育てながら、
コースでも騙されることなく思い描いた方向へボールを運びましょう。
ヘッドを正しくセットすれば肩も決まる
ヘッドを正しくセットすれば、
肩の向きもきっちり決めることができます。
真っ直ぐに立ってグリップまでつくってしまえば、
肩の向きとヘッドの向きは精度良く決めることができます。
良い姿勢で真っ直ぐに立てば、両肩のラインは水平になります。
そして、ヘッドの下の端であるリーディングエッジが垂直になるようにすれば、
まさにヘッドをターゲットに向ければ両肩の向きもターゲットを向きます。
スイングは左肩の向きに振られやすいので、
セットアップで左肩をきちんと振り出したい方向に向けることは
全てをシンプルにして良いゴルフができるための絶対条件です。
振り出し方向とは
ところで、私は良く振り出し方向という言葉を使います。
本来はターゲット方向と軽く言い放ちたいところですが、
正確を期するために振り出し方向としています。
ボールを真っ直ぐに飛ばすなら、ターゲットの方向へ
振っていけば良いので、ターゲット方向は振り出し方向と一致しますから
ターゲット方向と言えばそれですみます。
ところが、ボールを曲げるときは、
ターゲット方向に対して左右に振り出します。
ボールはボールヒットでのほぼフェースの向きに飛び出し、
軌道に対するフェースの向きに曲がります。
打点での曲がりなどもありますが、フェースの向きに関係する曲がりは
かなりのウエイトを占めています。
例えば左に曲げるなら、セットアップでヘッドはターゲットに向けておいて、
右を向いてターゲットの右に振ります。
そのため、振り出し方向であるスイングの方向はターゲットの右向きになります。
しかも、コースでは真っ直ぐに打とうとするより、
曲げたほうが絶対安全です。
ハザードなどのいって欲しくない方向へ打ち出して
その反対方向へ確実に曲げることさえ行っておけば、
大ダフリとトップがなければまず大叩きにはなりません。
練習場でターゲット方向に何か向けるなら
ところで、練習場でターゲット方向に何か向けるなら、
スイングしない他のクラブを使えば良いです。
ヘッドを振り出し後方の自分側に向けて、
シャフトをターゲットの少し左に向けます。
ヘッドは振り出し方向やボール側にあると、
無意識の中で邪魔に感じて動きに影響を与えますから、
できるだけそうならないように配慮します。
そして、本当はボールのラインにシャフトなどをおけば、
それをターゲット方向を向ければ良いだけですが、
実際にはそこには置けません。
それで、体側に置くことになりますが、
そうするとターゲットラインと平行にすると置いたシャフトなどは
その分ターゲットより左を向きます。
ターゲットラインと平行なものに
ヘッドのリーディンエッジが直角になるようにするだけで、
ボールにセットしたヘッドはターゲットをきっちり向きます。
ボールに対して体側へ15cmのところにシャフトを置いたなら、
それがターゲットの15cm左を向くようにセットすれば良いです。
ボールの直径は42.67mm以上となっていて、だいたい4cmですから、
ターゲット近くに転がっているボールを目安に決めることがコツです。
方向精度は重要
ところで、思った以上に方向に対する精度は重要です。
マーク・ブロディ氏の統計的によると、
一般ゴルファーでは方向性が1度良くなると平均スコアは
ほぼ1縮まるとなっています。
ところが、多くのゴルファーを見ていると、
10度ぐらい間違った方向を向いています。
そうなると、正しく向くようになるだけで、
10打も縮めることができます。
信じられないかもしれませんが、これが事実です。
練習場で調子が良かったのに、コースに出たら
その期待が泡のように消えたなんてよくあるのではないでしょうか。
その第一の原因が、練習場とコースでの
セットアップでの肩の向きの狂いにあります。
しかし、ほとんどのゴルファーはラウンド中にスイングを修正して、
なんとか立ち直りたいと考えています。
しかし、スイングはほんの少し変化しただけで、
結果は大きく異なります。
それを練習場で、同じ条件で何発もボールを打てるなら良いですが、
コースの一期一会の状態ではかなり困難な作業となります。
練習場からコースまで、先ほどお伝えしたようなことを
きっちり守っておけば、練習と同じようなショットを連発できます。
では、また。
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